Base Ball Bear×山中さわお(the pillows)

ベボベLOCKS! 2014.2.18 火曜日


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今回のベボベLOCKS!は『 Base Ball Bear×the pillows 』でお届けしていきます!!
と言う事でゲストにはthe pillowsボーカル&ギターの山中さわお先生に来ていただきました!

小出「SCHOOL OF LOCK!の生徒は10代がたくさんいるんですが、the pillowsさんにとって10代、さわおさんにとっての10代ってどんな10代でしたか?」

山中「10代か〜すさんでたな〜」

関根「(笑)」

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山中「札幌で一番最悪の学校に通ってたしね。」

小出「めっちゃ悪そうじゃないですか。」

山中「まあ俺のポジションはジャイアンにすりよるスネ夫ポジションなんだけど。」

小出「ジャイアンではないんですね。」

山中「ジャイアンではない。だけどなぜかジャイアンに気にいられるんだよね。」

小出「側近になってた感じですか?」


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山中「う〜ん、でもちょっと変化球だったかな。ヤンキーの中に俺パンクロックも好きだったからいわゆるヤンキーのファッションじゃなくて、髪を立ててたので「変わったヤツがいる」っていうポジションだったと思う。」

小出「バンドは10代の時からやってたんですか?」

山中「やってたね。ギターは10歳から弾いてたので」

関根「早い!」


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山中「とにかく人と違う事をしたかったので、俺の世代で小学生の頃に習い事をするっていうとピアノ・エレクトーンみたいな感じで、あんまりギターを習うって言うのは北海道の小樽の田舎だからそういう雰囲気なかったので、ギターを習ったら注目されるんじゃないかなってのがあって、クラシックギターを習い始めて、まったく好きになれず、習ってる自分っていう事実を手にいれただけで全然楽しくないんですよ。」

全員「(笑)」

山中「ちょっと待って! 一個気になるんだけど俺の前に蝋人形が一個あるんだけど。」

小出「そうですね(笑)それは気になると思うんですけど。当番組では一応Base Ball Bearっていう4人組のバンドでやってるんですけど、一人喋んないってことが前提の事実になってるんですよ。リスナーの子も気にしないです。」

山中「こう言ってもまだ口を動かさない(笑)じゃあそこはスルーしていっていいのかな。」

小出「気になさらないでくださいね。」


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山中「小学校の高学年から中学生くらいになってラジオを凄い聞くようになって、そこでロックを好きになるんだよね。で、そういえば家にクラシックギターがあるなと。で『 YOUNG GUITAR 』っていう雑誌があって、当時かかった曲をカセットテープに録音するじゃない。で、その中の曲が『 YOUNG GUITAR 』に譜面があることが分かって、ちょっと練習したところで「おお! これは凄い!」って言う感じでロックを好きになったのかな。」

小出「めっちゃ良い話。」

関根「冒頭から良い話だ。」

堀之内「最高ですね。」

山中「蝋人形のくだり?」


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堀之内「そこじゃないです(笑)」

山中「お前を蝋人形にしてやろうかって言ってないのに自らなっている。」

小出「自分から蝋につかっていく。」

堀之内「蝋人形になってやる(笑)」

山中「喋んねぇな〜将平! このやろう!」

堀之内「このやろう(笑)」

小出「さて、今回B組にお越しくださったthe pillowsさんですが、今年で結成25周年を迎えます!おめでとうございます!」

山中「ありがとう!」

小出「僕らはちなみに13年目なんですけど、これでも結構長いなって思うんです
けど。」


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山中「そりゃそうだよね。10年以上経ってればいろんな出来事があるからね。」

小出「でも25年はその倍ですからね。」

山中「20周年の時はあんまり時間の経過を感じてなかった様な気がしていて、25周年は凄い感じるのはなんでだろうなって思った時に、仕事をする人が25歳以下の人が結構いたりするじゃない。」

小出「25年だとさすがにそれが起きてくるんですね。そしてその25年を記念して2月26日にトリビュートアルバム「ROCK AND SYMPATHY -tribute to the pillows-」をリリースされます!!」

山中「ありがとうございます。」


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小出「そしてこのトリビュートアルバムに我々Base Ball Bearが参加しております。「Funny Bunny」と言う曲なんですけど、いいですか「Funny Bunny」クッソ大変でした。」

山中「(笑)いや、なんだろう凄い素晴らしかったね。情熱と愛情を感じたというか。」

小出「ホントですか。嬉しいです。」

山中「さらっとこういう風にいかないだろうなって思ったので。曲が届いて聞かしてもらって小出君とメールのやり取りをしたじゃない。そこでも言ってたけどトリビュート10年前も出ていて「Funny Bunny」はELLEGARDENがやってて、the pillowsの原曲ともう一つELLEGARDENバージョンっていう本来必要のないハードルがあって、そのどちらでもないBase Ball Bearらしいものをやろうと考えて辿りついたんだろうなって感じました。」


