「また明日」

SCHOOL OF LOCK!


野田「こんばんは。」

桑原・武田「こんばんは。」

野田「元気ですか?」

桑原・武田「元気です!」

野田「年の瀬ですね。」

武田「終わりますね。」

野田「大掃除とかした?」

武田「まだ。」

桑原「まだしてないですね。」

野田「する?」

武田「俺、する。」

桑原「俺はなんかふわっとしてるとこ。」

野田「ふわっとする……」

桑原・武田「(笑)」

野田「そうなんだよね、大体ふわっとしちゃうよね。なんかこう……こことここはやったから、これを大掃除と呼ぼう!みたいな。」

桑原「そうそうそう、あるね。」

野田「大体みんな中掃除くらいで終わるんだよね。武田とかやっぱ、そこら辺すごいよな。」

武田「そうね、やっぱやる。」

野田「なに、あの歯ブラシとか使い出すやつ?」

桑原「ああ、磨いちゃうやつだ。コンロとか。」

武田「たぶんね、テンション上がるとそうなる。」

野田「うそ?上がってる武田、想像できた今。」

桑原・武田「(笑)」

野田「ちょっとハイになっちゃってんでしょ?」

武田「そうそうそう。コンスタントにできないんだよね、掃除。」

野田「あー、一緒いっしょ。でも、たまにまとめてできるだけでもすごいよね。」

武田「ほんと?洋次郎してそうだけどね。」

野田「いやあもう全然……なんかさ、でも最近すごくこう納得いかないのがさ、家に人が来るじゃん?そうすると「汚い」って言ったりするんだけど……」

武田「うん。」

野田「俺の中でそんなに汚くないんだけど、で、その友達んち行くと「絶対うちより汚いじゃん」と思う。」

桑原・武田「(笑)」

野田「だからたぶんだけど、【人んちは汚く見えるの法則】ってあるなって思って。」

桑原「ああ、なるほどね。」

野田「自分は慣れてるじゃん?」

武田「その環境にね。」

野田「そう。だから人んち行くと気になるんじゃないかっていう。……これ誰か、科学してる人いないな?たぶん合ってると思うんだよね。」


野田「ない?思ったことない?」

桑原「……でも俺、結構汚いから。」

武田・野田「(笑)」

桑原「みんな俺よりきれいだね。」

野田「あ、そっかそっか。それパターンもあるのか。」

武田「片付けたくなる時はある。人んちって。」

野田「そうそう。人んちってやっぱ片付けたくなるんだよね。」

武田「なるなるなる。」

野田「自分ち汚いくせにみんな、片付けたくなったりしない?」

武田「うん、それはある。」

野田「なんでなんだろうね。」

武田「なんでだろうね。」

野田「あれ不思議なんだよな……」

武田・野田「……うん。」

全員「(笑)」

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SCHOOL OF LOCK!の先先先生、RADWIMPSのRAD LOCKS!。期間限定ということで、洋次郎先生の「こんばんは。」で始まるこの授業も、今回が休講前ラストの授業となってしまいます。最後は、2016年のRADWIMPSを振り返っていきます。

