特派員による「Tour 酔杯2006-2007 - The start of a new season -」スペシャルレポート!
2006年 11月19日(金) 名古屋レインボーホール
服部亮平 特派員(15歳)愛知県
"The start of a new season"
僕にとって、まさにそれを予感させるものだった。アジカンのライブは"ロック"だったと思う。
頭で考えるんじゃなく、ただ爽快な音を体に叩き込む。それだけで、全てが、すべてでなくなったような不思議な感じ。
多分、その不思議さもなかった気がする。本能的とかいったら、それに当てはまらないわけでもないが、そうでもないような気がした。
アジカンの"音"が身体と呼応してるみたいで感情というものがどこかに行ってしまっていた。そのときは何もわからなかったが、今思うと自分は野性的だった。人間じゃなかった。本当にアジカンの音に吸い込まれて自分は真っ白だった。余韻さえも残らなかった。
普段の自分ではそれが察知できないらしい。何もかもよけいなものを取っ払ってくれた気がする。ギター弾いて、歌って。それがぼくにとって一番楽しい。自分がいる空間は自分の音を鳴らす場所だと思えてきた。それ以外、自分にとって何の意味も成さない。つまらない毎日を送り、何で僕はここにいるんだろうと模索するなら、僕はギターを弾きたい。考えたってわからない。現状はそう上手くいくものじゃないが、それでも受動的でいるのは嫌だから、これからはもがいていきたい。
自分も死ぬって思うと自分から動きたくなってきた。絶対に平凡なのは嫌だ。最後にまだ、言い切れない事はたくさんあるけど、自分にロックというものを教えてくれたアジカンに感謝したい。
ロック&アジカン最高ー!!
2006年 11月25日(金) マリンメッセ福岡
寿福安里 特派員(15歳)福岡県
うちは、アジカンのレポの話があってる時、四月に入学して通ってた高校を辞めたくて、次の場所を探してる時期でした。
親や先生には、高校の雰囲気が嫌とか言ってたけど、本当は、友達とうまくいってないってゆうのが理由でした。だから自分の中で、ただ逃げてるだけやないのか、また同じコト繰り返してくんやないのか、自分の行動に自信が持てないでいました。
そうやって、いつものようにSOLを聞いてて、それでレポの話を知りました。
自分はチケット持ってたし、資格外やなと思ったけど、ただ誰かに自分はこれで良いんだよね?って聞きたくて、そんな理由で応募しました。ライブ行くまでに、色々と次の自分の場所が決まりました。学校が変わりました。でもそれも最終的には親が決めて、自分はフラフラしたきもちのままでした。
それからライブ当日まで、その新しい学校にも慣れてきて、新しくうちもスタートなんかなって、そんな風に思ってました。
当日。
ライブ。
ゲストバンドの演奏。
会場が段々とあったまってくる感じがしました。
開演して1時間くらいしてから、ついにアジカンの登場。一気にお客さんが総立ち。歓声がすごかったです。会場は大きくなったけど、お客さんの声は絶対届いてるって感じました。立て続けに曲があって、やっぱり曲のあいだあいだの繋がりとか、めちゃくちゃかっこよくて。手挙げて、叫んで、笑って・・・。
すごくライブ見て楽しくて、でも、うちは、なんだか置いてかれてる気持ちになりました。アジカンには、自分の信じれる物があって、何か目指してるものがあって。でも、うちは自分が分かんなくて、目標も夢も分かんなくて、泣いてばっかで、回りに迷惑かけて・・・。
アジカンの曲には、希望とか輝いてる前がいっぱい感じられます。たとえ重い歌詞でも、どこかにキラキラしたモノを感じるコトができます。だから今まで、曲を聞いたら、頑張ろうって思えました。でも今回は違いました。
アジカンの曲には、希望とか輝いてる前がいっぱい感じられます。たとえ重い歌詞でも、どこかにキラキラしたモノを感じるコトができます。だから今まで、曲を聞いたら、頑張ろうって思えました。
でも今回は違いました。
逆に、うちもそこにいきたいけど、頑張りたいけど・・・無理やん? こんな自分じゃって思って。そんなコト思ってたら、大好きな曲の一つ、「E」が始まって。
悔しいって思いました。
