7/10 「小出祐介×ヒャダイン」

Base Ball Bear

前回のベボベLOCKS!には岡村靖幸先生がゲストとして来てくれました!
そして今回のベボベLOCKS!もスペシャルなゲストが来ております!

小 出:今週もB組にはゲストがいらっしゃっています。そろそろ来る頃ですかね??

(ガラガラ・・・)

ヒャダイン:SCHOOL OF LOCK!の生徒のみなさん、こんばんは!ヒャダインです!

今回のゲストは作詞・作曲・プロデューサーなど多方面で活躍中のヒャダインこと前山田健一先生がゲストとして登場!!
共同制作したセカンドミニアルバム「初恋」に収録されている「ぼくらの frai awei」についても熱く語っていきますよ!!!

Base Ball Bear

小 出:僕とヒャダインさんの出会いは、インターネット上ですよね。

ヒャダイン:まずTwitter上ですよね。

小 出:僕が「『カカカタ☆カタオモイ』やべえ~」とかツイートしてたところに絡んできて・・・

ヒャダイン:「ありがとうございます!!」って言ってね。

小 出:それが初めてで、その後雑誌B.L.Tで僕がやっているアイドルの楽曲についての連載にゲストで来ていただいたのがリアルでのオフ会で (笑)

ヒャダイン:まさにあれはオフ会でした。あの時から初めて会った気がしなくて、盛り上がったね~

小 出:一応取材時間2時間くらいとってたんですけど、2時間半くらいしゃべって・・・ 。それでも時間が足りないみたいな感じで終わりましたね。最近も仲良くさしてもらってて、ありがたいですよ。

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ヒャダイン:ホントにもう嬉しいですよ。一緒に曲作ったときも楽しかったですよね。ラリー形式で。あーでもない、こーでもないって言って。

小 出:どうでした? あの作業。

ヒャダイン:俺ね、人と曲作るのがホントに初めてぐらいで、すごい新鮮だった。こうやってバンドとかは曲作るんだって思って。

小 出:今回は極端な例でしたけどね。職業作家さんとバンドマンって全然違うし、職業作家さんからしたら、バンドの曲の作り方って全然異次元だと思う。

ヒャダイン:そう! 異次元だった!

小 出:あと僕からしたらバンドマンって自分の心の中に深く深くもぐっていくような曲の作り方だけど、作家さんってもっとこう割り切って1個1個パッケージしていく、みたいな作業だと思っていて。まずはその、お互いの普段やっている環境の違いもあって、最初音が出るまでちょっと時間かかりましたよね?

ヒャダイン:そう! 何から始めればいいのかわからなくて・・・。ひたすらハロプロについてしゃべっていたような気がする。

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小 出:そうですね、最初の2時間くらいはハロプロの話しかしてなかったですね。それでベース進行から入ったんでしたっけ?

ヒャダイン:コード進行どうしようか、ということになって。で、「こいちゃん、すごいな」って思ったのが、結構真剣に曲作るなって思って。それだと俺が真剣に作ってないみたいだけど (笑) 、ここまでデリケートに曲を作るんだって思って。

小 出:あぁ、丁寧。

ヒャダイン:そう! 丁寧っぷりが発揮されたのが、ピアノ弾くのに正座で弾いてたもんね。

小 出:弾いてた、弾いてた (笑)

ヒャダイン:ピアノの椅子があって、その上に正座して弾いてた。衝撃だった、あれは。

小 出: (笑)

ヒャダイン:写メったもん。Twitterしちゃった。

小 出: (笑) この「ぼくらのfrai awei」は、パッと聴きはストレートなビートでストレートな曲調に聴こえるけど、コード進行で見ると実はすごい複雑な転調を繰り返してたりして。それを悟られないような、淡々としたドラムで。

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ヒャダイン:あの音色好きだ!あれ何?

