フィクションとノンフィクション

アジカン LOCKS! 2014.4.15 火曜日


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■ フジロック。
Gotch、フォノ出演決定おめでとうございますー!!
そう簡単に行けるはずもなく…。
ソロツアーの広島公演、楽しみにしています!
フジロック、いつか行ってみたい。。。
ゆいお
女/18/鳥取県





後藤「ちょっと後半何言ってるか分かんなかったですけども…(笑)
私、ソロ"Gotch"という名義でやってるんですけども、フジロックの出演が決まりました!(拍手)一人で拍手って、なんか寂しいな(笑)」


後藤「アジカンLOCKSでは、"なんちゃらTONES"に関してのメールは一切受け付けていないので(笑)"フォ"の字が出てきた瞬間にサーバーから削除させていただきます(笑)この時間は、禁句です(笑)」


後藤「もう一通、書き込みを紹介します。」




■ スタンダード。
ナノムゲン開催決定しましたね!!
行きたいと言ったら親に怒られました。。。
フェスはもちろんの事、10周年ライブに行った時横浜が大好きになったので、
また行きたかったのですが…。泣
やっぱりソロツアーとフェス、両方は行かせて貰えませんね。
次は行きたいので、来年も開催よろしくお願いします!!
そしてコンピに収録されるのが、新曲「スタンダード」なんですね!
この曲、歌詞だけ日記に載せてましたよね〜。
また見返して、CMで聴けるまで楽しみに待っています(*^^*)♪
ゆいお
女/18/鳥取県





後藤「ゆいお・・・2通目じゃねぇか(笑)
そうです、NANO-MUGEN FES. 2014の開催決定しました! もちろん"FUJI ROCK FESTIVAL '14"も楽しみなんだけど、やっぱり自分達が主催するフェスが一番盛り上がってほしいよね」


NANO MUGEN FES. OFFCIAL SITE


後藤「NANO-MUGEN FES. って、ロックフェスに来たことないんだけど、どんななんだろう?って人たちにも、敷居を低くして、"大丈夫だよ!ロックフェスって楽しいぜ?"って思ってもらえるように企画している部分もあるんで、ぜひぜひ遊びに来てくださいね!」

後藤「あ、"FUJI ROCK FESTIVAL '14"で、"なんちゃらTONES"を見ないで下さいね。見かけたら石でも投げてくださいね(笑)」

今週も "舌" 好調のゴッチ先生!なんだかんだアジカンへの愛を散りばめつつ(笑)
黒板にしたためた文字とは…?


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後藤「今日は歌詞の授業ですよー!僕ね普通に話したら3日間くらい喋れますよ(笑)」




■ こんばんは
歌詞についての講義と言うことで
ゴッチ先生の書いたアジカンの曲の歌詞はワールドワールドワールド以降、
すべてフィクションというのをどこかで聞いたのですが
"ひかり"や"夜を越えて"など、ここ数年のナノムゲンの曲は
ゴッチ先生の言いたいことがたくさん盛り込まれてるように感じ取れました。
最近の曲(現在制作中のアルバム曲含め)の歌詞は
ノンフィクションが多くなったのですか?
もしそうでしたらきっかけなどがあったら教えていただきたいです。
ゆめもふもふ
女/17/埼玉県





後藤「あのね、この"フィクション""ノンフィクション"って分け方が、歌詞の捉え方として、ちょっと間違えてるよ。詞っていうのは"フィクション"とか"ノンフィクション"とかじゃなんだよね。」


後藤「例えば、全て自分の体験を元に歌っているかっていったら、そうゆう訳でもないし、かといって自分が全く体験したことがないか、といったらそうでもないんですよ。(歌詞っていうのは)自分の考えてることとか体験したことを咀嚼して出来てるんですよ。」


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後藤「色んな人が、作った歌がまるでその作った人と"イコール"かのように
勘違いしちゃうんだけど、それってとても危ないことだと思う。
書かれているものって、その人そのものってわけではないんだよね。その人から出てきたものではあるんだけど・・・」


