2019年11月22日

長野市長沼地区のいま?春のアップルライン

今週は、台風19号で大きな被害を受けた、長野県長野市長沼地区からのレポートです。

千曲川の堤防決壊から、1ヶ月以上が経過。長沼地区は、本来の風景を取り戻すため、一歩一歩、歩みを進めています。5日間にわたり、長沼地区 自治協議会・会長柳見澤宏さんの声を届けてきましたが、最後は、その「本来の風景」とはどういうものか。それを取り戻すために必要なことは何か、というお話です。


◆りんごの花色づくアップルライン
(聞き手:JFN7局ネット「Hand in Hand」MC・高橋万里恵)
長沼地区というのは調整区といいまして宅地が造営できないんですよ。国の施策としてこの地域は農園、リンゴを栽培する環境を担保していく土地になっているんです。ですから余計にここでリンゴ栽培するとことへの思い入れがあるんです。だからリンゴに対する愛情もありますし、この地域に対する想いもみんな持って継承されてきてると思いますね。
(まだ台風から1ヵ月ちょっと。復興へのメドはすごく難しいと思うんですが、でも確実に一歩ずつ進んでいる最中)
そういう手ごたえはあります。住民の皆さんのお気持ちを聞きながら、次にどういうことを展開していくのがこれからの長沼に残していけることなのか。「リフレッシュ長沼」ということで、さらに長沼の良さを発信できるような場所にどうやっていくかが課題になるかなと思っています。
(柳見澤さんに教えてもらった言葉「アップルライン」という言葉がすごく気になって)通っていただくと、道の両側にりんご畑がずっとあるんですよね。それから今回決壊した千曲川の土手なんかも、両側にリンゴがずっとあるところなんです。だから春もりんごの花で色付きます。白っぽい花で非常に見事です。ぜひまた4月には。(春に絶対行きたいですね! たくさんの人にアップルラインを楽しんでもらいたいなと思います)ぜひお願いします。


この地区は長野盆地ならではの眺望があり、周囲をぐるりと、アルプスの山々が取り囲む景色になっています。そして国道沿いにリンゴ畑が続く、通称「アップルライン」も長沼のシンボルと呼ぶにふさわしい、素敵な風景だということです。復旧したその風景、ぜひ見にいきたい!

パーソナリティ 鈴村健一

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