過去の投稿

May 2019 の投稿一覧です。
カテゴリー: サカナクション
投稿者: nakashita

Aoi
Aoi、ぼくの好きな人と同じ名前なのでこの曲を聴き始めました。めっちゃ朝学校に行く時とかに聞いています。特に深く青い青い青いの所では、深く深く好きだといつも思って聞いてます。サカナクション先生大好きです。あ、あおいさん大好きです

again0
男性/16歳/岡山県


山口「ふふふ(笑)。でも、曲のタイトルが好きな子の名前ってあるよね。長渕剛「順子」とかね(笑)。(歌い出す) ♪ "順子 君の名を呼べば僕はせつないよ" ……って。音楽ってそのとき聴いていた景色を思い出したりしますよね。僕はやっぱり吉田拓郎さん「結婚しようよ」。♪ "僕の髪が 肩までのびて 君と同じになったら 約束どおり 町の教会で 結婚しようよ" って。男の子がなんで髪を伸ばすんだろうって疑問を持ったんですね。あの当時は髪を伸ばすことがかっこよかったというかね。フォークシンガーはみんな髪が長いっていう時代を物語っていたんだと思うんですけど。音楽っていうのはいろんな時代の背景を反映していると。現代のヒット曲にはそういった言葉が反映されているんじゃないかと思われる。なので、本日の講義内容を黒板に書きたいと思います。」

SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!


今回は生徒の皆さんに出していた、課題『この曲が売れた理由分析レポート』の講義です。今回の課題曲は、米津玄師 先生の「Lemon」です。




■米津玄師 MV「Lemon」

・MVが3億5千万回再生
・CDと配信で合計売上200万枚超え
・2018年の年間カラオケランキング1位

なぜこの曲が売れたのか。生徒の皆さんから提出された分析レポート、そして一郎先生による分析も紹介していきます。

SCHOOL OF LOCK!


「現代の音楽……真新しい曲も5年後や10年後には懐かしい曲になる。その音楽を聴いていた時の景色であったり、好きな人のこととかね。いろいろ思い出したりするきっかけになるのが音楽。作り手は、そういった部分も分析しながら作っているのか、はたまた直感的に初期衝動で作っているのか……いろんなパターンがあると思いますけど、売れる曲には売れる理由があるんじゃないかと。」

「今回の課題は、米津玄師さんの「Lemon」。昨年の3月にリリースされて、2018年を代表する曲になったこの曲を分析したいと思うのだが、「Lemon」は、テレビドラマ『アンナチュラル』の主題歌として書き下ろされた曲です。こちらはCDと配信を合わせて200万セールスMVは3億8千万回再生2018年の年間カラオケランキングでも1位を獲得しました。CDが売れない昨今で、配信も合わせて200万セールスっていうのは……これはとんでもないことですよ。1万枚でもヒットって言われていますからね。MVは3億8千万再生……もう、日本の人口を超えてる(笑)。ひとり2回は聴いていると。すごいですね。ちなみに、「Lemon」のMVを手掛けた山田智和監督は、サカナクションの「years」「SORATO」のMVも担当しています。」

「さあ、この曲が売れた理由を皆さんなりに分析したレポートを提出してもらいました。僕はミュージシャンですよ、一応。カウンターカルチャーにいる……音楽のカウンター側にいる気持ちでいますけど、米津玄師くんもどちらかというとカウンター側のミュージシャンだったのかなって思っていたわけです。それが、今じゃもうNHKの教育番組のEテレに曲を書き下ろすくらいの、国民的米津になったっていうね(笑)。僕のイメージは……インターネット時代に出てきた革命児みたいな……オンラインミュージシャンっていう感じだったのがここまで来たというのは、ある種、オフラインとオンラインの差がなくなったというか、社会の中にインターネットが完全に浸透した時代が到来したのかなっていう気持ちで見守っていました。今回「Lemon」っていう曲がなぜヒットしたのかというレポートが生徒からたくさん届いているので、これを分析しながら先生の見解を話していきたいと思う。」

SCHOOL OF LOCK!




★課題「この曲が売れた理由分析レポート」

私的考察だと、大ヒットした理由は4つあると思います。

まずひとつ目は、ドラマ主題歌であり話と歌詞に結びつく点があった。
ふたつ目は、米津さんのプライベートが今までベールに隠されていたけど、この歌は親戚の死と向き合って作られた実体験の歌であること。
3つ目は、歌詞とMVが合っているようで、合っていない違和感。(私はそう感じました。)
4つ目は、1番と2番で登場人物が逆転して、沢山の人から共感を呼んだこと。

以上の4点が大ヒットの要因だと思います!

タマミ
女性/20歳/岐阜県


「1つ目は、関連性が高いということ。2つ目はよりパーソナルを感じられたっていうこと。3つ目は山ちゃん(山田智和監督)の得意技だね(笑)。4つ目は作為性だね、ある種の。ドラマの主題歌って……映画も昨今そうなのだが、よくあるのが、曲がもうあって、「この曲を使いませんか?」ってプレゼンテーションするんですよ……「レーベルのミュージシャンが新曲を出すからこの曲はどうですか?」って。コンペに出して、この中からどれを選ぶかって決めたりするんですね。いろんなケースがある……ドラマのイメージに合うからとか、CMのイメージに合うからこの曲を使いたいって名指しでくることもあるけど、そういうコンペで選ばれるケースが多い。だから、なかなか歌詞と結びつく点がないんだけど、今回は書き下ろしだから、ドラマの内容が分かった上で、自分のパーソナルなことも言って、歌詞の作為性もしっかりはまっているという……彼女の指摘みたいなものは正解かもしれない。これは誠実に作ったというのが汲み取れるね。」

SCHOOL OF LOCK!




★課題「この曲が売れた理由分析レポート」

まず入り口はドラマタイアップ。
“あの逃げ恥の脚本家”というフレーズにつられてドラマを見た視聴者も少なくないはず。
ドラマで聞いたlemonの美しメロディーに虜になり、始めは耳を疑った“ウェ!”という音も耳から離れなくなった。
歌詞には「わたし」「あなた」「じぶん」など一人称が男でも女でもないジェンダーレスを感じる。
そして音楽配信、MVが公開し、MVにも釘付けになった。
高いピンヒールを履いた米津さんが教会で歌う。
性別を超え、国籍、人種を超えたような世界観に引き込まれる。
現代にマッチした、全ての境界を超える世界観がこの歌が売れた理由だと考える。

あゆみのみどり
女性/34歳/愛知県


あゆみのみどりさんは、現代の社会的倫理感にこの曲の世界観や考え方がマッチしたんじゃないかというところと、ドラマのタイアップの影響が大きかったんじゃないかと。でも昨今、ドラマのタイアップの影響力が落ちてきたって言われていたんですよ。ドラマの主題歌になればヒットするっていう時代から、ドラマの主題歌になっても売れないよねっていう時代が来て、またドラマの影響力が復活しつつあるっていうきっかけになったのが、星野源さんの「恋」米津くん「Lemon」かな。だからまた影響力が復活しつつあるっていうのはすごいですよね。でも、これだけテレビが家にない人が増えたって言っているけど、それは東京都内だけの話で、地方に行ったらまだまだテレビの影響力があるんでしょうね。都心のミュージシャンはあまりテレビに出ない人が多いかなって思うけど、全国区に広がっていくには、やっぱりテレビの影響力を利用するという時代は、いまだに続いているということかなと思います。」

SCHOOL OF LOCK!




