「宿題『ファンクラブに代わる名称を考えよ』(Instagramライブ配信)」

SCHOOL OF LOCK!

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聴取期限 2020年2月7日(金)PM 11:27 まで



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今回の授業は、山口一郎先生が「"ファンクラブ"という言葉に代わる新しい呼び方を考えたい。」と発言したことをきっかけに出された宿題がテーマです。すでに宿題はたくさんの皆さんから提出がありましたが、実はその提出内容が、一郎先生が考えたかった方向とは少し違っていました。そこで今回は、サカナLOCKS!のInstagramアカウント(@sakanalocks_official)で行った、Instagram Liveの様子をお届けします。

「皆さん、こんばんは!サカナLOCKS!のアカウントから初のインスタライブです。今から公開サカナLOCKS!をお届けしますよ。今回、なぜサカナLOCKS!のアカウントでインスタライブを始めたかというと、先生は前に、授業で"ファンクラブ"に代わる名称を募集したんですよ。……覚えていますか、生徒たち。今回の授業はサカナLOCKS!のInstagramで生配信をして、皆さんから広く意見を募集したいと思います。」

「そもそも、社会的に言われている"ファンクラブ"っていう名前がしっくりきていないかというと……ちょっとなんか、アイドルグループっぽいっつーか(笑)。なんて言ったらいいのかな……80年代で昭和生まれの私としては、ファンクラブっていう言葉の響きに対して、少し甘酸っぱさがあると。キャーキャー言われたいんじゃないの?みたいな (笑)。そういう風に思われるかなっていうので、ちょっと恥ずかしさを感じているんですよ。しかし、そういう呼び方しかないのでそれを使っているんですけど、スポーツだとファンクラブとは言わないじゃないですか。サッカーとかだと"サポーター"とか、"サポータークラブ"とか言うわけですよね。最近"オンラインサロン"という言葉もあります。なので、"サロン"もありますね。昔ながらだと、"後援会"とかね(笑)。後援会もなかなかいいけども。あとは、応援するっていうのを英語で言うと"support"だから、仲間だと"friend"とか、船の乗船員だと"crew"。クルーはHIP HOPっぽいよね。サカナクションと魚民の関係は言葉にすると何がふさわしいのかっていうのを広く意見を聞きたいと思って、Instagramのライブ配信を使ってリアルタイムで意見を拾っていけたらと思っています。」

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「(ライブ配信のコメントを見ながら……)ジャニーズは"Johnny's FAMILY CLUB"だったような気がしますっていう意見がありますね。」

"寄合"(笑)。町内会的なやつね。」

"クルー"がいいって言ってるよ……本当?」

"漁業協同組合"(笑)。協同組合ねー。」

"サカナコミュニティ"……うーん……」

「"魚民"とか"NF member"とか、そういうことじゃなくて、もっと社会的な呼び方で新しいのはないかなってことだから……漁業組合とかだと、それはサカナクションだからになっちゃうじゃない。例えば、RADWIMPSとかKing Gnuでもその呼び方でいいっていう、大概的なファンクラブの新しい呼び名を考えて欲しいんですよね。分かるかな?」

"サークル"。あー……サークルっていうとなんか軽いよね、気持ち的に。いつでも辞められそうじゃん(笑)。来ても来なくてもいいっていう弱さがあるよね(笑)。」

"ラバーズ"はないねー(笑)。ラバーズはちょっとなんか……マイリトル(My Little Lover)だねー。」

"チーム"……"バディ"……"サカナクションの友"。」

「意外とないよね。僕的に、今のところ"サポーター"っていうのがいいのかなって思うけど。でも、株主みたいな存在でもあるじゃないですか、ある種。意見を取り入れようとするから。応援しやすい環境を作りたいって僕らは思うし、作って欲しいって意見を言う関係性の瞬間もあるし。戦略に対してこういうのは良くないと思うっていう厳しい意見をもらったりもするから、それを真摯に受け止める方のミュージシャンだと思うので、株主的な意味合いはちょっとある気がするよね。」

職員「株主って、51%保有したら、ボーカルを変えるとか出来ますよ。社長不信任とかも出来ますよ。」

山口「(爆笑)」

職員「すぐ取られますよ、51%。」

山口「なるほど。株主に、「ボーカルをやめろ」、「作詞作曲権を移せ」と(笑)。」

職員「アルバムが出ないならここを変えろ!って。それくらいの関係地を求めるなら"株主"です(笑)。」

山口「確かに(笑)。でも、株じゃないから(笑)。」

山口「"シェアーズ"……あー。でも、ちょっとスカしてるよね。「シェアーズのみんな!おはようございます。サカナクションのボーカル、山口一郎です!」ってちょっと……ナウいよね(笑)。ナウな感じ(笑)」

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「例えばだけどさ、海外のミュージシャンってなんて呼んでいるのかな?そういうのに加入している人っています?……(配信のコメントを見て)あ!英語でも"fan club"なんだって!……英語にしちゃえばいいのかな?カタカナの"ファンクラブ"ってファンシーな感じがするけど、英語にするとなんかこう……(笑)。ちょっとUKな感じがしてくるのかな? sakanaction fan clubって。」

