~ZEPP札幌 ('06/1/14)~
update : 1/16

写真いよいよZEPP札幌2 daysで幕を開けたツアー『RUN RABBIT RUN』。札幌でのライブは実に2004年10月4/5日おこなわれたツアー『MY PEGASUS』以来となるメンバー。冬の札幌と言えば、名曲『スノースマイル』リリースタイミングで、雪のZEPP札幌からの生演奏オンエアーをおこなったことが記憶に蘇ります。あの時の札幌と同様、今年の札幌も寒かった!でも、ライブは熱かった!!
ZEPP札幌でのライブ2日目の会場入り前。一日目のライブ後の打ち上げでは、翌日のライブでの喉を気遣って前回のツアーの時にも使った「しゃべらない戦法」を断行した"藤原"でしたが、この日のライブ前には、"チャマ""升"を誘い出して札幌の街に恒例の「出し抜き」(買い物) に出掛けたのです。リハーサルまでの短い時間を利用して数件の洋服屋で「出し抜き」を敢行した3人。"チャマ"は2件目に立ち寄った古着屋さんで、超お気に入り掘り出しものの"バットマン" Tシャツをゲットしその日のステージで着こなしていました。

初日のZEPP札幌でのライブは、久しぶりのメンバーとの再会を心待ちにしていたファンの皆さんとホントに最高のライブを創りあげることができたと思います。その初日のライブの模様は、我等がBIG ISSUEスタッフ香取さんのレポートをチェックして下さいね!

写真2日目も会場のZEPP札幌には、メンバーと一緒に最高のライブを創りあげようと集ったお客さんが、開演数時間も前から会場の外で長蛇の列を成しています。雪もちらつく極寒の中、それでもこれから始まるライブに心躍らせているお客さんの顔は一様に興奮し、嬉々として見えました。そして開場の17時30分、ZEPP札幌のエントランスが開かれると一斉にお客さんが会場内へとなだれ込みます。みるみるうちに会場内は人人人・・・で溢れかえっていきます。
写真18時30分、会場が暗転、暗闇に「ウォー!」というお客さんの大歓声が響く中、いつものメンバー登場のSE「クイック・ワン」が爆音で流れます。深紅の照明に染められたステージ上にBUMP OF CHICKENのメンバーのシルエットが登場すると、より一層大きい地鳴りのような歓声が会場全体を飲み込みます。それぞれ所定の位置につくメンバー。最後にステージ上に登場し、いつも通りゆっくりとギターを掴み、ゆっくりとステージ最前方に歩み寄り、そしてお客さんに向かって高々とギターを振り上げる"藤原"のトキの声 (=バトル・クライ) があげられると、会場のお客さんから一斉に歓声が沸き上がり、BUMP OF CHICKEN 2006ツアー『RUN RABBIT RUN』、ZEPP札幌2日目のライブが始まりました!!
写真写真一曲目から会場は興奮の坩堝と化しています。メンバーもライブも2日目ということもあり、初日よりも更に安定したグルーヴをうねらせています。前半で早くも"藤原"がMCします。「今日は札幌の2日目。でも気持ちは初日のつもりで精一杯演奏しますんで聴いて下さい!」。こんな"藤原"の真摯な言葉に会場が沸き立ちます。ライブの中盤にも前方に押し寄せて身動きがとれなくなったオーディエンスを気遣った"藤原"が口を開きます。「前の方で具合の悪い人は遠慮なく言ってね。そんで会場の後ろの方でゆっくり見ててよ。俺等は、会場のどこにいたって届くように演奏するから。そう、今日この会場に入れないで外で漏れてくる音を聴いててくれるお客さんにだって届くように演奏してんだからさ!」。全てのオーディエンスと最後まで最高のライブを一緒に創りあげたいという"藤原"の切なる願いがこのMCになっのでしょう。
久しぶりのツアーでライブの感覚を取り戻すまでにどれくらいの時間が必要なのかを当初は不安がっていたメンバーでしたが、この2日目のライブにして完全に感覚を取り戻したような白熱の演奏が続きました。ライブ本編も残すところ2曲となったところでまたも"藤原"がMCします。「残すところあと2曲。俺もずっとこのステージで歌ってたいよ。でも、行かなきゃ。全国で俺等を待っててくれてるみんながいるからさ。有り難う札幌!また必ず来るよ。だから、また必ず会おう!!」。会場からは"バンプ"との再会を誓う大歓声が上がりました。

写真写真本編終了後、「アンコール!!」の大合唱に後押しされるようにステージ上に登場したメンバー。4人とも今回のツアーTシャツ、もちろん全て"チャマ"がデザインしたツアーTに着替えての再登場です。もちろん"藤原"は首周りを自分でカットしてカスタマイズした"藤原"仕様での登場。これにすかさず"チャマ"が突っ込みます。「今回も俺がツアーグッズデザインしたんだよ。可愛いでしょ!? でもね"藤クン"はすぐ首周り切っちゃうの。でもね、似合ってるからいいよね!」。
こんな和気あいあいとしたMCから演奏されたのは、雪の札幌でどうしても聴きたかった曲、そう、『スノースマイル』でした!深々 (シンシン) と響く"藤原"の歌声が、深々と雪が降り続く札幌の地に染み渡るような演奏でした。そして、2度目のアンコールに登場した"藤原"が力強くMCしました。「札幌ホントに有り難う!そして行ってきます!!最高のライブをしに全国をまわってきます!そんで、またきっとライブで会おうな!約束だよ!!聴いてくれ『ガラスのブルース』!!」。そうして演奏された『ガラスのブルース』での途中のブレイク=(「ガラスの目をした猫は叫ぶよ!!」) の部分で、「札幌有り難う!!」と叫んだ"藤原"の言葉に、このZEPP札幌2daysのライブの大成功が象徴されていたように思います!!

次回はZEPP仙台2days!! きっと仙台でも熱いライブが展開されることでしょう!! またこの「BUMP LINES」で報告しようと思いますので、楽しみにしてて下さいね!!

Report: 吹野史斉 (TOY'S FACTORY)
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