「宿題『2018年ブレイクしそうなミュージシャンを答えよ!』(2)」

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山口「はい、授業を始めますから席についてください。マンガを読んでいる生徒はマンガをしまいなさい。Twitterを開いている生徒はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている生徒はInstagramを閉じなさい。授業が始まりますよ。サカナLOCKS!にたくさんの年賀状が届いております!ありがとうございます。これ、裏情報では……現時点で、目で確認した段階で、いろんなアーティスト講師の中で、いちばん年賀状が多かったっていう事を聞きました。ありがとうございますー……ゆっくり読ませていただきます。」

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今回も、[ 先週 ]の授業に引き続き、生徒の皆さんに出した宿題『2018年ブレイクしそうなミュージシャンを答えよ!』に提出された回答を紹介していきます。よい回答を送ってくれた生徒には、サカナLOCKS! オリジナルの2018年 卓上カレンダーをプレゼントしていきますよ!

「ふだん音楽をたくさん聴いている生徒諸君がブレイクしそうだと思っているミュージシャンの曲を聴きたいと思って宿題を出したわけですが、いっぱい提出してくれましたね。皆さん、本当にありがとうございます。」

それでは、紹介していきます。



私が2018年にブレイクすると思うアーティストは、ポルカドットスティングレイです!私が思うこのバンドの魅力は、中毒性の高い楽曲です。どポップで思わず歌いたくなるサウンドは、邦ROCKのファンだけでなく、多くの人に好まれると思います。なんといってもこのバンドのいちばんの特徴は、マーケティング力の高さです!特にボーカルの雫さんは、SNSでアンケートを行ってファンとの交流を深めたり、仕事として行なっているゲームクリエイターの才能を活かし、MVのシナリオやグッズのイラストも自ら手がけています。また、MVでは毎回完成度の高さや雫さんの容姿に注目が集まり、インディーズの頃の楽曲でさえ、再生回数が1000万回を超えています!
なので、ポルカドットスティングレイは今日主流となっているインターネットを使った戦略で2018年には大ブレイク!間違いなしだと思います!
もこ
女性/17歳/神奈川県




「なるほどね。インターネットを使ったマーケティング能力だったり、戦略性も含めて素晴らしいんじゃないかと考えているんですね、もこちゃんは。それでは聴いてみましょうか。」

■ ポルカドットスティングレイ「テレキャスター・ストライプ」MV




「なんかいろいろな要素が混ざっているなって思います。相対性理論とか、椎名林檎さんとか。でも、すごく先生が共感できるのは、言葉のリズムで言葉選びしているなって。英語っぽく聞こえる日本語を使っているなーとか……そのまんま英語を使っているところもあるけど。意味よりもリズム、みたいな。歌詞の内容よりリズムが耳に入ってくるなって感じ。声の質も、脈々と引き継がれてきた女性ボーカルのちょっとクール目な要素がありますね。もうちょっとレコーディング頑張ったらいいんじゃないかな、ミックスも含めて。メンバーがもうちょっと介入したほうが良いんじゃないかな……介入してるのかな?介入していたとしても。もう少しオリジナリティを出していく方法があるんじゃないかと思います。コーラスでもうちょっと男子が入ってくるとか……そうすると、せっかくサウンドが思い切りロック志向だから、もうちょっとバンド感が出てくると良いのかなと思います。ポルカドットスティングレイ……名前はちょこちょこ聞いたことがあったけど、ちゃんと聴いたのは初めてでした。」

「ありがとう、もこちゃん。そんなもこちゃんにはね……カレンダープレゼントしよう、ふふふ(笑)。カレンダープレゼントしちゃうよー。でも、面白いね。こうやってバンドをいろいろ聴けるの。」

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続いては……



2018年ブレイクしそうなミュージシャンは、打首獄門同好会だと思います。理由は、打首獄門同好会という怖いバンド名なのに「日本の米は世界一」などの曲で日本の良さを伝えるなど他に、食べ物をテーマにした曲が多く存在し、そのバンド名とギャップのあるところが面白く、魅力があるからです!また、今年もフェスに出演し、2018年には、初の日本武道館でのワンマンライブの開催が決定しているなど、打首獄門同好会にとって、とても記念になる年になると思うし、日本の良さを伝える曲もあるため、日本好きの外国人のファンも増えると考えたからです!
ハムハム
女性/18歳/広島県




