回り道でもいいから、向いていることより、好きなことをやれ
出雲大社のバスケプレーヤー 島根県 18歳

小学校からずっと吹奏楽をやってきて将来の夢は音楽の先生だった僕。しかし、中学校3年生の時の担任から「今は音楽の先生の採用は厳しいから他の教科の先生を目指せ。数学が得意だから数学の先生の方が可能性があるし、向いていると思うぞ。」と言われました。ずっと思っていた将来の夢を簡単に可能性の話だけで切り捨てられ、現実を見せられた僕はかなり心が揺らいでいました。そして僕は部活の顧問の先生に相談をしました。その時、先生が僕にくれた言葉が「確かに数学が得意で向いているかもしれない。でも数学の先生になってお前は後悔しないのか?満足できるのか?回り道でもいいから向いていることより好きなことをやれ」でした。
この言葉を聞いた僕は、「自分の夢をそんな簡単に諦められない。何年かかっても、どんなにカッコ悪くても絶対に音楽の先生になってみせる」と強い決意を固めることができました。
それから高校に進み、夢に向かって勉強と音楽を頑張り続け、第一志望の大学に入ることができました。その直後、真っ先に中学の時の顧問の先生に連絡しました。すると、泣いて喜んでくださりました。あの時の先生の言葉があったから僕は今、音楽の先生への第一歩を歩き出すことができています。あの言葉は心が折れそうになったり、迷ったとき、いつも僕を支えてくれる大切な一生の宝物です。

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