チームメイトのみんなができている笑顔が自分だけできない...と悩んでいるチアリーディング部員が逆電に登場!!

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2020年9月11日(金)PM 10:15 まで



応援部では、9月いっぱいまで、運動部、文化部、同好会に入っている生徒を全力で応援していきます!

SCHOOL OF LOCK!


さぁ、今夜も我が校の『応援部掲示板』に部活の悩みを書き込んでくれた生徒に逆電していこう!

壁にぶつかっています
私はチアリーディング部に入部しています!
大会や野球応援に向けて練習中なのですが、今、"自然な笑顔が作れない"という壁にぶつかっています!
チアは周りのを元気にすることが大前提の競技なので、練習中から笑顔でなければいけないのですが、私は笑顔ができてない!と注意されることが多く、部活の空気が悪くなり、仲間に申し訳ないです。部活の練習の時はなぜか引きつった顔になってしまうんです。
部活は本当に楽しいし、技などのテクニック面では自信があるのですが、笑顔を作るというのがどうしてもできなくて。
どうすれば解決できるか一緒に考えて欲しいです!
つっちゃんは生徒会長
女性/16歳/神奈川県
2020-08-15 18:48


SCHOOL OF LOCK!


さっそく話を聞かせてもらおう。

つっちゃんは生徒会長 神奈川県 16歳 女性 高校1年生

こもり教頭「改めて、今の気持ちを聞かせてもらってもいい?」

つっちゃんは生徒会長「はい。チアは本当に笑顔が一番大切で、練習中に“自然な笑顔でやって”って言われても、私はどうしてもそれができなくて注意されちゃうんです。そうすると周りの雰囲気も悪くなってしまって、それを私がすごく気にしちゃうので、よけい笑顔ができない、負のループみたいになってしまっています。
せっかく大好きなチアが部活でできていて、自分はもっと上を目指したいのに、みんなができている笑顔ができないっていうのでつまづいちゃってるのがすごい悔しくて、悩んでます」

RN つっちゃんは生徒会長が所属しているチア部は、今年新設された部活で1年生だけで60名もいるのだそう。
ほとんどがチア未経験者という中、RN つっちゃんは生徒会長は小学生の時にチアをやっていた経験者とのこと。

こもり教頭「経験者なのに、練習の時に止められるのはいつもつっちゃんってこと?」

つっちゃんは生徒会長「そうですね。テクニックとかの練習の時は自分が引っ張って行けることが多いんですけど、“笑顔で”って言われるのはいつも私です。“笑顔ができる”っていうのは未経験者の子も歴とか関係ないじゃないですか」

こもり教頭「感情論だからね」

つっちゃんは生徒会長「だから、初歩的なところで自分ができてないのがすごい悔しくて」

こもり教頭「でも、パフォーマンスとかの面では、先生は他の部員たちに怒ったりはするの?」

つっちゃんは生徒会長「します」

こもり教頭「するんだ。でも、自分が怒られてるほどのレベルではないってこと?」

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つっちゃんは生徒会長「すごい厳しく怒られるわけではないんですけど、みんなの前で“ちゃんと笑顔でやって”って言われると、私も“あっ…!”ってなっちゃうんです」

こもり教頭「それは、みんなの前で怒られるのが嫌なの?」

つっちゃんは生徒会長「周りの子は“自分はできてるのに”って思うじゃないですか。だから、自分ができないせいで怒られちゃってるのが申し訳ないし、 本来、自分は引っ張って行かなきゃいけないのに、そこで怒られてるのが悔しいです」

こもり教頭「今の話を聞いてて思うんだけど、“つっちゃんは生徒会長だけがすごく背負うこともないな”っていうのもすごく思った。
確かに、“引っ張って行かなきゃいけない”とか、“経験者だから自分が”っていう、その向上心を持ってるのは、俺はものすごく大切だと思う。だから上を目指せるし、もっとこの部活自体をレベルアップさせたいっていう想いに繋がるから、俺はそのストイックさみたいなのはすごく大事だな、とは思うのね」

つっちゃんは生徒会長「はい」

こもり教頭「でも、“笑顔ができない”とか、やっぱり練習だから怒られてもいいと思うし。
あと、俺の場合、みんなの前で怒られた時に、これはメンタル的な話なんだけど、俺はすぐすっと受け止めて“すいません!”って言っちゃうの。そこはやっぱり自分ができてないし、“自分の足りないものってこれなんだな”っていうのを、俺は意外と受け止められるタイプの人間だから、それ以上深掘りしないと言うか。怒られたら“すいません、そうですよね。頑張ります!”っていうふうにする。

俺は心の中で自分のレベルを細かく分けてるのね。イメージの問題なんだけど、『悔しい』とか『頑張る』とか『楽しい』とか。そこの中でレベルがあって、すげー『悔しい』気持ちのレベルがグワーッって上がった時は、そのレベルをわざと自分の中でちょっと下げて、『楽しい』のレベルを1個上げとこうかな、みたいなので、それを俺は自分で“心のチューニング”って言ってるんだけどね。その“心のチューニング”を合わせるようにしてるのね」

