レクリエーション

サカナLOCKS! 2012.12.10 月曜日

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「はい。授業をはじめますから、席に着いてください。マンガを読んでる生徒は机の中にしまいなさい。Twitterも閉じなさい!」

 
……と、いつものように黒板を書き始める山口先生。

 
「黒板にレクリエーションと書きました……はい、ここで今日の授業は終了!(笑) 今回は、生徒の人気取りのためにレクリエーションをします!」

 
ということで、今回のサカナLOCKS!は、レクリエーションを行ないます。山口先生がアコースティック・ギターを音学室に持ち込んでの "弾き語り" をしてくれる事になりました。山口先生、曰く「アコースティックギターで何か弾き語りをすることは、ほとんどない」のだとか!

 
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「仲の良い星野源さんとは、USTREAMでちょっとやったりしてますけど、ラジオとか、公共のメディアでこんな風に弾くのは初めてですね。なぜかって言うと、恥ずかしいからやりたくないんです(笑)。 ……でも、先生は切羽詰まってます。「サカナLOCKS! 真面目!難しい!」って、打ち切られるという噂がありますからね。ここらで人気を取らないと、来年続けられないんじゃないかという不安がありますので、宇宙初のラジオで弾き語りをやってみようかなって。でも、堅苦しいと恥ずかしいし、レクリエーションってことで。」

 
アコギを抱えながら、山口先生は話しています。

 
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「何をやりましょうかね……。生徒的に、どの曲をやったら喜んでくれるのかっていうのは分かっているんですよ。「アルクアラウンド」とか、「僕と花」とかですよね。……先生ね、そういうヒット曲は、今日やりません!(笑) シングル曲が生まれていく過程は、もちろん素晴らしいものがあって、メンバーも力が入っているし。それをやるのも良いんですけど、先生は曲を作るときは一人なので、曲作りのエピソードで、実は、メンバーにも話していないこともあったりします。サカナクションの曲を知らない生徒もいると思うんですけど、これをきっかけに聴いてもらえたらなって思います。」

 
ヒット曲は、やらないと宣言した山口先生(笑)。音学室の机の上には、サカナクションの過去のアルバムが並べられていますが、山口先生がこれまで作ってきた曲を、生演奏と共に振り返っていきます!

 
1st Album『GO TO THE FUTURE』
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「まずはファースト・アルバム。このアルバムは、北海道で作ったアルバムなんですけど、その中にある「フクロウ」という曲は、歌詞をアドリブで作ったんですね。生まれてきたコードに適当に歌ったのが、そのまま歌詞になっています。僕は、無意識で作った曲が、自分の好きな……良い曲になる事が多いので、この曲には思い入れがあります。」

 
(「フクロウ」のイントロを弾き始める山口先生……しかし突然、演奏を止める!)

 
「な、なんか緊張しますね!(笑) 今いい感じに入ったのに!……まあ、いいや。」

 
M フクロウ(生演奏)/山口一郎

 
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「この曲大好きですね〜。マイナーから入るんですが、好きなコード進行ですね。サカナクションの曲は、結構アコースティック・ギターを使っている曲がありますが、この曲はライブでも頻繁にやる曲です。」

 
2nd Album『NIGHT FISHING』
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「つづいてセカンド・アルバム『ナイトフィッシング』。この中で思い入れのある曲は、3曲目「ナイトフィッシングイズグッド」。北海道にある、スタジオミルクっていう有名な所で作ったんです。そのスタジオで、当時のディレクターに聴かせたときにあまり反応が良くなかったんですよ(笑)。でも、作ったときの事をすごく覚えていますね。」
 
M ナイトフィッシングイズグッド(生演奏)/山口一郎
 
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「この曲は結構コードが難しいんですよ。更に、曲がいろいろと転換していって、テンポが速くなるんですね。ちょっと複雑で、クラシック構成……なんです。この曲を作ったときは、みんなゲラゲラ笑いながら作っていましたね。」

 
3rd Album『シンシロ』
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「これは、東京に出てきて初めて作ったアルバムですね。登戸の僕の家にみんなで集まって、パソコンでカタカタ、カタカタ、作っていましたね。何回も僕の家のブレーカーが落ちて、大変な思いをしました(笑)。電気代の請求が4万円とかきて、「これ、経費として落ちるのかな……」って不安に思っていました。このときの思い出は……必死すぎて覚えていませんね……時間の経過が早すぎて。だから、ちょっと辛くなるので、『シンシロ』からは、やらない!(笑) ……次!」

