「『バンド部』顧問、サカナクション先生。久々の部活動!」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2020年7月24日(金)PM 11:27 まで



今週のサカナLOCKS!もリモート授業でお送りしていきます。
SCHOOL OF LOCK! には、バンドを組んでいる生徒や、音楽をやっている生徒が書き込む【バンド部掲示板】 があります。この掲示板は、『バンド部』の部室。そして、このバンド部の顧問を務めているのが、我が校の "音学の講師" サカナクション先生です。今回は、ギターの岩寺基晴先生と、ドラムの江島啓一先生を交えて、バンド部掲示板にある質問や相談に、直接アドバイスしていきます。

山口「あなたたち2人とも久しぶりだね。」

岩寺「久しぶりだねー。」

江島「久しぶりかな?」

山口「エジー(江島先生)は、この間誕生日の時に軽く電話したけど、モッチ(岩寺先生)はしたの?」

SCHOOL OF LOCK!


岩寺「誕生日の前日にエジーとは会ってる。」

山口「ちなみにモッチ、誕生日プレゼント何あげたの?」

岩寺「まだあげてないよ。」

山口「あははは!(爆笑) やっぱりなー。モッチは基本誕生日プレゼントとか人の誕生日に関して何も関心がないもんね。」

岩寺「そうね(笑)。」

江島「(笑)」

山口「どう?39歳になって。」

江島「いや、何も変わらないっす。」

山口「ちなみに、39歳になって初めてのラジオじゃない?」

江島「そう。初めて。」

山口「それがいきなり寝坊で顔パンパンで寝癖だらけっていうね。」

江島「本当、すいませんでした!(笑)」

岩寺「(笑)」

山口「幸先、不安なんだけど、サカナクションとしては(笑)。」

江島「いやー、昨日友達に誕生日を祝ってもらってたんだよね。それでちょっとお酒を飲みすぎました。」

山口「あ!じゃあ、祝ってない俺たちは友達じゃないってことかー。」

江島「いや違う違う違う!友達じゃなくて、あれじゃないですか……仲間じゃないっすか(笑)。」

山口&岩寺「(爆笑)」

山口「まあ、とりあえず39歳おめでとう!」

岩寺「おめでとう!」

江島「ありがとうございまーす!」

SCHOOL OF LOCK!


山口「はい、では授業を始めますので席についてください。Twitterを開いている生徒はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている人は サカナLOCKS!のインスタアカウントをフォローしなさい。授業が始まりますよ。SCHOOL OF LOCK!の"音学"の講師、サカナクションの山口一郎です。」

岩寺「副担任、サカナクションのギター、岩寺基晴です。」

江島「副担任の、サカナクションドラム、江島啓一です。」

山口「実は我々サカナクション先生は、SCHOOL OF LOCK!のバンド部の顧問なんですよ。最近バンド部に顔を出していないし、そのせいで掲示板も閑散としているんですよ。」

岩寺「あらあら。」

江島「いやー、申し訳ない。」

岩寺「よくないねー、これは。」

山口「よくない、よくない!よくないよ!だから、今日は副担任のあなたたちもいるから、バンド部の書き込みについて答えていきたいと思います。」

岩寺&江島「はい!」

★アコースティックギター

私は最近アコースティックギターを始めたのですが、右手の指を使ったひき方がよくわかりません。
調べると、フィンガーピッキングなど色々なひき方があって、どれをやってみればいいのか分かりません。今はとりあえず親指だけで弾いています。
私は弾き語りをするために練習しています。皆さんはピックを使わないときは右手でどんな風に弾いてますか?
初心者の質問ですみませんm(_ _)m

空色のラムネ
女性 15歳 栃木県


山口「これさ、コピーをするんだったらいろんな弾き方をしなきゃいけないけど、自分で作った曲をやるんだったら手癖っぽくなるよね。」

岩寺「うん。(フィンガーピッキングは)いろんな型みたいなのがあるけど、自分がやりやすい方法でいいような気はする……っていう俺も、苦手は苦手だから……フィンガーピッキングは。」

山口「「years」とか、指弾きだよね?」

岩寺「うん。サカナクションの曲で指で弾いているのは2曲かな……「years」と「蓮の花」。」

山口「あー。だから、あんまり意識しなくていいんじゃないかって思うけどな。」

岩寺「うーん。(空色のラムネは、)基本的には、親指だけで弾いているって言ってるけど、親指と人差し指と中指の3本が"スリーフィンガーピッキング"っていって、指弾きの基本的な形なんだけど、場合によっては薬指も使うって感じ。まあ、確かに難しい。でも、あんまり力を入れすぎないっていうのに気をつければいいんじゃないかなと思いますよ。」