つっちゃんは生徒会長「はい」

こもり教頭「で、たぶん、つっちゃん自体が、今、ものすごく全部のレベルが上がり切った状態だと思うの。チアも楽しいし、部活は今年創部されたし、先生も来て、自分が引っ張って行かなきゃいけない。でもレベルも上げたい。怒られて悔しい。努力しなきゃいけない。
…みたいな、アップアップになってる状態。全部レベル10!」

つっちゃんは生徒会長「なってます…」

こもり教頭「なってるでしょ? じゃあ、“もうどこを上げていいの?”っていう話なわけ。
先生に怒られて“笑顔で着てないよ!”、“わかりました! 悔しいです!!”ってなった時に、努力のレベルを上げなきゃいけないけど、もう努力のレベルもパンパンになっちゃってる。

ってなった時に、悔しくてどうしようもない。もうこれ以上できない。でも、自分はもうすでに一生懸命頑張ってるから、どんだけやっても笑顔が引きつっちゃうとか、“意識してるんですけどできないんです”、“負のループにはまってるんです”って、それはそうなんだよ。だってもうどこも上げるものがないから。
…っていうふうに、俺は今感じててね」

SCHOOL OF LOCK!


つっちゃんは生徒会長「うん」

こもり教頭「だから、どこかのレベルを下げてもいいと思うの。チアも、『体を動かす』という意味では、俺もダンスの経験があるから思うんだけど、“じゃあ1個パフォーマンスを落として、笑顔をレベルを上げる”でも、俺はいいと思うわけ。
100%で体を動かしきらなくても、80%ぐらいの体を動かして、100%笑顔でいってやる、と。“次の通しの時は、絶対に止められないぞ!”っていうレベルを上げる、みたいな。
やっぱり何かレベルを下げてあげないと、心の余裕って生まれないから、それ以上上げるのは難しいんだよね」

つっちゃんは生徒会長「はい」

こもり教頭「俺もめっちゃ経験あるんだけど。グループで踊ってて、“はい、お前できてない!”って止められて、“僕っすか!?”みたいな。“うん、お前。じゃあひとりで踊ってみろ”。で、踊らされて、“はい、またお前そこできてない。もう1回頭から!”みたいなことも、めちゃくちゃ経験あるし(笑)
でも、確かにその時は悔しかったけど、俺は『悔しい』、『悔しい』、『悔しい』ってなった時に、ちょっと『楽しい』というレベルを下げて、“次は絶対、この先生に1曲まるまる踊り切るまで見てもらおう”っていうベクトルを上げたり…、っていう調整をしてたから」

つっちゃんは生徒会長「うん」

こもり教頭「今、つっちゃんは生徒会長は、自分の心のレベルがもうパンパン!  だから、具体的には、パフォーマンスをちょっと下げて、“次に先生に見てもらう時は、絶対にやりきってやるぞ”とかっていう心の余裕を自分に作ってあげる、っていうのも、俺はひとつの作戦としてあると思う。パフォーマンスを下げることって、必ずしも悪いことじゃないから、『戦略的撤退』って言葉があるくらいだから(笑)、“わざと下げてどこかを上げる”っていう心の余裕を作るのは、アリなんじゃないかな、って思ったね」

つっちゃんは生徒会長「はい」

さかた校長「つっちゃんは生徒会長。今ね、顧問の話を聞いて、何か思うことはあるか?」

つっちゃんは生徒会長「自分がいっぱいいっぱいになっていることにも気づけてなかったので、…良かったです(笑)」

こもり教頭「(笑) 近々大会とかもあるの?」

つっちゃんは生徒会長「コロナの影響でまだわからないんですけど、それに向けて練習してます」

こもり教頭「なるほどね。ほとんど毎日だと思うから、大会の1日に向けた、364日の笑顔を最高の笑顔にして、もっと最高の笑顔を作っちゃおう!」

つっちゃんは生徒会長「はい!」

こもり教頭「笑えそうか?」

つっちゃんは生徒会長「笑います!」

こもり教頭「元気でいけるか!?」

つっちゃんは生徒会長「はい!!」

RN つっちゃんは生徒会長、話を聞かせてくれてありがとう!
最高の笑顔、頑張れ!


♪ 輝きだして走ってく / サンボマスター


こもり教頭「悩むことっていっぱいありますけど、悩んだ時ほど自分と向き合う、と言うか。特に表現するものだから、つっちゃんは生徒会長には自分のやりたいものを表現してほしいな」

さかた校長「そうですね。できると思う!」

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今、部活動の悩みを抱えている君は、その悩みを『応援部掲示板』に書き込んで欲しい!

お前たちは1人じゃない!
SCHOOL OF LOCK! は、学校を挙げて頑張っているお前のことを応援しているぞ!!!


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