「……あ、アパレルは"メンバーシップ"。あー……!メンバーシップは結構いいね!これはメモっておこう。」

"エフシー"ね。エフシーってなんか、気取ってんじゃん。裏側の人って感じがして嫌なんだよなー。ファンクラブのことを"FC"って呼ぶのは、ちょっとなんか手練れ感……慣れている感があって。」

"サポートクラブ"。あー……いいね。分かりやすいよね。」

「……どやさ?(笑)どうですか?」

(配信コメント)
『メンバーシップだと大人な距離感があってサカナっぽい。合っている。』
『メンバーシップもファンクラブもなんかしっくりこないかも。』
『やっぱりサポーターかな。』


"サポートクラブ"のメンバーのことを"サポーター"って呼べばいいのかな。いやでも、どうかな、難しいな。なんか良いのないかな……言っていればそれで馴染むのかな?呼び続けていれば……「サポートクラブの皆さん」……なんかちょっとスカしてるなー。かゆくなるよね。」


(配信コメント)
『NF memberがしっくりくるなー』


「うん。わかるけど、それは呼び続けているからしっくりくるのと、サカナクションの中だけでしか通用しないじゃない?それはファンクラブの名前が『NF member』っていうことだからね。サカナクションだけに通用する名前じゃなくて、他のミュージシャンにも通用するの名前を考えたいわけですよ。『魚民大好きです』って書いてくれているけど、魚民は魚民で居てくれればいいのよ。」

「……これは難しいね!うーん……」

(配信コメント)
『一周回ってファンクラブに落ち着いたりして。』


「わははは!(爆笑) お!なんか図星だぞ、それ。いい狙いだなー。」

「あ、じゃあ議論の論点を変えましょうか。みんな、ファンクラブの名前に対して違和感はない?ファンクラブって僕らからすると、アイドルグループっぽいなーって。だけど、違う名前だったら、このミュージシャンを応援しているっていうのがかっこよく伝わるかなって……その名前がないかなっつー話で……」

(配信コメント)
『抵抗ないですー!』


山口「抵抗ないですって(笑)。」

職員「ずっとコメントを見ていたけど、8:2で抵抗ないって(笑)。」

山口「ははは!(笑)……ない?"その抵抗感を超えてまで入っています"っていう素晴らしい方も……!……あー、抵抗ない?」

職員「あのね、俄然抵抗はないです(笑)。」

山口「(爆笑)」

「……あれ?何?何、何、何……どういうこと?(笑) 俺、バッターボックスに立ってるけどボール投げられない感じ?」

「……」

「…………」

「……ま、ファンクラブでいっか!!(笑)」

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「ネガティブでね、後ろ向きで優柔不断な僕が、最終的に出した決断だから。ってなると、質量は増しているよね?……じゃあ、こうしよう。世の中的には"ファンクラブ"でいいよ。でも僕的は"サポーター"と呼ぶよ、皆さんのことを。魚民の皆さんっていうのは別だけども。魚民っていうのはキャッチーな方でしょ?ファンの中で呼び合うやつじゃない。大概的に言う名称は"ファンクラブ"で、『NF member』呼び方をしていると。僕らは、『NF memberの皆さん』とか、『サポーターの皆さん』とか呼ぶわね。……ナチュラルに変化していけばいいのか?サポーターの皆さんって。『(ファンクラブ)サポーターの皆さん』って、前にかっこをつけておく感じで。……どやさ。」

「……そうだね、まあな……ややこしいな。だって、"ファンクラブ"っていう名前を"サポーター"に変えていきたいんだけど、サカナクションの中だけで『NF member』っていう名前があるわけじゃないですか。」

「ややこしいから、やっぱり、"ファンクラブ"で、『NF member』でいいんじゃない(笑)。現状!(爆笑)。もう、それだー!それだよ!……ぐるりんちょだ!(笑) あらゆる物事はすべてぐるりんちょで出来ているんだ!……迷いに迷って彷徨って……たどり着いた、"ファンクラブ"(笑)。サカナクションの"ファンクラブ"の人たちのことは『NF member』と、そう呼びます。……いつも通りでいいじゃない(笑)。変わらないまま、変わればいいじゃない。」

「皆さん、いろんな意見ありがとうございました。ことごとく参考にさせていただきます。では、Instagramの中では一度さよならをしたいと思います。それでは皆さん、さよなら、さよなら、さよなら……これ、淀川(長治)さんね。」

ということで、今回の授業も終了の時間です。

「今回は、インスタライブの公開サカナLOCKS!の模様をお届けしましたが、皆さんいかがだったでしょうか?……結果ね、ファンクラブでいいんじゃないっていう、ぐるりんちょでしたけども(笑)。議論をし尽くした上でファンクラブになったわけだから、そこは"ファンクラブ"としていこう。……でも、一個発見はあったね!何か議論をするときには、Instagramライブを使うっていうのは……アリだね!これは、サカナLOCKS!のInstagramを作っておいてよかったね。今後も、何かみんなに聞きたいことがあったら、Instagramライブやっちゃうね。だからみんな、気を張っておこう!サカナLOCKS!のInstagram (@sakanalocks_official) をフォローして、通知設定しておこう!」



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