★課題「この曲が売れた理由分析レポート」

ひとつはlemonが主題歌として使われたドラマ、アンナチュラルが、
数多くの賞を取るほど脚本や俳優が素晴らしかったことにある。

アンナチュラルは多くの人を惹きつける「死」をテーマとしており、失った悲しみや生きていくことの希望や切なさなどを描いている。
そしてドラマの終盤に差し掛かると
内容とリンクするような歌声で「夢ならばどれほど良かったでしょう」とlemonがinしてくるのである。
この演出に心をうたれた人がどれほどいるだろうか。

ふたつめは、lemonの謎音「グエッ」である。
このグエッについては無い方が良いと言う人もおり賛否両論だが、
カラオケに行けば多くの人が真似をするポイントであり、サビと同じくらい歌いたい箇所であると思う。

この「グエッ」の違和感こそ、この曲は一体何だ?と考えてしまうポイント、つまり繰り返し聞いてしまうポイントなのではないだろうか。

= まうお
女性/30歳/千葉県


「(曲を聴きながら、指摘されている部分を聴いて)……あー、この「グエッ」ね。でもこれはマイケル・ジャクソンがよく「フー!」って言ったり、僕らが新宝島「オウ!」って言ったりするようなフェイクとは違うちょっとサンプリングチックな音ですよね。これは音楽的見解でいうと、リズムやグルーヴの一個とジャンル間の固定ですよね。スクラッチじゃないけど……サンプリング感を出しているっていう。もっと細かい言い方もできるけど、みんながわかる言い方をすると。だから、ある方がよりポップスじゃなく聞こえる……よりサブな方、アナーキーな方へ。立ち位置的にそっちに踏み込ませるための役割を果たしているのかなって感じがする。でもこれくらいの加減がちょうど良かったのかなって。僕らからするとそんなに「グエッって言ってる」っていう風に捉えずに、音楽のトラックの一部として捉えるけど、音楽にさほど興味がない人からすると違和感があるっていうことですよね。それはそうなのかなって思いますね。」

以上が、生徒から届いたレポートでした。

SCHOOL OF LOCK!


「とにかく、ドラマの内容と歌詞の世界観がピッタリきているっていう意見が大多数ですね。先生的なことを言うと……CMソングもそうなんだけど、80年代のCMソングとかをよく聴いてもらうとわかると思うんだが、当時はキャッチコピーが先にあって、曲を作ってくださいよ、というものだったんです。みんな知らないと思うが、ラッツ&スター「め組のひと」っていう曲があって。あの曲は確か資生堂のアイライナーか何かのCMだったんですよ。目のメイクだから「め組のひと」っていう。それに向けてみんながどう作るかっていう関係性として、いっしょに作っていくっていう感覚が強かったのかな。当時の映画もそう。音楽っていうものの役割が、ちゃんと映画の世界観の中に入り込んでいたし、ドラマもちゃんと内容がマッチすることが前提だったのが、音楽的業界システムとして、タイアップになるとヒットするとか……主題歌になると売れる、CMで流れるとヒットするからっていう政治的な要因が強くなってきたと。つまり、ミュージシャン側っていうよりもレーベル側が強くなっていったから、その曲を聴くとその商品が思い浮かぶとか、この曲を聴くとあのドラマを思い出す……要するに、関連づける。目で見えないし手で触れない音楽だから、その曲を聴くことでその曲に関連していることを思い浮かばせるツールとして音楽が使われることになっていったことによって、内容とぶつけるっていうより、政治的な内容が強くなってきていた中で、この「Lemon」が象徴的にあったんじゃないかなって。逃げ恥(『逃げるは恥だが役に立つ』)とかは、星野さんが主演で主演男優が歌うっていうストーリーだったけど、これはドラマの内容に主演していない米津くんがきっちりと当て込んで作ったと。そして、彼の人生のストーリーみたいなところがマッチしたところがあったんだと思うね。それもヒットの要因になったのかなと思う。」

「やはり、本気で作るっていうことと、狂気で作るっていうことはすごく差があって。僕もすごくそういう体験をしたけども、親族であったり友人であったり……そういう死を歌うことって実はすごい勇気がいることなんですね。なんでかっていうと、僕らは常に飢えているから。悲しみだったり喜びだったり、何か自分の心が揺れることに敏感でいるから、何かが起きた時に「あ、これ音楽にできる。」とか、「あ、これ歌にできる」っていう風に考えてしまうわけです。それが楽しいことだったりするとそれは自然と受け入れるけど、自分の身内に悲しいことが起きた時にも「これを音楽にできるかも」って思うこと……それに対してすごく抵抗が出てくるし、そう思うことって倫理的に良いことじゃないって直感的に感じてしまうんですよ。でも、彼はその感覚をドラマの主題歌の中でやったっていうのはすごくパーソナルなことだし、勇気がいることだと思うんです。だから曲に込める本気度が違うというか、狂気にまで込めたと思う。いろんなタイミングがあったんだと思いますね。でも、この彼の才能がヒットを生み出したということはすごく健全なことなのかなっていうのがあるね。だから、曲のメロディーと歌詞のエネルギーみたいなものも変わってきていて、よりロック的になっている。ストーリーだったり背景だったり、関連生みたいなものもヒットの要因につながる時代になったのかなっていう気がしますね。時代は変わってきたのかなと思ったのが、今回の米津くんのヒットの分析かな。ということで、レポートを提出してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。」




■[MV] SAY YES / CHAGE and ASKA

「きたー(笑)。先生たちの時代のドラマヒット曲といえばCHAGE and ASKA「SAY YES」。みんな、知ってるか?『101回目のプロポーズ』はな、武田鉄矢が今まで100回プロポーズをしてダメだった……最後の101回目のプロポーズをした相手が浅野温子だったんだ。そこでね……知ってるか?「僕は死にましぇん!あなたが好きだから!」 っていうシーン。そのドラマの主題歌が大ヒットしましたけど、そういう風に音楽とドラマがきっちり結びついていた時代がまたきたりすると、僕らもやりがいが出てくるなって思いますね。Netflixでも新しく作られた日本のドラマが流れるようになったりすると、僕らも関わり方が出てきたりするのかなって気がするし、そこからヒットするものが生まれるんじゃないかって気がする。ただ、ここ5年ぐらいでCDっていうものの文化が変わってきているから、そこがひとつのキーポイントになるんじゃないかと思います。僕らも今回、CDとしてアルバムをしっかりリリースするのが最後になるんじゃないかと思うくらい、CDの文化を見直さないといけない時代が来ると思うしね。メディアもそれに対してどう対応していくのかっていうのも見守っていてほしいと思います。」

SCHOOL OF LOCK!
カテゴリー: サカナクション
投稿者: nakashita
SCHOOL OF LOCK!


山口「はい、講義を始めますから席についてください。Twitterを開いている人はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている人はInstagramを閉じなさい。YouTubeを見ている人はYouTubeを閉じなさい。講義が始まりますよ。早速ですけど、今日の講義内容を黒板に書きたいと思います。」

SCHOOL OF LOCK!


