「『マイナビ未確認フェスティバル2019 』LIVESTAGE出場ミュージシャンを一郎先生がチェック!」

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一億回
おめでとうございます!!
新宝島が一億回突破していました。
これからも活動頑張ってください!!

クジラなり
女性/16歳/鳥取県


山口「そうなんです。2015年9月にリリースされたサカナクションの「新宝島」がなんと、3年9ヶ月の時を経てMV再生回数が1億回を突破しました!どっひゃー!これね……アルバム『834.194』がリリースされて更に再生回数が伸びた結果だと思うね。「忘れられないの」がある種バズったので、それの影響で「新宝島」をもう1回見直そうっていう人が出たり、「忘れられないの」でサカナクションを知った人が「新宝島」のMVを見たり……ってことらしいですよ。これはいい現象なんじゃないかと思っていますね。」



サカナクション/新宝島

「そして、サカナクションは「忘れられないの」という曲と、「モス」という曲をアルバムからシングルカットすることになりました。「モス」がドラマの主題歌になったこともあるし、「忘れられないの」の世界観をもうちょっと補強したいということで……8センチCDでリリースするよ!8月21日リリースなんですが……知ってるか、8センチCD。10代くらいの生徒は知らないと思うが、我々の年代の中では8センチCDというのは……太陽(笑)。あれを僕らはCDと呼んでいたわけだから。8センチの方はシングルって呼んでいて、大きい12センチの方をアルバムって呼んでいたわけ。そこから……鈴木亜美くらいから12センチシングルっていうマキシシングルが出てきたんだよ(笑)、鈴木亜美現象だ、あれは(笑)。僕らが8センチCDを8センチの太陽と呼んでいたわけだから、その世代の僕らからすると、8センチCDでシングルを出したかったんだけど、巷には出ていなかったの。だけど、この機会に(「忘れられないの」が)80年代をコンセプトに作った曲だからこそ、8センチCDを出そうと思い、思い切ってやったんだ。これは、アダプタがないと多分みんなが持っているCDプレーヤーでは聴けないと思う。吸込み式のCDプレーヤーでは8センチCDは聴けない。入れると壊れちゃうから気をつけて下さい。で、聴くためにはアダプタがあるんですよ。8センチを12センチに変える、プラスチックの薄いドーナツみたいなのに入れて聴かないといけないんですね。なので、あくまでもグッズ感覚で買ってもらいたいと思う。ただ、調べてみると……工場が1つ、機会が1台のみ!で、1回の生産量が1万枚。で、これは「1万枚限定」って言っていたんだけど、あまりにも問い合わせが多くて、これは転売ヤーが出てくるなと。転売が出てきたら悲しいから、レア感が薄くなるけど(……いや、別にレア感を出したかったわけじゃないんだけど、1万枚しか作れないって言われたから)、後から増産することにしました。ちょっとだけ増産することにしたので、みんな、慌てずに。ネットでは売り切れているけど、店舗では買えるので。これは特典もすごいので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。」




「それでは、本日の講義内容を黒板に書きたいと思います。」

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SCHOOL OF LOCK!「Eggs」がタッグを組んでおくる、10代限定の夏フェスマイナビ未確認フェスティバル2019
今回の講義は、今週末から開催される『LIVESTAGE』に出場が決定した10代ミュージシャンの音源を、一郎先生がチェックしていきます。

マイナビ未確認フェスティバル2019ですが、今度の日曜日から実際に生徒の前でライブを披露するLIVESTAGEが行われます。……もう1年経った?早いねー。前回もいろいろ音源を聴いて、素晴らしいミュージシャンがたくさん出てきたなと思ったんですけど。最初のデモ音源の数が3101組。そこからネット上で音楽を聴くことができるネットステージに進んだのが111組。そこから更に、大阪、名古屋、東京で行われるLIVESTAGEに進んだのが34組ということでね。傾向としては、シンガーソングライターDTMなど、ソロアーティストが非常に多かったと。で、応募音源がMVになっていることが多かった……すでにパフォーマンスも含めて自分たちの表現にしていることも多かったということで。これは極めて現代的であるなと。ソロアーティストが多かった理由としては、歌い手さんとか、ネット上で音楽を発信している人に影響されて自分でも音楽ができるじゃんってやっている人が多かったために、ソロアーティストの傾向が多かったのと、YouTubeであったり、そういったものを見ながら自分も作ってみようって思う人が多かったがために、MVでの作品応募が多かったっていうことではないかと思いますね。僕らの時代には、ビデオを撮るなんてとんでもないことでしたからね。お金持ちの友達の家に8ミリビデオカメラがあるかないかの時代だし。でも今じゃiPhoneで高音質高画質で簡単に撮れて編集まで出来ちゃう時代ですから。それはやっぱり時代の変化かなと思います。」

「では、実際にLIVESTAGEに進出した未確認アーティストの曲を聴いていきたいと思いますよ。これは毎年楽しみだからねー。

【 マイナビ未確認フェスティバル2019】 LIVESTAGEに出場するミュージシャン [→コチラ!]

