「親を泣かせてしまった。」という授業で逆電できなかった書き込みを紹介します。

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『 書きづらいなか ありがとう 』

とーやま校長「昨日の授業テーマが『親を泣かせてしまった。』というテーマだったんだけど…。みんな本当に書きづらかったと思う。
だって、基本的に親を泣かせてしまったことは思い出したくないわけだからね。嬉し涙とかじゃなくて悲しい涙を流させてしまった話を聞かせて欲しいという授業だったわけだけど、いろんな年代の方からの書き込みがあった」

その中で、逆電はできなかったけれど、
こんな書き込みが来ていたので紹介します。

■親を泣かせてしまった
私が中学受験をした時に私の通っている塾はとても塾代が高い場所でした。
それに加えて私は双子なので二人分のお金がかかります。
私は元々地頭が良くないので塾をやめてと言われていました。
でも、通い続けた結果、弟の方の進学が怪しくなり、
なんでやめてくれなかったのと泣かれました。
その時に親が私に向かって『あなたはついでなの、ついでの人間なの。
もともと生まれてくることのなかった命なんだから十分でしょ。』と言われたのが
今でも私の中に残っています。
星のかけらの源氏
女性/16歳/東京都
2019-09-06 22:14


星のかけらの源氏 東京都 16歳 女性

とーやま校長「もしもし」

星のかけらの源氏「もしもし」

とーやま校長「星のかけらの源氏とは、何回か話をしたことあるよね。久しぶり!」

星のかけらの源氏「お久しぶりです!」

とーやま校長「書き込みありがとう。読ませてもらったんだけど…なんでこんなこと言うんだろうね」

星のかけらの源氏「わからないです…」

とーやま校長「これを言ってきたのはお父さん? お母さん?」

星のかけらの源氏「お母さんです。お父さんは見てるだけっていう感じでした」

とーやま校長「星のかけらの源氏はついででもなんでもないし、ちゃんと使命があって、待っている人がいるからこの世に生まれてきているわけだよ。
お母さんはお母さんなりの考えがあるのかもしれないけど、どんなことがあってもこんな悲しい言葉は普通出てこないよね。
俺は、これは間違いだと全力で言いたいね。こうやって書き込みをくれて喋ってる時点でSCHOOL OF LOCK!にとっても、俺にもとっても星のかけらの源氏は大切な生徒だから」

星のかけらの源氏「はい」

とーやま校長「それで泣かれてもなあ」

中学受験が終わり、進学するというタイミングで両親二人に土下座され、
RN 星のかけらの源氏が塾を辞めなかったから弟の進学が危うくなったと泣かれたのだそう。

とーやま校長「弟のことはすごい可愛がっているんだ。それは小さいときからそうなの?」

星のかけらの源氏「そうですね」

とーやま校長「お母さんからの愛情は全く感じない?」

星のかけらの源氏「感じないわけではないんですけど、お父さんが出張することが多いので、
普段は家事とか手伝ってもありがとうとか何も言ってくれないんですけど、そういう時だけは“ありがとう”とか言ってもらえたりするのが嬉しいなって思います」

とーやま校長「お母さんのことはどう思ってる?」

星のかけらの源氏「嫌いです」

とーやま校長「そりゃあそうだよな。恨んでたりもする?」

星のかけらの源氏「めっちゃ恨んでます…」

現在、双子の弟とお父さんとお母さんと暮らしているが、家にいるのが嫌だと感じるというRN 星のかけらの源氏。
小学生の頃から皆勤賞だという学校も、最近は行きたくないなぁと思いながら行っているのだとか。

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とーやま校長「なんで学校に行きたくないの?」

星のかけらの源氏「部活内で揉めちゃって行き辛くなっちゃいました」

とーやま校長「弟のことはどう思ってる?」

星のかけらの源氏「弟のことはたまにウザいなって思ったりするんですけど、それ以上に優しくしてくれるんで…」

とーやま校長「双子だから弟も同じ16歳でしょ。お母さんは自分にだけ愛情を注いでくれているけど、姉ちゃんに対しては全くないなっていうの分かった上での優しさなのかな」

星のかけらの源氏「いや、違うと思います。小さい頃からずっとそういう事をされてる知らずに普通に優しくしてくれてます」

とーやま校長「お父さんは?」

星のかけらの源氏「お母さんが私を殴ったりとかしない限りは特に間に入ってくることないんですけど、お母さんがやりすぎてるのを見ると止めに入ったりして助けてはくれます」

とーやま校長「お母さんから暴力を振るわれたこともあるの?」

星のかけらの源氏「はい。昔、弟がやったことを私のせいにされて目覚まし時計とかで殴られたり、階段から落とされたり、ご飯一週間ぐらい抜きにされたりしたときは。助けてくれました」