「今回は、6月19日にリリースになるサカナクションのニューアルバム『834.194』の全貌をお知らせしたいと思います。ついに完成いたしました!リリース日が1度延期になりましたが、タイトルだけは発表になっていました。「新宝島」が入るよとか、「多分、風。」が入るよとか、新曲に「忘れられないの」という曲があるよとか、札幌時代に作った曲が入るよとか、2枚組になるよとか……サカナLOCKS!の会話の中で、断片的にフライングでいろいろお話ししてきましたけど(笑)。本当はこの場で全部いっぺんに発表する予定だったんだけど、リリースが延期になったことで、いろいろ情報を小出しにして誤魔化していかなきゃいけないという(笑)。そういうフライング的なお話はしてきましたけど、ようやくその全貌をね……このサカナLOCKS!でお伝えすることができるということで。本当にありがとうございます。」

「今日はね……ギンビスの"たべっ子水族館"が!前回の放送でお話ししたことで大量に送られてきています。サカナクションは一緒にグッズを開発させていただきまして。食べながら今日はアルバムの全貌をお送りしたいと思います。いっぺんに話していくとあれやから……ちょっとずつ話していこうか。」


「まず、今回のアルバムですが、サカナLOCKS!で予感させていた通り、2枚組になります。9曲、9曲の全18曲入りとなります。どんな収録曲か……聞いたことがないタイトルは新曲だと思ってね。なんせ僕らは6年間アルバムを出していないわけですから……シングル曲がたんす預金みたく貯まっているから(笑)。シングルがたくさん入ってる。では、いくよ!」

DISC-1
1. 忘れられないの
2. マッチとピーナッツ
3. 陽炎
4. 多分、風。
5. 新宝島
6. モス
7. 「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」
8. ユリイカ (shotaro Aoyama Remix)
9. セプテンバー -東京 version-

DISC-2
1. グッドバイ
2. 蓮の花
3. ユリイカ
4. ナイロンの糸
5. 茶柱
6. ワンダーランド
7. さよならはエモーション
8. 834.194
9. セプテンバー -札幌 version-

「この2枚合わせて『834.194』というアルバムになっています。」

【助教授チームによる補足】
「ユリイカ (shotaro Aoyama Remix)」の青山翔太郎さんとは、サカナクションのプロジェクト"NF"のメンバー。SAKANAQUARIUM 2019 "834.194" 6.1ch Sound Around Arena Sessionでは、「ユリイカ」の映像制作なども担当されている方です。そして、DISC2に収録されている 「834.194」は、サカナクションと同郷のミュージシャン、Kuniyuki Takahashi との共同制作とのことです。

SCHOOL OF LOCK!


山口「さらに、Blu-rayかDVDが付いている完全生産限定版には、2017年に行われましたサカナクションデビュー10周年記念イベントの様子が収録されています。これも収録曲が発表になっています。」

(Blu-ray/DVD)
サカナクション デビュー10周年記念イベント“2007.05.09-2017.05.09”
-LIVE AT STUDIO COAST 2017.05.09-
1. 涙ディライト
2. ネプトゥーヌス
3. YES NO
4. アムスフィッシュ
5. ドキュメント
6. フクロウ
7. スプーンと汗
8. enough
9. エンドレス
10. 三日月サンセット
11. ナイトフィッシングイズグッド
12. 白波トップウォーター
13. 目が明く藍色
14. 「聴きたかったダンスミュージック、リキッドルームに」
15. グッドバイ

「というね。……すごいね、『魚図鑑』の区分で言う、"深海"的な曲がいっぱい入っていますので、ぜひLIVEの映像を見てもらいたいと思う。そして、Blu-rayの方には、「グッドバイ」「ユリイカ」「蓮の花」「多分、風。」「新宝島」のMVも収録されています。これはYouTubeで見ればいいんだけど、Blu-rayで見るとやっぱり画質が良いのよ。良い画質でMVをテレビとかで見ると、意外とはっとしたりするのよね。だからこれもぜひ見てもらいたいと思う。」

「今回のアルバムテーマっていうのは『834.194』っていうアルバムタイトルに込められていて、ツアーが終わってアルバムがリリースされてから徐々に語っていきたいと思うので、今日ここでは深くは触れないでおこうと思う。取材とかで歌詞についてこの部分はどう思いますかとか、どういう意味があったんですかって聴かれることとかがよくあるんですけど、そういうのも今回あまり語らないようにしようかなと……実は思っています。音楽専門誌とかの取材を今回控えていて、自分たちのメディアで自分たちのことをしっかり話すっていう風にした方が深く話せるかなと。他のメディアで話すと、やっぱり話せないことも出てくるし、マニアックなことになってきたりもするから。だから、関係性の深いところとだけ話して、あとは自分たちのメディアで発表していこうかなと思っています。なので、リリース後に今回のアルバムのことを話して、6年間なぜアルバムが出なかったのかっていうこととかも深く話をしていったり、Instagram Liveとか、そういったところで直接みんなからの意見を聞きながら答えたりすることをやっていきたいと思っています。」

SCHOOL OF LOCK!


「あと、「セプテンバー」"-東京 version-""-札幌 version-"があるのは……深くアルバムのことは話せないんだけど、この6年間っていうのは本当にこう……何ていうのかな。ちょっとサカナLOCKS!でも話をしたかもしれないが、当時、6年前の僕らっていうのはイケイケだったんですよ。今でいう……えっとー、あいみょんみたいな(笑)。そんな感じだったかな?(笑) もう、イケイケだったんです。紅白に出る、フェスに出たらヘッドライナーだし……状況や規模はそんなに今と変わってないんだが。そうなった直後だったんですね。だからなんか……そもそも僕らは北海道から東京に来た時に、テレビに出たり、有名になりたいって思って出てきたわけじゃなかったんですよ。だけど、プロジェクトだったり、仲間、関わる人たちが増えてきた中で、人に評価されることを自分たちが出来ないと、本当に自分たちが好きなことを作ったってことに将来的にはならないんじゃないかって。そういった壁にぶつかったわけですね。これより上に行くにはどうすれば良いかって考えた時に、もっと理解されやすいわかりやすい曲を作ったり、テレビに出たり、それこそ政治的なこと……政治って言っても、社会的な政治じゃなくて、音楽業界的な政治。そこにもっと入っていかないと、これ以上の結果を残せないなと思ったし、それを1回やると膨れ上がりはするけど、あとは縮小していくしかないなって思ったんですね。だから「グッドバイ」っていう曲を作って、そういうところから決別しようって思ったのが6年前。」

「札幌時代っていうのは、300人キャパシティで、CDもリリースしていないし、そこの300人に向けて作るっていうよりも、自分たちがどんな曲を作りたいのか、何を感じているのかっていうことだけを純粋に伝えている、生々しい、作為性のないものを作っていたんですよ。それが東京に出てきて、作為性みたいなものを手に入れて、無作為をどう作為的に作るかっていう……技術ですよね。技術の研究をしてきた結果、今の自分たちの立ち位置があると思う。だから、その作為性を無作為に作るっていう技術を持っている今の自分たちと、作為性がないものを作ってきた純粋な自分たちの差みたいなものがこのアルバムで表現できたらなと思って。これから作る、このアルバム以降サカナクションが向かっていく先っていうのは、その無作為性。作為性を持たずに無作為に作るっていうことに対してどうしたらいいのかっていうのを考えていく時間になると思うので、ピュアな気持ちを持っていくためにも、この「セプテンバー」っていう無作為に作られた曲を、今のアレンジと昔のアレンジに近いアレンジで2曲入れるのが大事だったんですね。」

「6年ぶりのアルバムなので……シングルがたくさん入っているし、新しい曲も半分くらい入っていて。出来上がって思ったのは……やっぱり次のアルバムだね。次のアルバムをどういうものにするかっていうのがすごい重要なんだなっていう気がしています。とりあえず今は6年間を消費したっていうのがこのアルバムだから。……大変だなって(笑)。いや……よく、「好きなことを仕事にするな」って言ったりするじゃないですか。僕は、あれは嘘だと思うね。好きなことを仕事にして苦しむ方が、好きじゃないことを仕事にして苦しむよりも良いと思うよ。苦しみ甲斐があると思うよ。まあ、いろんな考え方があると思うんですが。」

SCHOOL OF LOCK!


