2019年10月22日

避難所の運営「お祭りの運営をイメージして」

今週は「避難所での生活や運営のアドバイス」をお届けしています。
お話を伺ったのは、岩手県陸前高田市の佐藤一男さん。佐藤さんは、2011年の東日本大震災で被災しておよそ2カ月間、避難所で暮らしその運営にも携わりました。そのときの知恵やノウハウを生かして、現在は防災士、また避難所運営アドバイザーとして活動しています。

避難所の運営は、行政の職員だけでなく、地域の自治会や町内会などが中心となって行います。今日はそんな「避難所運営」のアドバイスです。

◆「お祭りの運営をイメージして」
わたしたちの場合にはお祭りの運営をイメージして避難所運営しました。会長さん副会長さん、いろんなものを作ってくれる人、食事を用意してくれるまかないの係、看護師さんのOBがいましたのでその人たちを中心に医療の班、義援金 が届きますので会計の担当など、それぞれの担当を、お祭りを運営するイメージで組み立てました。皆さん、それぞれ得意分野があると思うんです。趣味やお仕事によって。例えばロープワークが得意な人、例えば大工さんのようにものをつくるのが得意な人、看護師さんや保育士さんのように勉強して育児や保育の知識を持っている人。そういう技術、知識を出し合うことで避難所というのはお互いが助けあっている、お互いが支えてもらっているという雰囲気でうまく行くと思います。


さらに、佐藤さんはこう話してます。
「避難所運営は極力、行政に任せず、地域の方たちで行ってください。そして、行政の職員を本来の仕事に戻してあげてください。」
どういうことかというと・・被災すると、職員はそれでなくても、さまざまな業務に追われます。「被災全体の確認」「県や国への予算の申請」「住宅の被災具合の判定」「罹災証明書の発行」などなど。これ、地域の復興のためには、欠かせない仕事です。避難所運営を行政の職員に頼っていると、こういった仕事が遅れていきます。「避難所の運営を被災者本人が行うことで、地域全体の復興のスピードアップにつながります。」こう佐藤さんは話してくれました。

パーソナリティ 鈴村健一

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