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『2016』

野田「悲しいねえ、ちょっと。」

武田「ねえ。とうとう来ました。」

野田「もうなんか、あっという間に。でも楽しかったから余計にじんわりきてしまいますが。」

武田「3ヶ月ですか。」

野田「はい。悔いなく終わりたいなと思います。よろしくお願いします!」

桑原・武田「お願いします!」



野田「どんな一年でしたか?ざっくりと。」

桑原「なんかすげえ、いろいろあった気がしますね、一年でも。」

野田「うん。」

桑原「リリースとかもたくさんしたし、映画の公開もあったし、今までに無い一年だったんじゃないかと。」

野田「ほんとだね。」

武田「ねえ。」

桑原「ま、これが表向きですけど。」

武田「表向き!」

野田「お、内向きは?」

桑原「内向きは、なんか俺が太ったり痩せたり、上下激しい一年だったなと。」

武田・野田「(笑)」

野田「そうだね。すごかったもんね、途中。」

武田「ちょ待って、いつから始めたの、ダイエット。」

桑原「10月の頭?9月終わりくらい。」

武田「あ、そんな最近だったか。」

野田「武田は?一年の中での個人的なビッグニュースは。」

武田「これ一回話しちゃったんだけど、前歯が死んでるって話ですかね。」

野田「ああ、神経が死んでるんだよね。」

武田「そう。これ結構ね、でかかったんすよ。」

野田「あのハリセンボンの(箕輪)はるかさんと同じ症状らしいんすよ。」

武田「これ、いつ前歯ぶっ壊れてもおかしくないよって言われて。」

桑原「なんかツアー中とかライブ中とかだとやだね。」

野田「そうだね。」

桑原「パアーッン!みたいにね。俺、絶対笑っちゃうよ(笑)」

野田「俺、たぶん、止まらないと思う。笑いが。」

桑原「そんでうちらは分からんないでMCしてたら全部抜けちゃうわけでしょ?ここ(前歯を指しながら)シュッシュ、シュッシュ!」

武田「(笑)」

野田「そうだね、(音が)ヒューヒュー言い出したりしたらもう終わりだね。俺、たぶんその日一日笑って歌えないと思う。」

武田「それかな〜。」

野田「なるほどね、それデカいわ。」

全員「…………(笑)」

野田「もうダメ。完全に出てきちゃったわ(笑)」

桑原「いやあ、ごめんごめんごめん、超面白いわ。」

野田「やっぱ前歯って大事なんだね。」

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野田「個人的にどうですか?他ありましたか、2016年。」

桑原・武田「そうね……」

野田「あんまり思い出せないよね、1月、2月の事とかさ。」

武田「結構、昔に感じるよね。」

桑原「そうなんだよね。」

野田「たぶんいっぱいあったんだろうけどさ。記憶力ってそんなもんだよね。デビューして11年目だったんですけども、僕たち。やっぱりLIVEはそんなにしてないけど、バンドとしては相当、なんだろね、新しい場所にも行ったし。」

武田「そうだね。」

野田「こんだけ、やっぱり今までの10年間とは違う1年目をやったよね。」

桑原「そうだね。間違いなくやったね。」

武田「再スタートな感じはあったよね、やっぱり。」

野田「なんでだったんだろうね、あれは。何がそうさせたんだろうね。」

桑原「なんかいろんな偶然が重なってこう、こんなすごいね、たくさんいろんな事があった年になったけど。」

野田「どうだった?テレビとか出たのは、どうだった?」

桑原「いややっぱ緊張したね、めっちゃ。あの階段とか降りたりして。」

野田「そう、なんか前も言ってたよね。」

桑原「あの瞬間、何してんだろ俺って、やっぱなったよね。」

野田「Mステね。」

桑原「そう、Mステでね。なんか変な、特別な空間だったね。」

武田「なんかね、うん、不思議だった。」

野田「武田も緊張した?」

武田「俺もね、してた。あん時。」

野田「武田、あんま緊張して見えないけどね。」

武田「桑はすごかったね、顔。」

桑原「なんかね、なんか……」

野田「ね、ちょっとしぼんでたもんね。」

武田「キュッてなってたよね。」

桑原「(画面に)ずっと映ってるのもね、なんかおかしいなと思って。」

野田「あ〜。そう、ちょうどタモリさんの横だったからね。」

桑原「そうそう。あ、ヤバいヤバいヤバいみたいになって。顔がね、もう…………」

野田「……なんだよ!」

桑原「顔がさ、俺ねえ、こう…………」

野田「ねえ、だから(笑)」

桑原「定まんない、定まんないからね。」

野田「でもいい体験でしたね、ほんとに。」

桑原・武田「はい。」


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野田「ということで。2016年、今年の重大ニュース。これのRADバージョンはなんだと思う?」

