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March 2019 の投稿一覧です。
カテゴリー: サカナクション
投稿者: sakurada
SCHOOL OF LOCK!


山口「はい、授業を始めますから席についてください。マンガを読んでいる生徒はマンガをしまいなさい。Twitterを開いている生徒はTwitterを閉じなさい。Instagramを開いている人はInstagramを閉じなさい。授業が始まりますよ。」

今週で、『SCHOOL OF LOCK!』の中でのサカナLOCKS!は最後の授業となります。
今回も"緊急学級会"として、生放送教室から授業をお届けします。


CMの一郎先生
カロリーメイトのCM(ナイロンの糸)に引き続き、新CM(忘れられないの)も拝見させていただきました!どちらの曲も魚図鑑ゼミナールで実際に聴いていたので「あの時の曲だ!」と、つい興奮してしまいましたw CMで速度制限マン?を遮る一郎先生を見て思わず笑ってしまいましたw
そして金曜のサカナlocksとアルバム、ライブ楽しみにしてます!

ウオタミング
男性/19歳/静岡県


山口(CMソングの「忘れられないの」が流れてきて……)そう、この曲ですね。前回の授業の直後に発表になりました。私、カロリーメイトのCMに引き続き、出演させていただいています。今CMミュージシャンみたいなところもあるんですが(笑)。改めて、SoftBank TV CMサカナクション「忘れられないの」が使われていて、僕も出演しています。SoftBank music projectのテレビCM 「速度制限マン」篇というタイトルになっていて、広瀬すずさんと吉沢亮さんが出演しています。双方に僕はお会いしましたよ。あと、お父さん犬にも会いました。「よーしよしよし……!」ってやってきましたけど(笑)。」

SCHOOL OF LOCK!


「どんなストーリーになっているかというと……東京と小樽で遠距離恋愛中のカップルの2人……小樽は僕の地元ですね。小樽から上京して、引っ越してきたばかりの部屋で、SNSにアップロードした自撮り動画を見ようとしたら、速度制限を擬人化した、"速度制限マン"が画面を隠してなかなか動画が見られない……。そこに、速度制限マン防御マンの私が無事防御して、無事動画が見られるようになる……というものになっています。携帯電話の速度制限を擬人化するとこんな映像なんだろうな……という風になっています。」

♬ サカナクション|SoftBank TVCM 「速度制限マン」篇(30秒)



SCHOOL OF LOCK!


「このCMは、制作段階から、CMプランナー澤本嘉光さんと、僕らのMVをよく担当してくださっている田中裕介監督のお二方と3人で深夜スタジオとかで打ち合わせをしながら、どんな企画がいいのか話し合ったんですよ。普通CMのタイアップの曲をやる時って、こういったやりとりみたいなものは、プランナーさんや監督さんと直接しないんですね。代理店を挟んだり、メーカーの人を挟んだりして、ただ単に楽曲をぽっと提供するだけで終わることが多いんです。ただ、澤本さんはかつて僕らの曲「ユリイカ」を提供した映画の脚本を書かれていたり、プライベートでも親交がある方なんですね。田中監督は、いつもMVを担当してくださっていますし、僕がやっている『NF』創立メンバーでもある。チームでやることができたので、すごく内容にも深く入れたし、歌詞を作る際にも世界観に添えたのではないかなと思います。ナレーションがあまりないので、曲がよく聞こえるっていうのも、やっていて楽しかったなと思いました。僕は、知り合いの方が制作していたり、自分のコンセプトに合ったCMとかじゃないと多分出演しないんですよ。でも、こういった形であればどんどんやっていきたいと思うし、音楽を作る上でのチームが普段どういう仕事をしているのかっていうことを知ってもらう良い機会かなと思っています。」

SCHOOL OF LOCK!


"上京"がテーマのCMなので、そこにアプローチをして楽曲制作をして、フル尺で書き上げたんですけど、ライブでやっていた歌詞とは結構変わっていて、また新規に書き直しています。恋愛の曲になっているのかな……書き終えてみて、抽象的ではあるんですけど、そういった要素もあるんじゃないかなと思います。で、CMのパターンだけで歌詞を150パターン書いて、115パターン目が選ばれました(笑)。フル尺を書き上げた段階で、178バージョンで完成しました。是非、皆さんもSoftBankのCMもカロリーメイトのCMと合わせて、YouTubeなどで見られますので見てみてください。」

SCHOOL OF LOCK!


