ケイノモノ

はい（笑）。SCHOOL OF LOCK!は中学校2年生ぐらいの時に聞いていました。やましげ校長とやしろ教頭が喋っていた頃ですね。お兄ちゃんがよく聞いていて、自分でも聞くようになりました。

ケイノモノ

はい。とにかく勉強から解放されたいって言う気持ちが強かったので進学は考えなかったです。かといって他にやりたい事もなく、学校に来ていた求人票の中から、一番最初と一番最後に載っていた企業の面接を受けました。

ケイノモノ

最初に入った会社は勤務地が京都だったんですけど、当時宮崎に住んでいて「京都行った事ないし、面白そうだな～」と思って。本当にそれだけですね。

ケイノモノ

飲食業です。

ケイノモノ

ないですね（笑）。高3ってみんな就活や受験があってピリピリしてるじゃないですか。居心地悪いな～早くこの時間が終わってほしいな～！って思ってました。バイトもしてなかったし、家と学校の往復の毎日から、早く就職して新しい世界に行きたいなと思っていました。

ケイノモノ

僕3人兄弟なんですが、上と下の兄弟は進学を希望していて。裕福な家ではなかったし、就職しますっていう話をしたら両親も応援してくれて。一応学校で面接の練習もしたんですが、採用枠が多くてすんなり入社できました。

ケイノモノ

当時は、働くっていうのは、お金を稼ぐための手段としてしか考えてなくて…正直、適当に仕事していたと思います。仕事に身が入ってないからミスも多くて…何より要領が悪くて。同期はミスをしてもすぐ対応できたりできていたんですが、アルバイトもしたこともなかったし、ミスしたらミスしっぱなしというか…。

ケイノモノ

働くうちにだんだん慣れてきて、いろんなことに対応できるようになってはいったんですが、最初についた”できない奴”っていうイメージを払拭するのが難しくて、1年ぐらいで退社しました。

ケイノモノ

一回地元に戻った後、東京に行き、友達の紹介で飲食店でアルバイトを始めました。そうしたらちょっと働くことに慣れてきたのか、周りが見えるようになったんですよね。

ケイノモノ

仕事が出来る人と出来ない人の違いにも気づいて、出来る人の真似をしてみたり、当時の店長の言うことを素直に聞いてみたり。そうしたらすごく働きやすくなって、そのお店では管理職的な働きもさせてもらいました。

ケイノモノ

その後、福岡に行って、また違う飲食店に社員として入社。そこではこれまでの仕事の経験も生かして働いて、店長まで任せてもらえるようになりました。すごくやりがいがありましたね。

ケイノモノ

今は、仕事で知り合った方に誘われて、法律関係の事務所を一緒に立ち上げて、行政書士の資格を取るために働きながら勉強しています。

ケイノモノ

自分でもびっくりです（笑）。実は自分で飲食店を始めようと思った時に、行政書士の方に知り合って、誘ってもらったと言う感じです。

ケイノモノ

そうなんです（笑）でも、興味のあることだから、全然苦じゃないですし、むしろ楽しいです！早く資格を取って、もっと事務所を大きくしていきたいですし、そのために行政書士だけじゃなく、社会保険労務士の資格もとりたいと思っています。

ケイノモノ

身の回りの困っている人を救うって言ったらおこがましいですけど、自分も周りの人にこれまで助けられてきたんで、自分も誰かの力になれたら嬉しいですね。

ケイノモノ

正直、高校生の頃は働くなんてちょろいだろって思っていたんですけど、実際働いてみたら、ちょろいと思ってる自分には誰も心を開いてくれないってことがわかりました。大切なのは…素直な気持ち。先輩の言葉を聞いて、言われたことをやってみる。

ケイノモノ

助けてくれる人は必ずいるんで、素直な気持ちでいることが大切だと思います。

ケイノモノ

これから生産人口と消費人口の割合でいうと生産人口の割合減るので、仕事は増えると思います。なので、ひとつの仕事にこだわらなくてもいいかなと。嫌だったら辞めてもいいし、環境が変わったら見えるものも変わってくるので。

ケイノモノ

あとは、今まで知り合ってきた人・今後知り合うであろう人だけは、大事にした方が良いと思います。以前できた繋がりの種が、思いもよらぬところで花開くこともあるので。ただ、近づいたらよくない人間もいるので、そういう人とは距離を置けるような自分でいてほしいなと思います。