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山口「そうだね。基本的にさ、ちゃんとグリップして(弦を押さえて)ないと指で弾いても綺麗に鳴らないじゃん?」

岩寺「うん。コード弾きで、ピックで弾いていると誤魔化されているところが結構浮き彫りになっちゃうからね。左手も結構重要。」

山口「バッキングでピックを使って綺麗に弾けるようになったら、指弾きで自分の弾きたい曲をコピーして弾くっていけばいいと思う。」

岩寺「そうだね。最近アコースティックギターを始めたってことだから、アコギは結構左手も力を使うから、まず左手をしっかり意識して押さえるっていうことを練習してもいいかもしれないね。」

山口「俺さ、最近ギターの指弾きでめちゃくちゃうまい人を見つけたんだよね。見つけたっていうかずっと知ってたんだけど。YouTubeにラジオ局で演奏をする映像があるじゃん。あれに出ているのを見ていて、マジでうまいなって思ったんだけど。Khruangbin(クルアンビン)のギターの人、めちゃくちゃうまいよ!」

岩寺「おー、Khruangbin。本当。音源しか聴いたことないな。」

山口「いやー、めちゃくちゃうまいって。今リンク送っておくわ。みんなも見ておいた方がいいと思うよ。『NPR Music: Tiny Desk Concert』ってやつだね。見たらすごかったわ。Khruangbin見ると結構勉強になるんじゃないかと思いますね。」










★カバー曲

サカナクションの曲をバンドでカバーしたいのですがうちにはキーボードがいないのでカバーができません。
キーボードがなくてもカバーできるサカナクションの曲ってありますか?
編成はドラム、ギター、ギター、ベース、ボーカルです。

無印くん
男性 16歳 大分県


岩寺「ツインギター。」

江島「まあ、あるんじゃない?」

山口「でもそんなに、シンセとか意識しなくていいよね。」

岩寺「たとえそれがシンセのフレーズだったとしても、ギターで弾いちゃっていいし。」

山口「Daft Punkのさ、Harder Betterって曲あるじゃん。」

岩寺「「Harder Better Faster Stronger」?」

山口「そう。あの曲を、The Whitest Boy Aliveがカバーしてたじゃん。あれって、打ち込みの曲をバンドが全部生で演奏するっていうのでカバーしていたでしょ。そういう風にシンセをギターでリアレンジするとか全然ありだよね。」

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江島「ありだと思うよ。」

山口「同じようにやらなくていいと思うんだよな、カバーとか。「Ame(B)」とかやってほしいなー、俺。」

岩寺「(フレーズを歌いながら)ダラララララララ……って(笑)。メタルみたいだね。」」

山口「そう!(笑)」

江島「超速弾きだね(笑)。」

山口「(フレーズを歌いながら)♪ Ame ダラララララララ、ダラララララララ……って、一人ずつ。めちゃかっこよくない?」

江島「かっこいい、かっこいい。」

岩寺「ライトハンド(タッピング奏法)とか使ってね。」

山口「めっちゃ盛り上がると思うけどね。メタルっぽくなるかもしれないけど。まあ、コピーならあれかもしれないけど、カバーなら好きなようにやっていいと思うんだけどな。」

岩寺「うん。」

山口「そんなこと言ったら、ドラムだって結構そのままコピーするの難しいよね。」

江島「そうだね。打ち込みと混ざっていたりもするから、その打ち込み部分がね。」

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山口「僕ら自身も手弾きが足りないからPCと同期してやったりしているじゃん。だから、本家でさえ手が足りていないんだから(笑)。」

岩寺「そうね。確かにね。」

山口「だから、PC使える人がいたら、キーボードとかは打ち込んじゃってバンドでやるとかはありかもしれないけど。キーボードがいるバンドをギターでリアレンジするのは結構かっこいいアレンジになる気がするけどな。」

