Deeper!

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(チャイム…ガラガラガラ…)

洋平先生「はい、こんばんは!ようこそ、進路室へ!生徒のみなさん!我々[Alexandros]の新曲『Girl A』に対して、掲示板に沢山の書き込みがあったそうで…めちゃくちゃ嬉しいです。本当にありがとうございます!ほとんどの書き込みが“良い事”だと思っていますけど(笑)中には“俺が思い描いた[Alexandros]と違う”とか“ちょっとなんか変わってったんじゃないの?”みたいな事も、書かれているかもしれませんけど…。僕はちょっと繊細で気にしちゃうから、見ないようにしています(笑)想像で良い事が書かれているのかなって思っています!…ってことで、今日はまずは黒板!!」

(カッカッカッ)

洋平先生「よし!…Deeper!

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洋平先生「もっと深く!『Deeper Deeper』って曲がONE OK ROCK先生にあったと思うんですけど… 今夜は『Girl A』の制作秘話とかここだけでしか話せないような事を 紐解いていこうかなと思います!!」

M Girl A

洋平先生「改めまして、こんばんは!アレキサンドロス LOCKS!略して“アレキサンドLOCKS!”進路室の大王こと[Alexandros]のVo&Gt.川上洋平でございます。『Girl A』については雑誌とかのインタビューで答えることはあるんですけど、やっぱりここは自分発信でいきたい。これは本当にある事なんですけど、インタビュアーさんに僕の感想を言ったら、その人が感想を書いてくれるじゃないですか。でもそれはインタビュアーさんのフィルターをどうしても通ってしまうので、“ちょっとニュアンスが違うんだよな〜”って事が正直あるんですよね。これけっこう多くのミュージシャンや表現している方が抱えている悩みだと思います。しょうがないんですけどね…。だから自分で最後まで責任を持って、“○○な風に思っています!”とか“○○に作っています!”っていうのを、こうして届ける場所があるのが有難い事なので、ぜひ語らせて頂きたいと思います!」

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洋平先生「『Girl A』の“A”は…実は『Girl A』っていうタイトルになる前、『A Girl』っていうタイトルだったんですよ。“とある少女”とか“何でもないただの少女”という意味で。でもそれだとただ単純に、その意味のままになってしまうので、“A”を“Girl”の前じゃなくて後にしてみたんです。そうすることによって、ちょっとスペシャル感が出たりして…。ただの少女なんだけど、もしかしたら“絶対その人じゃないといけない!“かもしれない人というか…[Alexandros]の“A”でもあるし(笑)『Girl A』にしてみたらメンバーの反応も良かったので。」

洋平先生「この『Girl A』は、バンド的には実験的な曲ではあったんですよ。タイアップのお話しを頂いてから作った曲で、それって実は(バンドにとって)ほぼ初めてなんですよ。しかもゴールデンタイムのドラマのオープニング曲という。そういう所にこんなドロップC# <楽曲のコード>の轟音が施された曲を、出していいのか?って事務所側からも心配はされたんですけど、曲に自信があったので、どれだけアレンジとか演奏面で遊んでも、全く問題無いなって…。それで最終的にレコーディングして、ミキシングしてマスタリングして、大人のみなさんに聴かせた時に“全然大丈夫だね”って言われて、“やっぱりそうだな!”って思いました。自分たちは自分たちの進みたい道に進んでいいんだ!って、そういう意味でも自信に繋がった曲でもあります。」

洋平先生「『Girl A』の歌詞は…。音を聴いて頂くと分かるんですけど、相当エグいんですよ。そういうアレンジを施したので、“じゃあ、凄いオドロオドロしい事を書こうかな!”と思っていたんですけど…。ある日…いや歌詞を書き上げなきゃいけない!というレコーディングの前日くらいに、家で空を見たら、もの凄い綺麗で…夕焼けだったんですけど。そしたらどう頑張っても、どうあがいても、切ない歌詞にしか書けなかったんです。だから“エグい事”と“切ない事”を自分の頭の中で、張り巡らせていった時に1つのテーマに辿り着いて、それが“Devotion”…“捧げる”っていうこと。ラブソングっていうと“あなたの事を愛しています”という事が多いんですけど、その後“でもあなたの事を愛しているけど、別に私はあなたと、どうこうなりたい訳じゃなくて、あなたにとにかく幸せになって欲しい!”…というような捧げる愛みたいなのが、この曲『Girl A』のテーマなのかな。」