「そして、サカナクションから大事なお知らせがあります。」

4月24日に発売すると発表していたアルバム『834.194』ですが、この度、アルバムの発売を……誠に勝手ながら、延期させていただくことになりました。新しいリリース日は、6月19日です。

「すでに予約したという生徒もたくさんいらっしゃると思うんですが……お待たせしてしまうのは本当に申し訳ないです。一言で言うと、僕の歌詞が書けなくて……書けないというか、妥協できなくてですね……このアルバムを完成するには、もう少しだけ時間が必要なんです。……ということで、今回に関してはメンバーにも本当に怒られました。僕は本当に何も言い訳ができない。メンバーにも謝りましたし、スタッフの皆さん、関わってくださった皆様……SCHOOL OF LOCK!も含めて。お詫びをしないといけないと思います。ただ、アルバムは6月19日に必ず出ます。次、延期はありません。なぜかというと、もう間もなく出来上がるからです。」

「あと、ちょっとこう……とことんやり続けてしまって、僕の体調的なことや精神的なところとかも含めて、スタッフの人たちが考慮してくださって。これからアリーナツアーも始まります。そういった部分も含めて、用意していきます。必ず、時間が増えた分、一切妥協のない完成度の高いアルバムを出せたらと思っています。あと少しだけ……1ヶ月ちょっと、時間をいただけたらと思っています。このアルバムのリリース延期は、ちょっと前に決まっていたんですよ。ただ、アルバムが発売されるという話は、このサカナLOCKS!で最初にさせていただいたんですね。なので、延期の話も、サカナLOCKS!で直接皆さんにお伝えしなければいけないなと思いまして、今日ここで発表させていただきました。」

「4月から始まるツアーは、アルバム発売前のツアーになってしまいます。ただ、アルバムの曲を何曲か聴けるようにできるツアーにしたいと思っていますので、是非アリーナツアーもよろしくお願いします。全公演サラウンドツアーになっていますので、こちらはもう期待していただけたらと思います。特別な体験ができるライブに必ずなります。ライブに来る方には、楽しみにしていただけたらと思います。」

ニューアルバム『834.194』の詳しい情報は、特設ページへ! [➡コチラ!]

SCHOOL OF LOCK!


「そして、先週の授業で発表になりましたが、4月からこの『サカナLOCKS!』は、毎週金曜日の23時からお届けする、『SCHOOL OF LOCK! UNIVERSITY』 の中にお引っ越しとなります。引き続き、あちらでも音学のゼミの先生として生徒の皆さんに向けて授業をお届けできたらと思いますが……木曜日のこの時間にお届けするのは今日がラストということで。サカナLOCKS! 最初は月曜日の授業だったんですよ……知っている人はいるかな?2012年の4月にスタートして、なんと7年間お送りさせていただきました。僕がデビューしたのが26歳と遅い時期だったし、デビューしてから少し経ってからのSCHOOL OF LOCK! でのレギュラーだったので、10代の方に触れる機会というのがあまりなかったんですね。ただ、このサカナLOCKS! という場で、青春と向き合ったり、真剣に音楽と向き合って、音楽を愛し続けている10代とリアルに接して僕の中で大きな変化がありました。人は歳をとる度に、いろんなものを得ていろんなものを失っていくと思うんですが、やはりこういう場で10代の生徒たちの感情を自分の中に吸収できたというのはこれから音楽を作っていく上でひとつの糧になります。僕は苦しんで作ることしかできませんが……この苦しみの中で、皆さんの中からたくさんエネルギーをいただけたというのも本当に事実です。これからもそれを大切にしていきたいなと思います。……居なくなるわけじゃないのでね。また金曜日に、やしろさんと、ちょっと大人向けのね……ちょっとアダルトな!サカナLOCKS! をアダルトな感じでやっていきたいと思っていますので(笑)。10代のみんなもこっそり親に隠れて聴くように!(笑) ……ということで、4月からも引き続き、サカナクションとサカナLOCKS! をよろしくお願いいたします。

SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!


毎週木曜日の"音学"の授業、サカナLOCKS! ありがとうございました!
4月からは、毎週金曜日『SCHOOL OF LOCK! UNIVERSITY』の中で授業を開講します!


SCHOOL OF LOCK!
カテゴリー: サカナクション
投稿者: sakurada
SCHOOL OF LOCK!


今回の授業は、久しぶりに緊急学級会を開催します!

まずは、先日「"レゴでサカナクションの新宝島を再現してみた"12歳が登場!」の授業に登場した、ドロップくんが宿題のMVを完成させました!

山口「サカナクションの「新宝島」のMVをレゴで作ってくれた、ドロップくん。あの天才少年。電話で話をして、次の宿題として「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」のMVをレゴで撮影してほしいと僕が言っていたんですが、それが早くも完成していると。私も見ました!あのね……素晴らしいね、やっぱり。」

■ LEGO-サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(cover) コマ撮り



「まず音もいろいろ上手に表現できているし、この素朴な歌声(笑)。なんか『NHK みんなのうた』みたいですよね、この感じ。「黒ネコのタンゴ」って昔あったの知ってます?あれの匂いがする……ある種完成された歌声だと思うんですけど。全部一人で音楽も作っているっていう点も本当にすごい!」

SCHOOL OF LOCK!


