コロナの影響で夏の大会と審査会が中止になってしまったという剣道部部員に逆電!!

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2020年8月14日(金)PM 10:15 まで



応援部では、9月いっぱいまで、運動部、文化部、同好会に入っている生徒を全力で応援していきます!


さぁ、今夜も我が校の『応援部掲示板』に部活の悩みを書き込んでくれた生徒に逆電していこう!

長いけど…
中学に入ってから剣道を始めました!
中二の夏に初段とって、今年の夏に二段受ける予定でした…

だけどコロナで夏の審査会が中止に…
引退の時期は八月で最後の市総体もなくなり目標が全部なくなりました…
でも秋の審査会はあるみたいなので、それで受ける事にしました!
長いけどそれまで素振りや稽古つけてもらって頑張る
尾崎 紅葉
女性/14歳/愛知県
2020-07-23 14:06


尾崎 紅葉 愛知県 14歳 女性 中学3年生

こもり教頭「今はどんな気持ち? やっぱり“頑張るしかないなぁ”って感じ?」

尾崎 紅葉「頑張るしかないです。本当に先が見えないけど、でも頑張ってたら絶対にいつか報われるって思ってるので、頑張れるだけ頑張ろうって」

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こもり教頭「そこの感じは、自分と向き合いつつだと思うんだけど…。今、その中でも尾崎 紅葉が抱えてる悩みって何なの?」

尾崎 紅葉「コロナの影響で夏の大会がなくなってしまって、夏にあった審査会も中止になって、秋に受けることになったんですけど…。でも本当に秋に開かれるかまだ確定じゃなくて、その中で“開かれるのか、開かれないのか?”ってすっごい不安で、それを周りの、特に部員の子たちにぶつけてしまってるので、それを直したいというのが悩みです」

こもり教頭「なるほどね。中学3年生だから、っていうのもあるんだと思うけど…。剣道部の中で焦る原因はまだあったりするの? 部員の数とか」

尾崎 紅葉「今年で(剣道部が)廃部なんです。私の入っている部活が廃部になってしまって、本当に最後の最後で、一回ミスしたら取り返しがつかない、あとがないんです。というのが(焦る原因として)あるんだと思います」

こもり教頭「学年は何年生がいるの?」

尾崎 紅葉「中学3年生のみです。女子が3人、男子4人の7人です」

こもり教頭「その同級生とはコミュニケーションは取るの?」

尾崎 紅葉「結構取ってます」

こもり教頭「同級生だしコミュニケーションも取ってたっていうのもあるから、最後の最後っていういらだちとか不安みたいなものをぶつけちゃってるってことか」

尾崎 紅葉「はい」

こもり教頭「尾崎 紅葉自体は、“頑張れば報われるかな”みたいな前向きな感じだけど、他の部員たちのモチベーションはどんな感じなの?」

尾崎 紅葉「自分も含め、やっぱり結構下がってきてますね。“本当にあるの? ないの?”みたいな感じで、やってても“本当に受けられるのか?”っていうのがあって、“やってても意味ないんじゃないか”っていうふうな空気が流れてて…」

こもり教頭「部活動中でも、って感じか。でも、今の話を聞いてる中で、尾崎 紅葉が今向き合った結果、“頑張ればいいことあるんじゃないか”っていうのはね。すごいきれいごとの話に聞こえちゃうかもしれないけど、確かに頑張らないと始まらないから、そこで“頑張ればいいことある”って思えて向き合ってるっていうのは、俺の中ですごく強いな、って思うんだけど」

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尾崎 紅葉「あぁ…」

こもり教頭「尾崎 紅葉的に、“不安をぶつけちゃってるな”って感じる瞬間とかはあるの?」

尾崎 紅葉「やっぱり、ちょこちょこ。部活が始まった瞬間とかにちょっときついことを言ったりしちゃってるので、もうそこの時に“あ〜、私ぶつけてるな〜”って思って」

こもり教頭「どんなきつことを言っちゃうの?」

尾崎 紅葉「半分怒鳴ってるような感じで“もう本当にちゃんとやってくんない!?”みたいな感じで言っちゃってるので」

こもり教頭「“ダラダラするなら”みたいな」

さかた校長「審査会に向けて、練習とかは特別なメニューとかやったりしてるの?」

尾崎 紅葉「審査会で、木刀を使って型をやるんですけど、それの練習をずっとしてます」

さかた校長は剣道経験者! しかも小学校1年生から高校3年生までやっているので、RN 尾崎 紅葉の言っていることがわかるらしい。

こもり教頭「僕は経験がないんでわかんないんですけど、個人で練習みたいなのってきついんですか?」

さかた校長「型って、やっぱりひとりじゃ無理なんだよね。向こうの攻撃を避けて寸止めする、みたいなのがパターンなんよ。それが何パターンもあって、色んなパターンを覚えて、きっちり声掛けからやらなくちゃいけないから、ひとりだとちょっと、そもそもの練習もできないし、というところがあるからね」