岩寺「そうだね。その方が結構いろいろ勉強にもなるだろうしね。」

山口「だと思います。」

★耳コピ

耳を鍛えようと耳コピにチャレンジしてるのですが、うまくできないのでコツがあれば教えてください。
お願いします。

理科しかできない文系
男性 15歳 埼玉県


江島「どううまく出来ないんだろうね?」

山口「聞き取れないんじゃない?音ってバラバラに分解されているものをひとつにまとめているっていうのを理解することからだよね、きっとね。」

岩寺「そうだね。」

山口「あと、最近の曲って、ミックスが曲の部位によってバラバラじゃん。ギターが左から鳴っていたのがサビで両方で鳴るとかさ。定位(音の位置)とかも複雑だし。1本のギターに聴こえていても、6本重ねていたりとかざらじゃん。」

江島「あー、あるねー。」

岩寺「あるある。」

山口「つまり、最近のレコーディングは、レコーディングのためだけに演奏しているから、ライブと違って曲が始まって最後までずっと弾いてないじゃん。Aメロだけ弾いてやめて、さらにAメロにギター重ねてやめて……みたいな。で、次サビで違うギターにして……とかもあるわけじゃん。」

江島「ある。よくあるよね、それは。」

山口「音色も変わっちゃったりしてるから、どれがずっと同じように弾き続けているのかっていう。だから、ライブとか、バンドの考え方でいうと結構分かりにくかったりはするよね。」

岩寺「最近はYouTubeとかでライブとかも見れるし、もしかしたら、ちゃんと演奏していて手元が見える映像とかを頼りにしてやったりすると分かりやすいかもね。」

江島「確かに。」

山口「だから、まずは聴くことからやるとよくて、聴き方が分かったら今度ライブ映像とかを見て追求していくっていう。方法論は昔よりはあるから。CDだけ聴いてコピーしようとすると結構難しいかもしれないね。昨今の曲は。」

岩寺「そうだね。」

★ボーカルの壁

私のバンドは、ボーカルとドラムがいません。
なぜかというと経済的余力が無いから…
ボーカルは、キーボード兼ギター兼ベースの私が引き受けてる形になっているのですが、ボーカルの歌について何か‘力’みたいな‘原動力’みたいなボーカルに必要なスキルみたいなものがあったら教えてください!
桃桜
千葉県14歳 女性


山口「ちょっと話が複雑だな(笑)。」

岩寺「どっから突っ込んだらいいんだろうな(笑)。」

山口「まず、ボーカルとドラムがいないバンドなんだと。ボーカルはキーボード兼ギター兼ベースの私が引き受けている形になっていると。」
岩寺「ここだよね。」

江島「(笑)」

山口「つまり、他のメンバーは何をやっているんだろう?」

岩寺「うーん……」

山口「パーカッションとか?あ、ギタリストだけとかかもしれないね。」

岩寺「なるほどね。」

山口「そこはまあ、置いといて。ボーカルの歌について何か力みたいな原動力みたいな、ボーカルに必要なスキルがあったら教えてくださいということですね。」

江島「これはもう、山口先生から何か……」

岩寺「そうですね。」

山口「そもそも、俺バンドを組む時に自分はボーカルになるつもりなかったからね。」

岩寺「へー、そうなんだ。」

山口「女の子ボーカル入れようぜって言ってバンド組んでたから。」

江島「え、そんな時があったの?女の子ボーカルの。」

山口「モッチが入る前ね。」

江島「高校生の時?」

山口「高校生の時。1回だけスタジオ入ったことあるよ、確か。けど、オリジナルの歌を作っていたのは僕だったから、僕が歌うのが早いじゃん。だから、『他のボーカル入れるくらいだったらとりあえず一郎歌っとけよ』みたいな感じになって、俺がボーカルになっちゃった人だから。そもそもボーカリストになりたいと思っていなかったからさ。未だに自分のことはボーカリストだとは思っていないというか……」

江島「でも結構長い間ボーカリストやられてますよ(笑)。もう、かれこれ。」

山口「なんていうのかな……作っているから歌ってるって感じなのよね。」

岩寺「なるほどね。」

山口「だから、力みたいな原動力みたいなのはどんなスキルが必要かって聞かれても、自分が作った歌を自分で歌うっていうところに力が入るから……僕の場合。そこに質量が生まれているので、個性が生まれるじゃん。オリジナリティが生まれるっていうか。だから、そこがすごい必要なところかなって思うけどね。自然と入ってくるっていうか……気持ちが。」

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岩寺「歌詞を書いてみるっていうのがいいのかもしれない?」