「僕らは今回このアルバムを引っさげてツアーを回る予定でしたが、引っさげれずアルバムをリリースすることになりまして。で、来年くらいかな、ホールツアーとかやれたらいいなと思っています。是非この『834.194』をお願いしたいと思う中で……今日はね!せっかくなので、このサカナLOCKS! ユニバースティ(UNIVERSITY)で、初オンエアしたいと思うんですけど。……この日をどれだけ待ってきたか!

「サカナクション、ニューアルバム『834.194』……"闇夜、行くよ"と略してください……から、フルコーラスでかけるのは、もちろん初解禁です。サビも聴いていないんちゃうか。

「それでは、聴いてください。サカナクションで、「忘れられないの」。」

♪ 忘れられないの / サカナクション

SCHOOL OF LOCK!


「……これ、どうですかね?ふふふ(笑)。いや……6年ぶりだからね。なんかこう……軽い気持ちで初オンエアしちゃったけど、初めて聴く人もいっぱいいるわけですよね?CMでAメロしか聴いてなかったわけですよね?だから、サビを聴くのが初めてという人がいっぱいいるということで……どう?……どうでしたかね?(笑)」

「でも、ユニバースティな感じの曲かなと。派手さはないが、今はピンとこなくても、5年後とかに……次のアルバムが出る頃には(笑)。いい曲だなと思ってくれているんじゃないかなと思いますけど。でもね、DISC-1が結構アッパーというか、盛り上げる曲が多いんでね。で、DISC-2が結構沼化してる。『魚図鑑』的に言うと、"浅瀬""深海"な感じなのでね。これ、深海の方もどっぷりはまって欲しいので、サカナLOCKS!でも徐々に何曲かかけていきたいと思います。」

「ようやくアルバムから新曲をかけるという……ミュージシャンらしいラジオを、ようやく送ることが出来て、もう、[Alexandros]もビックリ(笑)。「サカナクション、出るんですか?アルバム!」って(笑)。近々このアルバムのことをざっくばらんに語る、"サカナLOCKS!外伝"みたいなものを……動画で!サカナLOCKS! を動画でやりたいと思っています。これは、ラジオのオフトークみたいなこと。どこかで……Instagram Liveとかなのか、わかんないんだけど、何かで配信したいと思っていますので、楽しみにしていただけたらと思っています。僕やサカナクションの公式アカウントなどでお知らせしますね。あと、サカナLOCKS! のInstagramのアカウントとかあった方がいいかな?放送後記で写真がちょこちょこ上がるじゃない。あれをまとめて見られたりすると、僕的にもテンション上がりながら写真が撮れるんじゃないかと思いますけどね。アルバムができたしね。もう、どんどん詰めるところ全部詰めていって!(笑) これからもよろしくお願いします。」

■サカナクション New Album『834.194』Special Site

SCHOOL OF LOCK!
カテゴリー: サカナクション
投稿者: nakashita
SCHOOL OF LOCK!


山口「はい、講義を始めますから席についてください。Twitterを開いている人はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている人はInstagramを閉じなさい。YouTubeを見ている人はYouTubeを閉じなさい。講義が始まりますよ。先生ね、UNIVERSITYになって、大人だから、ユニフォームを黒シャツからタートルネックに変化させたのだが……夏に近づくにつれ、タートルネックは暑い(笑)。だから、いつものCOMME des GARCONS HOMME PLUSのいつもの黒いシャツに戻しました。……「なぜタートルネックなのか」って誰もTwitterに一言も書かなかったこともあり(笑)。触れられなかったので、これからもこれをユニフォームとしてよろしくお願いします。」


気になる...
こんばんは。一郎先生は曲作りの他に何か悩んでることありますか?普段の生活が謎なので気になります...

りりー.
女性/18歳/大阪府


「あー……悩んでいることね……いろいろあるのだが。先生はもう38歳になるんですよ。で、多分もう独身だろうなと。今は良いが、80歳くらいで独身っていうのは一体どうなんだろうっていうのはちょっと悩んでる(笑)。それはどうなのかなーっていうのはちょっと不安ではある。……まだまだ悩みはいろいろあるが、令和になってからまた新しい悩みが出てきたらここで話していきたいと思う。こういうもうちょっと突っ込んだ質問とかきてもいいぞ。今までは音楽についてのことしかこなかったけど、こういうのもあっていい。「初恋はいつですか?」とか。初恋は……先生は、幼稚園の頃の……名前忘れちゃったな……あ、"まり先生"!(笑)」

「それでは本日の講義内容を黒板に書きたいと思います。」

SCHOOL OF LOCK!


「改めて紹介すると、木曜日にサカナLOCKS!をやっていたときに、当時小学6年生だったドロップくんがサカナクションの『新宝島』のMVをレゴで再現した動画をYouTubeにアップしてくれて、それを番組で紹介しました。」




■LEGO-サカナクション 新宝島〜レゴでサカナクションの新宝島を再現してみた!SAKANACTION(cover)コマ撮り

「ドロップくんにもその時直接電話で話をしたのですが、ドロップくんはYouTubeの音源も自分で打ち込んで再現していて、とても小学6年生とは思えない出来栄えだったわけです。しかも、GarageBandっていうiPadに標準インストールされている音楽ソフトを使って音源を作り、動画も自分で撮影して……全部自分でやっているという。これはもう先生感動して。その後ドロップくんは民放のテレビ番組でインタビューに答えるまで飛躍していった……スターダムを駆け上っている最中のドロップくんですね。その時、もう1曲レゴでMVを再現してほしいとお願いしてできたのが「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」のMVをレゴで再現したものでした。」




■LEGO-サカナクション『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』(cover) コマ撮り

「これも先生は敢えてTwitterとかで拡散せずに寝かせたんですけど、これも素晴らしい出来でしたね。そんなドロップくんの新作がまた届きまして。今回再現してくれたのは、私が出演している、サカナクションの「忘れられないの」という曲が流れているソフトバンクのCMです。」




■LEGO SoftBank TVCM「速度制限マン」サカナクション〜忘れられないの〜再現

「あの「速度制限マン」篇を見事にレゴで再現してくれました。これね……このCMを作った田中裕介監督と、CMプランナーの澤本嘉光さんの双方と見ました。澤本さんにはメールで「これ知ってます?」って送ったら、「知ってますよ!!すごいですよね!」って返信がきて。田中監督から、「これ見た?」って逆にドロップくんの作品を見せてもらって、「これこのままCMで流したら面白いよね」って言ってましたね。それくらいお気に入りになっているということで。」

SCHOOL OF LOCK!