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こもり教頭「そうか…。今は人数の関係もあるし、ひとりで黙々と向き合いながらやるしかない、みたいな状況が続いてるんだね」

尾崎 紅葉「はい」

さかた校長「周りで、一緒に厳しく言ってくれる仲間たちはいないの? 先生たちだったり、チームメイトの中でも」

尾崎 紅葉「女子のキャプテンの子とかは、言ってくれたりはするんですけど、やっぱりいろいろプライベートで忙しかったりして、あんまり“わー!”って言うタイプじゃないです」

こもり教頭「受験の時期だったりするからね」

尾崎 紅葉「そうなんですよね」

さかた校長「そうだよな」

こもり教頭「部活のちょっと緩んだ空気感とかの隙をついて、“しっかりやってよ!”とか言っちゃうんだ?」

尾崎 紅葉「言っちゃいます」

こもり教頭「俺の考え方なんだけど、俺も団体で動いてきた人間だから、ひとりで表現というよりはグループでやってきて思うんだけど…。 今抱えてる“不安”とか“どうなんだろう?”とか“焦り”とか、言ってしまえばそれってネガティブな気持ちじゃん」

尾崎 紅葉「はい」

こもり教頭「でも、俺ってそのネガティブな気持ちっていうのを表現するはアリだと思うの。だけど、“その気持ちを伝える”っていう方法を考えてもいいと思うわけね。

ネガティブなことを表現するのに怒鳴り散らしていいってことじゃなくて、だとするならば、みんなで目標を決めるでもいいし、部活動の内容をもっとストイックにするための練習メニューを作って提案して、“悔しいからこういうことやりませんか?”とか。今は個人の練習しかできないから、おのおのがひとりずつ目標を持ち合って、掲げて、“それを目指してやりましょうよ”とか、“もし秋の審査会があった時ヤバくないですか? だからこうしましょうよ”みたいな表現方法で、ネガティブっていうのを伝えるのはアリだと思うんだよね」

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尾崎 紅葉「あぁ…」

こもり教頭「今のこの状況って、日々変わりすぎちゃって、みんなが不安な想いでみんなが我慢してる状況なんだけど、俺はそれも違うと思うのよ。その気持ちは我慢しなくていいと思うの。

ただ、その気持ちを伝える方法を考えた上で、伝えたい想いがあるんだったら、伝わる方法で伝えないといけないから、そのネガティブな気持ちっていうのを『周りのせいにせず』とか『自分と向き合う』とかじゃない方法を考えてぶつけるっていうのは1個の方法になるんじゃないかな」

さかた校長「尾崎 紅葉、今顧問が言ってくれたと思うけど、『伝え方』次第で、チームメイトのみんなの心の開き方は全然変わってくると思う。だから、今尾崎 紅葉がちょっと強めな言葉を使って、それによって今はお前の方が傷ついちゃってるから、少し柔らかい言葉だったり、それこそ“こういうふうに提案してみたいんだけど”みたいな角度の感じがいいかもしれんなぁ」

尾崎 紅葉「はい」

さかた校長「今の顧問の話を聞いてみてどうだ?」

尾崎 紅葉「今まで、本当に『強く言う』っていう一方通行でひとつの方向でしか見てなかったんですけど、今、校長や顧問のお話を聞いて、別の方向からアプローチと言うか提案したり、他の方法も考えるべきだな、っていうのはすごく思いました」

こもり教頭「違う言葉を自分で見つけて言えそうか?」

尾崎 紅葉「言えます!」

こもり教頭「お!」

さかた校長「うん!」

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「それだったら、もう今だけじゃなくて、秋の審査会、『もしかしたら』じゃなくて『ある!』っていう明るい未来を見て、毎日の部活動を頑張ってほしい!」

尾崎 紅葉「はい!」

さかた校長・こもり教頭「頑張れよ!!」

RN 尾崎 紅葉、話を聞かせてくれてありがとう! 『最後の』部活、頑張れ!!


♪ 宝物 / WANIMA


さかた校長「こもり顧問が言ってくれたけども…。今この世の中で、すごい我慢してて、自分のことでいっぱいな生徒たちがたくさんいるじゃないですか。でも想いを留めずに放つことは絶対にいいことだから、それは伝え方で少し工夫があれば届くと思う」

こもり教頭「そうですね。本当にみんながわからない中で、“一歩止まっちゃった方がいいのかな?”と思うかもしれないけど、絶対にそんなことないから! 諦めず、その一歩を進んでほしいなと思ってます!」


今、部活動の悩みを抱えている君は、その悩みを『応援部掲示板』に書き込んで欲しい!

お前たちは1人じゃない!
SCHOOL OF LOCK! は、学校を挙げて頑張っているお前のことを応援しているぞ!!!


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