武田「重大ニュース……」

野田「なんだろな。」

武田「なんだろね。」

野田「まあ。『君の名は。』やっぱデカいですよね、ミュージックステーションもあったでしょ?」

武田「これからの年末の?」

野田「そうだね。」

武田「紅白もあって。」

野田「あと智史がやっぱ、いなくて初めてアルバム出したりとか?」

武田「そうだね。」

桑原「うん。」

野田「あと2枚連続アルバム。」

桑原「ああ、そうだね。洋次郎は3枚。Illionもやってね。」

野田「そう、俺3枚。働きすぎ。」

桑原・武田「(笑)」

野田「……っていうレッテルを貼っておこうかな。」

武田「うんうん。」

野田「楽しかったなあ。あと何?」


野田「スピッツさんのライブにまた呼んでもらったりとか。」

桑原「そうだね。」

野田「一番しんどい時期とかあった?」

桑原「しんどい時期は……」

武田「いつだろうね。」

桑原「劇伴をちょっとやってた時くらいかな。2月、3月か。」

武田「うんうん。」

野田「最後の佳境の。」

桑原「最後がっつり。」

野田「そうだね。冬はずっとあれをやってた感じがあったね。年越しも、またぎも。」


野田「2016年、今年の漢字一文字が、『金』でしたね。なんか特に真新しさはなく。」

桑原「うん」

武田「はい(笑)」

野田「いやなんかそうじゃない?もうちょっとね、なんか欲しかったけど。」

武田「4年前も『金』だったんでしょ?」

野田「しかも字が達筆すぎちゃって……」

桑原「うん、読めない。」

野田「こういうのディスってるわけじゃないんだけど、達筆すぎちゃって「え?」ってなるよね、一瞬見ただけじゃ分かんなくて。漢字一文字、なんですか、みんなは?」

桑原「まあ『開』とかにしとく?」

野田「あ、桑は?ああそういう妥当なとこやるやつでしょ。」

武田「…………やたらさっきから『は』ってのが出てくるな。」

野田「『は』?『は』って何?」

桑原「ああ、神経の無い?」

武田「そう(笑)『歯』。」

野田「ああ〜。ティースね!」

武田「ティース!」

桑原「トゥースじゃないんだ!」

野田「トゥースだね!」

武田「トゥース。あれ、どっちが複数?」

野田「ティース?」

武田「ティース!」

野田「なんの会話だ!」

全員「(笑)」

野田「1本はトゥースだね。」



野田「俺は、奇妙、奇跡の『奇』かな。とても不思議で、奇怪でもあり、奇跡の多い一年でした。何て言うんだろ、普通じゃない一年だった。いろんなことが。」

武田「いやあ、普通じゃなかったね。」

野田「こんな年はもうなんだろうなと思うし。」

野田「武田は『歯』、桑が『開』。なるほど。」

桑原「『奇』跡の『歯』が『開』くだね。」

野田「ん?奇跡の歯が開く。歯が開くって何?(笑)」

桑原「パカンって……」

野田「あーあー、抜け落ちてるんだね。」

武田「それダメな方だ。」


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野田「来年以降もツアーもあるし。今年はしかもさ、大晦日までがっつり、今年いっぱい駆け抜けようってことでやりきるから、逆にすごい切り替えられるんじゃないかなと思って。」

桑原「そうだね。」

野田「楽しみなんだよね。」

武田「なんかいい予感するよね。」

野田「お、やりましょうやりましょう。」

桑原「とりあえずまず、歯医者行った方がいい。」

武田「え?結構行ってる。」

桑原「あ、行ってんだ。」

野田「だ、だよな。」

桑原「(笑)」

武田「そりゃそうだよ。」

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ということで、最終回の授業も、そろそろ終了の時間となってしまいました!


野田「3ヶ月間、本当にありがとうございます!」

桑原「ありがとうございます!」

武田「ありがとうございます!」

野田「楽しかったね。」

桑原「楽しかった!」

武田「楽しかったね!」

野田「僕らいろんなラジオも出させてもらいますけど、やっぱりここはちょっと特別な空間というか、生徒のみんなと、まあ先先先生なんて、先生なんて大それたものにはなれないんですけども。」

武田「そうですね。」

野田「まあでもね、ちょっとだけ長生きしてんのかな、もしかしたら生徒のみんなよりは。僕らの会話から何かしら届いてたんだったら嬉しい限りですね。」
桑原「うん!」

武田「はい!」

野田「年末もカウントダウンとか紅白とかあるから、もしよろしければ、僕らの歌を聴いてもらえればなと思います。」

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野田「まあでもねえ、やっぱ一つやり残したことが……あると思うんだ。」

桑原「んー、何?」

武田「おー、何だ?」

野田「あると思うんだ!」

桑原「今週で終わりだからね。時間ももう結構喋ったし……」

野田「桑、いってみようか!」

桑原「え、何なに?(笑)」



桑原「……違う、いいんだけど!(笑) いいんだけど、何?」

野田「分かる!いいんだけど、何!?のやつでしょ?」

桑原・武田「(笑)」

野田「こんだけね打ち合わせが無くね。」

桑原「え〜、何?ほんとに何も……」

野田「あ、じゃあ『いいんですか?』の歌詞を」

桑原「え、また歌うの!?」

野田「またっていうか、リベンジだからね。歌った気になってんじゃないよ!」

桑原「ちょ、どこ歌う?Aメロ?」

野田「俺は全編聴きたいけどね(爆笑)」

武田「ははは(笑)」

桑原「いや、全編はキツくね?これ(笑)」

桑原「えぇ、えぇ、俺歌うの?ほんとに……?」

野田「アタマからいこっか。ワン・ツ・スリー・フォ!」



♪いいんですか?/桑原彰(教室LIVE Ver.)