「今日もドロップくんと電話をしていきたいと思います。」

山口「もしもし!ドロップくん?」

ドロップ「もしもし。ドロップくんです。」

山口「4月から中学生になったんですね。どう?中学生活は。」

ドロップ「うーん……慣れないですね。まだちょっと……あんまり自分から話かけるタイプじゃないので、友達ができないっていうか……」

山口「小学校から一緒の人はいないの?」

ドロップ「結構いるんですけど、知り合いと同じクラスになれなくて。」

山口「そっかー。先輩とか怖い?」

ドロップ「ちょっと怖いですね。」

山口「ははは(笑)。中学校に来ると妙に先輩感あるもんね。」

ドロップ「はい。ちょっと心配です。」

山口「心配?そっかー。」

SCHOOL OF LOCK!


山口「今回新作の動画をアップしてくれましたよね。CMの。ありがとうございます。見ましたよ。最高でしたね。最高!」

ドロップ「ありがとうございます。」

山口「これ、歌詞は耳コピしたってこと?」

ドロップ「そうですね。耳コピしました。」

山口「歌詞も合ってる!ばっちり。これはどうやって音源作ったの?」

ドロップ「今回は、CMの曲をいつも通り聴きまくって、GarageBandで同じように耳コピで作りました。」

山口「シンセサイザーの音とかも聴いて自分で音色を作ってやったってことだよね。」

ドロップ「はい。」

山口「すごいねー。これは結構な完成度だと先生は思っているんですけど。今回一番苦労したのはどこですか?」

ドロップ「そうですね……うーん。速度制限マンの体のでかさを再現するところですかね。」

山口「あの肩幅の大きいジャケットだよね。レゴの人形ってサイズあるの?子供サイズとか大人サイズとか。」

ドロップ「一応足が短いのはあるんですけど、上半身が小さいとか大きいとかはないので難しかったです。」

山口「ドロップくんがMVを再現していくには、オリジナルのドロップくんモデルのレゴがそろそろ必要になってくるかもしれないね。」

ドロップ「そうですね。いずれかは。」

SCHOOL OF LOCK!


山口「今回ドロップくんにお話をしたいと思っていることがあって。ドロップくんに提案したいことがサカナクション側からいくつかあるんですが。前回ドロップくんにMVを新曲で作ってみませんかって話をしたじゃないですか。それをこちら側でいろいろ考えていって、「新宝島」バッハ、そして今回のこのCMも作ってくれた田中監督ともいろいろ相談をしながら考えたことがあるんです。今ね、この「忘れられないの」っていう曲のMVを田中裕介監督が制作することが決まっているんですね。それがアルバムリリースのタイミング……6月19日くらいに公開になると思います。で、僕らからドロップくんに提案したいのは、「忘れられないの」で田中監督が作ったMVをドロップくんがレゴで作る。またコピーする。それを、同時に配信すると。」

ドロップ「おー……」
山口NF Recordsでオフィシャルに同じタイミングでリリースするんだけど、音源はドロップくんが「忘れられないの」をコピーする。今まで通り。コピーした音源のデータを僕らがもらって、僕らがそれを化粧直しして、サカナクション「忘れられないの (ドロップくんver.)」を制作するのはどうかな。」

ドロップ「いいですね!けど、「忘れられないの」のMVが全部レゴで再現できるかはどうなんだろうっていう……」

山口「多分いろいろと問題があったり、懸念事項もあったりすると思うので、田中裕介監督にレゴで作るMVの制作ディレクションやアドバイザーとして入ってもらう。で、ドロップくんが音源をコピーする上でのディレクションをサカナクションが入る。」

ドロップ「すごい……!」

山口「だから、ドロップくんデビュー作戦!っていうのを考えようと思って。」

ドロップ「(笑)」

山口「どれくらい制作でかかるかな?今回の「忘れられないの」のCMは何日くらいでできたの?」

ドロップ「えっと……1週間くらいかなと思います。」

山口「曲が5分だから……「新宝島」はどのくらいかかったの?」

ドロップ「1ヶ月くらいです。」

山口「1ヶ月か。じゃあ、6月19日にリリースするとしたら、5月19日くらいには映像がなきゃだめだってことだよね。今週末ってことになるわけですね。」

ドロップ「そうですね。」

山口「じゃあ……多分間に合わないね(笑)。映像は本当に時間がギリギリになるかもしれないから、田中監督の方が先に出ちゃって、その後にドロップくんのがリリースっていうことになるかもしれないね。田中監督にも頑張ってもらうけど、出来次第送るってことにしようかな。」

ドロップ「はい、わかりました。」

SCHOOL OF LOCK!


山口「だが、これにはひとつ条件がある。」

ドロップ「はい。」

山口「声変わりしたら終了!っていう。」

ドロップ「あー。」

山口「あなたは天使のような本当に素晴らしい歌声をしていると思うんですね。でも、この声質が変わったら僕は急に興味をなくすと思うの(笑)。だから、ドロップくんが声変わりをする前に、できる限り作品を作りたいし、ドロップくんはやっぱり仕事が速い!」

ドロップ「そうですかね?」

山口「速いよ!だって僕が1曲作るのに6ヶ月とかかかるわけだからね(笑)。それをここ何ヶ月で3曲分コピーして撮影までやってっていうわけだから。」

ドロップ「ふふふ(笑)。」

山口「まず受験が始まると無理だから、中学1年生の勉強もしなきゃいけないし。受験に本腰を入れる前に、ぎゅっとやりたいなと思うんだけど……どうかな?」

ドロップ「いいと思います!」

山口「一応お父さまお母さまにもこちらから正式にこういった形で考えていますという提案と、ドロップくんの生活に支障がないように配慮しながらやらせていただきたいと思うんですけど。」

ドロップ「ありがとうございます。」

山口「音源として配信できたりするといいよね。」

ドロップ「わー、それは……!」

山口「「新宝島」バッハ「忘れられないの」。3曲は、もうあるわけだから。3曲マキシシングル!」

ドロップ「(笑)」

山口「忘れられないの」のMVが出来たら、ドロップくんに先にお見せして、これをレゴで作れるかっていう話を1回相談して、こういう技術が足りないとかこれはできないってなった時に、田中監督が入って、これはこんな風にやったらいいんじゃないかなとか。人と一緒にやるっていうのをやってみて、それが本当に楽しければ、オリジナルの曲をドロップくんがレゴでMVを制作するっていう。それを中学1年生の中で出来たらなと思っているんです。どうかな?やってみたい?」

ドロップ「やってみたいです!めっちゃ!」

山口「やってみようよ。」

ドロップ「はい。」

山口「じゃあ、また改めて連絡するので。ありがとうね。」

ドロップ「はーい。」

SCHOOL OF LOCK!


山口「……やっぱ、ドロップくんってめっちゃいい子だよね。育ちがいい。だって、僕が小学校6年生の頃、こんな風に話せなかったもんね。でもドロップくんが声変わりをするのっていつなんだろうな……そろそろですよね。だからなるべく急いで。ドロップくんの人生の中で、この機会がいい思い出になったり、何か新しいことを始める時の勇気になったりする一番いい形をやれたらいいと思うので。変にちやほやじゃないけど……芸能が取り上げてちょっとすれる……みたいな、そうならないように僕らは気をつけてやらなきゃいけないなって気はしていますね。その辺は、ご意見があれば「こういった形でやった方がいいですよ」とか、「これはやめたほうがいいです」とか、送っていただければと思います。」

SCHOOL OF LOCK!
カテゴリー: サカナクション
投稿者: nakashita
SCHOOL OF LOCK!


