『集まれ!サカナキッズ - 悟(12歳)・薫(9歳)・光(5歳)』

SCHOOL OF LOCK!


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今回の授業は、サカナクションのことが好きな10歳以下の生徒に話を聞いていく授業、『集まれ!サカナキッズ』です。まずは、お母さんから届いたメッセージを紹介します。



12歳、9歳、5歳の3兄弟です。
父親が「新宝島」のPVがドリフっぽくて面白いとMVを見せたのがサカナクションを知ったきっかけでした。
長男は、本人曰く「僕はサカナクションマニアです。」と。
放送委員になって給食の時間にサカナクションを流すのが目標だそうです。
NFパンチのサカナクションカルトクイズを何度も見ています。
次男の好きな曲は、「白波トップウォーター」、「ミュージック」、「Ame(B)」だそうです。末っ子はアイデンティティが好きです。
母である私は、結婚出産子育てで音楽から遠ざかっていたので、サカナクションを知ったのは子供に教えてもらったのがきっかけですが、今は大ファンです。




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山口「なるほど、これはマニアックなお子様三兄弟ですね。だって、12歳の男の子がサカナクション好きなわけでしょ……で、次男の男の子が「白波トップウォーター」、「ミュージック」、「Ame(B)」が好きって。これは相当マニアックですね。長男の子は放送委員になって給食の時間にサカナクションの曲を流しても、多分誰も知らないぞ(僕らターゲット層がもう少し上だからな・笑)。でもそこで、「サカナクション好きなんだ」って言ってくるやつは多分、一生の親友になるな(笑)。」

それでは、この三兄弟と電話してみましょう!

山口「もしもし!」

「もしもし!」

山口「サカナクションの山口一郎先生です。」

「悟です。」

山口「おー、元気か?」

「元気です!」

山口「サカナクション知ってるの?好きなの?」

「うん。」

山口「どの曲が好きなの?悟くんは。」

「えー……「新宝島」だったり、あとは、「モノクロトウキョー」が好き。ふふ(笑)。」

山口「「モノクロトウキョー」……マニアックだなー。サカナクションのどんなところが好き?」

「音も好きだし、声も好きだし、あとは、リズム感も大好き。」

山口「テンポがいい感じが?」

「うん。」

山口「暗い曲は好きじゃない?静かな曲。」

「暗い曲も好き。」

山口「暗い曲だと、分かるやつある?」

「「グッドバイ」とか、「フクロウ」とか。」

山口「おー、どっちも先生好きな曲だな。……え、12歳ってことは今……」

「小学6年生。」

山口「小学6年生で「グッドバイ」とか「フクロウ」が好きって、悟、ちょっとセンスいいぞ。」

「ふふふ(笑)。」

山口「でも、周りにサカナクション好きな人いないだろ?」

「うん、いない!」

山口「ははははは!(笑) やっぱりなー。いなくてもいいんだぞ、まだ。でも中学校に行ったら、全校で2、3人はいるから見つけてほしい。」

「はい。」

山口「LIVEは観たことあるの?」

「うん、6.1ch (SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY Arena Session 6.1ch Sound Around)に行きました。」

山口「どうだった?LIVE。」

「すごい迫力があったし、初めて行ったLIVEだったから、楽しかったです。」

山口「初めて行ったLIVEが6.1chのライブだったんだ。音がグルグル後ろから鳴ったりしているの、分かった?」

「分かった!」

山口「サカナクションのLIVE以外には行ったことがないの?」

「ないです。」

山口「ないんだー。多分、他のLIVEに行ったらあんな風に、後ろとかから音が聴こえないからね。別のコンサートにも行ってみてよ、いつか。」

「はーい。」


山口「音楽はやっているの?」

「ピアノ習ってます。」

山口「お。どれくらいやってる?」

「まだ1年しかやってない。」

山口「でも、もう1年もやってるんだ。結構弾けるようになってきた?」

「だいぶ弾けるようになってきた!サカナクション弾いてます。」

山口「え、うそ!何の曲?」

「今は「新宝島」を弾いてる。」

山口「へー。「新宝島」をやってくれてるんだ。結構難しい?」

「うん、難しい。」

山口「そっか。「ネイティブダンサー」を練習してみてよ、今度。あれ結構難しいけど、弾けると歌いながら弾けるからいいよ。」

「うん。」


山口「なんか一郎先生に質問ある?」

「えっと、じゃあ……『魚図鑑』の音は、どうやって音を良くしたんですか?」

(※ベストアルバム『魚図鑑』は、収録されている過去の楽曲がリマスタリング=音像の再調整されています。)

山口「マスタリングっていう作業があるのよ。どういうのかっていうと、紙粘土で人形を作るだろ。人形を作った後に、つるつるにするために水を付けて触って皺をなくしたりするだろ、音でもそれに近いようなことをやるのよ。」

「へー。」

山口「全部違うものをひとつのものに整えるというか、綺麗にするっていう作業を最終的にやるから、音が良くなるっていうか、整うんだよね。もうちょっとすれば分かると思うぞ。いつかマスタリングもサカナLOCKS!で授業をやるから聴いてくれな。」