「そんなドロップくんから、メッセージが届いています。深夜だから、電話じゃなくてコメントをもらいました。」

(ドロップくんからのコメント)
一郎先生こんばんは!drop block studioのドロップです。
宿題の、レゴナクション「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」のMVができました。今回は、「新宝島」よりは時間がかからなくて、だいたい2週間くらいで撮り終わりました。バッハは静止画が多いので、意外と早く作ることができました。工夫した点は、前回の「新宝島」では、全部iPadで編集していたんですけど、今回は本格的にパソコンのAdobe After Effectsというソフトで編集したので、細かい表現ができました。難しかった点は、サビの部分の一郎さん人形が踊るところがあるじゃないですか。その部分で、レゴの人形の可動域だと腕を広げられないので、 「新宝島」でもあったように、腕を外してそれを竹串にくっつけて撮ったところです。一郎先生の感想を聞かせてください。よろしくお願いします。そして、今もうひとつサカナクションのMVを再現しています。一郎先生、次は何の曲か予想してみてください。


「えー!次何の曲か……?「ユリイカ」じゃないかな?(笑) サカナクションの「ユリイカ」は年齢制限がかかるようなMVだからね。あれをドロップくんが作っているんじゃないかと……(笑)。でも、何の曲かな?「夜の踊り子」っていう可能性もあるね。寄っていくやつね。「ネイティブダンサー」だったらとんでもないことになるね。靴が動くやつ……一体次のドロップくんの新作はどんなものか楽しみ。」

「今回ドロップくんの作品を見て、前回の放送でも先生は言っていたんだけど、新しい曲のMVを発注するよって。これはね……お願いしようかな!……予算はないが(笑)。ドロップくんが使うレゴと、ソフトウェア代くらいしか支払えないかもしれないが(笑)。次のアルバムの中の曲を1曲とかでも。すでに、アルバムの中でMVを撮る曲が決まっているんだけど、その曲のMVを新たに作るでもいいし、MVを作ることが決まっていない曲をドロップくんにお願いして作ってもらうでもいいかもしれない。今回は、オリジナルがないわけだから……オリジナルを作るっていう時に、ドロップくんが一体どういうものを作るのかっていうのを楽しみにしていたいなと思います。ドロップくんの作品はYouTubeに上がっているから、ぜひ見てください。」

SCHOOL OF LOCK!


「そして、続いて一郎先生からお知らせがあります。」

先生、CMに出演するぞ!!

「……つって(笑)。カロリーメイトの新CMに山口一郎が出演することになりました。もう映像を見てくれた生徒もいるかなと思うんですけど。そんな書き込みが届いています。」


カロリーメイト
CM見ました!!!
「ナイロンの糸」にも、映像にも、さっそくとりこになって何度も再生してしまっています!!!
KEEP THINKINGもかっこよすぎます、ありがとうございます。
でもカロリーメイトのCMにサカナクションがとは想像したこともなかったので嬉しいし新鮮です!!ナイロンの糸〜〜〜!!!テレビでCM見るのが待ち遠しいです。

さかなのわた
女性/16歳/千葉県


「おー。(「ナイロンの糸」が流れてきて……)この、今流れている曲が、CMで使われている「ナイロンの糸」という曲です。これは新しいアルバムに収録される予定です。実はね、このCMの撮影でオーストラリアに行ってきたんです。このカロリーメイトの新CMは、『考えつづける人編』というタイトルになっておりまして、どんなCMか説明するけど、みんなもYouTubeとかでも見てほしい。」

■ カロリーメイトCM|「考えつづける人」篇 30秒



「果てしなく続く砂漠……何か答えを見つけ出そうとたった一人歩く山口一郎。僕の周りには遊ぶように泳ぐ小さな魚たち。その魚は掴めそうで掴めない。そこに突如現れる大きな魚……今まで書いていた歌詞を全て白紙に戻して、新たな言葉を紡いでいく……こういうCMなんです。歌詞に悩んでいて、妄想の世界に入り込んで、何か大きなヒント(魚)を見つけることによって、また新たに歌詞を書き続けるっていうストーリーなんですね。」

SCHOOL OF LOCK!


