『Twitterで"サカナクション"検索!オンエア上で返信。』

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2020年12月18日(金)PM 10:00 まで





日々、Twitterでエゴサーチをしているというサカナクションの山口一郎先生。今回の授業は、Twitterのキーワード検索で "サカナクション" でヒットした書き込みに、オンエア上で返信していくそうです。

山口「はい、授業を始めますから席についてください。Twitterを開いている人はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている人は サカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。今回のサカナLOCKS!もリモートでお届けしていきたいと思います。先週の放送もリモートだったんですけど、Twitterにサテライトスタジオみたいな音だっていう意見があったらしくて。サテライトスタジオってそんなに音は良くないんだよね、実は。そのサテライト感を感じたのはなんでかなって考えると、まずマイクを変えたのがひとつと、部屋がガラーンとしているから反響しているのかなっていう。」

「Twitterの話をしましたが、このTwitterでよくエゴサーチをするという話もよくしておりますけど、"サカナクション"とつぶやかれたものを勝手に紹介して、勝手に返信していこうかなと。直接返信するとややこしいからね、サカナLOCKS!を使って返信していこうと思う。皆さんの日常の中にあるサカナクションに触れていきたいと思います。みんなエゴサーチとかするか?自分の名前で検索とかあまりすることないだろ?先生たちなんて、毎日、日常茶飯事だぞ!1日3度の飯よりエゴサーチしているから。それによっていろいろ分かることもあるしへこむこともある。このエゴサというものはある種、外に向かって何かを発信する人間にとっては欠かせないものになりつつある。では、早速Twitterでサカナクション検索をしていきたいと思います。どらどら……」

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"サカナクションの新曲、ほぼ曲は出来上がってそうだけど情報ないのかな"

「TOYOTAのCMのやつですね。……さあね、って感じですね(笑)。これね、僕が今群発性頭痛を発症してしまって、制作をメンバーが進めてくれているんですけど、レコーディング関係は牛歩戦術になっていますね。……あの……ちょっと気持ちが暗くなる話題ですね(笑)。でも、CMが流れている最中にはリリースしたいと思っていますので、待っていていただきたいと思います。それ以外のこともいろいろあるのでね。楽しみに待っていていただけたらと思います。」

"サカナクションの大サビまで待ち遠しいあの焦らし感、天才だと思う"

「あー……これはなんでそういう焦らし感っていうものが僕らにあるかっていうとね、クラブミュージックがみんな好きなのね。EDMって一時期流行りましたよね?あの感じとかは、焦らし、焦らし、焦らし……ドーン!みたいな。それをロックバンドのアレンジ、日本の歌謡曲の中で出来ないかなってアレンジしていったのがサカナクションのひとつのアイデンティティだったので、それを皆さんが素晴らしいって言ってくださって。でも、これはフェスが主流になっていったこともあるね。僕がデビューした頃からちょうどフェスが主流になってきていたので、フェスでどう盛り上げるかっていう……そういう要素があったんじゃないかなと思う。だから、これに返信するなら『フェスのせいだよ』っていうこと。……これね、Twitterで返信すると文字数があるじゃない?その文字数の中で答えていくのは大変なんだよ。いろんなことがあった上でまとめなきゃいけないから。いろんな要素、いろんなことがある中でここだけを伝えると、みんなここだけしか見なくなっちゃうから。こっち側があった上でのここっていう、リテラシーをちゃんと持って情報収集しないと偏っちゃうからね、気をつけなきゃだめよ。」

"家電量販店のTVコーナーでサカナクションのライブ映像流れがち"

「これ本当?どこだろう?それはね、店員にファンがいる説。先生は知っている……ちょうど、家電量販店で何を流すかっていう権力を持つくらいの年齢の人がちょうどサカナクションのファンの年齢層なんだよね。そういう説があるね。」

"サカナクションが「去年の服を着たら去年の僕がいた」とか歌うから、10年以上前の服を着てるわたしはいつまでたっても大人になれない。"