山口「はい、講義を始めますから席についてください。Twitterを開いている人はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている人はInstagramを閉じなさい。YouTubeを見ている人はYouTubeを閉じなさい。講義が始まりますよ。」

「今週も先週に引き続き、諸君から届いた『大人が欲しいツアーグッズ』のレポートを紹介していきたいと思うんですが、先週やしろ教授がどんなツアーグッズがいいかっていうことを話してましたけど……何?魚が食べられて音が出る缶詰?(笑) 一度サカナクションは"サカナのかんづめ"っていうのをやっているんですよ。それは缶詰の中に手ぬぐいが入っているっていうやつ。でも、本当に魚が入っていないといけないということで……まずその魚の種類も重要ですからね。鯖なのか鰯なのか、はたまた鯛味噌なのかとか……そこも重要だし、音の出し方もね。缶詰の下にBluetoothスピーカーがついているのか(笑)。……はたまた、缶切りで開ける際にディレイがかかるとか……それか、缶詰の底の方に米粒が入っていて、振るとシャカシャカ……シェイカーみたいになって、それを湯煎するとごはんになるっていうやつかな(笑)。そういうことかな?(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


「じゃあ、今日の課題に戻ろう。今回の課題は、『大人が欲しいツアーグッズ』。このレポートを読み上げていきたいと思う。どんなグッズが欲しいのか。」


★スマホリング
理由:スマホのアクセサリーとして、クリアを含むカバーの使用率が高く、使用しない人も落下リスクは避けたいと思ったから。またかさばらずポケットに収納したいと思う→大人の雰囲気モノトーンにしたり、シンプルに仕上げ職場でも目立たない且つ毎日使用できるから。

コスト:大王製作所サイトから抜粋
 材料費 270円/個
 印刷費 不明 80円/個で計算
 製作コスト合計 約350円/個

利益:3000円/個で販売
 3000-350=2650円/個の利益
 本体サイズ40mm*38mm 重さ11g
 1万個作成したら
ヤマト運輸 約110
 東京北海道間8025円/25
 東京沖縄間14750円/25
 平均11387円/25
 配送費 見積もり
 11387*5=56935円/125

 2650円×1万個=2千6百50万円
 包装費  約100円×1万個=100万円
 配送費  56935円
 人件費他 100万+α

 利益 約2千4百万円

長くなりましたが、よろしくお願いします!

こず
女性/千葉県


あー、スマホに付けて指で持つやつね。そして彼女はコストから利益、流通の価格まで全部出してくれた!でもこれ……3000円出す?出しても1500円……3000円のスマホケース付きリングなのかな?それだったら3000円でもありかもしれないですよね。配送費まで出している……さすがだな。こういうの、最高ですよ。スマホリングが欲しいっていう声は上がったりする。だから検討したこともあるし、彼女はすごく情報を書いてくれたのもあるし、着眼点も大人グッズとしていいんじゃないかな。」

「……70点あげよう!」

SCHOOL OF LOCK!



★前のツアーのセトリ解説本
こういうのってそこそこな値段しそうだけど大人なら払える。大人なら。

フライングatm 岡倉敬士
男性/東京都


おー、紙物ね。確かに、コストが抑えられるんですよね。だけど情報をたくさん含むことができるから、物としていいんですよ。今回僕らのツアーも、ファンクラブの年会員に配られる年会報を、ファンクラブに入れない学生にも手にとってもらえるようにグッズで販売しているんですね。1500円で販売しているんですけど、これは本気を出しすぎているから……160ページのフルカラーで、写真とか対談とかの文書もたくさんある。だからこれは1500円するけど、ツアーセトリくらいのものであれば、CDのブックレットくらいのサイズにして500円くらいで売れるんじゃないかな……もうちょっとするかな?500〜600円で。利益としては結構良い。ただ、先週も話をしたんだが、安くて細かいものが出ると、それを買って満足してしまうお客さんが増えて、大きいものが売れなくなるっていう可能性があるんですね。だから一概に良いとは言えない。全体のバランスを見て考えなきゃいけないというのはあるが、このアイデアは素晴らしいと思う。でも……大人が欲しいツアーグッズなのか……どちらかというと、コアなファンが欲しいツアーグッズって感じだよね。」

「でも、良いと思う。60点!」

SCHOOL OF LOCK!



ラバーバンドが欲しいなと思います。それも何色かあってランダムだと尚更開封の時も楽しいかなと。大人の方も普段味わえない子供の時のようなワクワク感があって幅広い年齢層でも十分楽しめるかと思います。大きさも場所を取らないし…。ランダムの場合、色を揃えるのに何個か買ってしまう方は多いと思うので低コストで利益はあるのでは…と思います!

ミュウ
女性/岡山県


ラバーバンドは……実は、僕らはあまり作らないようにしているんですね。ラバーバンドって1回作るとずっと作らなきゃいけなくなる気がするし、なんかこう……サカナクションらしくないなっていう感じがちょっとあるんですよね。変なプライドなのかな?僕らが前回やったのは、キーチェーンというか……銭湯に行った時に腕とかにつけるタグあるじゃないですか。ああいうのを何色か作って、開けないと色がわからないっていうのをやったんです("OVAL KEY HOLDER")。だから、ランダムで色を揃える楽しみみたいなものは良いし、そこでダブっちゃった人がファン同士で交流して交換したりするのも面白いなと思うから、またやりたいなと思っていたんだけど。ラバーバンドを作るんだったらもうちょっと真剣に考えないといけないなと。値段も普通より高くなっちゃうかなって気がするな。……でも、実際に、今UNIVERSITYのリスナー層の皆さんは、ラバーバンド欲しいのかな?ラバーバンドって付けて仕事に行ったりするのかな?いつするんだろう……ライブに行く時だけかな?あ、リュックとか鞄にいろんなラバーバンドをいっぱいつけるとか……。他に使い道無くないですか、ラバーバンドって……なんか、パスタをまとめておくとか?(笑) 今回僕らが作ったのは、結束バンドみたいな、"SAKANATAG"。何色か作っていて、例えばこれを自分の鞄とかにきゅってつけたりするの、かっこいいんですよ……写真で使用例みたいなものを載せておきますが。こういう方がサカナクションらしいかなって気がしてトライしていますけどね。」

「ミュウは……55点!」

SCHOOL OF LOCK!



大人が欲しいツアーグッズについてですが、私は化粧品を挙げます。最近では、メンズ向け化粧品もよく見かけるようになってきています。そういった点で、性別関係なく使えるアイテムとして、ネイルポリッシュ(マニキュア)が良いと思います。サカナクションのグッズのデザインを担当されている平林奈緒美さんのデザインするブランドであるTHREEとコラボしても面白いかと思います。THREEといえば、年齢や性別を限定しない自由なコスメティックブランドFIVEISM×THREEも昨年誕生しました。また、一から新しい商品を作るとなると相当なコストがかかるはずなので、既存の商品の限定カラーとして発売するのはどうでしょうか。ブラックやネイビーなどのダークカラーなら、枠にとらわれずに使いやすくサカナクションのイメージとも合うと思います。さらに、家族や友人、恋人ともシェアできるグッズという点もオススメです。

