* 放 送 後 記 *

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尾崎「SCHOOL OF LOCK!の階段の踊り場から送る…クリープLOCKS! クリープハイプ、尾崎世界観です。担当科目は『社会』!自分の周り、半径3mの社会を考える授業です。」

尾崎「いつも、ひとりで授業していますが、今日は踊り場に、ゲスト講師をおよびしました!あの、早速なんですが、自己紹介をお願いしてもいいですか…?」

加藤「はじめまして。東京スカパラダイスオーケストラ ギターの加藤です。」

茂木「東京スカパラダイスオーケストラの茂木です!よろしくお願いします。」

尾崎「だんだん慣れてきて冒頭は自分のリズムで言えるようになってたんですけど、初期にもどって緊張した感じになってしまいました。」

加藤・茂木「(笑)よろしくねー!」

尾崎「目の前で“東京スカパラダイスオーケストラ”って聞くのはすごいですね。」

加藤・茂木「いやいやいや(笑)」

加藤「僕たちの関係が不思議だと思うんですよ。」

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茂木「そうね!でも、加藤くんは去年のツアー中に楽屋に来るたびに『今クリープハイプしか聴いてないから』って言ってたからね。」

加藤「こんな紹介になっちゃいますけどけど…僕ね、ただのクリープハイプのファンなんです(笑)」

尾崎「(笑)いつもお世話になっています。っていつでしたけっけ?一昨年ぐらいのCOUNTDOWN JAPANですよね?うちのギターの小川が当時スーツみたいな衣装を着始めて、そのときに同じエレベーターでスカパラさんと一緒になって(スカパラ先生はいつもステージではスーツを着ているので)本物と並んでこいと。チェックしてやる!って(笑)そしたら加藤さんに『クリープハイプだよね?』って声をかけてもらって…」

加藤「俺は俺でその当時雑誌の尾崎くんのインタビューを読んでて、こいつおもしろいなと思って、そっから“youtube”とかでチェックしてそっからズボってはまってて。その矢先にばったり会ったからその時なんか声かけなきゃ!って思って。おれもヨソヨソしい感じで…」

茂木「運命だ!」

加藤「そう!で、『クリープハイプですよね?聴いています。』って声をかけた(笑)」

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尾崎「ドッキリなのかと思いました。若手バンドに大先輩がドッキリしかけるみたいな感じの(笑)。その後も、テレビ局とかで会ったりしてたんですけど、その時も先に挨拶に来て頂いて…。その時の事を後で加藤さんに聞いたら、あーやって挨拶言っても『あー。はい。』みたいなのが尾崎くんらしくていいよねって言われて…。自分の中ではかなり気合いを入れてたのに、全然誠意が伝わってなかったっていう…。」

茂木「でもそういう態度が加藤くん的にもよかったんだよね。」

加藤「そうだね。そこで俺もこいついいなって思ったりして(笑)そっから飲みに行ったりしてね。」

茂木「明け方まで飲んじゃったね。本当に楽しい時間だった。ありがとう。」

尾崎「こちらこそありがとうございます。そして今日、この踊り場に来てもらったのは、おふたりに聴いてもらいたい『社会の声』が届いたからなんです。一緒に聞いてもらってもいいですか?」

加藤・茂木「もちろん!」

尾崎「北海道 16歳。ラジオネーム:世界一愛されている女の子 から届いた社会の声です。」



RN 世界一愛されている女の子 北海道




加藤「おーぉ!」

茂木「すばらしい!グっときちゃった!」

尾崎「そうなんですよ。一方通行なんですけどお互いこの距離感がよくて。」

加藤「いいねー!」

尾崎「チリには行かれたことありますか?」

茂木「チリははまだですね。メキシコまでですね。さらに南下したいんですけどね。」

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加藤「それこそ“大丈夫”って曲あるじゃないですか、クリープハイプに。それ聴きながら頑張るとか(笑)この間行ったメキシコでのツアーはかなりタイトなスケジュールだったんですけど、かなりクリープハイプを聴いていましたね。恋しくなるんですよね、日本の感じが。夜中尾崎くんにメールしたりしたね(笑)。音楽と一緒に遠く離れてるけど日本のことを感じたりしながら、もうちょっと頑張ろうって思うんですよね。」

茂木「それって素晴らしいね。今は話したいって思ったらすぐに繋がれるしね。」

尾崎「今日はこんな感じで“世界一愛されている女の子”みたいに、この春、留学したり、大きな世界に飛び出していく生徒にむけて、今夜はおふたりとこの授業をやりたいと思います。」

「半径6371kmの社会」

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茂木「スゴイ距離になったね!」

尾崎「半径3mから急にとんでもない大きさの半径になりましたけど…これは、地球の半径の距離です。社会じゃなくて世界の授業をしていきたいと思います!スカパラは今まで何カ国でライブしてきたんですか?」

