「宿題『2020年にブレイクしそうなミュージシャン』」

SCHOOL OF LOCK!

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聴取期限 2020年1月24日(金)PM 11:27 まで



山口「はい、授業を始めますから席についてください。Twitterを開いている生徒はTwitterを閉じなさい。Instagramを開いている生徒はサカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)
をフォローしなさい。授業が始まりますよ。」

「明日と明後日は大学入試センター試験ですね。先生は大学入試を受けていないので、なんとなくしか気持ちは分からないんですけど、立ち向かう生徒の心っていうのは……考えただけで、本当に僕も緊張しちゃいます。ここから始まるわけで……始まってもいないわけですから。そういう意味で、今の自分の力を試すっていう部分でやれたらいいかなって思う。何度もこういう時に言っているんですが、この試験に落ちたからって人生終わりじゃないし、うまくいっても人生成功じゃないからね。先生、今年は風邪を引いて、福岡の太宰府天満宮に行けなかったんですよ。でも、2月に行くから!絵馬を書いてくるからな。間に合うよね。……生徒諸君、頑張ろう!敵は自分だ!自分に負けたら人になんて勝てないぞ。でも、人と自分は比較しなくて良いよ。自分のレベルでOK。自分と戦おう。」


「さて、1月15日に、LIVE Blu-ray & DVD『SAKANAQUARIUM 2019 "834.194" 6.1ch Sound Around Arena Session -LIVE at PORTMESSE NAGOYA 2019.06.14-』という、非常にタイトルの長いものがリリースされました。……もう、これは略そう……"834.194ツアーBlu-ray" がリリースされました、皆さんご覧いただけたでしょうか。パッケージデザインは、前回・前々回とサカナLOCKS!に出演していろいろと解説くれた、田中裕介監督です。それも含めて楽しんでいただけたらと思います。これは物としてもよい物なんでね。さすがビクター……このクオリティでこの価格はやらかしてる(笑)。それは、ビクターはリスナーに対する愛があるレーベルなので、頑張っていただいたということで。是非購入していただけたらと思います。初回盤だけじゃなくて、通常盤も手頃な価格であるのでね。そちらの方も妥協していません。是非そちらの方も手にとっていただけたらと思います。」

「そして、全国ホールツアー SAKANAQUARIUM 2020 "834.194 光"がいよいよ明日、群馬県の高崎市芸術劇場からスタートします。これは何と言ったらいいか……よく、「セットリストのネタバレをしないようにしましょう」とか言うじゃない。今回は、いろんなことをネタバレしないで欲しいと思う。会場に入った時からのことを何も言わないで欲しい。あと、(サカナクションの最新の)アー写がなんでこうなのか……みたいなこともいろいろ分かってくると思うので、ひたすら楽しみにしていただけたらと思います。そして、アリーナ公演の発表もありましたね。5月に横浜ぴあアリーナMMと、大阪城ホールとね。これも、ファンクラブに入っているにも関わらずチケットが取れないっていう問題があったりしたんですけど、これはオリンピック期間中の問題なので。レアチケットになっていろいろご迷惑をおかけしてしまいましたが、ご了承いただけたらと思います。その分、他のことでお返しできたらと思っています。」

「あとね、"ファンクラブ"って言い方をもうやめたい。このサカナLOCKS!で、別の言い方を募集したいんですよ。ファンクラブっていうより、スポーツのサポーターに近い感じなのかなって。だから、何か別の言い方……"魚群"とかそういう言い方じゃなくて、システマチックな言い方でもいいんだけど。ファンクラブの新しい言い方を募集したいなと思います。」

「それでは、黒板を書きたいと思います。」

SCHOOL OF LOCK!


ということで今回の授業は、生徒の皆さんから提出された『2020年にブレイクしそうなミュージシャン』をチェックしていきます。素敵なメッセージを送ってくれた方には、毎週のサカナLOCKS!放送後記に撮り下ろしてきた "例の写真" たちで構成された「2020年 卓上カレンダー」をプレゼントします。

SCHOOL OF LOCK!