 
4th Album『kikUUiki』
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「これも思い出深いアルバムですね。「アルクアラウンド」っていう曲がシングルで出て、この曲が収録されるアルバムを作る……っていうところからスタートしたんですけど、「アルクアラウンド」は僕らにとって、前向きで分かりやすい曲だったので、ちょっと恥ずかしかったんですね。そういう曲調が揃うアルバムを作るのはちょっと嫌だった。どういう曲をやりたいのかっていうのを考えながら作っていったのが、このアルバムに収録されている曲たちです。中でも、僕がすごく好きな曲は、「目が明く藍色」。7分くらいある超大作なんですけど、絶対に、このときの僕らにしか表現できない曲ですね。」

 
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M 目が明く藍色/山口一郎

 
「"目が明く藍色"っていう言葉は、僕が10代のときに夢に出てきた言葉なんです。目の前に知らない女の人が立っていて、僕に「目が明く藍色、目が明く藍色」って言ってきたんですよ。それを僕は枕元でメモって書いてあったんですよね。その言葉がタイトルになっています。実は、札幌のアマチュア時代に、僕は「目が明く藍色」っていう曲を作っていたんです。だけど、それは未完成のままで、歌詞も違うものでした。もう覚えてないけど、こんな感じ……」

 
M 目が明く藍色(アマチュア時代のバージョン)/山口一郎

 
(当時の歌詞はもう覚えていないという山口先生は、ラララ〜で歌ってくれました。)

 
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5th Album『DocumentaLy』
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「次は、もう『DocumentaLy』なの?え、マジで?早っ!そうか、『kikUUiki』の後『DocumentaLy』か!うわ〜、なるほどね。このアルバムも思い出深いですね〜。好きな曲ばっかりです!……自分で言うのも何だけど(笑) この中に入っている「モノクロトウキョー」っていう曲、行きましょう。」

 
M モノクロトウキョー(生演奏)/山口一郎

 
「このAメロの最初の部分の歌詞は、デモの段階では違う歌詞だったんですよ!それは……

 
"岡崎の家のカーテンはダサい"

 
……っていう歌詞だったんですねぇ(笑)。制作当時、メンバー同士で "iChat" っていう、パソコンで出来るテレビ電話みたいなので、よく会議をしていたんですよ。そのときに、岡崎の画面に見える部屋の、カーテンの柄がダサかったからなんですね(笑)。」

 
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「弾き語りは、普段、僕が作っている曲の原型なんですけど、これをバンドアレンジすると変化していくっていうのも感じ取れるんじゃないかと思います。こうして、歴代のアルバムを振り返ってきた訳ですが、一番思い出深い曲を1曲、演ろうかな。ファーストアルバム『GO TO THE FUTURE』に入っている、「三日月サンセット」という曲を弾き語りします。この曲は当時、実家で作ったんですが、花ちゃんっていう女の子がいて、その子のことがすごく好きで、その人に向けて作った曲でした。花ちゃんとは今でも仲がいいんですけどね。僕は一郎で、彼女は花子だったんです。"一郎花子"だったんですね!これは、銀行で通帳を作るときに、例として書かれている名前みたいでね(笑)。運命も感じたりしていました。それでは、その「三日月サンセット」っていう曲を聴いてもらいたいと思います。」

 
M 三日月サンセット(生演奏)/山口一郎

 
「あんな話をしてから歌うと、思い出しますね。この恥ずかしい感じは何なんだろう……。はぁ……。多分、もう二度とラジオでやりません!(笑) ……いや、もう一曲くらい歌おうかな(笑) なんか歌うのが楽しくなってきたぞ!(笑)」

 
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と言いつつも、いつもよりも少し長めにお届けしてきた、サカナLOCKS!。今回もそろそろ終了です。山口先生による弾き語りの授業、レクリエーション。山口先生、たくさんの生演奏を聴かせてくれました!

 
「生徒のみんな、どうでしたか?大丈夫でしたか?感想とか、サカナ掲示板に書き込んでもいいけど、先生は打たれ弱いので、批判するのだけはやめてもらっていいですか?(笑) 今、制作期間中でナイーブなので、控えていただけたらと思います(笑)」

 
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<オンエア曲>

M フクロウ(生演奏)/山口一郎

M ナイトフィッシングイズグッド(生演奏)/山口一郎

M 目が明く藍色/山口一郎

M 目が明く藍色(アマチュア時代のバージョン)/山口一郎

M モノクロトウキョー(生演奏)/山口一郎

M 三日月サンセット(生演奏)/山口一郎

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