茂木「25カ国…ぐらいかな?」

加藤「そうですね、それくらいですね。」

尾崎「僕たちは1カ国です。」

加藤「これからですね。」

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尾崎「最初に海外でやったのはいつなんですか?」

茂木「僕らがスカパラに入る前からだよね。スカパラはデビューした年から海外でやってるからね。最初はフランス・パリとか、スペインの闘牛場とか、インドネシアの奥地でやったりとか。それから僕らが加入してから2000年にヨーロッパツアーだよね。フランス、スペイン。2011年ぐらいに南米かな。」

尾崎「やっぱり南米ではスカが人気なんですか?」

茂木「南米もそうだしスペインもフランスもどこに行ってもスカが好きな人がいてくれるから、うれしいよね。待ってたんだぜ!って感じはうれしいね。」

加藤「スカパラの曲はラテンの人達にうけいれられる感じがあるよね。」

茂木「インストの感じとかが旋律がふれるのかな?」

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尾崎「今度リリースされるアルバム(3月4日リリースのベストアルバム「THE LAST」)の特典にもライブ映像がついてますよね。あれも、お客さんの“待ってたんだぜ!!”っていう感じがすごいですよね。本当に待ってた!ってこういうことなんだなって。」

加藤「むこうの人は好きになったらずっと長い間10年も20年も好きでいてくれる人が多いから『お前ら前回来たのは10年前だろう!なにしてたんだ!』って言われたりしてね(笑)」

尾崎「お客さんの感じとか、かわいいですよね。力感じますよね。映像からも十分伝わってきます。」

茂木「一生懸命生きてる感じするよね。」

尾崎「観に行きたいとかじゃなくて、観に行かなくちゃ行けない!って気がします。」

加藤「音楽を待ってる感じがすごいする。メキシコとかって若者がそんなにお金を持ってるわけじゃないから、一生懸命働いてちょっとずつ溜めたお金でライブ観にきてくれるから、スカの音楽がそこで発散するみたいな。盛り上がり方が日本とまた違うというか、ハンパない!」

茂木「チケットの握りしめ方が全然違うよね。これのために俺は働いてきたから!っていう感じ。それくらい音楽が密着してるんだよね、生活と。そういう気持ちって大切だな。初心に戻れるっていうか。」

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尾崎「そっか。。。。なんかスゴイいい話をきかせていただきました。なにか最後に、『世界一愛されている女の子』みたいにこの春から海外に留学したり、新しい環境に飛び込んでいく生徒たちにアドバイスを頂ければと…」

茂木「不安になるのもいい経験っていうかさ、その中にもポジティブな気持ちも混ざってたりするっていうのがこの子の声から伝わってくるっていうか。」

尾崎「そうですよね。期待するから不安なんですよね。」

茂木「留学したくても出来ない人もいっぱいいると思うから、そういう人の分のチャンスもゲットしてるって思ったら頑張れるんじゃないかな?すごい、いい経験だよね。」

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尾崎「あと、海外で言葉が通じない時はどうしてるんですか?」

加藤「そうだなーでも最後は結構人間力だよね?トランペットのNARGOさんなんて日本語でずっと喋ってるもんね。でも一番通じてる(笑)日本語で『ウーロン茶ないかな?』って話してるけどウーロン茶出てくるからね(笑)」

尾崎「人間力ためされますね(笑)。」

茂木「そうだね。キレイな文法より、伝えたいって気持ちの方が伝わるんっだて思ったよね」

尾崎「加藤さんも海外のLIVEで『あげてけー!!!!!』ってあおってましたもんね。日本語であげてけって(笑)」

加藤「(笑)」

尾崎「でも“おーっ!!!!!”てなってましたもんね。」

…今日は、東京スカパラダイスオーケストラの加藤先生と茂木先生が踊り場で授業を届けてくれた世界の話。
君の半径3メートルの社会になにか変化が起きたら嬉しいです。

スカパラ先生は、来週もこの踊り場で尾崎先生と一緒に授業を届けてくれます!

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そして最後に!!
先週紹介した[Alexndros]の川上先生、そして池松壮亮先生のオススメ映画の当選者を発表します!!

[Alexndros]の川上先生が紹介してくれた「イコライザー」をプレゼントするのは…
ロックステディ 16歳 島根県

池松壮亮先生が紹介してくれた「ドリーマーズ」をプレゼントするのは…
成美観 20歳 千葉県

沢山の「オススメ映画」の書き込み、ありがとうございました。
これからも尾崎先生にオススメ映画があったら[ クリープLOCKS!掲示板 ]に書き込みお願いします!!

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