「この授業は去年もやりましたけど、見事、2019年にブレイクしそうなミュージシャンで、King Gnuを言い当てましたから!……先生は分かってた。こいつらは跳ねるって(笑)。紅白まで行ったからね。あと先生、Official髭男dismも言い当ててるから!もう……聴く耳があるよ!(笑) なので、今回2020年もこの中からブレイクする人が出てくるんじゃないかということで。今回の宿題は、Instagramを開設した影響もあると思うんですけど、本当にたくさん送ってもらったんですよ。では、紹介していきます。」



マカロニえんぴつ がブレイクすると思ってます!
一番の理由はメンバー全員が作曲できるので、
全ての曲の中でも同じようなものが無いこと!!
これからどんどんテレビやラジオで活躍していって欲しいです。

蒼夏
女性 / 17歳 / 東京都


「ちょっと聴いてみましょう。」



マカロニえんぴつ「ブルーベリー・ナイツ」MV

「なるほどね。ポップスとしての完成度はすごい高いね。オリジネーターであるかっていうところの加減は……この1曲だけ聴いて判断するのは難しいが、80年代生まれの先生にとっては。何か懐かしさはあるね。ボーカルの人がはっとりという名前を名乗っていてユニコーンが大好きという情報がありますけど……それで90年代感があるのかな。今年ブレイクするかな……どうかなってところですね。もうちょっと揉まれてくると……どっちに行きたいのかなーって感じはするかな。本当にあいみょん系なのかな?」

「(生徒の蒼夏には) ……カレンダーあげちゃおうかな!」



MEGA SHINNOSUKEがくると思います!
「O.W.A」はピアノのピコピコ音が耳馴染みが良くて、
どこか80年代を感じることができました。
僕自身親の影響で80年代の音楽が好きで、
どこか最近のサカナクションの音に似ているものが感じられて良かったです。
また、この歌のMVもレトロな雰囲気で面白いものでした。

マロカネマロ
男性 / 17 歳 / 愛媛県


「17歳が80年代を感じるっていうのがいいね。聴いてみましょう。」

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Mega Shinnosuke - O.W.A.(Official Music Video)

「面白いね。僕の印象では……米津(玄師)くんとかもそうで、インターネットでやり始めたりしていて。ヒャダインさんくらいからそういう傾向が始まってきていたのかなと思っていて。10代の子たちってオンラインでいろんな音楽に触れて、洋楽も邦楽も関係なく、古いものも新しいものも聴いて、しっちゃかめっちゃかにやっているっていう感じなんだけど、それをうまく整理できるかできないかっていうのがこういったジャンルの人たちのひとつの生きる道なのかなって思う。彼は、まだ荒削りだけど、分かっている感じはあるね。ただ、もうちょっとミックスだったり、音の整理……グルーヴの整理とメロディーの聴こえ方みたいなものが分かってくると、末恐ろしい感じはあるけどね。なんか、日本感や民謡感、面白さみたいなところをちゃんと理解して、ファンクのグルーヴにしようとしたり……ちょっと整理できていないから何て形容して良いか分からないけど……そこに向かっている姿勢っていうはすごく面白いなと思う。オリジネーターとして良いなと思うから、これは要注目かな。でも、ちょっと早い……ブレイクするかっていうと運が必要になってくるね。でも、すごい楽しみ。あ、僕は今、クオリティの話しか出来ないけどね。」

「じゃあ、カレンダーあげちゃいましょう!……ふふふ(笑)」



一郎さんにもぜひ聴いてみてほしいアーティスト、Lucky Kilimanjaroです!
ノリノリになるリズムやテンポと、一度聞いたら頭から離れない歌です!
爽やかな朝にも、夜のドライブにも聴きたくなるのではないのかなと思います。

クルミパンパパン
女性 / 20歳 / 徳島県


「じゃあ、聴いてみましょう。」

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Lucky Kilimanjaro「ひとりの夜を抜け」Official Music Video