「ふふふ(笑)。僕も着てるわい。10年前の靴下履いてるわい。なんかさ、靴下の捨て時も分かんないよね。どのタイミングで靴下捨てるんだろう?買い替えのタイミングが分からないからどんどん溜まっていっちゃうよね。」

"夜通し活動して迎えた冬の早朝に聴くサカナクションが大好き……"セントレイ……"

「あー、「セントレイ」。結構テンションアゲアゲですね。上げてくねー、朝から。僕だったら「ボイル」かな。「ボイル」って曲、いい曲だよねー……。ふふふ(笑)」

"最近はずっと寝る前にサカナクション「mellow」「ネプトゥーヌス」「朝の歌」の3曲聴いてる。そういえば、高校受験期もこの3曲はずっと聴いてた。
3年間色々なものに影響受けたけど、自分の芯というか軸的なものは変わってないんだなって。3年じゃ変わらんか。"


「でも高校卒業からの3年って相当変わるからねー。あのね、最近僕は思っていたんだけど……"変わらないまま変わる"っていうことをよく言っていたんですよ。人間はどうしても変化していくけど、変化していっても自分の軸……核ですね。僕は桃の種っていう言い方をしていたんだけど、種は変わらないまま実だけ変わっていくというか。その性質が変化していくっていう……そういう変化がいいんじゃないかなって思っていたんだけど、最近ちょっと思ったのは、全部が変わるんじゃなくて、殻がついていくというか、鎧がついていくというか……やっぱり大人になっていく上でいろんな情報が入ってきたり、いろんな経験をすることで自分の周りに厚皮がついていくというか。その皮が変わっていくだけで、皮の下は変わっていないっていう感覚なのかなって、この歳になって思ってきましたね。」

"皆さんは冬といえば何のアーティストを想像しますか?自分はサカナクションです"

「あー……僕は山下達郎だな。山下達郎さんの「クリスマス・イブ」ですね。あの曲いい曲ですよね……」

"散らかった部屋を そのままにした(サカナクションの歌詞にありそう)"

「これね、あるから(笑)。あるよー。散らかった部屋じゃない、脱ぎ捨てた服をそのままにしたのか。脱ぎ捨てた服を化石に例えたりするから、僕。脱ぎ捨てて置いてあったズボンが化石のようだみたいな言い方をしちゃうからね、サカナクションって……お洒落だよねー。言っちゃうんだよ、そういうこと。比喩を使うんだよね。」

"サカナクションの山口一郎はメジャーデビュー後、インタビューで楽曲の完成度の高さを褒められた際に「だってColdplayより活動期間長いし」と答えた"

「このツイート、定期的に見るぞ。なんか誰かが定期的につぶやくんだよね。これ『MUSICA』のインタビューで答えたんじゃないかな。Coldplayのバンド歴を調べたら自分より短かったことを知って、ColdplayのCDの売り上げ枚数を見たら自分の何千倍だったっていう(笑)。違うねー、やっぱり。違いが出るねー。」

"とても迷ったが、暗闇申し込んだ"

「これは非常にありがたい。来年1月8日から11日まで、幕張のイベントホールで『SAKANAQUARIUM 暗闇』が開催されます。舞台に近いのかな……インスタレーション、観劇ですね。暗闇だから見えないんだけど、ちょっと特殊なイベントをやるんですけど、これは有観客でやるんです。正直ね、僕も非常に迷っていましたね。今このタイミングで有観客のイベントをやるべきなのかっていうことを非常に悩んでいました。このコロナっていつ終わるかって分からないし、どう付き合っていくかとか、それに対してどう意識を持っていくかっていうことなのかなっていう風に思い始めていて、音楽がこの時にできることっていろんなことがあると思うんだけど、音楽のイベントを機会に、コロナに対する意識を高く持ってもらえるようなイベントになったらいいな、そういうイベントになるんだったらやりたいなっていう風に思って僕たちはやることにしたんですよね。

