中学最後の大会でリレーメンバーに選ばれた女子陸上部員と逆電!!

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2020年7月3日(金)PM 10:15 まで



応援部では、9月いっぱいまで、運動部、文化部、同好会に入っている生徒を全力で応援していきます!

SCHOOL OF LOCK!


さぁ、今夜も我が校の『応援部掲示板』に部活の悩みを書き込んでくれた生徒に逆電! 話を聞いていくぞ!

自分の気持ちが分からない。。。
私は陸上部に所属していて3年生なので今年が最後になります。陸上部のメンバーで走れるのは最後だからということでリレーは3年生を優先してメンバーを決めることになりました。いつもはリレーのメンバーに選ばれない私もリレーのメンバーに選ばれてとても嬉しいです。しかし、タイムから考えると、私より後輩が走った方が速いので、私以外の子に走ってもらったほうが優勝できるかも知れない。と思ってしまいます。

最後のリレーだから自分もメンバーで走りたい。でも自分が走るより他の子が走った方がメンバーの子は優勝できて嬉しいかもしれない。そう思うと自分はメンバーの足を引っ張っているんじゃないか、と悩んでいます。
甜瓜の刃
女性/15歳/佐賀県
2020-06-19 21:39


甜瓜の刃 佐賀県 15歳 女性 中学3年生

RN 甜瓜の刃の所属する陸上部は、部員20名ほど。そのうち3年生は6名いるのだそう。一番の悩みは何か、話を聞いてみると…。

甜瓜の刃「私はこれまで失敗することが怖くて、ずっとそういう場面を避けてきたんですけど、最後の大会でリレーに出て失敗するかもしれないと思ったら怖くて仕方がないです。なので、失敗する怖さと向き合うためのアドバイスを、顧問にお願いしたいです」

こもり教頭「3年生が6人いて、優先してメンバーを決めるってなった時に、3年生全員が出られるわけじゃないよね。基準は?」

甜瓜の刃「基準は3年生のタイムですね」

こもり教頭「やっぱりタイムなんだ。最後の大会はいつあるの?」

甜瓜の刃「最後の大会は7月末にあります」

こもり教頭「もう来月だ。意外とすぐなんだね。タイムで3年生の中から選ばれてるのに、なんで複雑な気持ちになるの?」

甜瓜の刃「私が走るより、後輩の子のタイムの方が速いんですよ。だからその子が走った方がリレーの全体的なタイムが速くなるので、メンバーの子も優勝できたら嬉しいかな、って思ってしまいます」

こもり教頭「自分の気持ちよりは、“もし優勝できたら周りのみんなはこう思うだろうな”っていう方を考えてしまうってことだ。失敗するのが嫌だ? 怖い?」

甜瓜の刃「はい、嫌です。失敗してしまったら、メンバーの子は優しいから実際に言うことはないと思うんですけど、心の中では“私(RN 甜瓜の刃)のせいで負けた”と思ってしまうとやっぱり怖いですね」

こもり教頭「そういう陸上じゃないところでも、普段生活してて失敗するのが怖いな、と思うことがある?」

甜瓜の刃「はい、あります」

こもり教頭「それもできれば避けたいな、っていう感じ?」

甜瓜の刃「はい」

SCHOOL OF LOCK!


小学生の時から陸上をしているというRN 甜瓜の刃。中学3年生の最後のリレーはその集大成となる。

こもり教頭「周りのことを考えるのは抜きにして、実際、自分はどうしたい? 走りたい?」

甜瓜の刃「やっぱり走りたいです」

こもり教頭「これって失敗する怖さと向き合うっていうところだけの話になるのかもしれないけど、中学3年生で、今後高校生になって、社会人になって、っていく中で、これから先はもっと色んなことにチャレンジしていくことが増えると思うのよ。部活だけじゃなくて、人間関係もそうだし、高校生になったら“大学に行くか”とか“就職するか”とか、また違う選択肢も出てくるし。

色んなことにチャレンジしていく中で、怖いことばっかりなのよ。意外と“仲間がいる”とか“一人じゃない”って思うけど、やっぱり戦ってる時ってすごく孤独さを感じるし、寂しさも感じるから、“逃げ出したい!”ってなると思うの。
だけど、これから先のことも踏まえて、『怖いからこそ、そこに立ち向かえるメンタルを作っていく』っていうことが、ものすごく大事なことになるんじゃないかなって思う」