山口「そうだね。例えば、コピーをしていて人の歌を歌う時に必要なスキルがどんなものかって言われても僕はアドバイスがあんまりできないけど、自分の曲を作ってそれを歌うスキルはどうしたらいいのかっていうのは、自分で一生懸命歌ってひたすら練習するってことだと思うよ。とにかく練習量だよね。だって俺もさ……モッチもエジーも、モッチは特に分かると思うけど、めちゃくちゃ音痴だったじゃん。」

岩寺「そうだねー。本当にうまくなったね、一郎は。」

山口「めっちゃ練習したからね。研究するっていうことがすごい大事だと思う。俺たちはどちらかというと研究するタイプだったじゃん。」

江島「そうだね。」

山口「だから、それぞれのパートに対して課題があって、それを各々が研究してトライして、それがバンドにいきてくるっていうところがあるから。一概にボーカルだけがうまくなればいいってことでもない気がするけど。とにかく歌がうまくなりたいって思うんだったら練習することと……人の真似をしてもいいけど、自分の真似をしちゃいけないのよ。モノマネをするんじゃなくて、その人のいいところを自分に取り入れようとしていくと、それはモノマネじゃなくて自分の味に変えられるじゃん。絶対同じにならないから。」

岩寺「なるほど。」

山口「僕は、めちゃくちゃ参考にしたボーカリストは2人いるの。」

江島「ほう。誰、誰?」

山口「SUPER BUTTER DOGって……今ハナレグミの永積(崇)さんと、ColdplayのボーカルのChris Martin 。この2人が僕の師匠なの。」

江島「へー!そうなんだ。」

岩寺「知らなかったな。」

山口「北海道の、小樽から札幌のスタジオを往復していたじゃん、ずっと車で。その間ひたすらColdplayのライブ音源を聴きながら歌いまくっていたのと、ハナレグミの「家族の風景」と「Jamaica Song」と「サヨナラCOLOR」を歌ってた。これをひたすら歌っていたから、今でもそらで歌えるよ。」

江島「へー。それは好きだったから真似しようって感じだったの?」

山口「そうだね。好きだったからかもしれないね。歌い方がすごい好きだし、特にColdplayの初期の方……「Yellow」とか「In My Place」をひたすら練習していたから。1回サカナクションで「In My Place」やったの覚えてる?」

江島「あー、なんかやったことある気がする。」

岩寺「やった気がする。」

山口「ふざけてさ、始めたらみんな乗ってきて。そしたら(草刈)愛美ちゃん が、『一郎くんその歌い方にすればいいじゃん!』って言ったの覚えてない?」

江島「へー!」

岩寺「それ覚えてないなー。」

山口「あったんだよね。だから……まず練習じゃない?(笑) まずは好きなように歌う。人の真似をしながら好きに歌う。」

岩寺「そうだね。それは楽器もそうだね。」

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山口「楽器もそう?」

岩寺「フレージングがね……どうしても好きなのに似てきちゃうのがあるからなー。」

山口「モッチは筋肉少女帯だもんね。」

岩寺「ふふふ(笑)。要素ある?今。」

江島「今はそんな感じないけどね(笑)。」

山口「今はないね。」

江島「モッチの中で咀嚼されたって感じなのかな。モッチなりの混ざり方っていうか……そういうのがらしさになっていくのかなって思うけど。」

岩寺「うん。いろいろやってみるのも必要だし、やっぱり研究なのかね。」

山口「そうだね。……モッチは……才能を浪費してるよね。」

岩寺「ん?何それ(笑)」

江島「浪費?(笑)」

山口「うん。めちゃくちゃギターもうまいし耳もいいし、器用だしセンスもいいんだけど……努力しないじゃん。」

岩寺&江島「(笑)」

山口「その場で出来ちゃうからさ、全部。」

岩寺「そうっすね……(笑)」

山口「たまにあるじゃん、レコーディング中でもさ。スケジュールがやばいとか、追い込まれた時にさ。自分しかやる人がいないっていう時になったらガーってやる。あの時にすごい力を発揮するじゃん。」

岩寺「そうっすかね。」

山口「だから、もうちょっと努力してたら今頃億万長者だっただろうなって(笑)。欲がないなーって。」

江島「(笑)」

岩寺「ははは(笑) そんなにお金はいらないから、いいんだ(笑)。」

山口&江島「(笑)」

山口「じゃあ、次。最後、いくよ!」

★ドラム!