「このCMでは、先生はこんなことも言っています。「考え続ける人にとって、栄養は味方になる、満腹感は敵になる」……本物やぞ!(笑) こんな風に言っているんですけど、これはまさに僕の……今日もそう。日々続けていることですね。歌詞を書く時には、満腹になると眠くなっちゃうんですよ。お腹が減りすぎてもだめだから、お腹を減らさず満腹じゃない状態を保つために、こまめに間食したりとか、神経質に"食"っていう部分にアプローチしていってるんですが、その自分が普段やっている生活そのものがCMのコンセプトになっているという部分で、はまり役だったなって。……自分で言うのも何だけど(笑)。自分がCMに出演することって、よっぽどディレクターとかと関係性が深いとか、コンセプトが自分と合っていないとなかなか自分が出演するっていう気持ちにはならないんですが、今回はまさに普段自分が考えていることそのままがコンセプトになっていたし、リアルにカロリーメイトを食べながら僕は作業をしていたんですよ。大塚製薬に頼りまくっていたんですね(笑)。だから、CMをやったので、カロリーメイトを提供していただいて、まさにそれを食べながらやっていたので本当にありがたいお話で。……フルーツ味ね(笑)。CM自体も素晴らしい作品になっていて、砂漠の上をたくさん走り回ったんですよ。なので、自分のメンタル的にもいい影響があったので、いい撮影だったなって。ぜひ是非皆さん見ていただけたらと思います。」

SCHOOL OF LOCK!


「そして、このCMの曲「ナイロンの糸」は、ニューアルバム『834.194』に収録されます。この曲は、僕が二十歳くらいの時に作った曲です。歌詞がない状態の原曲として。この曲は、西塁っていう僕の幼馴染がいるんですが、彼が僕の家に入り浸っていた時期があるんです。モラトリアムで。その頃僕もモラトリアムだったんですが。僕はあんまり人前で曲を作ることができなかった人間だったんですけど、西くんがあまりにも家に入り浸っていたもので、なんとなくギターを弾き始めてメロディができたんですね。人前で曲は作れなかったんですけど、西くんが居ることも忘れるくらい一緒にいたから、人がいる状態で初めて作った曲っていうので思い出に残っていたんです。そして、完成させていなかったんですが、今回のニューアルバムのコンセプト上、モラトリアム時代の物もちゃんと楽曲にしていこうっていうので、作ったんです。」

「本当はこの曲はタイアップになる予定じゃなかったんですけど、このお話をちょうどよくいただいて。コンセプトともすごく合っているから、是非使わせてほしいって言っていただいて。あんまりCM向きの曲じゃないって思っていたんですね。勢いがなくて。でも、こういう曲をCMとして使っていただけたというのもありがたかったです。3月23日から、カロリーメイトのCMはオンエアとなりますので、是非ご覧ください。……CMの話はこれだけかな?……(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


「そして、もうひとつ。一郎先生からお知らせがあります。これは、黒板に書こうと思います。今日生放送に来た理由が明かされるんだが……」

SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!


「……なんのこっちゃって思うだろ。実は、先週のサカナLOCKS!の放送後記で、僕は"さよ"という字を黒板に書きました。今日"なら"と書いたということは、合わせると「さよなら」。……実は、このサカナLOCKS!……お届けするのは3月いっぱいとなります。

そして!!!

4月から、昨日のSCHOOL OF LOCK!で発表になりました、毎週金曜日の23時からお送りする『SCHOOL OF LOCK! UNIVERSITY』の中にお引越しいたしまーす!!

「さよなら木曜日、こんにちは金曜日!(笑) サカナLOCKS!という名前は変わらず、"音学の講師"から"音学ゼミの先生"として引き続き授業をお届けしたいと思います。ちょっと中身も大人向けの授業になると思います。理論を含めたり、もう少しみんなが普段聴かないような音楽をおすすめできるような番組になったらいいなと思っています。そして、やしろ元教頭ことマンボウやしろ教授がその時間を担当するということで、やしろさんとも一緒に何かできたらいいなと思っています。いやー……長い間木曜日のこの時間、ありがとうございました!……と、いろいろ言っていますが、4月からもサカナLOCKS!をよろしくお願いします!

SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!
カテゴリー: サカナクション
投稿者: sakurada
SCHOOL OF LOCK!


今回の授業は、生徒から[サカナ掲示板]に届いたSOSに応えていきます!
こんな書き込みが届きました。


助けて下さい!
一郎先生こんばんは!
早速ですがですが相談です。私、小学校の頃からほぼサカナクションの曲しか聞いてこなかったんです。しかも流行りとかどうも興味がなかったらしく何が流行っているとか全然わからないんです。そのせいか周りの人達と音楽とかの話が合いません!最近それを実感するばかりでどんどんどんどん寂しくなってきます。サカナクションを友達に広めてみようと思ってもどんな人に勧めるべきか分からず、流行りの曲を聞いてみようと思ってもどんな曲を何から聞くべきか分からず右往左往しているんです。どうしたらいいですか?助けて下さい!!
ちなみに私サカナクションの本当の魅力に気づいたのが1年半くらい前だったんです。ずっと聞いていたのもただふわーっと聞いているだけでした。(もっと早く気づきたかった)ごめんなさい!次のアルバム楽しみにしてます!

