『 逆逆電 』

さかた校長「おとといの生放送教室で、『“電話で俺たちと直接話したい”という生徒が、強く念じれば生放送教室に電話をかけてこれる』という、『逆逆電』という授業を行ないました！」

こもり教頭「普段は、僕たちから生徒に電話をかける『逆電』を行なっていますが、その逆なので、『“逆”逆電』という授業ね。まぁ、賛否いろいろあったけどね。“『逆逆電』はただの『電話』なんじゃないか”とか」

さかた校長「日本語として、“『逆』の『逆』は何？”みたいなのもあったけどもね」

こもり教頭「普段は僕らが“電話したい”という生徒と電話してたけど、“念じたのに電話できなかった”という生徒もたぶんいると思うんだ。ごめん！」

さかた校長「相当な念だったからね！　念が多くて絡みに絡んじゃったから。
今後も『逆逆電』もやっていこうと思うし、また強く念じて欲しいと思うんだけれども…」

こもり教頭「はい」

さかた校長「そんな水曜日、1人目に繋いだRN ベーコンエッグボリボリが、俺の実家の近所の生徒で、“俺の実家の住所を教えて欲しい”とお願いされてね。“もうしょうがないな”って、“近所にセロリ農家の人たちがいっぱいいるから、聞いたら教えてくれるから行ってくれよ”って伝えたのよ…」

こもり教頭「でね、そんな、RN ベーコンエッグボリボリから、きのう、書き込みが届いていました！」



さかた校長「早いやろ!!（笑）」

＜イェーーーイ!!＞

こもり教頭「だって、水曜日に電話して、きのうには届いてるから、24時間経ってないってことか」



さかた校長「木曜日の昼過ぎかな。母親からLINEがあって、それで起きたのよ。“なに？”と思ったら、『昨日、〇〇くん（RN ベーコンエッグボリボリの本名）が来たよ』って来たわけ。『え、ちょっと待って？　それってラジオって言ってた？』って聞いたら、『そうそう』みたいな。
“え!?　は、早っ！　もう行ったん!?”みたいな（笑）　ベーコンエッグボリボリ、ちょっとスゴ過ぎるよ！」

こもり教頭「行動力がスゴイのよ。自分が“新しい第一歩で、再受験するという強い気持ちを持ってやりたい。だから校長に拝みたい”って、あの強い気持ちがあるから、だから行動力がスゴイんですよ」