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小出「そうなんですよ。「Funny Bunny」って単純にthe pillowsのファンの中でもアンセムになっているし、ライブでもわーっ! てなる一曲じゃないですか。で、ELLEGARDENでも「Funny Bunny」って有名な曲になってるしあとアニメで使われてたりとか、バージョンが結構あるんですよね。そこにさらに僕らが乗っかるっていうのがまず一個ハードルだったし、じゃあそれで「Funny Bunny」カバーしますってなって始めてみたら本当に隙がないんですよ。」

関根「そうなんだよね。」

小出「コード進行だったりとか音の重なりとかだったりの面だったりどっから崩していいのかっていうのがホントに分からなくて。」

山中「ちょっと待って!軽くうっすら怒ってるけど、曲決めたの自分らだからね。」

小出「そうなんです(笑)」

堀之内「自分で自分の首絞めたよね。」


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小出「僕も「Funny Bunny」に決まるって思ってなかったんですよ。絶対他にもあげてる人いるだろうと思ってたんですよ。だから一応3曲くらいの候補の中に入れておこうくらいの気持ちだったんです。そしたら「え?俺Funny Bunnyやんの?マジかよ!」って。」

山中「今回不思議なことに14アーティストかぶんなかったんだよね。」

堀之内「それ凄いですよね!」

小出「もし争奪戦になったら譲ろうと思ってたんですけど。」

山中「ちょいちょい! それはおかしいだろ!」

小出「プレッシャーがハンパないんですよ。それで、曲をどうやって崩そうかと思って、一番最初にthe pillowsさんのベストに入ってる録り直したバージョンを僕らまんまやったんですよ。一回まんまやってみてもうこれでいいんじゃないかって思ってたんですよ。トリビュートの形としてそういうのもあるなと思ったんですけど、Base Ball Bearがやる「Funny Bunny」ってこれじゃないなと思って、じゃあ自分達にあった「Funny Bunny」ってなんだろうってメチャメチャパターン考えたんですよ。で、グッとテンポを落としてシューゲイザーっぽくしてみたりとかっていうアプローチもしてみたんですけど、でもこれは俺らは気持ちいいけどもともとthe pillowsの「Funny Bunny」が好きだって言ってる人にはこれ好きになるかなとかいろんな角度から考えて考えて今回このパターンに辿りついたんですよ。ちょっとビート感をはねる感じにしてちょとコード進行も若干いじったんですよ。」

山中「知ってる(笑)」

小出「自分達が自分たちらしさを出しやすいコード進行にいじらさせてもらって。」

山中「そこのコード感がホントにセンス良いなと思った。」

小出「本当ですか。」


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山中「ミュージシャン的にはこの歌だったらこれもいけるよっていろいろやりようあるじゃん。だけど無理やり感を出しちゃう人もいるの。これはthe pillowsのトリビュートの話じゃないくて俺も他人のトリビュートに参加する側の時もあるんだよ。その時に「こういう風に変えたんだ、スゲーな」っていうのと無責任な立場だと「これちょっと無理やりだな」って思う事もあるじゃない。そうじゃなかったね。結構な年齢の大御所プロデューサーがついてるんじゃないかって疑惑があるっていうか。」

小出「ちゃんと自分達でひねりだしましたから(笑)」

山中「そこはちょっと驚かされたかな。」

小出「そうですか。ご本人に言ってもらえたらホントに嬉しいです。悩んだかいがあったと言うか。ホントにこねくりまわしたからね。」

関根「ホントに。」

小出「あの手この手を尽くして。」

山中「あの一言もしゃべらない人は参加してるのかな。ギター弾いてるんだよね。」

小出「スタジオにはいました。」

湯浅「弾いてます。」


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山中「やっと喋った!」

小出「今回の僕達の「Funny Bunny」をやった気持ちとしてはこれまでのthe pillowsファンの方にも好きになってもらいたいし、Base Ball Bearを入口でこの曲を知ったよって人にもめっちゃ良い曲じゃんって思って元の曲に戻ったりとかたくさんアルバムとか聞いてもらいたいし、それを両立させることっていうのがいちばん最大のテーマだったし、それが最大のハードルだったんですけどホントにさわおさんが気にいってくれたからちょっとホッとしましたよ。」

山中「後でお小遣いあげる。」

全員「(笑)」

小出「是非いただきたいです。」

堀之内「いただいちゃうのかよ!」


ということで今回はthe pillowsボーカル&ギターの山中さわお先生に来ていただいてthe pillows25周年記念トリビュートアルバム
「ROCK AND SYMPATHY -tribute to the pillows-」に収録される「Funny Bunny」について話しましていきました。
そしてなんと来週も引き続き山中さわお先生と話していきたいと思います!
お楽しみに!
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