ろんきち
女性/15歳/山口県


山口「これはね……非常に興味深い!非常に興味深い症状だな。つまり、彼女はサカナクションしか聴いてこなかったがために、サカナクションの世界だけが音楽だと思い続けてきて、中学校に上がってみたら、サカナクションを知っている人が周りにいなかったっていう(笑)。「あれ……私の世界ってマイノリティ……?」っていうこの現象。こういう現象が起きるほど年数を重ねてバンドをやっているから、同じ悩みないし、近い悩みを持っている生徒は他にもいるはずだと思う。電話してみましょう。」

SCHOOL OF LOCK!


山口「もしもし。サカナクションの山口一郎です。」

ろんきち「もしもし。ろんきちです。」

山口「ろんきち、サカナクションを知ったきっかけは何ですか?

ろんきち小学校の頃、母がサカナクションのアルバムを買ってきて、車の中でずっと聴いていました。

山口「何のアルバム?覚えてる?」

ろんきち「6枚目の……」

山口「はいはい。サカナクションの『sakanaction』か。サカナクション以外の音楽はそこからあまり聴いてこなかったの?」

ろんきち「いや、流れていたんですけど……あまり聴いていなくて。外をぼーっと眺めていることが多くて。」

山口「(笑)」

ろんきち「うちの家族はみんな流行っているものとかにあまり興味がない感じの人たちなので、何が流行っているのかとかあんまり話さなかったんです。」

山口「あー。ろんきちは音楽を聴く場所っていうのは家が多かったってこと?」

ろんきち「いや、車の中で流れている音楽を何回も何回も聴く感じでした。」

山口「ほうほう。今、中学生?」

ろんきち「中3です。」

山口「ちなみにさ、ひとりでも「サカナクション私も好き!」っていう人いた?」

ろんきち「あ、塾の先生が……」

山口「ははは!(笑) 塾の先生がサカナクション好きだった?」

ろんきち「はい。」

山口「ちなみに、ろんきちはサカナクションが好きなの?好きになったの?

ろんきちめっちゃ好きです。

山口「ははは(笑)。それは嬉しいねー。」

SCHOOL OF LOCK!


山口サカナクション以外の音楽で好きな音楽はあるの?

ろんきち「あー……米津玄師さんの「春雷」が好きです。」

山口「はいはい……ろんきち、多分、性格は暗いよな?」

ろんきち「(笑)」

山口「暗いものに惹かれる傾向にないかな?サカナクションを好きな人って、性格が暗いとかじゃなくて、心の中の影の部分を愛している人が多い気がするんだよね。米津くんを好きな人にもそういう傾向があるよね。」

ろんきち「あー。」

山口「だから、底抜けにぱーんと派手に明るいものよりも、どこか影を感じるものに自分を投影しやすいっていうか……そういう感じがするけどね。」

ろんきち「クラスの人にすごく米津さんが大好きっていう人がいるんですけど、その周りの人と比べてみたらめちゃくちゃはしゃいでいる感じの人ではないなっていうのは思います。」

山口「(爆笑)……さすが、冷静だな。いいぞー。」

ろんきち「(笑)」

山口「先生も、実は中学校の頃とか高校生の頃もそうなんだけど、自分が本当に好きだと思っていた音楽を周りと共有できなかったんだよね。同じように好きだっていう人はいなかったし、小学校の頃なんて特に、みんな光GENJIとか……今でいう、嵐みたいな……そういうものをみんなが好きだっていう中で、先生は友部正人っていう、暗いフォークシンガーの音楽が好きだったり、イルカさんっていうフォークシンガーだったりとか、そういう音楽をひたすら弾いて歌っていたから。やっぱり共有できなかったんだよね。でも、光GENJIの曲を聴いてみたり、他の人の曲もみんなが聴くから自然に聴くと、その中で自分が好きなものが何曲か見つかったり、自分が好きなミュージシャンが1人、2人……ってわかってくるんだよね。この曲だけ好きとか、そういうのが見えてきて、自分の傾向が見えてくるっていうか。」

ろんきち「ほー……!」

山口「周りと共有したいっていう気持ちがあるんだったら、聴いてみてって言ってみてもいいと思うけど、入ってくるものも、何でもいいからとりあえず自分の中に通してみて、引っかかるものがあったら、"この人が好き"っていうよりかは、"この曲は好き"、"この曲は好きじゃない"とかを振り分けてみると、もっといろんな音楽が見つかっていくきっかけになると思うね。

SCHOOL OF LOCK!