さかた校長「さらっと『ソレソレ!MI・YA・MA』も流れてるけど、もう何回流れてるんだよ（笑）」

＜ソレソレソレ！＞

さかた校長「MI・YA・MA!!
ベーコンエッグボリボリは『ソレソレ!MI・YA・MA』、俺よりも詳しかったからな（笑）」

こもり教頭「確かに！（笑）　しかも、お父さんとお母さんは本当にちゃんとセロリくれたんだね」

さかた校長「うん。『ご両親がめちゃくちゃ面白くて』って、マジで何だ？（笑）　『優しくて』じゃなくて、一文目で『面白くて』って怖いんだけど（笑）」

こもり教頭「これが恥ずかしいよね！　お父さんとお母さんがトークをぶん回したんじゃない？」

さかた校長「まぁ、セロリもあげられて良かったわ！　美味しく食べて、パワー付けてくれ！　ありがとな！」

こもり教頭「（笑）」


さかた校長「ということで、今夜も、SCHOOL OF LOCK! FRIDAY！、はじめていくぞ！」


＜prrrrrrr…（電話のコール音）＞

こもり教頭「うわぁ！　ヤバぁ！」

さかた校長「ちょっと待って、どういうこと？」

こもり教頭「もしかしたら水曜に引き続いて、どこか遠くにいる生徒が強く念じて電話がかかってるのかもしれない」

さかた校長「水曜から続いてるって相当強い念だぞ」

こもり教頭「これは強い念だから出た方がいいんだけど、教頭からひと言だけ言わせて貰ってもいい？」

さかた校長「何だよ？」

こもり教頭「来週の木曜日、生放送教室に、神はサイコロを振らない先生が来校」

＜イェーーーイ!!＞

さかた校長「どこで言っとんねん!!
いや、神サイ先生は好きだけどさ！　福岡出身で楽しい方たちやから。マジでどこでぶっこんでるんだよ！」



こもり教頭「来週木曜日に来校です！」

＜prrrrrrr…（電話のコール音）＞

さかた校長「念が強いからコール音が続いてるんだけど！」

こもり教頭「そうなんだよね。これは出るしかないね！」

さかた校長「もう出てみよう！　もしもし！」

???「もしもし！」

ベーコンエッグボリボリ　福岡県　18歳　男性

まさかの、RN ベーコンエッグボリボリ、『逆逆電』おかわり！

さかた校長「まず、お前早いんだよ！（笑）」

ベーコンエッグボリボリ「さっそく行かせていただきました！」

さかた校長「『さっそく』過ぎたね。次の日に行くとはな」

こもり教頭「（さかた校長の）家はすぐにわかるもんだった？」

ベーコンエッグボリボリ「水曜日の逆逆電の時に、家族みんな聴いてくれてたんです。で、大学生の兄が車で近くまで連れてってくれて、そしたらもう近くに農家のおじさんがひとりいらっしゃったので、“サンシャイン坂田さんちってどこですか？”って尋ねたんです」

さかた校長・こもり教頭「（笑）」

さかた校長「いやいや、お前どんな聞き方してんの!?（笑）　“サンシャイン坂田”は恥ずいって!!」

こもり教頭「（笑）　そしたら、そのおじさんは何て答えたの？」

ベーコンエッグボリボリ「そしたらもう、“ああ、ここを曲がって突き当りのとこ”って場所を教えてくださったんで」

こもり教頭「うちの校長スゴくない？　“サンシャイン坂田”って言ったら特定されるぐらいなんだよ」

さかた校長「いや、違う！　地元過ぎるからだよ！　それたぶん知り合いのおじさんだわ！」



こもり教頭「それで“あそこだよ”って言われて、トコトコ歩いてったら…？」

ベーコンエッグボリボリ「そしたら、おじさんがいらっしゃったんです。笑顔で見ていらっしゃって、“あれ、もしかして、きのうの放送の子？”って聞いてくださったんですよ」

こもり教頭「ああ、向こうからね」

ベーコンエッグボリボリ「で、自分が“きのう『逆逆電』させていただいたRN ベーコンエッグボリボリです”って挨拶したら、“本当に来た！”みたいに言ってくださったのが、校長のお父様でした」

さかた校長「（笑）」

こもり教頭「おー！　素敵な出会いじゃない！」

さかた校長「おいおい、2人目のおじさんは俺の親父かよ！（笑）」

ベーコンエッグボリボリ「それで、お母様が出て来ていらっしゃって“あがって！”って言ってくださったので、暖かく家に入れてくださいました」

こもり教頭「おー、そっかぁ！」

さかた校長「すごいテンポよく俺の家まで行ったな」

こもり教頭「意外と、ひとつのミスが起きることもなく、スルっと行ったね」

さかた校長「住所なんてわかんないんだから、普通もっと刻んで行くけど、3歩目ぐらいで俺んちに着いたよな（笑）」

こもり教頭「人生ゲームだったらすぐにゴールしてるもんね。
あがってどうしたの？　話とかしたの？」

ベーコンエッグボリボリ「本当に、校長の子供の頃の話とかもたくさん聞かせていただいて。でも、会話が弾み過ぎてしまって、気づいたらもう2時間近く話してしまいました（笑）」

さかた校長・こもり教頭「（笑）」

さかた校長「どんだけ盛り上がってるんだよ！（笑）」

こもり教頭「（笑）　うちの生放送と同じだけやってるじゃないか！」

さかた校長「実家で親がSCHOOL OF LOCK!してるよ！」

こもり教頭「どんな話したの？」

ベーコンエッグボリボリ「校長のちっちゃい時のこととかもいっぱい聞きました。SCHOOL OF LOCK!では今こうやって明るくしゃべってるイメージなんですけど、坂田家では一番大人しい子供だったそうで、“お母さんに隠れてちょこんってしてるような子供だった”みたいな感じで言われてました」

