ビールな一品

寒鱈汁 写真

放送日時:2013年2月9日[土]
寒鱈汁
< 山形県 >

FM山形
岩崎敬

おすすめポイント

今年の山形県は例年よりも雪が多く、余計にあたたかい食べ物が恋しくなります。
そんな山形県からオススメするビールな一品は、
一年で最も寒いこの時期に、日本海に面する庄内地方で欠かせない鍋料理「寒鱈汁」です。
庄内の冬は、この「寒鱈汁」なくしては語れません。
なぜなら、この時期になると庄内のあちこちで、ほぼ毎週末「寒鱈まつり」が開催されるからなんです。
別名「どんがら汁」とも呼ばれるこの鍋は、
食べ残す部分がないと言われるタラのおいしさをまるごと味わえる豪快な料理でもあります。
先月末に庄内地方の酒田市で開催された「日本海寒鱈まつり」には、
県外からも大勢のツアー客が参加され、いかにこの「寒鱈汁」が人気であるかが伺われます。
鱈の身はもちろん、骨、ヒレなどがドバドバ入り、味は味噌仕立て。酒粕を入れるところもあります。
そして、特に召し上がって頂きたいのは、コクと旨みを出す肝臓「脂ワタ」、
さらに、その姿から「菊ワタ」とも呼ばれている「白子」です。
その濃厚な味わいは、幸せ以外の何物でもありません。
そしてネギと地元のおばあちゃん達が、日本海の荒波に打たれながら採った岩ノリが入り、
たちのぼる湯気は、潮の香りが抜群。
キリッと冷えたビールとも相性ぴったりの、アツアツの山形県庄内地方の「寒鱈汁」、ぜひ一度お試しください。
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