もっと楽しみたいなって。
自分の好きな事は好きやって言って、周りの人といっぱいしゃべったり遊んだりして笑って。
今、学校変わって、そこの先生だったり、友達だったり、うちを認めてくれる人がいて、一緒に笑ってくれる人がいて、やからそれを信じてみてみようと思いました。
アジカンが好き。
音楽が好き。
SOLが好き。
学校が好き。
今好きなモノが結構ある。うちもアジカンの四人みたいに、突っ走りたい。走るスピードは遅いし、ときどきは自分から目閉じる。でももっと生きるコト楽しみたい。笑い死にするくらい、笑ってやりたい。今自分が良い方向に行ってるかとかどうかとか、分からんけど、今の場所で頑張りたい。そう思えました。ライブを見て思ったコトです。
それから、かなり前向けてて、気持ちが変わりました。
自分は自分しかないし、今いる場所で精一杯頑張りたい。
そうゆう風に思えるようになりました。
自分の中で、本当のスタートをきれた気がします。
アジカンの皆さん、今回のライブのために動いてくれたスタッフの皆さん、SOLの先生方、本当にありがとうございました。
アジカンの皆さん、
また来年も福岡に来てください。
体調には気をつけつつ、頑張ってください。
これから先、またいっぱいアジカンの曲に、SOLに頼る予定です。でも頼った分大きくなっていきたい、そう思います。2007年には高卒認定を受けます。それから、英語を勉強したいです。今は、将来、ライブとかラジオとかに関わっていきたいとかも考えてます。
これから、まだまだ泣く事も、自分が訳分からんくなる事もあると思います。でも、それでも、まだ頑張れる、そう思います。私にとっても、今回のライブ、「Thestartofanewseason」になりました。今回は、本当に本当にありがとうございました。頑張ります。
2006年 12月10日(金) 横浜アリーナ
金本恭典 特派員(17歳)栃木県
12月10日、横浜アリーナはnano mugenの時とは違う異様な熱気に包まれていた。ライブハウスではあまり見かけない親子の姿も目立ち、僕のような遠征組もたくさんいるようだった。そう、今回は初のアリーナツアーなのだ!
Fountains Of Wayneの突然の公演中止と言う残念な知らせにフロアの空気は一気に冷めてしまったが、LINKの好演によって良い感じに熱さを増していった。彼らの公演の後も、今夜の主役達がステージに揃うのを迎えるべくどんどん熱くなっていった。
照明が落とされ、センスレスのインストが流れ出すとフロアの空気はすぐに急上昇した。アジカンの皆も気合十分だろうと思ったが・・・ゴッチがステージから消えてしまったではないか。飛び跳ねるようにして戻ってきたゴッチ!いきなりのハプニングだったが、それからは絶好調だった。心も体もスッキリしてきたに違いない(笑)
今回は会場の照明やセットにも力を入れていたらしく、曲に合わせて様変わりするステージがアジカンの曲のカッコ良さを存分に引き立たせていた。時には明るく穏やかに、時には怒り狂ったように点滅を繰り返すライトはまさにアジカン式クリスマスイルミネーションではないか!ステージの後ろにあるアディダスのロゴのような形のスクリーンもすごく印象的だった。
いつ見てもかっこいい山ちゃんのベースソロ、建ちゃんの演奏・綺麗なコーラス、ロケットNo.4のキヨシのドラ、似合わない赤Tを着たゴッチ(笑)、誰一人からも目を離せなかった。
フラッシュバック〜未来の破片などの定番の曲を演奏しつつロケットNo.4やエントランスをやったりと十分過ぎる内容だったが、Hold me tightや全く予想していなかったアンコールでの粉雪など初期の曲も演奏し、まさにアジカンの10年を体感できる1日だった。
ラストのタイトロープでは、この素晴らしい時間が永遠に続くような気さえした。そして最後のメッセージは、新しい冬を乗り切る温かさとこれからの日々に対する希望をくれた。
the start of a new season−新しい季節の始まりは人によって様々だけど、行動を起こさないと何も始まらないと思う。
ソコカラ、ナニガ、ミエルかは自分次第だ。
素晴らしい1日をありがとうございました。
今度はぜひ、僕の街まで!
