1/3「COSMONAUT 順番の続き」

BUMP OF CHICKEN

チャマ:もういくつ~ねると~お正月~ツンパツンパだよ~♪ もうお正月が来ましたね。秀ちゃんおもち何個食べた?
 秀 :2、3個だね~。
チャマ:ヒロ何個食べた?
ヒ ロ:10個はいったな~。
チャマ:ヒロのそのモチに対する気持ちは昔から好きだぜ。
ヒ ロ:そーぉ? (笑)
チャマ:だってさ、6月とかにヒロんちに遊びに行ってもお菓子におもち出してくれんの。
 秀 :お菓子っていうのかな? それ (笑)。まぁ、きなこもちとかお菓子感覚で食べれちゃうところはあるよね。

(ガラガラガラガラ)

藤 原:はい、静かにして~。
チャマ:あとね、俺、モンハンすげーやった!!なんかはっきり言って…
藤 原:ちょっと静かにして!…おもち食べた?
チャマ:おもちって言うか、モンハンすげーやった!
ヒ ロ:俺もすげーやろっ!
チャマ:後で一緒にやろうぜ!!

BUMP OF CHICKEN


2011年も科学のクラスの留年生は絶好調~♪
(そうそう、チャマ&ヒロ留年生がドはまりしているモンスターハンターポータプル3rdについて科学してほしい事まだまだ待ってます!!)
ですが…お正月気分はここまで!!
新年一発目のBUMP LOCKS!は、去年ちょうど半分のところで終わってしまったBUMP先生のニューアルバム「COSMONAUT」に収録されている曲がどんな順番でできていったのか?を科学していきます!


「分別奮闘記」

チャマ:俺この曲を聴いたときに「面白いな」って思ったんだけど、これどんな時に書いたの?
藤 原:これ書いたのは…スタジオで曲を書いていて、2009年の夏の流れなんだけど…
チャマ:何かお題もあったでしょ?この時!
藤 原:お題は「シングル曲を書いてくれ」というのがプロデューサーからのお題だったの。でも「シングル曲を書いてくれ」って言われてもちょっと分かんなかったんで、どうすればいいのか色々考えて、考えて考えて、何周も頭の中でして、「俺たちはやりたい音楽だけをやってきた」みたいな、ざっくりとした概念が出てきて。
チャマ:でもさ、そこが全てだよね。

BUMP OF CHICKEN

藤 原:そうでしょ。それだけが頭の中に残って、そしたらこの曲が書けたんだけど…この歌詞自体は1、2年ぐらい前かな? その頃から既にあったもの。当然書き足している部分はあるんだけど、50%ぐらいはあったのかな。その当時、僕の住んでるところでゴミの分別方法がちょっと細かくなった時があって、今までやってなかった分別をやることになったわけです。そうすると色々見えてくることがあって、すごい面白かったんですね。「これは同じペットボトルなのにわけなきゃいけないの?」とか、「これが燃えるのか!」みたいな。そういう体験から着想を得て生まれた歌詞です。
チャマ:すごいところからできるもんだね。
藤 原:ね。どこからできるか分からないものだね。
チャマ:こういう話聴くの俺らも楽しいね!
藤 原:書けないな~書けないな~って頭を掻き毟ってる時とかもあるんだけど、そうじゃないゴミの分別とかをしてる時にポロっと書けちゃったりねするわけですよ。


「R.I.P」

チャマ:来ました。僕らのシングル曲でもある「R.I.P」。アルバムに入ってると何だか雰囲気違わないですか?
ヒ ロ:そう。ちょっとマスタリングをし直してます。
チャマ:前奏の部分をね。どう、秀ちゃんこのはじまりは?
 秀 :アルバムならではですよね。曲のつながりも楽しめるという。もちろんシングルでもあるんですけど、それがより色濃く出てると思います。
チャマ:アルバムアレンジ格好いい!このはじまり方、僕は好きです。

BUMP OF CHICKEN


「ウェザーリポート」

藤 原:「R.I.P」と「ウェザーリポート」の間に多分僕は「Merry Christmas」とかシングルのカップリング曲を書いてると思います。さっきも話たけど、曲を作る時にプロデューサーから色々なお題が出て…「R.I.P」は "シングル"。ま、「分別奮闘記」も "シングル" というお題。「宇宙飛行士への手紙」の時は、"四つ打ち" というお題。「angel fall」は "ゴスペル" というお題でした。で、「ウェザーリポート」からはお題が一切出ませんでした。
チャマ:それまでお題が出ていたのにもかかわらず…
藤 原:かかわらず (笑)。まぁ、出してくれと言ってたわけじゃないですけど…
チャマ:ついに、何も言わなくなった。
藤 原:まぁ、プロデューサーはスタジオには居てくれて、僕は一人で重い2枚扉の向こう側の防音のレコーディングブースで一人で曲を書くと。
チャマ:この時、秀ちゃんもスタジオに遊びに行ってたんだよね。
 秀 :まぁ、遊びにいったようなもんだったけどね (笑)。「R.I.P」のプリプロ (※レコーディングをする前に行われる確認の為の簡易的なレコーディング) の後で、僕は打ち込みで試したい事があったので行ってました。
チャマ:その時に藤原くんはブースの中で「ウェザーリポート」を書いていたと。
 秀 :貴重な体験でしたね。メンバーでは僕だけですから。

