2/21 「プッシュ&リリース!」

Base Ball Bear

さあさあ、今夜の授業は・・・いきなり黒板を書きます!

Base Ball Bear

小 出:昨日、生放送教室でやっていた「ミュージック&リリース」でもなく、毎晩11時からやっている「キッフ&リリース」でもなく・・・「プッシュ&リリース」です!! 僕らBase Ball Bearが、生徒のみんなに聴いてほしい1曲、もしくは聴いてほしいアルバムを、今から問答無用に、激プッシュしていきます!!みんな初めて聴く曲もあると思いますから、聴かず嫌いなだけで、たくさんあるんだよ?と。皆さんの音楽の幅が、無限に広がる可能性を秘めてるわけでございます!
関 根:そして、プッシュしただけではなく、プッシュしたそのCDを、生徒の皆さんに、問答無用にプレゼントしていきたいと思いまーす!
堀之内:素晴らしい!
小 出:どんどんプッシュしていきますよー!

ということで、まずは、堀之内先生のプッシュしたいCDはコチラ!!

Base Ball Bear

堀之内:僕は、THE POLICEの『LIVE』。ライブ盤のCDですね。
小 出:名盤ですねー。
堀之内:名盤ですよ。これ、2枚組なんですけど、THE POLICEは、本当に影響受けてるバンドで。曲は同じ曲が2枚に入ってるんですけど、2枚目の『Synchronicity Concert』の方から、『Message In A Bottle』を。
小 出:これはもう、いわゆるPOLICEの入門の曲ですから。POLICEを聴く人は、大体、ここから入ってくるだろうっていうぐらい名曲です。後に、Stingは、ソロの自分のライブでもやったりしてるし。

Base Ball Bear

堀之内:もちろん、普通のスタジオ音源もあるんですけど、ライブ盤がここまでいいって!もちろん、スタジオ盤もスタジオ盤でものすごいいいんだけど、ライブ盤がめちゃくちゃいいんですよ!!

堀之内:僕、Stewart Copelandが、ドラマーの中で一番好きなドラマーなんです。バンドとしても、ライブバンドの一番の理想だなと思います。この3人にしか出せないグルーブっていうのかな。CDは1枚目が、確か1979年ぐらいかな? デビューして1年ぐらいのとき。
小 出:まだ、POLICEが、日本ではパンクバンドに間違われてた時期ですね。
堀之内:そうそうそう。で、2枚目が、活動休止したのが1983年ですか? その前の最後のライブのディスクなんですけど、本当に歴史を感じる。かぶってる曲も何曲かあるんですけど、そこ聴くと、本当にバンドってこんなにも変わっていくのかと。

Base Ball Bear

小 出:ディスク1は、すごいヤンチャなんだよね。POLICEって活動休止の理由が、"3人でやることを全部やり切っちゃったから" っていう理由なんだけど、それが、ディスク2を聴けば分かるんだよね。スリーピースのパフォーマンスで、ここまでいくかっていうぐらいすごいですから。
堀之内:もう、本当にすごいですよ。3人で出せる音の最高峰。
小 出:3人ともさ、いわゆる超絶技巧とか、そういう人たちではないんですけど、最小限の編成で最大限の表現というか。それがまさに、スリーピースの真骨頂だと思いますから。これは本当にいいアルバムです。僕もすごい大好きです。
堀之内:うちのメンバー、結構みんな聴いてますからね。
湯 浅:うん。
関 根:うん。
堀之内:めちゃくちゃ影響受けてます。本当に名盤なので、是非皆さん聴いてください!


そしてお次は、史織先生のプッシュ!!

Base Ball Bear

関 根:私がプッシュしたいアルバムの曲は、Pink Floydの『The Dark Side of the Moon』というアルバムの『マネー』です。
小 出:これ、お金の音をサンプリングしてる。
堀之内:スタジオでも、関根よく聴くよね。
関 根:これ、大好きなの (笑) 本当はアルバム1枚聴いてほしくて、1曲だけ抜き出すっていうのは本当に難しかったんですけど。
小 出:そうだね。
関 根:このアルバムをプッシュしたいなって思ったのは、私もこれを10代のときに聴いたんですよ。これって、世界的にめちゃめちゃ売れたアルバムじゃないですか。
小 出:(マイケル・ジャクソンの) 『スリラー』とトントンぐらいだよね、当時。
関 根:世界的記録を出してるようなアルバムですから、やっぱり興味を持って聴いたんですけど、正直、初めて聴いたときは、"え、何で?"っていう感じの内容で、そういう意味では衝撃を受けたんですけど。
小 出:そうだね。