とーやま校長「今、逃げられる場所とかはある?」

星のかけらの源氏「ないです」

身の危険を感じて携帯を持ったままトイレに入り、警察を呼んだりしたこともあったそう。

とーやま校長「もしかしたら、これからお母さんの行動がエスカレートして星のかけらの源氏の命が危うくなるかもしれない。
そんな時は、SCHOOL OF LOCK!に相談して欲しい。俺もいるし職員もいるし、連絡先もちゃんとわかってるから、何かあったらちゃんと言ってね」

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星のかけらの源氏「はい」

とーやま校長「でも、もういくつか逃げ込める場所が欲しいね。このまま、じゃあね〜とは到底言えないよ。
今は各町に虐待とかを気にかけてくれる大人達もいるし、専用の電話とかもあるからさ。そういう場所をいくつか見つけておきたいね」

RN 星のかけらの源氏とは、学校運営戦略会議の後半も話をしていく!

とーやま校長「もしもし! セカオワLOCKS!寝そべって聴いてたでしょ?」

星のかけらの源氏「バレました?(笑)」

とーやま校長「ちょっとウトウトした? 俺がセカオワLOCKS!終わりで『おいっ!』って言ったの届いた?」

星のかけらの源氏「届きました!」

とーやま校長「良かった(笑) 源氏は、何をしている時が楽しい?」

星のかけらの源氏「部活で歌っているときが一番楽しいです」

RN 星のかけらの源氏は合唱部に所属していて、
尊敬している先輩が振っている指揮で歌ったときは一番楽しかったのだとか!

とーやま校長「なんていう曲? 『モルダウ』?」

星のかけらの源氏「それではないですね(笑) 僕が守る? みたいな曲名だったと思います」

とーやま校長「好きな曲なのに覚えてないのか?」

星のかけらの源氏「先輩が指揮を振る曲っていう覚え方をしてて…(笑)」

とーやま校長「いや、それでもタイトルは覚えてるでしょ! でも、音楽は好きなんだ」

星のかけらの源氏「はい! 星野源さんとか…」

とーやま校長「星野源先生好きなんだ! 星のかけら〜♪ の源氏としてる〜(『Pop Virus』のリズムで)でしょ?」

星のかけらの源氏「はい(笑)」

とーやま校長「え、困った?」

星のかけらの源氏「ちょっとだけ…。あ、曲名調べました!」

とーやま校長「先輩が指揮しているやつ? なんてタイトルなの?」

星のかけらの源氏「『僕が守る』でした! 正解してました!」

とーやま校長「その歌はどんな歌なの?」

星のかけらの源氏「昔、あなたが守ってくれた事を僕は忘れていないから、今度は私があなたのことを守るね。みたいな歌です」

とーやま校長「合唱部には、そういう友達はいる?」

星のかけらの源氏「いないですね」

とーやま校長「本当はいるかもしれないけど、見れてないってこともない?
源氏の学年は何人くらいいるの?」

星のかけらの源氏「160人はいます」

とーやま校長「160人いたら70人は星野源先生好きだよ!」

星のかけらの源氏「いや〜、ジャニーズ好きならたくさんいるんですけど…」

とーやま校長「他にはどんなアーティストが好き?」

星のかけらの源氏「[ALEXANDROS]先生、Mrs.GREEN APPLE先生、セカオワ先生、LiSA先生……。
SCHOOL OF LOCK!に出ている先生は大好きです!」

とーやま校長「おおっ! じゃあ、学校にSCHOOL OF LOCK!を聴いている人はいないのかな」

星のかけらの源氏「友達に教えても、ジャニーズが好きなので『レコメン!』聴いちゃうって言われたりするんです(笑)」

とーやま校長「れ、レコメン? 俺はよく知らないけれど、なんか来週とかにガチムチ柔道ヤロウに呼ばれたからちょっと出るのよ。
それをきっかけに、今まで話をしたことがなかったやつと話をしてみるってのはどう?」

星のかけらの源氏「いや、私の勝手なイメージなんですけど、ジャニーズ好きな子ってパリピっぽいイメージがあって…(笑)」

とーやま校長「まあな(笑) でも、根底にはラジオというものがあるわけだから、そこで分かり合えるものがあるかもしれないし、パリピっぽい人の中にも実は内気な子たちもいっぱいいると思うんだ。
話をしてみないとその人の本質ってわからないし、身近に源氏のことを守ってくれる人がいる可能性はゼロではないよね。
いろんなものを使って広げていって欲しいなと思うし、本当に何かあったら連絡をしなさい! 何かあったら、俺が駆けつけるから」

SCHOOL OF LOCK!


星のかけらの源氏「はい!」

とーやま校長「じゃあ、最後は一緒に挨拶しよう! 何か言い残したことはある?」

星のかけらの源氏「今日、話せて良かったです!」

とーやま校長「こちらこそ! ……起立、礼!!」


とーやま校長・星のかけらの源氏「また来週〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

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