ドラムをやっています。よくギターなどで年代物の数百万のものをミュージシャンの方が持っているのと聞きますが、ドラムにもそういう年代物のドラムとかがあったりするのでしょうか。一番高いドラムっていくらくらいするんだろう……気になる。

面白い人間
17歳 男性 愛知県


山口「あるの?ヴィンテージって、ドラムにも。」

江島「ヴィンテージ、あるよ。もともとはドラムセットじゃなかったものとかもあるけどね。例えば、マーチング用のやつとか。」

岩寺「あー。スネアだけとかってこと?」

江島「そう。スネアだけとか、大太鼓だけとかっていうのをドラムセットに組み込んで使うことも可能だから。」

山口「セットはあるの?」

江島「セットもね、昔のやつあるよ。」

山口「それって何が違うの?ギターってさ、例えば木の種類が違うとか、1本の木で作られているギターとか……いろいろあるじゃん。ドラムもヴィンテージならではの音色ってあるの?」

江島「なんかね、金属を使って作られているドラムにも配分があって……鉄何%、亜鉛何%って。それが、当時適当に作っていたのが良かったとかさ、そういうミラクルみたいなのがあって。それでその当時のやつが未だに使われているとかはあるんだけど。ただね、ギターと違ってヴィンテージのコレクターみたいな人はそんなにいない……中にはいると思うけど。そういうコレクターみたいな人があんまりいないから、変な価格の上がり方はしてない。」

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山口「普通のさ、現行のドラムセットっていくらくらいするの?例えば、TAMAのドラムセットを買おうと思って、中くらいの価格帯を買おうと思ったら。」

江島「20万くらいで買えるんじゃないかな、全部でね。」

山口「ヴィンテージだといくらくらいするの?一番高いので。」

江島「うーん……200万円くらい。」

岩寺「セットで?」

江島「うん。例えば、The Beatles(ビートルズ)のRingo Starr(リンゴ・スター)が使っていた当時と全く同じ年代で、カラーリングも全く一緒で太鼓ひとつひとつの大きさも全部一緒で……ってなると価格がガンと上がるんだよね。」

岩寺「それはRingo Starrってネームが入るから?」

江島「そうそう。ネームがあるって。だから例えば、Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)のJohn Bonham(ジョン・ボーナム)が使っていたのと全く一緒とかだとバンって値段が上がって。そういうのは値段が高くなるけど。例えば、Ringo Starrが使っていたやつと1年違いますってなったら、音的には似たようなもんなんだけど、そのネームバリューがないってだけで普通の値段になるっていうかね。」

岩寺「へー。」

山口「ふーん。じゃあ、今度そのヴィンテージドラムを江島くんも買いましょうよ。Ringo Starrと同じやつ。」

江島「あー……売ってないんじゃないかな?日本にあるかってところだよね、まずね。」

山口「それはさ、ドラムテックの人がいるわけじゃん。探してもらおうよ。Ringo Starrと同じやつ。」

江島「Ringo Starrと同じやつ……あるかなー。」

山口「まあ、今のお前の顔パンパン具合は、リンゴじゃなくて……フグ。フグみたい!」

江島「ただの悪口ですよ、先生!それは!(笑)」

3人「(笑)」

そろそろ、今回の授業も終了の時間になりました。

山口「今回は副担任ズを迎えてバンド部の授業をお届けしました。今オンラインライブみたいなものをいろんな人が始めていますけど、我々も8月にやろうと思っていますから。オンラインライブならではの、ちょっと特殊なコンサートになると思うんですけど……久々にリハ入りますね。」

岩寺「そうね。」

山口「ちょっとウォーミングアップしとけよ、お前ら。」

江島「もうね、してるしてる。」

山口「お、してる?モッチとか、大丈夫?」

岩寺「うん。今は結構ギター弾く機会は多いから。」

山口「"今は結構ギター弾く機会が多いから"……(笑)。毎日弾けよ、お前ー。いつまでも天才のままでいられると思うなよ(笑)。」

岩寺「(笑)」

山口「衰えは出てくるからね!」

岩寺「練習します!」

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授業はここまでですが、最近の授業の中でも一郎先生が開催を匂わせていた、サカナクション先生、初のライブストリーミング公演の開催が発表になりました。続報は、この授業の中でもお伝えしていきます!

<サカナクション初のライブストリーミング公演「SAKANAQUARIUM 光」開催決定>
「SAKANAQUARIUM 光」
8月15日(土) 開場 20:30/開演 21:00 (※NF member限定公演)
8月16日(日) 開場 18:30/開演 19:00

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聴取期限 2020年7月24日(金)PM 11:27 まで

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