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関 根:それからあんまり聴いてなかったんですけど、何年かしてから、もう1回聴き始めたら、"すごく仕組まれたアルバムだったんだな" っていうことに気付いて、すごく内心を揺さぶられるような感覚にもなって。"あ、こういう風に音楽を楽しむこともできるんだな" って思ったんですよ。最初分かんなくても、何年かしてから聴いてみて、そういう風に気付くっていうのもあるんじゃないかなって思って。だから、特に10代の人とかに、今、このアルバムに出会ってほしいなと思って、このアルバムをプッシュしました。Base Ball Bearなんかもそうなんだけど、1曲じゃなくて、アルバム全体で言いたいことを表現するみたいな。アルバムの真骨頂というか、そういうアルバムだと思うんで。今、もしかしたらあんまりいいと思わないかもしれないけど、それでも何年もかけて聴いていってもらいたいなと思います。
小 出:やっぱり、ロックの金字塔というか。これは是非、一生に1回は聴いてもらいたいなと思います。

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続いては、湯浅先生がプッシュします!!

Base Ball Bear

湯 浅:僕がプッシュしたいのは、GREAT3の『GREAT 3 SINGLES 1994~2002』っていうシングル集から、『Cruel World To Heaven』っていう曲です。GREAT3は、男性3人組で、POLICEとは違って、バックミュージシャンもちゃんとたくさんついてて。割と俺、その人たちを尊敬してて、僕が好きなキーボーディストだと堀江博久さん、ギタリストだと長田進さん、名越由貴夫さんとか。みんなすごい格好いいし、アレンジがすごい。で、GREAT3の曲自体もちゃんとしてると。初めて聴いたときに、"完璧なんじゃないかな" ぐらいに思ったんですよ。スキがないというか。その割に曲もキャッチーだし、その割に曲の認知度が少ないと。で、業界うけがいいんですよ。で、そういうことを、東芝EMIの人に聴いたら、"早過ぎた" と。やることが。すごい凝ったこともやりつつ、POPでもありっていうのを、当時の日本のPOPシーンではあまり受け入れられなかったと。詞もそうだし、メロディーもこの曲はセクシー。大人の魅力が。できれば最後まで聴いてほしくて、アウトロのギターソロが、俺、大好きで。バックミュージさんも・・・

Base Ball Bear

小 出:"バックミュージさん" (笑)
堀之内:もったいないんだよなー (笑)
湯 浅:いいこと言いたいんですよ。バックミュージシャンも、いい人たくさんいるんですよ。そういうところにも、皆さん着目して、聴いてもらいたいですね。

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さあ、最後は小出先生プッシュ!

Base Ball Bear

小 出:僕は、RHYMESTERさんの『ONCE AGAIN』ですね。今日も、生放送教室で流れてるんですよね。毎日 (11時からのキッフ&リリースで) 流れてるのに、みんな知ってるのかなって。これが、どれだけいい曲かって。泣きそうなぐらい、好きなんです。リリックが。ラップって、HIP HOPって、まずリリックなんですよ。歌詞なんですよ。HIP HOPの人たちっていうのは、より自分の生き様を歌詞に込めるわけですよ。僕、『yoakemae』作ってたときに、ずっと聴いてたんです。『マニフェスト』っていうアルバムなんですけど、出だしが、『午前零時 -Intro』っていうイントロから入って、そのまま『ONCE AGAIN』に繋がっていくんですけど、宇多丸さんの歌詞の出だしが、"午前零時" なんです。"これからまた新しい一日が始まる"っていう、そこに僕はすごくインスピレーション受けてるんです。サビのリリックもすごいいい。僕もRHYMESTERさん、昔からずっと聴いてますけど、音楽的にどの辺が好きかっていうと、RHYMESTERさんのステージ理念というものに、" K.U.F.U."っていうのがありまして、ライブでもご本人たちが仰ってるんですけど、要は "ライブで派手なことをするような予算はないけど、頭1つで、アイディアを工夫して、ターンテーブルとマイクロフォン2つの3人という最小の人数で、最高のステージをやります" っていうステージ理念。それが僕、大好きで。僕らもそうでしょ?余計なことはしないけど、全部演奏でやろうぜって。それは本当、全く同じなんですよ。チェックしな!

Base Ball Bear


ということで、4人がプッシュしたCDはコチラの4枚!!!!

堀之内先生:THE POLICEの『LIVE』から『Message In A Bottle』
関根先生:Pink Floydの『The Dark Side of the Moon』から『マネー』
湯浅先生:GREAT3の『GREAT 3 SINGLES 1994~2002』から『Cruel World To Heaven』
小出先生:RHYMESTERの『マニフェスト』から『ONCE AGAIN』


でした!! ベボベ先生の音楽のルーツも分かった、貴重な授業でした!
このベボベ先生がプッシュする4枚のCDのプレゼント方法は・・・今週の生放送教室のどこかで!・・・チェックしな!!


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M-1 Message In A Bottle / The Police
M-2 Money / Pink Floyd
M-3 Cruel World To Heaven / GREAT3
M-4 ONCE AGAIN / RHYMESTER