2019年9月23日

鴨川自然王国(1)


台風15号により一部で停電と断水が続く千葉県では被害が漁業や農業へも広がっています。
今朝は、千葉県南部の鴨川市、「大山千枚田」という棚田百選にも選ばれている土地にあって、農業体験の受け入れや、カフェもやっている農業組合法人
「鴨川自然王国」のレポートです。こちら、加藤登紀子さんの娘さん、Yaeさんの活動拠点でもあります。
代表、藤本博正さんに伺いました。

◆「電気が来てそれで終わりじゃない」
ハウスは風で飛んでしまって野菜の方は全滅した感じなので、野菜はあきらめています。幸いお米の収穫は8割〜9割終わっていたのでそれが本当に幸いしましたね。あとは下に降りるまでの道が全部寸断してしまって、電柱や木が倒れてそれが電線にひっかかり、車が通れない状況だったので、とりあえず道を復旧させなきゃってことで村の集落のみんなと力を合わせて通れるようにしたんですけど、最後に1か所電柱が3本倒れて電線もぐちゃぐちゃになっていたのでこれは触れないと、そこだけを除いてなんとか車が行き来できるようにはしたんですけど。ここはよく停電するんです、雪が積もって倒木したとか、台風とかで。だから停電には慣れているところがあったんですけど、ただ今回のように10日以上こんなに長く停電するのは初めてだったので、これは腹をくくらなきゃというのはありましたね。あと屋根が飛ばされた家も結構あるので、電気が来てそれで終わりじゃないなと感じています。


鴨川自然王国、台風の通過から12日目にようやく、電気が復旧したとのこと。
「電気が来てそれで終わりじゃない」と話していた藤本さんですがまさにここからがスタート。屋根や壁、ハウスの修理など、これから再建への道のりがはじまります。 

こうした中、政府は台風15号を「激甚災害」に指定する見込みと発表しました。指定されると、農地などの復旧事業に対する国の補助率がかさ上げされます。

LOVE&HOPE、明日も千葉・被災地のレポートをお伝えします。

パーソナリティ 鈴村健一

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