後藤「だから "作品" っていうのは、ドンッと世に放たれて表出されるものだけど、受け取り手がどう読むかってことも、その作品を補償しているわけですよ。
つまり聴いてくれているみんながどう読むかっていうのも大事になってくるわけです。そう考えると、書いた作者の思っている事が全てかっていうとそうではないんだよね。」


後藤「(歌詞って)そうゆうところが、なんか面白いところじゃないですか(笑)
例えば、自分の書いた曲のここからここまでが"ノンフィクション"。
ここからここまでが"フィクション"だ、みたいに時間をスパンッと切ることはできなくて、でも例えば叙情性っていって"自分の内面から出てきたもの"を多く取り込んでいるのか、それとも叙事性つまり"今、世界で何が起きているのか"を多く取り込んでいるのか、あるいは内省的つまり"自分の内面"について考えたことが多く入れてあるか、実際の風景を多く取り込んでいるのか・・・」


後藤「詞って、そういう色んな要素が複雑に絡まり合っているから "0" か "100" かみたいなもんじゃなくて、1曲1曲違うし、時期がどうこうって話でもない。もっと複雑なものだと考えた方がいいと思います。」


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後藤「"フィクション" と "ノンフィクション"の間にはゆるやかなグラデーションが掛かっていて、その中を行ったりきたりするように色んな表現物があるわけなんですよ。それは "フィクション" か "ノンフィクション" かだけではない、例えば内向きなのか、外向きなのかみたいな色々な座標のグラデーションの中にあるから複雑なんですよ。」

後藤「だから作品を "YES" か "NO" かみたいな分け方をしない方が、歌詞だったり、小説だったり、絵画だったりをより楽しむことができるんじゃないかと思います!」


M 革命家は夢を観る / ART-SCHOOL


ここでART-SCHOOLの最新アルバム『 YOU 』に収録されているGotch先生がプロデュース&プレイヤーとして参加した「革命家は夢を観る」。
この曲の作詞について、ART-SCHOOLのボーカル木下理樹さんとじっくり話し合い、
言葉一つひとつを丁寧に選んでつくったとのこと…。


後藤「作詞の話に戻るけど、RN ゆめもふもふ の "鋭いな!" って思うとこもあるんですよ。"ひかり" とか "夜を越えて" とか…。やっぱりね、震災って僕らにとって大きかったんですよ。震災後はとにかく演奏する場所がなかった。これは僕たち絶対死ぬまで忘れないけど、あの時音楽なんて不謹慎だってすごい言われた。
だからすごい危機感があったの。だけど絶対 "書く" ってことにしか出来ないことがあると思った。しかも、それは俺みたいなひねくれたやつにしか出来ないことがあるとも思った。」


後藤「たとえば "頑張ろう" って歌う曲は、それが上手なやつがこの先どんどん良い曲を作っていくと思ったんだよね。だけど、その時にぐわんぐわんに戸惑って、"もう、どうしていいか分かんない!" みたいな気持ちもちゃんと書き留めとかないといけないと思ったの。だから"書く"っていうのはそういう役割もあるんだって思って作ったのが『 ひかり 』だったり『 夜を越えて 』だったりするから、当時の想いをドキュメントしてる部分が少しあるかもしれないですね。」


そして! いよいよ、来週月曜日は"TOKYO-FM"が主催する地球環境をテーマにした
ライブ "EARTH×HEART LIVE 2014"!(@4月21日(月) 東京国際フォーラム)
当日は、韓国の"Nell"、台湾の"Tizzy Bac" そして、日本からアジカン先生とは盟友とも
言うべき"ストレイテナー"と共演!!


後藤「当日足を運んでくれる生徒は一緒に楽しみましょう!!!
僕らも久々にでかい所でやるんで、とても楽しみです! 曲もたくさんやりますよ!!」


今夜は "歌詞" についてかなり深い授業をしてくれたゴッチ先生!
歌詞だけじゃなく "作品" には色んな要素が複雑に絡んでいて、そのどれもが欠かすことのできない大事なもの!
生徒のみんなも色んな角度で物事を見れば、より一層 "作品" を楽しむことが出来るはず!!
今月の期間限定のアジカンLOCKS! 来週の授業も、お楽しみに!!!
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