「はーい。」

山口「じゃあ、薫くんに代わって!」

「はーい。」

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「もしもし。」

山口「薫くん?一郎先生だよ。」

「うん!」

山口「薫くんはいくつ?」

「今年10歳になります。」

山口「っていうことは、小学校4年生?」

「4年生。」

山口「サカナクション知ってるの?好きなの?」

「知ってる!うん。」

山口「どの曲が好き?」

「「白浪トップウォーター」とか「陽炎」とか「GO TO THE FUTURE」とか。」

山口「おー、好きだなー!どんなところが好きなの?」

「なんか、音と、曲の感じが好きです。」

山口「ほー。歌いたくなる?いっしょに。」

「うん!」

山口「嬉しいわ、それ。先生。」

「カラオケ、1回お母さんとお父さんと行って、サカナクション歌ったりした。」

山口「うそー!そのとき何歌ったん?」

「「アイデンティティ」とか、「アルクアラウンド」とか。」

山口「いっしょに歌いたいなー。いつかいっしょに歌おうよ!」

「うん!」

山口「LIVEは観たことあるの?」

「LIVEはまだ。でも、11月の三重公演のチケット、今、応募してる。」

山口「おー!三重!応募中?」

「うん!親子席!」

山口「当たるといいなー……来てくれよ、当たったら。」

「うん!」


山口「一郎お兄ちゃんに質問ある?」

「えっと、楽器は何個持っているんですか?」

山口「楽器なー。それはギターってことか?全部含めてか?」

「うん!」

山口「そうだなー、一億個くらい持ってるぞー!(ニヤニヤ)」

「えぇ!?」

山口「ふふふ(笑)。うそ、うそ(笑)。多分ね、数えたことないけど……40個くらいあるかな……いや、もっとあるか、50個くらいあるかな。」

「ほー!」

山口「でも、全部は使わないけどね。昔使ったやつをしまってるやつとかもあるけど……分かった?」

「分かった。」

山口「まだある?聞きたいこと。」

「あの、曲を作る時に、音も調整するんですか?何度も。」

山口「する、する。何度も何度も調整するよ。」

「何回くらいですか?」

山口「そうだなー、曲によるけど、100回くらいするのもあるし、10回くらいで終わる時もある。」

「おー。」

山口「薫、好きな子いるか?」

「ん?今はいない。」

山口「いない?好きな女の子ができたら、その子にラブレターを書くようになるんだよ。夜にラブレターを書いて、朝起きるとなんか恥ずかしくなって捨てちゃうみたいなことがあるんだけど、音楽でもそういうことがあるよ。夜に作ったものを朝に「やっぱり違うな」ってもう1回音を作ったりする。」

「ほー。」

山口「まだちょっと分からないかな?」

「(笑)」

じゃあ、弟の光くんに代わってくれる?」

「はい!」

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「もしもし。」

山口「光くん?」

「光です。」

山口「光くん、何歳?」

「5歳!」

山口「じゃあ、まだ小学生じゃないんだな。」

「うん、幼稚園。」

山口「サカナクション知ってるの?」

「知ってる。」

山口「おじさん、サカナクションの真ん中で歌ってる人だよ。分かる?」

「分かるー。」

山口「ははは(笑)。かわいいなー!(笑) サカナクションの中でどんな曲が好き?」

「たからじま(「新宝島」)。」

山口「たからじま、好きかー。じゃあ、幼稚園でいつか歌ってな、「新宝島」。」

「うん。」

山口「また話そうな。じゃあ、バイバイ。」

「バイバイ。」


山口「じゃあ、お母さんは?代わって?」

「もしもし。」

山口「あ、初めましてー。サカナクションの山口と申します。」

「ありがとうございます。」

山口「悟くんも薫くんも光くんも、本当にサカナクションが好きなんですか?」

「本当に好きで、ドライブに行くと絶対にかけろって言って。最近は『魚図鑑』を買ったので、長時間ドライブの時はずっと、3枚全部かけています。」

山口「やっぱり<浅瀬>がみんな好きですか?」

「次男は「陽炎」がすごく好きなので、<浅瀬>をかけてっていつも言うけど、長男は<深海>が好きって言ってます!」

山口「おー、12歳で<深海>が好きっていうのは、お母さん、センスがありますよ、将来楽しみです。」

「そうですか、やったー。」

山口「三重のLIVEにいらっしゃるかもしれないというのを聞いて、こちらの方で(チケット当選の)裏工作とかはできないんですけど(笑)。当たったら、ぜひいらしていただけたらと思います。」

「絶対行きます。本当は名古屋も行きたかったけど、当たらなかったので。」

山口「そうですか。そうだ、三重のライブにお子さまといらっしゃる際には、イヤーパッドっていうのがあるので。大きい音を小さいうちに聞くと耳にダメージが残ってしまう可能性があるので、遮音するものがあるんですよ。」

「あー。」

山口「検索するといくつか出てくると思いますので、それを装着していらっしゃる方が多分安全だと思います。」

「分かりました、ありがとうございます。」

山口「じゃあ、皆さんによろしくお伝えください。ありがとうございました。」

「はい、ありがとうございました。ほら、バイバイって。」

三兄弟「バイバーイ!バイバイ!バイバーイ!!」

山口「バイバーイ!ふふふ(笑)。」

今回の授業も終了の時間になりました。

山口「12歳、9歳、5歳がサカナクションを聴いていてくれているって……これは未来だねー……僕、5歳の時に何を聴いていたかなんて覚えてないからね。みんな、何を聴いていた? 僕……12歳の時……は、結構渋いの聴いてたな(笑)。でもね、僕らはやっていることが10代の子達や若い子たちに向けて音楽を作るって気持ちであんまりやっていないから、こういう風にちっちゃい子にも刺さるっていうのはすごく嬉しいなと思う。12歳で<深海>が好きっていうのは結構センスがあるな……「フクロウ」が好きって……嬉しいな。ちょっと頑張ろうって気持ちになりました。逆に、ありがとうございます。」

ということで『集まれ!サカナキッズ』では、10歳以下のサカナクションが好きな生徒を、引き続き募集中です。お父さんお母さんからの応募、お待ちしております。[コチラ]からご連絡ください。


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