さかた校長「うわ、恥ず…！」

こもり教頭「おい、何が“ハート一発で抱きしめる”だよ！」

さかた校長「いやいや、そんな毎日言ってないだろ！（笑）
わかったと思うけど、俺の両親の方がうるさいだろ？」

ベーコンエッグボリボリ「もう本当に面白くて！」

さかた校長・こもり教頭「（笑）」

さかた校長「俺がそんなに大人しいんじゃなくて、親が元気なだけなんだよな（笑）」

こもり教頭「“拝んで写真撮りたい”って言ってなかったっけ？」

ベーコンエッグボリボリ「写真も撮らせていただいて、校長の家でもめちゃめちゃ拝んできたので、校長パワー全開です！」

こもり教頭「職員に写真を送ってくれたんだ」

さかた校長「届いた写真を見たけどさ…。うちは神社じゃないよ！　めちゃくちゃ拝んでくれてるやん」

ベーコンエッグボリボリ「（笑）」

さかた校長「隣にあるじいちゃんばあちゃんちと、うちの本家も（笑）」

こもり教頭「こんな家してるんだ！　めちゃくちゃ面白いね。
お父さんお母さんから、校長のヤバイ話とか聞かなかった？」

さかた校長「普通にそんな子供の話、言わんだろ！」

ベーコンエッグボリボリ「まぁ、“これはあんまり放送では言わない方がいいのかな？”みたいな話もちょっとは聞いてしまったんですけど」

こもり教頭「（笑）　言っちゃってるぅ！」

さかた校長「俺の親は何で言うの!?（笑）」

こもり教頭「…じゃあ、せっかくだからさ。『ソレソレ!MI・YA・MA』かけとくから、その間にしゃべってもらえたりするかな？」



ベーコンエッグボリボリ「あ、言っちゃっていいんですか？」

さかた校長「良くねぇよ！」

こもり教頭「（無視して）それでは、『ソレソレ!MI・YA・MA』、カモン！」

＜BGM ♪ ソレソレ!MI・YA・MA＞

こもり教頭「何て言ってたの？」

ベーコンエッグボリボリ「実は、校長、いまだに…」

＜ソレソレソレソレ！　ホレ！＞

こもり教頭「…（笑）」

さかた校長「おいおい、マジでやめろ…、それまずいぞ」

こもり教頭「ヤバ!!!（笑）」

さかた校長「違う違う！　違いますやんか！」

こもり教頭「本当!?」

＜MI・YA・MA！　ソレソレソレソレ！＞

こもり教頭「え、何て？　もう一回教えてくれない？」

ベーコンエッグボリボリ「実は校長、いまだに…」

＜みっつのまちが寄りそって〜
　交わすあいさつ日本一〜♪＞

さかた校長「…何言ってんだよ！　お母さん、そんなこと言うのやめてよ！（笑）」

こもり教頭「あれ、今、かかってないところで“お母さん”とか言っていいの？」

さかた校長「母ちゃんが、“ファミリー割りがどうのこうの”とか言ってるからややこしいんだよ…！」

こもり教頭「これ全部聴こえてるけどいいの？」

さかた校長「あ、あぁ…違う違う！　違うんだよ、払いたいみたいなんだよ！」

こもり教頭「“払いたい”？」

さかた校長「これがいまだに親と子の絆みたいな…！」

＜MI・YA・MA！　ソレソレソレソレ！＞

ベーコンエッグボリボリ「…いやもうビックリで。お父さんはそれを知らなかったそうなんですよね」

さかた校長・こもり教頭「（笑）」

さかた校長「マジでどこまでしゃべってんだよ！」

こもり教頭「これ全国に届けたいわ！」

さかた校長「もうめちゃめちゃじゃん！　2時間そんなことをしゃべってたら、もういろんなことしゃべってるな」

ベーコンエッグボリボリ「本当にいろんなことを知りました（笑）」

さかた校長「まぁでも、わざわざ家に来てくれてありがとな！」

ベーコンエッグボリボリ「いえ、こちらこそ、楽しかったです！」

こもり教頭「セロリも貰ったんでしょ？」

ベーコンエッグボリボリ「セロリも、母がさっそく漬物にしてくれたので、美味しく食べたいなと思います！」

さかた校長・こもり教頭「（笑）」

ベーコンエッグボリボリ「ありがとうございます！」

さかた校長「ありがとう！　俺の親たち、もう全国からの全生徒を迎え入れるんじゃないか？（笑）」

こもり教頭「じゃあ今後また遊びに行かせていただく機会があったら、ぜひSCHOOL OF LOCK!にも一報を入れてよ！」

ベーコンエッグボリボリ「はい、わかりました！」

さかた校長「ベーコンエッグボリボリ！　あと、来年、受験頑張れよ!!」

ベーコンエッグボリボリ「もうパワー貰ったんで、頑張ります！」

さかた校長「俺の父ちゃん母ちゃんも涙流して喜ぶぞ！」



こもり教頭「そうね、頑張れるか？」

ベーコンエッグボリボリ「頑張ります！」

こもり教頭「よし、良く言った！」

さかた校長「よっしゃ！　ベーコンエッグボリボリ、ありがとな！」

こもり教頭「ありがとう！」

ベーコンエッグボリボリ「ありがとうございます！」

RN ベーコンエッグボリボリ、話を聞かせてくれてありがとう！


こもり教頭「最高！　俺も今度行かせていただきます」

さかた校長「全然来てください（笑）」

こもり教頭「（笑）」