千夏
女性/東京都


「これね……化粧品を取り扱う上で結構難しい問題がある。例えば、肌荒れしたとか何かトラブルがあった時に対応できないというのがひとつ。もうひとつは、ここでもおっしゃっていましたけど、化粧品は自分たちで開発できないので、どこかの化粧品メーカーとコラボしないといけない。つまり、THREE自体にサカナクションと一緒にやりたいっていうメリットがないといけないし、サカナクションとしてもTHREEとやるメリットやストーリーがなきゃいけない。かつ、THREEのマニキュアがいくらするか僕はわからないけど、結構なお値段がするはずなんですよ。そこに、サカナクションのグッズだというところで値段がさらに上乗せされて、それをお客様の元に届けなきゃいけなくなるんですね。コラボすることでの利益が薄くなってくるけど、商品自体の価格は高くなる。利益率が少ないし分割もしなきゃいけない。他のものが売れなくなってしまうということが起きるとなると、ツアーグッズではないタイミングでオンライン販売するとか、違うストーリーで作って販売する方が良いっていう結論にいつも至るんですよね。だから、化粧品は結構難しいと思うね。あと、僕がこんなマニキュアが良いってディレクションできないもんね……女子メンバーがやるってなると思うけど。僕らは、平林奈緒美さんがデザインをしているっていうことで、平林さんってどんなものをやってるんだろうっていうところでTHREEを知って、普通にTHREEに興味を持って、グッズとしてじゃなく買ってもらったりすること……そっちの方が嬉しいなと思うね。コラボするっていうのはちょっと難しい気はする。」

「でも、考え方として面白いし、勉強してくださっているので……65点!」

SCHOOL OF LOCK!


今回の講義も終了の時間になりました。

「皆さんのレポートをいろいろ紹介していきましたが、いろいろ考えてくださっている目線は素晴らしいと思いましたね。特に、配送費まで調べてきてくれた、こず。こういう風にやっていくと、UNIVERSITYでやっていく意味があると思いますよね。でも、コラボっていうのはやっぱり難しいなっていうのと、やはりサカナクションっていうバンドのブランディングというか、こうあるべきだっていうのは……思ったより、リスナーの人たちは理解してくれているんだなと思いましたね。突拍子も無く、みんなが作っているこれが良いとかじゃなく、サカナクションだから匂いをやってほしいから香水……とか。そういう風にコンテクストを意識して考えてくれていたのはすごくいいことだし、僕らが普段グッズを作る上で僕らが考えているのはそういうところかなと思います。ということで、今回の講義はここまで。」

SCHOOL OF LOCK!


「……やしろ教授、先週女の子を家に連れ込んでサカナクションのDVDを見ながらお世話になってますって言ってましたけど……ユニバースティなのに、教授がそんな不純なことをしてもらったら困る。……でも、今度やろう!"彼氏/彼女を家に呼ぶ時にかけたいJ-ROCK "(笑)。

SCHOOL OF LOCK!
カテゴリー: サカナクション
投稿者: nakashita
SCHOOL OF LOCK!


山口「はい、講義を始めますから席についてください。Twitterを開いている人はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている人はInstagramを閉じなさい。YouTubeを見ている人はYouTubeを閉じなさい。講義が始まりますよ。」

「今日の気になったニュースを発表します。」

■ ヒマラヤで「イエティの巨大足跡」発見、インド軍が写真投稿

「Yahoo! トップに出てきて(笑)。こんなにテクノロジーが進化した時代に、イエティの足跡が見つかったっていうことがYahoo! トップに載るっていうことは、本当にいよいよイエティがいたんだなって(笑)。見てみたら……記事的には、熊の足跡じゃないかっていう。……それ、Yahoo! トップになる必要ある?っていう記事だったんですけど(笑)。でも、令和の時代になりまして、何がどうなるのかわからない。未来がどうなるかわからない時代が来たんじゃないかと思います。僕はもう……希望に溢れているんですけど。皆さんは、令和をどんな時代にしていこうと思っているのかな?ふふふ(笑)。」

「では、書き込みを紹介します。」


SAKANAQUARIUM 2019 "834.194" 6.1ch Sound Around Arena Session
今回、ゼビオアリーナ仙台公演に参戦させていただきました!‬
会場に入った瞬間からいつも以上に海の中で凄く居心地が良かったように感じました。
出来たてホヤホヤの新曲達からデビュー当時の曲まで盛りだくさんで今でも余韻が残っています。
6.1ch Sound Around Liveは今回で2回目だったのですが、音を浴びるとはこういう事なんだなと実感させていただきました。
素敵な思い出をありがとうございました!
7th Album「834.194」がサカナクションにとって最高のものになる事を願っています!

夜明け前の海月
男性/15歳/山形県


「15歳でサカナクションのライブに来てくださったと。現在サカナクションはツアー中なんですけど、6.1chという……6方位にスピーカーがあって、プラス低音だけ出るスピーカーがある。前回の授業でやりましたけど、もう……前から後ろから横から感じると思いますよ。そして、サカナクションは6月に中国の上海と深圳でもライブが決定したわけでございます。初中国ですね。これはいろいろと問題もあるんですよ。中国という場所でライブをするには、機材を全部持っていけない。まず、6.1chでのライブはできない。2chでのコンサートになりますし、ギターは1回のライブで……僕の場合は4本のギターを使い分けるんですけど、これは全部持っていけない。船で運ぶわけですから、機材を。1つのコンテナの中に機材を全部入れて……スピーカーからPA卓、現地で借りれない照明とか特効……そういったものを詰め込むわけです。そこに入りきらなかった分は置いていかなきゃいけないので、何を持っていくかを厳選しないといけないと。なので、中国ではいつものサカナクションと違うコンサートになるかなと思うので、興味のある方は中国に遊びに来ていただけたらと思う。ちょっとびっくりしたのが、歌詞の検閲があるんですよ。そういうことも文化の違いではあるんだなって思ったし、中国でコンサートをやって人が来るのかなっていう……心配なんですけどね。1000人くらいのところでやるらしい。1000人も来るのかなってドキドキですけど。」

「それでは、本日の講義内容を黒板に書きたいと思います。」

「(黒板を書きながら) いやー……もう、あなたたちは慣れたかな?これはもう、UNIVERSITYだから。(ちょっと訛った口調で)……ユニバースティだから。今までのサカナLOCKS!とは違う……今までのサカナLOCKS!とはつんがうずぎょうになるからな!(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


今回は、生徒の皆さんに出していた課題『大人が欲しいツアーグッズ』に提出されたレポートを紹介していきます。まずはミュージシャンにとってツアーグッズとはどんな役割があるのか、そして、サカナクションはツアーグッズに対してどんな思いがあるのかについてのお話から。

「ライブに行ったことがある方ならご存知かもしれませんが、ミュージシャンがコンサートやライブをするときに、ライブ会場でツアーグッズが販売されていますよね。このツアーグッズですが、ツアーの度に更新されていきます。その他にも、フェスがあったりすると、そのフェス会場で別にグッズを作ったりもするし、夏フェス用のグッズみたいなものも作ったりもします。今まで何度も話してきましたが、このツアーグッズの売り上げというものは、ミュージシャンが活動をしていく上でとても重要になっております。CDが売れない時代と言われてしばらく……何年経つかな?今やダウンロードもなくなって、ストリーミングの時代になりましたけど、ミュージシャンにとって、事務所にとって、CDが売れない時代になったからこそ、大事な収入源になるわけですね。特にサカナクションはそう!サカナクションがもしツアーグッズを一切売らずに全国ツアーに出た場合、ライブのチケット代金だけでツアーを黒字にしようと思ったら、多分チケット代は1人2万円くらいかな(笑)。2万円くらいいただかないと無理どす(笑)。だから、いかにこのツアーグッズが大事なのかっていうのを皆さんと一緒に学んでいきたいなと思っているわけです。」