小 出:2拍目、4拍目の強調で、さらに4拍目を強調するっていうのが80'sっぽいですよね。

ヒャダイン:そう。あの4拍目の80's感がたまらなかった。音の埋め方が自分とは全然発想が違って面白いって思った。あと「いい曲~」って思って (笑) 。でも歌詞の内容は残念ですけどね。

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小 出:歌詞が残念ですね~。

ヒャダイン:そう。まず「fly away」のスペルが書けない、っていうね。

小 出:間違えてるんじゃなくて、書けないっていうコンセプト。

ヒャダイン:そういう青臭い、14~5歳の残念な感じを表現したんですな。

小 出:でも、この曲で歌っているのは、僕らみたいな青春時代を過ごしてると、その当時はいやだったし、止むを得んって思ってたけど、そこから何とか抜け出そうとしないと10年後に僕らみたいになっちゃうよと。

ヒャダイン:そう。ヒャダイン先生は生徒に言いたい。手遅れになるからね!間に合わないよ!

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小 出:そう、間に合わない。僕らもね、青春のゾンビみたいなもんですから・・・

ヒャダイン:本当にゾンビ。いい言葉言うね~。青春のゾンビだねえ。ホントそう。ホイミとかかけたら、逆にダメージ与えられる。

小 出:そうそう。バスで言うと前から2列目。

ヒャダイン:後ろは絶対乗れない。後ろのロングシートは一軍でしょ?

小 出:「一度でいいから座りたかった、ロングシート。」

ヒャダイン:あ、それも歌詞に入れればよかったね。2作目それで行くか~。

小 出:これ使えますね。じゃあ「青春ゾンビ」っていう曲で。

Base Ball Bear

ヒャダイン:メモっとこう。いつまでたっても青春の足かせにとらわれ続けて。でも、だから創作意欲とか曲を作るモチベーションになってるっていうのは間違いがないとは思うんだけど。中~高と満たされなかったから、今満たされようと必死に頑張るんだけど、でもいかんせんゾンビだから (笑)。

小 出:そうそう。永遠にその穴を埋められないしっていうこの・・・

小出ヒャダインジレンマ!

小 出:"ジレンマ" でハモるっていう (笑) 。いや~、というわけでそろそろお時間です。最後にヒャダインさんから十代の みんなに向けたメッセージを黒板に書いて頂きたいと思います。

ヒャダイン:今日出たワードだと一つしかないんじゃないですか?? これしかないでしょ・・・長いですが・・・・・、ハイ!

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小 出:『青春ゾンビは俺らだけでいいだろっ!!』 (笑) 。サビに追加できますよ (笑) 。

ヒャダイン:みんなホントにゾンビにはならないでください!生命力あふれる生活を送ってください!

小 出:どっちが幸せかわからないけど、願わくばみんなにはロングシートに座ってもらいたいから、「俺らみたいになっちゃう前に早く行け!!」と。

ヒャダイン:よく「憧れてます」とかお便りいただくじゃないですか。でも、こうなるためには大きな犠牲が・・・ (笑)

小 出:ホントにそうです (笑) !! あまりにも代償が大きすぎる!!

ヒャダイン:それよりは本当にロングシートに座って幸せな青春時代を過ごして、幸せな家庭を持ってね。

小 出:・・・「あの娘ぼくがロングシートに座ったらどんな顔するだろう」 (笑)

ヒャダイン:俺もそれホントに思った!! (笑) ホント思った!!

小 出:それだ! 

ヒャダイン:「あの娘ぼくらが~」にしようよ!!

小出ヒャダイン:「あの娘ぼくらがロングシートに座ったらどんな顔するだろう」 (笑)

ヒャダイン:すごくない? これ (笑)

小 出:これだ!!


小出先生とヒャダイン先生の熱いメッセージが伝わった今回のベボベLOCKS!
「ぼくらの frai awei」についての感想もどしどし待ってるよ!!


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M-1 ぼくらのfrai awei / Base Ball Bear