山口「ちなみに、サカナクションで好きな曲は何?

ろんきち「蓮の花」の、"苦しむ僕を引っ張り上げてよ"のところが……」

山口「ははは!(笑) 芥川龍之介だな。」

ろんきち「すごい……沁みます……。」

山口「ふふ(笑)。そっかー。そうだなー……でも、小学校の頃にサカナクションを聴き続けていて、今サカナクションがすごく好きだっていうのは、サカナクションってある種ちょっと大人の人が聴く音楽だと言われているんですよ。世の中的には。」

ろんきち「へー……!」

山口「でも、ろんきちは15歳でそこに食い込んでいるわけ。つまり、中学生でありながら、もう社会人並みの音楽知能指数を持っているっていう考え方ができないこともない。だから、いろんなものを聴いても理解できるはず。」

ろんきち「その……具体的に誰を聴いたらいいっていうのはありますか?」

山口「ほー……ちょっと待てよ……」

ろんきち「誰から聴いたらいいのかっていうのが……」

山口「あー……そういうことね。でも、中学生に何をおすすめするかって結構面白いね。」

SCHOOL OF LOCK!



山口スピッツは?」

ろんきち「……わからないです。」

山口「あのね、スピッツは『ハチミツ』ってアルバムから聴き始めたらいいと思うよ。」

■ スピッツ / 涙がキラリ☆



山口『ハチミツ』は、1995年のアルバムなんだけど。先生たちが高校生の時かな……このアルバムはきっと好きだと思う。」

ろんきち「聴いてみます。」

山口「聴いてみて。あとね……そうだな……小沢健二オザケンさん。『LIFE』とか。」

■小沢健二 - ラブリー



山口「これ……本当に好きだったな、先生。小沢健二さんの2枚目のアルバムで、1994年に発売されている。先生たちの世代の青春だよね。スピッツも小沢健二さんもね。サカナクションが理解できているなら、オザケンさんの世界観もスピッツの世界観も理解できると思うな。良いよ、本当に。」

ろんきち「ほー……!」

山口「先生が小学校とか中学校、高校の時に影響を受けたのは、小沢健二さん、スピッツ……あと、ユニコーン。」

ろんきち「ユニコーン?」

山口「ユニコーンっていう……奥田民生さんってわかる?」

ろんきち「……。」

山口「わかんないか。あのね、ユニコーンっていうバンド。先生がすごく好きなのは、「デーゲーム」っていう曲。あと、「すばらしい日々」っていう曲。」

■ ユニコーン 『すばらしい日々』



山口「これはね、めちゃくちゃかっこいいんですよ。歌詞の世界観はまだろんきちはわからないかもしれないな。会社員とか、新入社員とかの感じ……大学生、社会に出たての人たちがぐっとくる感じなんだよね。でも、多分聴いたら分かると思う。」

ろんきち「はい。」

山口「あと、なんだろうな……あと……90年代の洋楽だと、やっぱりOasis「Wonderwall」っていう曲。」

■ Oasis - Wonderwall (Official Video)



山口「これも懐かしいねー……これはすごく影響を受けたね。僕らの世代はみんな、ロック好きは絶対聴いていたって感じかな。あと、ちょっと変則的で、苦手な人も多いが、僕らの時代では伝説的だったRadioheadだよね、オルタナの巨匠。Radioheadの『OK Computer』っていうアルバムがあるんだけど、僕はそのアルバムに影響を受けて「目が明く藍色」っていう曲を作ったんだよね。」

ろんきち「あー。」

山口「Paranoid Android」っていう曲があるんだけど。」

■ Radiohead - Paranoid Android



山口「これも聴いたり歌詞の訳を見たりするのはおもしろいかもしれないね。これはもう、研究するために聴いていた感じだったけど。」


山口「これくらいかな。」

ろんきち「聴いてみます。」

山口「聴いてみて。で、どれが自分に刺さったか。結構今のはスタンダードパターンだから。もうちょっと難しいのでも大丈夫って言ったらまた教えるからさ。ふふふ(笑)。」

ろんきち「ありがとうございます。」

山口「でも、今目の前にある新しいものだけじゃなくて、音楽を探す時にルーツを探っていくっていうのもきっと音楽の聴き方のひとつとしてあると思うんだよね。そこを調べていくっていうのも、音楽を探す遊びとして見つけてみると面白いかもしれない。是非自分が好きな音楽を見つけてくれたら嬉しいなと思います。」

ろんきち「はい。」

山口「でも、本当にサカナクションを応援してくれてありがとうございます。」

ろんきち「いえいえ……」

山口「これからも聴いてもらえるように頑張るので。ライブも遊びに来てくださいね。」

ろんきち「はい。」

山口「それじゃ、またね。バイバイ。」


(♪友部正人「まちは裸ですわりこんでいる」が流れてきて)


SCHOOL OF LOCK!