「ツアーにおいて、まずチケット代というものがあるわけですが、グッズの売り上げというものは、ツアー全体の20〜30%くらいかな。ちなみに、今回のツアーグッズを全て買った場合の金額は、40600円になります。CD1枚が約3000円という中、グッズを全部購入したらこの金額になるということですね。『魚図鑑』の完全生産限定プレミアムBOX 4つ分くらいですね(笑)。なので結構高いと。で、今回のツアーグッズの特徴としては、平林奈緒美さんという、ボディケアブランド THREEとか、以前は雑誌『GINZA』のアートディレクションも担当されていて、魚図鑑のデザインもやってくださった、僕の大好きなデザイナーの方が入ってくださっています。」

「いろいろお話ししていきたいんですけど、ツアーでのグッズの売り上げというのは、ここから、人件費だったり、会場で販売するときにも、会場に何%か支払わなきゃいけない場合もある。マネージメントであったり、デザイナーに支払われる額とかも全部引いて、それ以外にも原価が差し引かれます。この原価っていうもの……利益率っていうものもグッズにとってはすごく大事なことになりますし、これはミュージシャンによってケースバイケースであると。サカナクションはどちらかというとTシャツの生地であったり、デザインに対してものすごくお金をかけています。なので、利益率は極端に低い。サカナクションを好きになってくれたきっかけで、物の価値だったり、ファッションやデザインなど、他のことに興味をもってもらいたいっていうのがサカナクションの大義であるから、あえて、装丁というか……Tシャツを入れる袋にもこだわりをもって、アルバムを作るように、音楽を作るようにひとつひとつ丁寧に作らせていただいているので、あんまり利益率は高くない。サカナクションはライブでの演出も結構お金がかかるし、スピーカーも多く入れているから、このグッズの売り上げを足してギリギリ赤字じゃなくなるかなっていうラインなんですね。基本的には、そこで何か利益を得ようとするよりは、楽しい空間を作ろう、楽しいライブにしようってことの方がメインにあるチームなんじゃないかと。僕らはそこがいいところなんじゃないかと思っていますが。」

「……そんなことを言っておきながら、グッズは売れないと大変なので、今回はちょっとグッズ紹介的なところをこのUNIVERSITY……(訛って)ユニバースティで、やっていきたいと思う。」

SCHOOL OF LOCK!


「今、手元にはサカナクションの今回のツアーグッズが山盛りになっておる。先生が特にイチオシしたいグッズは……これ!ジップ付きマイノリティ/マジョリティ バッグ!(M/M TOTE BAG) 」

(突然、一郎先生が通販番組のような口調になって……)

「山口さん、今回の商品を教えていただけますか?」
『はい、今回の商品は、このM/M TOTE BAGっていうトートバッグなんだけども、これの素晴らしいところはね……マチがついてる。』
「えっ、マチがついているんですか?」
『うん、マチがついてる。マチが付いている上に、チャックも付いているんだな。このチャックの音……聞く?(笑) (チャックを上下させる音)……チャック、付いているんだなー。』

SCHOOL OF LOCK!


「これは何にいいかというと、お子さんのいらっしゃるお母さま方はこのバッグは非常に使えると思う。保育園へのお迎え、幼稚園へのお迎え、そんなときにこのチャックつきのバッグにいろいろ入れて持っていくと便利だなと思う。で、たまにお父さんが迎えに行くときは、"MINORITY"の方を見せていただいて、お母さんが迎えに行くときは"MAJORITY"の方を見せてほしいと思う。こうやって、持つ位置によって自分たちのテンションや精神状態を伝えるっていうね(笑)。これで4000円は安いと思うなー。しかもね、このバッグのいいところ……どこにもサカナクションっていう文字が記載されていないという。中にも、外にも。……記載漏れ!(笑) これね……今気づいた。ちょっと入れればいいのに、どうして入れなかったんだろう……っていうくらい、デザインのことしか考えてないっていう(笑)。グッズであることはとりあえず置いておくという……タイトなスケジュールの精神状態もここに反映されているけども。」

SCHOOL OF LOCK!


「あとね、小物もいろいろあるんだけど、小物が売れると大物が売れないっていうね。今日は先生みんなから課題を募集しているんだが、聞きたいこともあるんだな。グッズはたくさんあった方がいいのか、それとも少ない方がいいのか……これは先生、知りたいなー。いろいろ選べた方がいいのか、それとも、これ、これ、これとバシーンとあまり選べない方がいいのか、意見をユニバースティの方にいただけたらと思います。」

SCHOOL OF LOCK!


「じゃあ、課題をちょっと紹介していこうか。」


★大人が欲しいツアーグッズレポート
サカナクションはこれまでのライブおよびグッズで、どのアーティストよりも強く、視覚/聴覚/触覚に訴えて来たと思います。さらに今回のツアーではこれに味覚(たべっこ水族館。笑)が加わり、残すはいよいよ嗅覚だけとなりました。そこで私の考えた、大人が欲しいツアーグッズは「香水」です。お馴染み平林奈緒美さんによるパッケージデザインの香水となると、かなり本格的で大人向けだと思います。また、香りの調合はメンバー好みにして頂き、男女混合のサカナクションだからこそできるユニセックスな香水に仕上げて欲しいです。コスメのお値段はピンキリなので素人には値付けし難いですが、例として以前椎名林檎さんのツアーでは4,000円でパルファムが販売されていました。

なひろ
愛媛県/21歳/女性


「おー、そういうコンセプトね。これね……香水っていうのは、実は考えたことがあるんですよ。しかし、匂いを開発するのに1年〜1年半かかる。ましてや、サカナクション全員で考えるとなると、5人全員の意見を吸い上げながら……メールベースで意見を言い合わなければいけない(笑)。時間も含め、3年くらいかかるんじゃないかな。しかも、匂いというのは本当に好みが分かれますよね……だから非常に難しいんじゃないかと思う。だけど、香水は作りたいとは思っている。曲のタイトルとかで匂いに関わるものがあったりしたときには、ちょっと作ってみたいかな。そういうストーリーがあるときに初めて動けるのかなと。例えば、薔薇の曲ができたら、薔薇の香りのものを作るとか。そういうことになりそうな気がするね。匂いを作るプロもいるわけだから……そこにミュージシャンが入り込んでいくというのはちょっと難しい。失礼に当たるんじゃないかなっていう気がしている。ただ、僕たちが一度通ったところを突いているというのはいいんじゃないかと思うので……60点!

SCHOOL OF LOCK!


<鳩時計の音> (※授業終了の合図です。)

「……あら!今日はちょっと……グッズのお金の話が盛り上がりすぎて時間がなくなったぞ。たくさんレポートが届いているので、次回このレポートを読み上げていきたいと思う。」

ということで、今回の授業も終了の時間になりました。

「今日はグッズというものがツアーの中でどういう位置にあるのか、そういう話をさせていただきましたが、これはミュージシャンによって全然契約内容や考え方が違うと思う。僕が正しいと思うグッズの考え方としては、体験というものにお金を使いたい……音を良くしたいとか、面白いコンサートにしたい……そのためのお金をグッズで補完する。僕はそういう考え方の方が健全だし、続けていく上でリスナーとの関係性もちゃんと保っていけるんじゃないかと思います。だから、僕らの考え方がこうだっていうのを今日はお伝えできたかなと思います。次回は学生諸君のレポートを読み上げていきたいと思う。

SCHOOL OF LOCK!