閃光ライオット

2013年08月04日

6組目…神奈川県「とけた電球」!!

夕焼けが、近づいてきた。

いや、彼らが夕焼けを近づけた、ように感じた。



「閃光ライオット2013」、
今回、9組目、最後にファイナリストに選ばれた彼らのステージが始まる。


…「とけた電球」。


彼らが立つステージは「キモチステージ」。


「キモチステージ」とは、生徒のみんなが野音に立ってほしいアーティストを決める、特別なステージだ。

ファイナリストの選考は、難航を極め、8組までしか決められず、
最後の一組は多数決ではなく、
SCHOOL OF LOCK! の生徒に決めてもらうことになった。

“想いをメッセージで送って欲しい”

選ぶ決め手となるのは、
「絶対に野音に立ってほしい!」、その想い、気持ちの強さ。




そして、「とけた電球」への強い気持ちを届け、野音のステージに立たせたのは、
この生徒だ。


長野県 17才 ラジオネーム:ぱせもん

この日、ぱせもんは、この野音に観に来ている。


「とけた電球」は、どんな思いでステージに立つのか?
そして「ぱせもん」は、どんな思いで、ステージを観るんだろう???


1曲目は「いらない」!
心をくすぐるメロディーと心を揺さぶる歌詞。




サビで吐き出すように、
感情が放たれる、想いのカタマリ。


しみ込んでいく言葉とメロディーは、
なにか、「キモチ」と通じたように、感じた。



2曲目は…「アート」。
楽しさが充満しているような、そして、どこかキモチ良い音楽。





3曲目、「夕焼けを見て音楽を聞こう」。

岩瀬君が、アコギに持ち替え、演奏する。


そのメロディーに合わせて、団扇を前に振る、オーディエンス。

まだ夕焼けの時間ではないけれど、
照明が、夕焼けをつくって、
そして、空も幾分、色を変え始めていた。


体に入り込むような、
体に溶けていくような演奏、3曲。

演奏を終え、彼らのステージを目の前で観ていたぱせもんが、
直接、「溶けた電球」にメッセージを伝える。




「1曲目が “いらない” で、2曲目も3曲目も良くて、
私の一生の思い出になりました。ありがとうございました」




最後、涙声になって言葉を届けてくれた。



ぱせもんの言葉にボーカルの岩瀬君が返す。

「こちらこそありがとうございました!めっちゃ嬉しかったです!」



キモチステージ、
彼ら「溶けた電球」の想いと、「ぱせもん」の想いが、
重なった瞬間だった。




M1.いらない
M2.アート
M3.夕焼けを見て音楽を聞こう

ダンガリー

投稿者 toukousya:17:03