【制作メモ from やんも先生】

監督の亜実香とも話して、そんなに脚本的な直しは入りませんでした。ちょっとイジったくらい。
このドラマによって伝えたいことが何なのかというと、まあ別にないです(笑) 特に何も起こってないドラマっつーか。
会話の間だったりテンポだったりを楽しむためのもので、脚本家の意図するところもそうだろうし、僕としても何も考えずに気楽に聴いてほしいなと思ってつくりました。

今回のドラマは5分程度の短いものってことで脚本家のみんなには頑張ってもらったんだけど、これはどう頑張っても7分ですね。
5分以内に収めるには内容全部変えないと入んないし、実は他の曜日のドラマもそうです(笑)あんだけ自分でしゃべって時間計ってこいっていったのにねー。


それはともかく、こうじ10もマル介も楽しんでやってくれたし、個性も出てたし、2人とも飲み込み早くて、収録的にはラク、でした。1回ダメ出しをしたら、ダメな部分が1、2回でちゃんと修正されてくる、っていうのは、リズムも良くて気持ちいい。いい役者でした。

こういう雰囲気のショートドラマとなると、若い勢いだけの曲、とか、しんみりするアコギ、みたい曲はピッタリはまっちゃって、どうしても耳はそっちを選びたくなるんですが、時間短いだけに、スケール感が出ないんですよね。どうにも小ぢんまりする。ミニランチセットみたいな。
やっぱし、ドラマは時間と空間の切り取りだと思ってるんで、ドラマの外にもドラマがあることは表現したいし、スケール感は長いドラマよりも意識したいんで、歌詞はあんまし関係ないけど(笑)
ドラマ本編と同じスピードの風が吹いてる曲、ってことだけを意識して選んでミスチル先生。

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