KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

今回のGOOD LUCK LIVEにお迎えしたのは、
昨年、活動を再開され、9年ぶりのニューアルバムをリリース、
さらに、今月末からは10年ぶりとなるツアーをスタートするGREAT3の皆さん。
ギターボーカルの片寄さんに、ドラムの白根さん
新しいメンバーのベースjanさんに、
片寄さんが尊敬するギタリスト・長田進さんも加わり、
スペシャルなGREAT3ライブを聴かせて下さいました。
そのスタートは、長田さんのうねるギターから。
一気に、背筋が伸びる感覚！そして、期待度もそのイントロからMAXです。
一曲目の“Emotion”
既にアンコールを迎えたかのようなエネルギー！
片寄さんが跳ねる度に、とにかく気持ちいいその音の中に飛び込んでいきたくなりました。
メンバー1人ひとりの卓越した粒子が化学反応を起こすと
ここまでたまらない空間が生まれるんだと、感動。
“DISCOMAN”に続く“Sampedoro Gold”は、まるでアートを聴いているかのようで、
重なり合う音の色が視覚でも見えてくるようでした。
クリエイティブな音の楽しさに溢れていて、あっという間のライブ・パート1。
演奏のときの熱とは反対に、MCの時は、とっても穏やかな片寄さん。
お客さんに「この空間で聞くのは、ステージの中にいるときに聞こえている音の感じだね。」と。
まるで同じステージの中にいるような状態で聴けているなんて！
ファンにとってはたまらない言葉ですよね。
ライブ・パート2では、
最初に片寄さんがGREAT3の活動を再びスタートさせようと思った理由を語って下さいました。
ここ2、3年、震災が起きたり、大切な仲間を亡くしたりと
色々考えることがあって、
明日、何が自分の身に起きてもおかしくないと感じる中、
後悔はないか・・・と思いを巡らせたのだそうです。
そんな時に浮かんだのが「GREAT3」。
後悔の無いように・・・という言葉から改めて伝わる、
一曲一曲に込められている魂、またその曲を演奏するときの彼らのエネルギー。
ただならぬ思いを感じました。
その話の後には、自分より先に旅立った友達へのラブソング“彼岸”を。
言葉にも、メロディにも込められた
やりきれないほどの悲しみ、悼み、そして、祈り・・・
そして、そこには“ラブソング”と片寄さんが紹介の時におっしゃった言葉の
意味が分かるほど、彼岸の相手への想いがつめこまれていて、
胸が締めつけられるようでした。
その後の“Under The Dog”は、
息をするのも忘れて非日常の世界に誘われるほど圧巻！
お客さん達もまっすぐな眼差しで、ライブと向かい合って満喫していました。
そして、ライブ・パート3では、
「汗びっしょりで。楽しいです！」とニューアルバムからの一曲“レイディ”を。
GREAT3の多彩で、多才な音の世界、最高です！！
興奮に満ちた空間の中、最後にはお客さん達の歓声から“Soul Glow”。
これからツアーがスタートするGREAT3のその前夜祭をここで体感できたかのような
喜びでいっぱいになるライブパーティ。
満足度の高さと比例して、高揚感の余韻がいつまでも続きました。
ん～次のライブにもすぐに足を運びたい！です。
鼓動を感じる生きた音楽！
GREAT3の皆さん、ありがとうございました。