BUMP OF CHICKEN

藤 原:あんまりない事だもんね。スタジオで曲を書いていていい事は、曲がかけたら「できたよー!」ってプロデューサーさんとかエンジニアさんとかにすぐ言えるところだね。
チャマ:すぐ反響返ってくるしね。
藤 原:そう。それで、すぐ録音できると。で、録音して自分でもすぐ聞けるんです。これは作業効率がすごく良くなる。自分としてもメリハリがつくし。家にいるといつまでもやってしまうんで…
チャマ:藤くんはね、周りからみても、良くも悪くも凝り性だからね。
藤 原:"良く" も "悪くも" ね( 笑)。
チャマ:でも、僕はそういう藤くんが好き!
藤 原:おうちでやってると、ボツ出さなくてもいいところでもボツ出しちゃったりもするからね。そういうところでもスタジオで曲を作るのはいいですね。


「イノセント」

チャマ:来ましたね。もう佳境!って感じだね。
藤 原:「ウェザーリポート」ができたのが2009年の9月で、「イノセント」ができたのは2010年の2月。
チャマ:開いてますね。
藤 原:でもこの間にも、カップリング曲を書いてます。「pinkie」と「キャラバン」ですね。あと、11月には「good friends」とかも書いてたかな。
チャマ:アルバムに入ってない曲も書いてるしね。
藤 原:それはもうちょっと前、だったかなぁ…。
チャマ:つまり!藤くんの勢いは止まってないんだよね。
藤 原:あ、あとは「R.I.P」をリリースしたり。この「イノセント」もスタジオで書きましたね。

BUMP OF CHICKEN


「beautiful glider」

チャマ:ついに来ました。ラスト前の「beautiful glider」! これはやっぱりギター!トラディショナルお兄さんが藤くんに光臨してたね。…藤くんはよくギター弾くんですよ。
藤 原:ギター大好きですから。
チャマ:例えばレコード会社の待合室だったりとか…レコーディングスタジオで僕らがレコーディングをしている時でったりとかそういう時もずっと弾いてる。その時の、何て言うのかな?手癖といいますか、こういう超絶ギターを変則チューニングずっと弾いてるんですよ。それは曲だとか何だとかそういった意識じゃなくて、遊びみたいにずっと弾いてる。そのあたりがこの曲に繋がってるんじゃないかな?と、音楽ライター直井由文が分析してみました (笑)。


「三ツ星カルテット」

チャマ:「三ツ星カルテット」。これ最後にできた曲ですけど…アルバムだと1曲目に収録されてます。これができた経緯をちょっと知りたいな、と。
藤 原:これは僕、スタジオで書きました。でも僕一人がスタジオに入って曲作りをする日ではなくて、みんなもいる日で…。
 秀 :その時は僕がやってましたね。
藤 原:その前日もみんなでスタジオ作業やってて…みんなでいっぱいバンドの事を話し合った日だったんですよ。バンドの今。今まで。そして、これから。
チャマ:そんな真面目な話合いも僕らはしてるんですよ!
藤 原:すごく真剣で大事な…すごくいい話をして、僕は胸がいっぱいになって…。次の日また作業をしにスタジオに行って、スタジオではまた秀ちゃんがドラムの作業をしているわけですけど…あれ、バンドのデモテープを作ってたんだよね。
僕らのデモテープは2段階あるんですけど、僕一人のデモテープと、そのデモテープをみんなで聞いてみんなで作るデモテープ。この日は秀ちゃんが後者のデモテープの作業をしていて。で、僕は前日の話し合いで胸がいっぱいになってて、そのことを考えながらずっとギターを弾いていたらこの曲ができた…という…いい話ですね (照笑)。
 秀 :いい話!
藤 原:(笑) とってもいい話。
チャマ:で、結局アルバムの曲順を決める時に、4人ともこの「三ツ星カルテット」が一曲目だろう、となりました。
藤 原:うん。そうでしょう。

BUMP OF CHICKEN

藤 原:でもこうやって記憶を思い返してみるとすごく曖昧だし、僕が作った瞬間の順番と、みんなで録ったデモテープが完成した順番は違うしね。
チャマ:そう。ざっくりです。でも、大体合ってます。
藤 原:最初のほうと、最後のほうは合ってる!
チャマ:最初パンパンできて、中ちょっとできない、その後すごい出来る!
藤 原:そうそうそう(笑)。2009年は夏の記憶があんまりない!

チャマ:曲ができた順番を振り返ってきましたけど、秀ちゃんどうだった?
 秀 :生徒のみんなもそうだと思うんだけど、僕もここで「そういう風にできたんだ!」という話が聞けて藤くんの心のうちがチラ見できて非常に充実してました!
チャマ:藤チラ状態でしたね。

BUMP OF CHICKEN

藤 原:でもね、作ってる間、ずーっとずーっと、"みんなに聞いてもらいたい" っていう気持ちがすごく強かったです。
チャマ:ほんとそう!だから、こうやって発売できてみんなに聞いてもらえた事をすごく嬉しく思います!
藤 原:嬉しく思います!
 秀 :ありがとうございます!



BUMP LOCKS!でしか聞けない貴重なお話が聞けた「COSMONAUT」に収録された曲の出来た順番を科学する!!!!
2011年もBUMP LOCKS!ではみんなからBUMP先生に科学してほしい事をバシバシ募集します!!!
(短い疑問⇒BUMPに相談DASH!も待ってます!!)
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