2019年9月16日

台風15号の被災地、千葉県館山市布良地区

今朝は台風15号によって大きな被害を受けた千葉県のレポートです。



9日に首都圏を直撃した台風15号。1週間が経った今でも、千葉県では10万戸近くが停電。住宅など被害を受けた戸数は今なお全容がつかめていません。県内の各市町村では、壊れた屋根にブルーシートをかけたり、復旧作業が進められていますが、中でも被害が深刻な南房総地方、館山市布良地区の住民の声です。

●「ブルーシート貼る職人さんが必要」
「今は公民館でブルーシートとかちょっと食料頂いてきたんです。今日ぐらいから明日、雨って言ったでしょ?だから屋根、できればブルーシートやったり土嚢つくったり・・・(ご自身でやるんですか?)お父さんがちょっと腰悪いんですけどね、もう待ってらんないから、いま少しずつやってるんです。大工さん頼んだって、相当被害すごいから何番に来るか分からないし、そう2階とかやっぱり危ないのは、素人さんではなかなか怖いからやっぱりそういう職人さんが一人でも先頭に立ってやってくれればいいんですけどね。」




2階建ての家の屋根に上ってブルーシートを貼るのは、慣れた方で無いと危険を伴います。スタッフが見る限り、8割以上の住宅が、屋根や窓が吹き飛ばされるなどの被害を受けていて、そしてほとんどの家屋が停電したまま。ガスと水道は通じている家が多く、食料などの救援物資も概ね足りている印象でした。

昨日は住民と、駆け付けたボランティアの方たちが協力して、夜の雨に備えてブルーシート掛けを急いでいました。そんな布良地区、災害対策スタッフの方に、“いまいちばん必要なもの”を尋ねたら、こんな答えが返ってきました。

●「ボランティアを指揮する人がいない」
「端的に言うとやっぱり『人』ではないですかね。人のコントロールができないんで。いまボランティアさんいっぱい来てるんで、例えば『屋根の上にブルーシートを貼ってください』とか、今日ようやく昼からですけど地元の建設協力会の方々と消防の本署の方ですね。その方がマンパワーで、やっぱり高いところ登らなきゃいけないですから、ようやく動き始めました。それとボランティアさんをコントロールするようにボランティアさん同士で組んで、お互いに情報共有してどこどこを補うというのが、ようやく今日から始まってきました。そんな状態です。」




現在、千葉県では、“おもに県内の方を対象にボランティアの受け入れを行なっている”ということですが、布良地区では“高所作業も出来る経験豊富なボランティアが足りない”、“そのボランティアを生かす指揮系統も確立できていない”という課題が確認できました。こうした細かいニーズがまだまだ把握されていないところもあるということ。

今後も可能な限り、この番組で伝えていきたいと思います。

なお、保田で聞いた話によると、ブルーシートはあっても、それを設営するときに必要な「土嚢袋」が足りない。あと地域によっては、ボランティアどころか消防すら入っていない、手つかずの被災地域もあるということでした。

パーソナリティ 鈴村健一

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