いいんですか いいんですか
こんなに人を好きになっていいんですか?
いいんですか いいんですか
こんなに人を信じてもいいんですか?

大好物はね 鶏の唐揚げ
更に言えばうちのおかんが作る鳥のアンかけ
でもどれも勝てない お前にゃ敵わない
お前がおかずならば俺はどんぶりで
50杯は軽くご飯おかわりできるよ
だけども んなこと言うと
「じゃあやってみて」とかってお前は言いだすけど
それはあくまでも例えの話でありまして 
だどもやれと言われりゃ おいどんも男なわけで
富良野は寒いわけで お前が好きなわけで
ちょびっとでも分かってもらいたいわけで
ちなみに、オカズって変な意味じゃないんで
嫌いにならないでね

いいんですか いいんですか
こんなに人を好きになっていいんですか?
いいんですか いいんですか
こんなに人を信じてもいいんですか?
いいんですよ いいんですよ
あなたが選んだ人ならば
いいんですよ いいんですよ
あなたが選んだ道ならば

©YUMEBANCHI Inc.




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洋次郎先生のギターに乗せて、桑原先生、見事にワンコーラス歌い上げてくれました!素敵な歌声!!

野田「よお〜!!」

武田「いえ〜い!!」

桑原「じゃ次、武田バージョンで。」

武田「桑、オマエ、本当あれだよ。」

野田「桑、マジで、ここがたぶん潮時なんだって。」

武田「オマエそういうの本当好きだなあ。」

桑原「(笑)」


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野田「……いやあ、いいですね。」


野田「ちょっとアンコールやってみようか、俺。年末だしね。どうしようかな。フリースタイルのやつやる?1年に1回のやつ。」

桑原「違う違う!(焦)」

野田「あ、違う。俺が俺が。」

桑原「あーあー、ビックリした(笑)」

野田「また桑、もう顔がテンパっちゃって(笑)」

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ギターを爪弾きながら、そのまま即興で歌い始める洋次郎先生。
最後まで授業に出席してくれた君のためのアンコール。



♪即興演奏/野田洋次郎




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野田「おお。意外と上手いこといった。」

武田「いいね!」

桑原「うん」

武田「フリースタイル?」

野田「フリースタイル、フリースタイル(笑)」

武田「さすがです!」

野田「たまに家でフリースタイルやってるからね。ハナレグミのタカシくんと。」

武田「なるほど。とても良かったです。」

野田「ありがとうございます。」

桑原「…………俺、歌った意味あった?」

全員「(笑)」

野田「いや、あったでしょ。あったよ、あったよ。ただ時間をはみ出まくってるから。」

桑原「そうね」


野田「本当にね、感謝の気持ちでいっぱいでしたけど。なんだろうね、こんな僕らに3ヶ月付き合っていただいて、校長、教頭も、いっぱいいっぱい面倒見ていただいて、ありがとうございました。」

桑原・武田「ありがとうございます!」

野田「またね、いつか帰ってきたいなと。」

桑原「はい!」

武田「いつか!」

野田「またいつか4人でね、帰ってこれたらなによりですね。」

桑原「そうだね。」

武田「うん。」

野田「ということで、本日の授業はここまで。RADWIMPSがお届けしました。バイバイ!!」

桑原・武田「バイバーイ!!」

期間限定SCHOOL OF LOCK!の先先先生、RADWIMPSのRAD LOCKS!。あっという間の3ヶ月間、らしさ全開でお届けしてきたこの授業も、一旦これで休講となります。またいつか、4人で帰ってきてくれる日まで。

授業が終わって、最後に即興で演ってくれた歌にタイトルを付けてほしいとお願いしたところ、洋次郎先生はこんな名前を付けてくれました。

「また明日」



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RAD LOCKS! 放送後記

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    宮世琉弥

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