2019年10月16日

通電の際の注意点について

先日の台風19号、全国の広い範囲で河川が氾濫し、浸水被害をもたらしました。避難する際はますブレーカーを落とすことが鉄則ですが、水が引いたあと、水に浸かっていた自宅や車に電気を通す時にも、十分な注意が必要です。今朝はそんな「通電の際の注意点」について。


まずは浸水していた家などに戻った時の注意点です。


●まず停電のあとの「通電火災」について。これは9月の台風15号の時も、再三報道されたので、ご存知の方も多いと思います。
停電中は電気機器のスイッチを切り電源プラグをコンセントから抜いておく。ブレーカーも落とす。通電時には、漏水などで電気機器などが破損していないか、配線やコードが損傷していないか、燃えやすいものが近くにないかなど、十分に安全を確認してからブレーカーを戻し、一つずつ電気を入れる。

●建物や電気機器に見た目の損傷がなくても、壁の内側の配線の損傷や、電気機器内部の故障によって、通電からしばらく経ってから火災が起こることもあるので、匂いや煙を感じたらすぐにブレーカーを落として、消防機関に連絡する。


そして次に浸水していた家などに戻った時の注意点です。


●まず家電の電源プラグを全て抜き、照明などの電源もオフ。ブレーカーを落とした状態から、水につかった家電を完全に乾かしてから、ブレーカーを戻し、電源がつくか確かめる。

→浸水、水没した家電は、回路がショートして漏電する場合があって危険。家電メーカーは、「一見乾燥しているように見えても、内部が乾燥していなかったり、泥が残っていたりすると、発火の恐れがある」と注意を呼び掛けています。完全に乾いたかどうか判断できない場合は、電器店などに相談しましょう。

●電気機器は、拭いて数日間、乾かす。壁についたコンセントは、周りの家具などを動かして通気をよくして乾かす。

●エアコンの室外機が浸水した場合、中で循環するガスが漏れる可能性がある。絶対にさわらず、エアコンも使わない。水に浸かっていたら、必ずメーカーや電気工事業者などに点検してもらう。

●いま一般家庭にも設置されているソーラーパネルも注意が必要。実験では、太陽光発電システムが水没・浸水している場合でも、
光が当たれば300V以上の電気が発生していたという。感電の恐れがあるので、水没や浸水したソーラーパネルには、近づかない触わらない。がれきの中に落ちているソーラーパネルも同様。


そして水に浸かった車を動かすときにも注意が必要です。


●日本自動車連盟(JAF)は、水に浸かった車両は、電気系統(エンジンやヘッドライト等)の漏電で、火災が発生する危険性があるので、水害車両はいきなりエンジンをかけないよう注意を呼び掛けている。

●ユーザーが多いハイブリッド車や、電気自動車の場合、水没した時、車体と高電圧回路が絶縁されて、感電事故が起きないよう、
メーカーによって対策がされているが、車内に異物が混入したり、水が入ってショートしやすくなっているケースがあるので、むやみに電源を入れると車両火災につながる恐れがあるとのこと。水没車については専門の業者にみてもらうことが重要。


いずれも水没した場所で作業をするときは、水や泥に細菌などが含まれている場合があるので、直接肌に触れないよう、手袋やマスクをつけて、長袖で作業する。また、家電や家具ののちの補償のためにも、写真を撮っておくことも重要です。浸水した深さが分かるよう、家財と、近くの壁の泥の跡なども写しておくのが、ポイントです。

パーソナリティ 鈴村健一

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