「今回の授業も、そろそろ終了の時間になりました。……って、友部正人!(笑) まちは裸ですわりこんでいる……この表現に僕は小学校時代、「美しいな。こんな風に言葉を使いたいな。」って思ったんですよ。そんな小学生だった僕、6年ぶりにアルバムを出します。でね、アルバムが出るということもあり、このサカナLOCKS!……4月でひょっとしたらみたいな判断が協議されているということで……。今回はここまで。」



SCHOOL OF LOCK!
カテゴリー: サカナクション
投稿者: sakurada
山口「はい、授業を始めますから席についてください。マンガを読んでいる人はマンガをしまいなさい。Twitterを開いている人はTwitterを閉じなさい。Instagramを開いている人はInstagramを一度閉じなさい。授業が始まりますよ。今日は、生徒の皆さんに大事なお知らせがございます。……ついにきたよ。」

ドゥルルルルルル……(くちドラムロール)………ドドン!

サカナクション、およそ6年ぶりとなる……ニューアルバムを、リリースすることになりました!!!

「今まで、アルバムを制作しているという話は度々、このサカナLOCKS!でも4年間くらい言い続けてきましたが(笑)。今夜は、現実的な話をしていきますよ!より具体的な……出る感、さらに増し増しなお話をしていきます。なんと、発売日とアルバムのタイトルをどこよりも早く、このサカナLOCKS!の生徒の皆さんにお伝えしたいと思います。」

「まずは……発売日!これは……」

「西暦からいくよ!(笑) ここは西暦からいかないと翌年じゃないかって言われる可能性もあるから(笑)。みんなよーく聞けよ……言っちゃったらもうここで出さなきゃいけないからな(笑)。」

発売日は、2019年4月24日

「そして、アルバムのタイトルは……

「黒板に書きたいと思います。これは謎だぞ。ここからみんなになぞかけだぞ……いよいよこれを黒板に書く時がきたか……!」

(黒板に書く)

SCHOOL OF LOCK!


4月24日に発売する、このアルバムのタイトルは……

「……(笑) これ、どう読もうかな……」

「……これどう読むのかな……、こう読もうかな。」
 
SCHOOL OF LOCK!


アルバムのタイトルは……『834.194』!!!

「4月24日に、サカナクション6年ぶりのアルバム『834.194』(読み方:はちさんよんいちきゅうよん)がリリースになります。このアルバムは、6年前にアルバム『sakanaction』を出して以来、「グッドバイ」「ユリイカ」「蓮の花」「さよならはエモーション」「新宝島」「多分、風。」と……シングルをたくさんリリースしてきたんですけど。そのシングルが全て入るのと、……「陽炎」も入りますね、そして2枚組になる予定です。2枚組になるというその理由が、834.194の数字に込められています。結構シングルが盛りだくさんのアルバムになるわけですが、もうすぐ新しい曲もいくつかタイアップで流れ始めます。そんな新生サカナクションも感じ取れるし、6年間の積み上げてきたものもこのアルバムに収録されるという形になります。この数字の意味は、この後、僕らはアリーナツアーがあるんですけど、そのアリーナツアーや特設サイトで明確になっていくと思う。なので、詳しくは語れないというか、まだ語らない方がいいんじゃないかなと思っているんですが。」

SCHOOL OF LOCK!


「僕らは6年間アルバムを出さなかったのには理由があって、「グッドバイ」を出した時って、初めて紅白に出演した次の1月にリリースしたんです。何度かここでもお話をしたことがあるんですけど、その時に僕らは表に音楽を発信していくっていうことに対するひとつの疑問だったり、モチベーションだったり、理由みたいなものを探し続けていたんです。その中で「ユリイカ」や「さよならはエモーション」、「蓮の花」っていう、サカナクションの中層や深海を担う曲がどんどん生まれたんですけど……そのタイミングで、一度アルバムをリリースしようとトライしたんですね。ただ、なぜリリースしなかったかというと、ここで劇伴の話が僕らに降りかかってきたんです。映画『バクマン。』の、"劇伴"といって、映画の中に流れてくる音楽全部と主題歌を担当して、「新宝島」を作ることになったんです。僕らはその「新宝島」を作って劇伴をやったことで、ストーリーが変わったんです。今まではマジョリティの中のマイノリティっていう立ち位置をどう作り上げていったらいいのかって、楽曲として自分たちのアプローチを考えていったのが、劇伴をやったことで、ロックバンドが劇伴をやるという、ある種、良い違和感みたいなものに対してのマイノリティ……そこに対する考え方みたいなのがひとつ増えたし、そこで出来た「新宝島」っていう楽曲があまりにも垢抜け過ぎていて……なのに自分たちらしさがしっかり込められているっていう曲ができたんですよ。だから、僕らは劇伴を作ったことで、そこでまたアルバムを作ることをせずに、さらにその先に続く、「新宝島」からのサカナクションの流れを作ることにしたんですね。そして今日に至ると。」

SCHOOL OF LOCK!