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「まずは、大阪会場!」

「アーティスト名はSO-SOEggsのページにあるTOWER RECORDSのコメントによると……"ヒューマン・ビートボックスとループステーションを組み合わせた独自の音楽で、世界大会に出場するなど大注目の19歳。その他にも作曲やトラックメイク等もこなす、新時代のマルチクリエイター。まずはその魅力を映像で確かめることをお勧めします!!"と。え……何?世界大会に出ちゃっているような人が未確認フェスティバルに出てきちゃっているわけですね。ちょっと聴いてみましょう。」



SO-SO | INTERVIEW | GBBB 2019 LOOPSTATION WILDCARD

「これ……ループで、1回で作りきっているってことですよね?未確認フェスティバルにしては珍しい……どちらかというとサカナLOCKS!的な感じのミュージシャンが出てきましたね。ヒューマン・ビートボックスって、ヒカキンとかが出てくるときにやっていた、声とかだけで音楽を構成するもので、ループステーションっていうのは、リアルタイムで録ったものをそのまま出して、録音して出して、録音して出してっていう仕組みがあるんですけど。それで音楽を構成していっているという……職人に近いよね。これで盛り上げるっていうことをライブでどうやるのかは楽しみですね。世界大会でやってきているわけだから、ライブでの強さは半端じゃないんじゃないかと思いますね。」

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「じゃあ、続いては名古屋会場!」

「アーティスト名はKannaTOWER RECORDSのコメントは、"名古屋市内のライブハウスを中心に活動中の2人組!けだるそうな雰囲気を醸しつつ、クールに魅せていく「正解なんてない世界」は、日本語詞と英詞を織り交ぜた歌詞とイマドキなサウンドながら、無限の可能性を感じさせる仕上がり。"と。」



正解なんてない世界

「これ……17歳、18歳……高校2年生?3年生? 相当未来あるね。本当に自分たちだけでやっているのかな? ……もちろん粗いし、甘い部分もあるし、安易なところもあるけど、全然いけると思う。相当研究しているよね。あと、このボーカル&ギターっていうB’zスタイルもいいよね(笑)。B’zスタイルいいよー。なかなかいないもんね。いやー……ありだと思うけどな。かなりありだと思う。結構僕はいいと思うなー、Kanna。」

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「次は、東京会場。」

「アーティスト名はカモシタサラTOWER RECORDSのコメントは、"東京で活動するシンガー・ソングライター、カモシタサラのバンド体制でのエントリー曲「グッバイ来世でまた会おう」は、独特の視点と言葉のチョイスがユニーク。ハスキーな歌声も相まって、郷愁感を醸すミディアム・チューンとなっている。"と。カモシタサラっていう子が中心にいるんですね。でもバンド体制ということで。ちょっと聴いてみましょうか。」




「メロディーと言葉の乗せ方は抜群だね。堂島孝平さん的なね……匂いがありますね。こういう感じの女性シンガーってあんまりいなかったから、面白いかなと思うね。バンドじゃないのが聴いてみたいけどね。バンドのテンションと曲のテンションが合っていないよね。……ドラムかな?もうちょっと下手でいいのにね、わざと。このベースが8分(エイトビート)な感じはいいけど、スネアもこんなに鳴らさなくていいと思う。歌詞の内容というか、セレクトしている言葉がちょっとありふれている言葉が多いから、ちょっとひねりを入れるだけで大分印象変わると思うけどな。言葉の乗せ方はうまいから。でも、すごく可能性があるなと思います。」

そろそろ今回の授業も終了の時間になりました。

「今回は、マイナビ未確認フェスティバル2019LIVESTAGE出場者の音源を紹介しましたが……レベルが高い!そして時代はDTMに流れているね。だし、聴いている音楽が、音楽を好きな人が聴いている音楽になってきているから、性質が、それぞれの色が出てくるようになってきたんですね。あと、人に評価されるっていうことに対して意識し始めているミュージシャンが多いですよね。それは、YouTubeであったり、SNSであったりで自分の曲を出して反応を見ているから。客観視っていうものが付いて制作する人が増えているのは、良いミュージシャンが生まれる状況になっている気がします。そうだね……どれも良かったけど、1番売れそうなのはカモシタサラさんじゃない?僕がレーベル長だったら、カモシタサラさんやるかな。」

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