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洋平先生「僕が曲を書いて、届けて、生徒のみなさんに楽しんでもらいたいなと思いつつも…もし僕が死んだらどうなっちゃうんだろうなって、その空を見ながら考えていたんですよ。例えば僕が今日死んだら、明日どうなるんだろうって思った時に、“世界はそのまま動いていくだろうな”“この空だって、明日も明後日も来年も綺麗な空は続くんだろうな”って、ちょっと悲しくなってしまったんですよね。でもただ単純に悲しいというか寂しいというか、…なんかその隙間なんですよ。それで、その隙間を描きたいなって思った時にこの歌詞をバァーって書けたんです。だから寂しさも悲しさもあるんだけど…それよりももっとなんか、深い所を描きたくて…歌詞については、それが表現出来た自負はあります。」

洋平先生「この曲のコピーは難しい…難しいというか演奏はスゲェ簡単…いや難しいな!(笑)実はこの曲、同期を凄い使ってて。ブレイクビーツを同期させているのでドラムの聡泰は、“ドゥン、タン、ドゥンッタッタドゥン、タン、ドゥンッタッタドゥン…”って永遠にやっているだけなんですよ、実は(笑)だから同期を作った方が良いです。‘ウゥーン’とか’ピューン’とか面白い音(効果音)も『Girl A』には入っていたりするんですけど…それがこの曲のメインというか面白い部分になっているので、本格的にやるなら、そういう所もしっかりコピーして欲しいですね。キーボードとかパットとかでも出来ると思います。あとリードギターがもの凄い難しいです。チューニングを下げなきゃいけないので、6〜7曲くらいを1本のライヴでやるとしたら、間には持ってこれない曲ですね。学生の方だと3本も4本もギター持ってて、曲間に“ギター、チェンジ!”とか出来ないと思うから、ライヴでやるならセットリストの1番最後が良いかなと思います。」

洋平先生「そうやって自分なりのコピーをやっていくと、いつの間にかカヴァーになっていって…自分の演奏面での知識とかが成長していきます。“[Alexandros]は○○なやり方をしているけど、俺は○○で表現出来た!”みたいな感じで良いと思ってるし、そうやってどんどんROCKっていうのは変化していくモノだと思うのでね。曲でもオリジナルではなくカヴァーの方が“カッコイイ!”とかたまにあるじゃないですか?“コピー”ではなく、“カヴァー”を目指していくと、いずれ“オリジナル”に繋がっていくと思います。ぜひトライして欲しいなと思っております!」

洋平先生「最後に『Girl A』を一言で黒板に書きましょうか。」

(カッカッカッ)

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洋平先生「あ、筆記体じゃないけど(笑)…Devotion.

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洋平先生「直訳は‘献身’。深い愛情というか自分の身を捧げてでも、相手のために何かしたいな、とかそういう意味が込められています。パッと聴いた感じだと、どこもそこに繋がらなそうなんですけど(笑)じっくりと歌詞を読んで頂ければ、そこが分かるかなと思っておりますので、この曲『Girl A』を生徒のみなさん、ぜひ楽しんでください!」

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M Girl A

洋平先生「今夜は『Girl A』の中身を僕自身から発信させて頂きましたが、解釈はみなさんそれぞれだと思いますから、“私は○○だと思いました”とか“私は○○な風に感じました”みたいな事を掲示板に書き込んで頂ければ…僕は見ないですけど(笑)いや、今回は見ようかな!さすがに(笑)今回は読もうと思っていますので、生徒のみなさん、ぜひぜひ [ アレキサンドロス掲示板 ] に感想を書き込んで頂ければと思います!メールでもお待ちしております!全てはこのアドレスからwww.tfm.co.jp/lockロックのスペルはエル・オー・シー・ケー!‘L’で始まる‘LOCK’です!!」

洋平先生「そして現在、我々[Alexandros]は全国ライヴツアー『ご馳走にありつかせて頂きます』真っ只中でございます!(くれぐれもネタバレは厳禁でお願いしますm(_ _)m)今週末は31日(土)は広島。翌11月1日(日)は岡山に行きますので、足を運んでくれる生徒のみなさん!!一緒に楽しみましょう!!!」

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