2019年9月12日

アレルギーっ子ママの防災ハンドブック(4)

今週は「アレルギーっ子ママたちが考えた防災ハンドブック」を取り上げています。食物アレルギーがあると、支援物資や炊き出しが食べられないケースがあるということで、「日ごろの備え」や「アレルギー配慮商品の一覧」をまとめた一冊です。

このハンドブックには、番外編として、「アトピー性皮膚炎」や「喘息」に関するアドバイスも載っています。お話は、LFA JAPANの代表、大森真友子さんです。

◆番外編 喘息やアトピー性皮膚炎の防災ハンドブック
食物アレルギーがある方は喘息やアトピー性皮膚炎を一緒に持っている方が多いので、そういった方たちの声も冊子の中には組み込んでいます。例えば、これはわたしもはっとしたのですが、被災地で給水車が来たときに配られた水でアトピーが少し悪化したという声がありました。やはり衛生面の配慮から少し塩素が強めだったところもあるみたいで。被災者の経験者によると、一日お水を置いておいて翌日に使うと塩素が弱まっていいよ、という知恵を教えてもらいました。

またアトピーの方の備蓄には爪切りを入れておいたほうがいいよ、というのほアトピー協会さんに教えてもらって、被災地では爪が長くなってしまうと、掻いたときに皮膚炎がより悪化してしまうので爪切りは必要だなと思いました。

喘息の方は、避難所などでは電気の使用が限られているので、できれば電気式でない吸入器を普段から練習しておいたほうが、いざというときに役立つということでした。そのような内容が載っています。


災害のときは普段通り病院に行ったり、薬を買ったりすることができません。またお風呂や洗濯も限られるので衛生面でも病気が悪化しやすい環境です。やはりアトピーや喘息の方も「自助」「自衛」が必要です。

ハンドブックはLFAのサイトから無料でダウンロードできますが、「ブックタイプの冊子が欲しい!」という方はクラウドファンディングのサイトへ。
LFAのハンドブックがダウンロードできるサイト
クラウドファンディングのサイト

パーソナリティ 鈴村健一

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