「へー……ライブを観てみたいなって感じですね、非常に。面白いなって思うのは、メロディーの乗せ方にフィッシュマンズを感じるところ。フィッシュマンズとRIP SLYMEを感じる。これ結構ね……どういう方向性に行くか難しくなってくる瞬間が早めに来そうなバンドですよね。どのカテゴリに行くかっていうのが……他にこういうバンドなかったねっていうことじゃないから、そこを自分で画一できるのかっていうのは、バンドであるっていうのがすごい肝になると思うので。レコーディングは打ち込みで作っていると思うんだけど、バンドサウンドでレコーディングするほうが絶対面白いなって思うね。言葉の意味みたいなもの、メッセージ性みたいなものをちゃんと届けるには、バンドサウンドの方が良いかな……ってこれ、余計なお世話かもしれないけどね。」

「……カレンダーあげちゃおー。……って、誰の真似なんだこれ(笑)。」



私が2020年ブレイクしそうなミュージシャンだと思う方は、
NITORODAY(ニトロデイ)です。
平均年齢19歳の男女2人ずつの4人組バンドです。
NITORODAYの特徴は、ありのままの感情が歌詞に反映されています。
また、歌詞は10代らしい元気に溢れた曲調がとても印象に残ります。
一郎先生是非一度聞いてみてください。よろしくお願いします。

鮪の刺身
女性 / 18歳 / 千葉県


「じゃあ、聴いてみましょう。」



NITRODAY "レモンド" (Official Music Video)

「ははは(笑)。ボーカル良いね、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTを感じるね。10代のこの手のバンドって最近いなかったよね。僕らは、思いっきりNUMBER GIRLだったり……僕は北海道出身なので、エモロックで言えば、bloodthirsty butchersだったり、COWPERS……みんな知らないかもしれないけど。あとは何と言っても、eastern youth。そこと比較してしまうという。でも、まだ19歳でしょ?非常にボーカルに光るものがある。これはまたちょっと余計なお世話かもしれないけど、結構レコーディングがしっかり出来ているから。NUMBER GIRLを聞くと、空間を閉じ込める……タイムカプセルというか。NUMBER GIRLが鳴らしていたその場所、時代もそうだけど、空間の響き。アンビエントですよね。そのアンビエントがどのくらいそのバンドに詰まっているのかっていうのを僕はサウンドとして聴くし、それがライブだとこうなんだっていう。でも、このNITRODAYはレコーディングがしっかり出来ているから、そういう意味では整理されすぎちゃっていて、ライブだとどうなのかなっていうところに気が行っちゃう。もう少し雑でいいというか、適当でいいんじゃないかなって気はする。塊で聴きたいかなって感じはする。でも……この中で一番好きかも。今回聴いた中ではNITRODAYが個人的には一番好きかなって思う。」

「……カレンダーあげちゃう!」

「今回みんなが紹介してくれたミュージシャンは、どれもレベルが高いね。若いミュージシャンに対してどうのこうの言える立場にないんだけど……今の音楽を聴いて、良い悪いって判断するのは、居酒屋で「最近の若いもんは……」って言うおじさんみたいな感じになっちゃうのであんまり言えないんだけど(笑)。僕が好きだなって思うのは、年齢関係なく、古い若い関係なく、オリジネーターだなって思うものに惹かれるんですよね。それがないと、一過性になってしまうというか。一時的に跳ねても、それが続いていくかどうかっていうのがすごく大事だと思うんですよね。その辺が、もう年老いたミュージシャンのおじさんが感じたことです(笑)。」

ということで、たくさんの宿題を提出してもらったのですが、お時間となりました。

「ということで、生徒の皆さんから届いた『2020年ブレイクしそうなミュージシャン』を紹介してきましたが、本当にたくさん送っていただいたんですよ。全部紹介しきれなかったのは申し訳ありません。メッセージを送ってくれた生徒の皆さんから、抽選でサカナLOCKS!の卓上カレンダーをプレゼントしたいと思います。……急に届くから!油断していたら困るよ。」

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