「その間のいろんな部分を端折りましたけど……(サカナクションのメンバーである、草刈)愛美ちゃんの妊娠や産休中に "NF" を始めたこと、……このサカナLOCKS!をずっと聴いてくださっている生徒のみんなは、その時に何があったっていうのをわかっていらっしゃるという方もいると思うんですけど……いろんなことがあって、今ここでアルバムを出す理由やコンセプトがはっきりとしました。でもこれはずっと言い続けてきたことを、端的ではなく、もっと俯瞰で表現できるようになったかなって意味なんですけど。いずれ徐々に語られていくし、アルバムのテーマはずっと言い続けてきたことなので。きっとこの数字が何のことなのかを理解できた時に、僕らのことを追いかけてくれていた方は多少理解ができるのかなと思っています。サカナクションにまだ入りたての方……稚魚の方たち(笑)。稚魚魚民の方たちにも楽しんでもらえるアルバムだと思うので。」

SCHOOL OF LOCK!


「で、ひとつだけ……皆さんにお話ししておきたいのは、僕らはこのアルバムからまた始まります。6年間の沈黙を破ってアルバムを出して、次から僕たちはひょっとしたらアルバムを作らないかもしれない。作らないって言っても、今はアルバムっていう形態自体がアルバムって呼べるのかわからない時代になっているし、いろんなミュージシャンがいろんなことをチャレンジして、失敗する人もいるし、成功する人もいると。ただ、何か失敗することを恐れたり、挑戦することを諦めたりするんじゃなくて、何か自分たちが楽しいと思う形で音楽を届けて、それを受け取った人が素晴らしいって思ったりおもしろいって思ったり、音楽がもっと好きになったりするのであれば、どんどんやるべきだなと思うし。僕らはこのアルバムをきっかけに、これからまたアルバムを作ると思うんですけど、従来の……シングルを出して、ツアーをやって、アルバムをリリースして、音楽専門誌で物語を語って……当たり前のようなスタンスで、今までやってきたやり方でCDを発信するようなことは多分もうないと思う。もっと自分たちらしく、音楽に誠実に、おもしろいことを作っていきたいと思っていますので。それだけは言っておきたいと思います。」

「ようやくアルバムのタイトルと発売日を言える日を迎えまして……2019年4月24日ね。……424…… "よにし" ね(笑)。ずっとサカナLOCKS!で僕らを聴いてくれている方たちに、今まで「アルバム出す出す詐欺」だと自虐的に言ってきましたが、ようやく出すことが出来て、まだ出ていないんだけどね(笑)……発売日が決まっただけなんですけど、それを伝えることが出来て、本当に安心したなっていうか……よかったなって思ったというか。ここから始まるサカナクションのストーリーをみんなとまた話し合っていけたらなと。それが楽しみでならないなと思います。」

SCHOOL OF LOCK!


「アルバムタイトルが決まったということで、この春行われる全国サラウンドツアーのタイトル『SAKANAQUARIUM 2019 "834.194" 6.1ch SOUND AROUND SESSION』となりました。4月からのアリーナツアーにいらっしゃる方は、ツアーの半分までは、実はアルバムがリリースされていない状態でのツアーになります。で、半分以降からはアルバムがリリースされてからのツアーになるので。アルバムを聴かずに観るライブと、アルバムを聴いてから観るライブの2種類があるので。どちらも素晴らしい体験になるはずなので、体験しに来て、この数字の意味を知っていただけたらと思います。『834.194』……みんな何て呼ぶかね?僕らは、やみよいくよ (闇夜行くよ) って言っているの。でも、これは偶然こうなったってことだけお知らせしておきたいと思います。……ちょっと怖いよね(笑)。闇、行ってきたからなー……何度もね(笑)。こちらのツアーは、3月8日の10時からチケットが一般発売されます。是非遊びに来てください。本当に普段遊びに行っているライブとは全然違う音響システムになると思うので、それはリアルに分かると思います。席もどこでも楽しめるので。一番後ろでも信じられない音圧で楽しめるので、是非遊びに来ていただけたらと思います。」

サカナクションのニューアルバム『834.194』の特設サイトは [→コチラ]




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