僕らもすごく迷ったから、多分行きたいけど迷うっていう人もたくさんいると思うんですよ。ただ、これを「みんな恐れずに来てください!」って大手を振って言えないというのも自分たちの状況でもあるから、非常に悩ましいし、コロナの状況によっては延期せざるを得ない可能性もありますね。大阪の方は今イベントは延期だったり中止になっていたりするんですよね。東京はまだ年末のイベントも中止にしたりするところはないかなって感じなんですけど……非常にこれは迷っていただきたいと思う。是非遊びに来てもらいたいとは思うんだけど。今日からね、S席とA席の一般と会員限定のチケット受付が始まっています。12月14日までですね。SS席とS席とA席って席が分かれているんだけど。暗闇がどういうイベントなのかっていうのは調べていただいたら分かるので。簡単に言うと、手を目の前にかざしても見えなくなるくらい真っ暗闇の中で音楽体験をするっていうイベントです。立ち上がったりとか、声を出したりしない……映画に近いかな?体験してみたいという方は是非来ていただきたいと思います。」

『SAKANAQIARIUM 暗闇』特設サイト[→コチラ!]

"別に侮辱してるわけじゃないんだけど学校の放送部の放送で毎回流してる曲にサカナクション来て「よっしゃ!」思ったら新宝島だった時の気持ち考えて選曲してくれ"

「ふふ(笑) これ、「新宝島」流れがちってことでしょ?しょうがないんだよ。でもね、冷静に考えてみなさいよ、あなたたち。「新宝島」って6〜7年前の曲だよ。6〜7年前の曲がいまだにCMで流れていたり、学校の放送で流れたりしているって結構なことだと思いません?この曲って本当に長く聴かれたなって思ったんですよ。サブスクリプションが主流になった時代で、売り上げが1週間で何枚とかウィークリーチャートで何位っていうのを狙うために、1週間で何枚売るかっていうのを競い合っていた時代があったんだけど、今はサブスクリプションで聴かれるので、短期間で何枚売るかじゃなくて、いかに長く売れ続けるか、いかに長く聴かれ続けるかっていうところに戦略が変わっていっている途中かなと思う。YouTubeも、短時間で再生数を稼げるかっていうことよりも、いかに長く見られ続けるかっていうところに変化していっているんじゃないかな。

僕らも、5年前10年前の曲をYouTubeでミュージックビデオを見直すこともよくあるじゃない。サブスクリプションで30年前、40年前、50年前の曲を聴くこともありますよね。だから、今流れている曲が50年後にも聴かれているのか、50年後にもその映像が見られているのか……そういうのを意識して僕らミュージシャンも制作する時期がきているのかなって感じています。だから、「新宝島」が今から15年後にも聴かれているのかっていうのはどうなのかなっていうのがありますね。今流行っている曲が15年後も名曲だって言われているのか……そういうのがいろいろ見えてくるんじゃないかと思いますね。」

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そろそろ今回の授業も終了の時間になりました。

「今回は、Twitterのつぶやきで皆さんの日常の中にあるサカナクションに触れていきましたが、Twitterに要望したい。ボイスメモ返信みたいなものができるといいな……ボイスメモ返信って出来るのかな?出来たらいいなって思う。これはね……とか、なるほどね……とか、これこれこうで……って説明してあげたいと思う。っていうことは、みんなが普段見ているニュースとかも、すごく割愛されて情報が自分に入ってきているっていうことを理解した方がいいかなと思いますね。リアルっていうものはそんなに単純じゃなかったりするんだよね。そういうのを理解すると、自分がまたひとつ成長できたり大人になれたりするんじゃないかなと感じております。

僕、Twitterもね、動かしていこうと思っていますよ。ビクターにもいろいろ煽られていますからね。何を煽られているかっていうと、3月17日に発売される『SAKANAQUARIUM 光 ONLINE』のBlu-rayとDVDの予約が受付中 だっていうことをつぶやけと。今はバンドアカウントよりもメンバーの個人アカウントの方がフォロワー多いですからね。どのミュージシャンもそうなのかな?僕のアカウント方がフォロワー数多いから、僕が宣伝する方が早いよってね。Twitterでアンケート機能もやろうと思ってるから、みんな答えてね。」

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