SCHOOL OF LOCK!×JASRACーJASRAC 12ー
Q1 個人のブログを書く場合、次のうち、著作権者の許可をもらう必要がないのはどれ?

1番 … 好きなアーティストの名前
2番 … 好きな曲のタイトル
3番 … 好きな曲の歌詞


解説

個人のサイトであっても、歌詞をのせる場合は、 その歌詞の著作権をもっている人の許可をもらわなくちゃいけないんだ。
アーティスト名や、楽曲のタイトルは、ブログに書き込んでも、原則、大丈夫。
ただし、 "タイトル" も、作品を象徴する、大事なもの。
だから、勝手にタイトルを変えたり、サブタイトルを追加したりしちゃいけないんだ。
ちなみに、JASRACの管理している曲の歌詞をブログで使いたい場合は、 ちゃんと使用料を払えば大丈夫!

使用料はそんなに高いものじゃないよ(※)。
分からないことがあれば、気軽になんでも、JASRACに問合せしてみて!

という訳で、答えは【1番】と【2番】

【使用料(例)】
個個人が広告収入などをもらわずに運営するホームページやブログに歌詞をのせる場合の使用料は1曲だけだと年額1,200円(税別)/月額150円(税別)となります。 詳しくはコチラ

※現状、上記の使用料でご利用いただけるのは内国曲(日本の楽曲)のみとなっております。



著作権について更に知りたい場合はコチラ!
Q2 次のうち "著作物" でないのはどれ?

1番 … 楽曲のタイトル
2番 … アーティストの写真
3番 … 生徒のみんなが書いてくれた、掲示板の書き込み


解説

"著作物" って何だろう?
"著作権法" っていう法律には、こう書いてあるよ。

「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するもの」

なんだかムズカしいけれど、カンタンに言うと、才能や工夫が必要とされる、その人にしかつくれないもの。
楽曲や映画などのタイトルも、つくるのにはかなりのアイデアや努力が必要とされるんだけど、通常それだけでは、 "著作物" ではないとされているんだ。(だから、著作権法で守られないんだよ。)
ちなみに、誰かが撮った写真や、みんなが掲示板に書き込んでくれた内容は、 "思想、または感情を創作的に表現したもの" なので、著作物とされるんだ。ちょっと意外かもね。

という訳で、答えは【1番】



著作権について更に知りたい場合はコチラ!
Q3 JASRACに著作権をあずけたい場合、必要になる条件は次のうちどれ?

1番 … 入場料無料のLIVEで自分の曲が誰かに演奏されたことがある
2番 … 作曲数が、100曲を越えている
3番 … テレビやラジオで曲が放送されたことがある


解説

JASRACに著作権をあずけるための条件は、原則として、「楽曲が、過去1年以内に日本国内で、第三者によって利用されていること」

つまり、誰かに使ってもらうことが重要。
どれだけたくさんの作品を頑張ってつくっても、自分しか使っていない場合は、あずけることができないんだ。

ただ、LIVEで自分の作品が演奏された場合、JASRACにその曲をあずけられるのは、入場料をお客さんからもらっていることが条件。

"閃光ライオット" は入場無料だったけど、ファイナリスト9組の曲は全て、SCHOOL OF LOCK! でオンエアしたことがあるから、JASRACに著作権をあずけることができるんだよ。

という訳で、答えは【3番】



著作権について更に知りたい場合はコチラ!
Q4 去年までの30年間に、JASRACが、最も多くの著作物使用料を集め、作詞・作曲家に届けた楽曲は、次のうちどれ?

1番 … AKB48ヘビーローテーション
2番 … SMAP 世界に一つだけの花
3番 … マイケル・ジャクソン スリラー


解説

著作物使用料っていうのは、歌詞や楽曲の "著作権" を誰かが使いたい時に、支払うお金のこと。

これはCDだけでなく、放送、音楽配信、カラオケ、楽譜など、使われるシチュエーションが多いほど、増えていくことが多いんだ。

"ヘビーローテーション" や "スリラー" も、すっごい売れたCDだけど、特に、"世界に一つだけの花" は、日本国内で、LIVEでの演奏やカラオケから、パソコンや携帯電話向けの楽曲配信、さらには、学校の卒業式のCDやDVDをつくる時にまで、いろ〜んなシチュエーションで使われたんだよ。

という訳で、答えは【2番】



著作権について更に知りたい場合はコチラ!
Q5 次のうち、著作権を侵害しているのはどれ?

1番 … 正規に買った音楽ファイルをパソコンから直接自分の携帯に転送する
2番 … 自分で買ったCDをコピーして、クラスのみんなに配る
3番 … 学校の校内放送で市販されているCDを流す


解説

著作権法は、自分の作品が、知らない間にコピーされたり、ネット上にアップロードされたりしないために、著作権者の権利を守る法律のこと。

つくった人に許可をとらないまま出回ってしまうと、その人の収入が減ってしまったりすることもあるんだ。

ただし、自分ひとりだけや家族で楽しむ場合など、著作権者に不利益をあたえない範囲で利用する時は、音楽や映像をコピーすることが可能なんだよ。

ただし、それは、限られた範囲で楽しむためだけのもの。
それを、友達みんなに配ったりしたら、法律違反になっちゃうよ。

という訳で、答えは【2番】



著作権について更に知りたい場合はコチラ!