10/4 「Tabibito In The Dark」

Base Ball Bear

今夜もスタートです! "B組の講師" ベボベLOCKS!
先週から、10月中に全9カ所を周る『Tabibito In The Dark Tour』もスタートしました!参加した生徒のみんなは、ネタバレに気を付けて、感想をベボベ掲示板に書き込んでね!!

さあ今夜の授業は、いよいよ明日10月5日 (水) に、Base Ball Bear先生の両A面シングル、『Tabibito In The Dark / スローモーションをもう一度 part.2』がリリース!!このシングルは2曲ともA面ということで、先週・今週とこんな授業を行っています!題して・・・"両A面トーク2WEEKS"!!

ベボベ先生は "B組の講師" なんですが、今回は両方とも・・・「A」ということで、この「A」な2曲に込めた想いを、2週に分けてそれぞれ語ってもらいます! 今週は、『Tabibito In The Dark』です。

Base Ball Bear


まず、小出先生が黒板を書きます。

Base Ball Bear

小 出:『Tabibito In The Dark』は、この曲を作り始めた着想の段階、曲の種というか、曲の芽の部分は、すごく技術的なところから入ったんですよ。『Stairway Generation』はよくできてると思うんですけど、もっと踏み込めるなぁとは思っていて、『Stairway Generation part.2』みたいなところから話は始まっていて。その曲のアイディアを、もう一度分解して組み立てるところから始めたんです。

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で、いろいろ曲を考えて、メロも何となく思い付いて、構成も思い付いて・・・みたいなところで、だんだん歌詞を書き始めたんですけど、何か自然と内容が「ライブ」っぽい画になってきていて。なんか "ライブについての曲が書きてぇのかなぁ" って思い始めて、"じゃあ、そっちの方向で進めようかな" って思ってる間に、この間のツアーが始まって。

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だから頭の片隅にずっとあったんですよ。『Tabibito In The Dark』っていうタイトルも決めてて。「音の中の旅人」じゃないけど、そんな感じのイメージで歌詞を書いていたんです。で、ライブが終わる度に、この曲のことを考えてたりして。その中で実像が掴めそうで掴めないという時期がずっと続いてて。時間があったらツアー中にこの曲、仕上げちゃおうと思ってたんだけど、うまく言葉がまとまんなかったんですよ。

Base Ball Bear

ツアー中の出来事の中に、ツアー中に僕のおじいちゃんが亡くなるっていうことがあって、北海道が終わったぐらいのときに、おじいちゃんが余命1・2ヵ月だみたいなこと言われてたんです。ある程度、覚悟はしていたんですけど、僕も忙しくて会いに行けなかったんですよ。ツアーが終わったらすぐに会いに行こうと思ってたんだけど、6月の頭からずっとツアーに出っ放しだったじゃん。あの期間中に、"おじいちゃんが、もう間もなく・・・" みたいなことを言われて、やっと東京に帰ってこれたんですよ。
で、その足で会いに行って、おじいちゃん結構亡くなる寸前でガリガリになってて・・・それが結果的には、おじいちゃんに会った最後の日なんですけど、直接話して、いろいろ伝えてくれたんですね。その中で、"仕事を優先しろ" と。"自分がやることに集中しなさい" と。"無理に時間作っておじいちゃんに会いにくることないから" って言われて。おじいちゃん、結構昔から苦労してた商売人だったんで、仕事に生きたおじいちゃんだから、そういうこと僕に言いたかったんだろうなと思って。だから、そっから無理に会いに行くことしなかったんですよ。

Base Ball Bear

で、6月29日・・・『yoakemae』の発売日の朝におじいちゃん亡くなりまして、僕、初めてだったんですよ。身内で人が亡くなるの。で、スコーンと抜けてる状態で、翌日「SHIBUYA-AX」でのライブだったので、頭の中すごく混乱してて。
"仕事のこと考えなきゃ" っていう自分と、おじいちゃんのこと考えようとしてる自分が、ものすごくぶつかっていて、ぶつかり過ぎててもう何にもないみたいな。考えようとするんだけど、考えようとするとおじいちゃんのことも考えようとするから、もう頭の中何も起きてない状態というか (笑)

何か初めての精神状態で「SHIBUYA-AX」のステージに立つんですけど、演奏を初めてみたら、変な話、平常心じゃないですけど、スーパー自分を俯瞰 (ふかん) で見てるというか。音が鳴ってるのすごい感じてるし、スポットライット浴びてるし、すごい空間にはいるんだけど、意識はより深いところにいるというか。逆に言うと、空気に一体化してるような意識というか、もう全部がコントロールできるような気がしちゃったみたいな。なんか、すごいところにいたの。メンバーがいて、お客さんがいて、音があって、光があってっていう、すごいところに自分がいるっていう感覚がしてたんですよ。

Base Ball Bear

っていうときに、ずっと『Tabibito In The Dark』のことが出てきていて、そこで俺がこの曲で歌いたかったのはどういうことなのかなと、そこでやっと見えたというか。音の中で感じることって何だったのかなって思ったら、それはもう圧倒的に"生きる"っていうことだったなと思ったんです。

僕にとっての "生きてる実感" って、仕事もそうだけど、自分の感覚全てっていうのが、やっぱり音が流れてるところに存在してるんだなって感じがして。
僕、普段ライブ観に行かないんですけど、でもたくさんの人がいろんなところに行って、いろんなライブを観に行くわけじゃん。じゃあ、ライブを観に行くって、どういうことなのかなって思ったら、人がライブ演奏してる姿を観て感動する。ライブ演奏って、ものすごい生命力がほとばしる行為だと思ってるんですけど、それを目撃してる自分。お客さんにとっても、音の中でいろんなこと、いろんなものが作用して、"自分が今ここにいる" っていうのを、すごく感じるっていうことなんだなと。だから、"ライブ" って、ただ演奏を観に行く、音に酔いに行くっていう、ただそれだけじゃなくて、何かもっとすごい結びつきだったりとか、絆だったりとか、もっと深い意味があるんじゃないかなって思ったんですよ。

Base Ball Bear

何気なく言ってる "ライブ" って、もともとは "生きる" て意味じゃないですか。で、誰だか知らないけど、"ライブ演奏" のことを、"ライブ" って言ったんだよね」。誰かが。だから、"生きる" ってことも、ライブ演奏のあの "ライブ" も、結局同じ "生きる" っていうことというか、"生きてる" ってこと。"生きてる" ってことを見るってこと、見せるってこと、感じるってこと、それを全部ひっくるめて "ライブ" なんだなっていう風に思ったら、全部がスカーンッ!て繋がってできたのが、『Tabibito In The Dark』という曲なんです。


そして最後に、『Tabibito In The Dark』をオンエア!
"両A面トーク2WEEKS"、たっぷり小出先生に語ってもらいました。
いよいよ明日リリース!両A面シングル、『Tabibito In The Dark / スローモーションをもう一度 part.2』!!
このシングルには、CD-EXTRAとして、小出先生が監督・編集・撮影を務めた映像、"ドキュメント2011「僕の目(仮)-後編-」" も収録されています!! マストチェック!!
さあ来週は、ひっさしぶりのアノ授業、やっちゃいますぞ!!
乞うご期待!!


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