2006年 12月15日(金) 北海道立総合体育センター きたえーる
笹川森夜 特派員(19歳)北海道
最高だ。この言葉どうりのライヴでした。
何かが伝りました。
言葉では説明できないなにかが。
ライヴはまず、ゲストのスパルタローカルズとビークルが登場。会場の雰囲気はどんどん良くなっていく。僕はそれら2つのバンドが演奏を終えた時「ヤバイ・・・まだアジカン始まってもいないのに楽しすぎる、こんな贅沢していいのかな・・・(笑)」なんて思っていた。そのぐらいゲストバンドが素晴らしかったです。
会場の熱が冷める間もなくアジカンがステージ上に!!センスレスのイントロ!!みんなが一つになっていくのを感じました。その後もアジカンのロックがみんなをどんどん楽しませてくれる。ある曲の途中僕は自然と笑顔になっていることに気付いた、楽しくて楽しくて片手をアジカンの方向にに向けている自分に。その曲は「振動覚」。
僕が本当に好きな曲の1つです。自分でも驚きました。「音楽を聴いていてあんな気分になったことが今までにあっただろうか?」ライヴが終わった今になって改めてそう感じています。ライヴは終盤になって 次の曲に期待しているなか 「海岸通り」が・・・
ライヴでは初めて聴いたこと曲だったのだけど、とても綺麗な曲でした。そして最後の歌詞も曲の印象をさらに素晴らしいものにしていたと思います。アジカンが奥の方に引き上げる・・・。当然会場からはアンコールが。 みんなの期待に応えてアジカンが再びステージ上に!!アンコール一曲目は外の風景に合った素敵な曲。その後も数曲を演奏し、ラストの曲に・・・その曲にただただ感動した。目がしらが熱くなるのを感じた。
演奏後のアジカンからのメッセージ。
伝わりました。
冒頭でも言いましたがそれがなんなのかはわかりません。だけど今回のライヴを通して1つだけ言えることがあります。それはライヴでしか伝わらないモノが確にあるということ。会場が1つになって繋がって、そのことによって生まれるモノとCDによって感じるモノは異なっています。
もしまだライヴに行ったことのない人は絶対に行くべきです。
音楽がさらに好きになります。楽しくなります。 その事をみんなに知って欲しい!!
そんなことを強く僕に思わせたのが 今回の「Tour 酔杯2006-2007 The start of a new season」でした。 あとこのような機会を与えてくれたSOLのみなさんアジカンのみなさん本当にありがとうございました。
2007年 1月10日(金) 大阪城ホール
中川一美 特派員(18歳)大阪府
今回のライブで驚いたのは、行きの電車の中で、最寄り駅に着いた時、隣に座ってたあの人もこの人もその人も!?って感じで周りに乗ってた人がほとんどライブの参加者だった事。
会場に着くと既に物凄い数の人が。皆アジカンが好きでこうやって集まってるってスゲぇ事だなって思った。今なら此処にいる全員と友達になれるな、と考えながら歩いていた。
最初にゲストバンドの曾我部さんと松本さん登場。
ずっと前からトワイライトが好きだったので生で聞けて嬉しかった。
二人目のゲストである小谷美紗子さんは普段あまり聞き慣れないけどピアノの旋律がとても綺麗だった。
そしていよいよアジカンが・・・!!会場の空気は一気に高揚し、一階の熱気が二階まで伝わって来た。最初の曲はセンスレス。イントロが流れると同時に横長のモニターにカタカナの文字が高速で流れる。読もうとするが早すぎるのと四人が出て来た興奮で読めず。まさに『音速のスピードで文字に酔う』だった。
そこからフラッシュバック、未来の破片〜と怒濤のセットリストだった。4人が作り出す音楽と照明のコラボが素晴らしかった。二階席から下を見ていると、皆が拳を突き上げ、飛び跳ねている。音楽によって人と人が繋がって連鎖していく。これって実はスゴい事だ。本当に今まで生きて来てアジカンに出会えて良かったと心から思った。心底私は四人が作る音楽に惚れているんだと実感した。興奮し過ぎて二階の柵から5、6回落ちかけた位だ。体力を全部使い果たしてぶっ倒れてしまう勢いで叫び、跳んで、拳を上げた。会場の皆と一緒になって最高の一時を過ごした。
最後にセンスレスの曲の時に流れていた高速のカタカナがゆっくりと漢字で流れた。『次は 君の街まで』に泣きそうになった。
何があっても一生アジカンのファンで居たいと思ってしまった。ライブが終わった後、少しの寂しさと沢山の感動と叫びたいような衝動が残った。その衝動を文字に変えて今これを書いている。文法とか書く事の順番がめちゃくちゃなのは自分でも分かってるけど、この感動をラジオを聞いてる皆にも分かって欲しかった。
最後に私にこの様な機会を与えてくれたSOLの先生達へ
本当にありがとうとしか言え無いです。平謝りです。
それぞれが心の中に信念とか言葉じゃ言い表せ無い位の衝動を持って、自分なりに一生懸命生きてる先生達や生徒達がいるSOLが私は大好きです。
そしてアジカンの皆さんへ、
今回(いつもだけど)のライブ鳥肌が立つ程最高でした。こんな素晴らしい音楽を作ってくれてありがとうございます。辛い時、悲しい時いつもアジカンの音楽に助けられて来ました。力一杯大っっっ好きです!!というかもはや愛してます。一生ついていきます。またライブハウスで待ってます!!
本当にありがとうございました!!
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