■ 打首獄門同好会「日本の米は世界一」




「ははは!(笑) なんかね、聴いた瞬間にパッと思ったのは……お腹が減ってきたなって(笑)。あと、「みんなのうた」みたいだなっていうのと、広告的だなってこと。すごく戦略的なのかな。あとは、日本語の響きっていうのと英語の響きをすごく意識していて、"刺身定食 食!食!"のところもね(笑)。なんかいい意味で裏切られたわ。「北海道の新米!さかな米!」みたいなねCMで使われそうですね。クセになるね……でもおもしろい。これで武道館っていうのは、長くやってきたからっていうところなんでしょうね。」

「えっと……これを紹介してくれたハムハムには……カレンダープレゼントしようー(笑)。」

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そして本日、最後に紹介するのは……



自分が考えている2018年ブレイクしそうなアーティストは、フレンズです。5人組バンドで、メンバーには、the telephonesの長島涼平さんもいます。神泉系バンドとして2015年に結成し、2018年1月にはZepp DiverCity (TOKYO)でもワンマンライブを開催します。フレンズは背伸びせずに聴けて、ライブ(フェス)でも楽しい、CDで聴いても楽しい、そして楽しいだけではなく暖かい気持ちにもなれる音楽を届けてくれます。お洒落なサウンドなのに、疲れず聴ける。そして前向きになれる。フレンズにはフレンズにしか見せられない魅力があると思います。これからもっとたくさんの人に愛されるグループだと思います。2018年、ブレイクの予感しかありません!
ちのこ
女性/18歳/長野県




■ フレンズ「NIGHT TOWN」




「いいね。すごくいいね。なんか、今って感じですね。実はフレンズは僕知っているんですよ。レコーディング・エンジニアは僕らと同じ浦本雅史さんがやっているからね。でも、もうちょっと生感が出たほうが良いんじゃないかな。ちょっとグリッドに沿いすぎてる感じがするよね。もうちょっとグルーヴが出てくると……リズムがもうちょっと後ろにある感じで、ボーカルが淡々といくとAOR感が出てくるのかなって感じがするけど。ちょっとリズムが四つ打ちだけで押しすぎているから……もう少しね……でも戦っているんだろうね。アップな部分とメロウな部分とグルーヴの……。このメロディでいうと、キックのレンジとベースのレンジをもうちょっと揃えて、重心を下げたほうが……これ、浦本さんの話だね、エンジニアの浦本さんに言うわ(笑)。ベースソロとか新しいね、いいね。」

「でも、絶対売れると思います。売れるというか、受け入れられていくには、知ってもらわないといけないジャンルだと思う。ドラマの主題歌とかタイアップ系を狙っていったらいいかな……っていうところかな。勝手な……余計なお世話言いまくりな感じですけど、2018年ブレイクしてほしいバンド。フレンズ、よいですよ。だけど、これねー……BPMをあと2落としたほうがいいね。でも、落としたくないのも分かる。僕らもそうですからね。……溜めがやっぱり欲しいよねー。ずっと同じテンションでいっているから、それがもうちょっと遅くなると出てくるのよ……いいなー……新しいバンドやりてーなー(笑)。」

「ちのこにも、カレンダープレゼントしちゃおう(笑)。」

「バンドをやってると、カラーっていうものがついてくるからね。バンドごとにストーリーがあって、物語があって、そこで人が応援したくなったり、広まっていったりするわけですよ。バンドの楽しみ方ってそういうところな気がするんですよね。どこで生まれてどういう形で愛されていって、東京に出て、今ここにいるって……それがSNSとかそういうものが使われるようになって、より詳細が分かるようになったなと思う。だから、僕らの時代のバンドの広がり方やストーリー性とはまたちょっと違うものになってきているんじゃないかなと感じています。だから、2018年にブレイクするミュージシャンっていうのは、そういったものを上手に使って自分たちをうまくマネジメントしていく人たちなんじゃないかという気がしています。」

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そして授業の最後に、一郎先生から受験生の皆さんにメッセージです。

「今週末はセンター試験が控えています。生徒の皆さん……受験勉強は大変だと思うけど、ここ頑張っておくと、後10年は楽になるかと思います。18歳で勉強を頑張って大学に行ったとして、22で社会に入ったら、30まではそこに立ち続けられる。もちろんその間にいろいろあると思うけど、受験を頑張ったっていう自分の自信みたいなものはずっと残っていくと思うから頑張って欲しいなと思う。でも、受験失敗してもそれで終わりじゃないから。悔いが残らないように……敵は自分だと思って頑張っていただけたらと思います。」

#サカナLOCKS #太宰府天満宮

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