甜瓜の刃「はい」

こもり教頭「甜瓜の刃は“失敗するのが怖いな”って思うだけで終わってたの?」

甜瓜の刃「失敗するのは怖いけど、やっぱりリレーメンバーに選ばれたからにはバトンを渡すまで、最後まで走り切りたいです」

こもり教頭「それは、自主トレとかしてるの?」

甜瓜の刃「はい! やってました」

こもり教頭「でしょ? 今までここに来るまでに、自分って色んなことをしてきたでしょ? そこに悔いはある?」

甜瓜の刃「ないです」

こもり教頭「だとしたら、もうそこに立ち向かえるメンタルを作っていくっていうことが、失敗する怖さと向き合っていくってことだと思うのね。だから怖いのはみんな怖いし、しょうがないことではあるんだけど、やっぱり立ち向かって欲しい、って思う」

甜瓜の刃「はい」

3年生を優先してリレーの選手に選んだ理由に、今年はコロナウィルスで大会が少なくなったことも関係しているとのこと。

こもり教頭「自分が中学校1・2年生の時に、リレーのメンバーに選ばれてる人を見て、悔しさもあったけど応援する気持ちもあったと思わない?」

甜瓜の刃「はい、ありました」

こもり教頭「もちろん選ばれないっていうことは悔しいよ。今まで努力もしてきたんでしょ? “悔いはないです”っていうぐらいまでやってきたわけじゃん。でもリレーに選ばれた人を応援するっていう気持ちがある。

中学3年生になって、今『リレーに出る』っていうチャンスが甜瓜の刃に回ってきてるのよ。やっぱりそのチャンスが回ってきてない子たちもいるわけ。3年生の6人の中でタイムの順位ってなったら、選ばれてない子がいる中でも、“自分は走りたい。今までやってきた想いもある”ってなった時に、やっぱりそこに全力で向かうっていうところが、一番、全員に対しても、自分に対しても、報われる結果なんかないかな、って俺はすごく思うな」

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甜瓜の刃「はい」

こもり教頭「怖いと思うけどね。失敗する、とか考え出したらキリがないから。今自分がやってることに自信を持って、向き合って欲しいな」

甜瓜の刃「はい!」

さかた校長「甜瓜の刃、顧問の話を聞いてどう思う?」

甜瓜の刃「怖いんですけど、走れない人とかもいるって考えたら、やっぱり不安に思ってるとかそういう暇はないかなって思います。自分にできることを精一杯やろうと思います!」

こもり教頭「まずは、今まで小学校の時から走ってきた自分を信じて、そこに向き合って欲しいな。今日も走った?」

甜瓜の刃「はい、今日も走りました」

こもり教頭「今日も走ってるんだよ! 明日も走るの?」

甜瓜の刃「はい」

こもり教頭「明日も走るんだよ! だから、本当に今までやってきた自分を信じて、そしてそれで周りの人に恩返しできるように、全力で走り切って欲しい! 明日も全力で走れるか?」

甜瓜の刃「もちろんです!」

こもり教頭「頑張れよ!!」

甜瓜の刃「頑張ります!」


♪ だから、ひとりじゃない / Little Glee Monster


こもり教頭「陸上ってつらいのよ。走ってゴールまで止まることがないじゃないですか。でも、この甜瓜の刃がリレーに出て、どんなタイムであろうとも、どんな順位であろうとも、俺は、そしてSCHOOL OF LOCK!は応援してるから! もう全力で走り切ってきて欲しい! そして報告が欲しい!」

さかた校長「うん! 報告が欲しいね! 最後にこもり顧問が“明日も(全力で)走るか?”って聞いた時に、“走ります…”じゃなくて、“もちろんです!”って言ったのよ。これはすごく強い意志が最後にバッと甜瓜の刃の中から出てきて、絶対に走ると思う」

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こもり教頭「あの“もちろんです”はたぶん虚勢じゃないしね」

さかた校長「そう。今までやってきたことの積み重ねに出てきた言葉だったりするからね」

こもり教頭「だから本当に自分を信じて欲しい! そして全力で走り切って、その先に自分の明るい未来を掴み取って欲しいな、と思います!
甜瓜の刃、頑張って!!」

今、部活動の悩みを抱えている君は、その悩みを『応援部掲示板』に書き込んで欲しい!

お前たちは1人じゃない!
SCHOOL OF LOCK! は、学校を挙げて頑張っているお前のことを応援しているぞ!!!


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