「LIVE Blu-ray / DVD『SAKANAQUARIUM 光ONLINE』生徒の感想」

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聴取期限 2021年4月9日(金)PM 10:00まで




山口「今日発表になったんですけど、5月からZeppでツアーが始まるんですよ。サカナクション……なんだけど、5人じゃなくて、私ひとりでファンクラブ限定イベントとして、全国7箇所、2DAYSやってくるんですよ、ソロで。どういうことかっていうと、Zeppでサカナクションはライブをやる予定だったんですよ。Zeppを押さえていて、ライブハウスツアーがあって、その後どんなことがあるのかな……ってみんな予想できるじゃないですか。コロナ禍だし、久々にライブハウスツアーをやってから、大きいステージにしていこうって、もう会場を押さえていたんです。準備もしていて、レコーディングもそれに合わせて進めていたんですけど、ちょっとそのツアーをキャンセルしなきゃいけなくなったんです(メンバーの体調に関すること)。実は裏でバタバタしていたんですけど、会場を押さえている部分でキャンセル料もかかるし、チームサカナクションもずっと動いていなかったので、やっぱりここでちゃんとみんなで動きたいなっていうのもあったんですね。メンバー5人でどうしようっていうのを話し合ったんですよ。そしたら、『一郎、お前が薬の行商みたく、俺たちがアレンジした曲を持って歌ってこい』と(笑)。コロナで本当に支えてくれたみんなにお礼を言ってこいと。僕、コロナ禍でInstagram Liveをずっとやってきたじゃないですか。そこでみんなと話したりして、支えたり支えられたり……ちゃんと関係性を築けたお礼を言いに、ファンクラブのみんなにライブっていう形で行ってこいと。それでやることになったんです。」

詳しい情報は、『NF OFFLINE』の特設サイトへ! [→コチラ!]

山口「内容としては、『NF OFFLINE』っていうタイトルなんですけど、僕の部屋をステージに再現しようと思って。いつもInstagram Liveをやっている感じを、そのままみんなに見てもらおうかなって。」

職員(カヲル先生)「あのおうちがZeppで再現されるの?」

山口「そう。だから、この間『SAKANAQUARIUM 光ONLINE』でスナックを作ってくれた枝広(淳良)さんっていう美術の人がいるんですけど、その人がメジャーを持ってうちの壁とか全部測って行きました(笑)。」

職員(カヲル先生)「え!?そのレベルの再現をしようとしているの?」

山口「そうですよ。だから、テーブルとかもうちにあるやつを持っていこうって思っていたんだけど、ちょっとそれは大変だなってなって。」

職員「何も無くなっちゃうからね、部屋。」

山口「そう(笑)。何も無くなっちゃうんで。そういうのも作ろうって。」

職員「あ、じゃあ見た目があのInstagram Liveで見ていた部屋からのライブに近いものを作ろうとしているんだ。」

山口「かなりの再現度で。こたつに座って、リングライト置いて(笑)。」

職員「顔見えないなーって(笑)。」

山口「だから、Instagram Liveしようかなって。お客さんはみんなマスクして、座って観なきゃいけないじゃない、今。声も出せないし。だから、僕はそこにいて歌っているんだけど、みんなInstagram開いてもらって、コメントしてもらえれば僕はステージの上でみんなのコメントを見ることが出来るし。アコースティックで歌う曲もあるけど、例えば、モッチ(岩寺先生)がリアレンジしたサカナクションの曲を歌うとか、リミックスをしたものを歌うっていうことも出来るし。僕が深い部分の話をしていこうかなって。結構斬新な……舞台っぽい感じになるんじゃないかなって。実は、この後いろんな計画があるんですよ。愛美ちゃんも体調が良くなってきたし、今絶賛制作中で、一緒に頑張ってやっているんですけど、夏頃に発表することもあるし、秋頃に発表することもあるし。いろいろとこれから発表していくことがあるんですけど、まずはここから、新年度サカナクションもスタートしていって、頑張ってアルバムを出したいなって思っているんですね。楽しみにしていてください。是非、チケット取りやすいので、皆さんの近くに行くと思うので、遊びに来てください。」

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山口「はい、授業を始めますから席に着いてください。Twitterを開いている生徒は、Twitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている生徒は、 サカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。新学期ということで、サカナLOCKS!もこの時間(22:30ごろから)に時間割が変更となってお届けしていきます。いつもより1時間早く始まりましたね。あの……無事、残りました!サカナLOCKS!ありがとうございます!引き続き今年度も、新学期も頑張っていきたいと思います。」

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「"光 ONLINE"と聞いて、NTTとかの光回線のことを思い浮かべる生徒は、サカナクションのことをあまり知らないな。この『光 ONLINE』というのは、先日リリースになったLIVE Blu-ray & DVD『SAKANAQUARIUM 光 ONLINE』というライブのことです。そのライブについて今日は授業をお届けしていきたいと思います。昨年、8月15日と16日の2日間に渡って配信されたサカナクション初となる無観客オンラインライブ。これは、普通のオンラインライブじゃなくて、オンラインだからこそ出来るライブをやっていこうと、すごく特殊だったんですね。それをやって、なんと6万人の方が観てくれたんですね。これは非常に良い結果でした。内容もね、先生たちも非常に楽しかったし、観てくれた皆さんも納得してくれたんじゃないかと思います。実は、うちのドラムの江島副担任と、ギターの岩寺副担任がこの教室に来て、この『光 ONLINE』の話をしてくれたんですね。(2021年3月12日の授業)先生が歌詞のために部屋に潜っていた……つまり、つくし狩りに行っていた時ですね。その時に話をしてくれました。感想もたくさん[サカナLOCKS! 掲示板]に届いています。その中から書き込みを紹介します。」


★光ONLINEのデータブック、えぐいです。

光ONLINEのBlu-rayとデータブックが届きました!とりあえず、データブックすごすぎませんか?「シミズオクト」ってこんなに当たり前のように書いてあります?いろんな種類のメモやセットの図面などの資料も大量で、「ここまで見せてくれるの?」って驚きがいっぱいでした。
構成やレイアウトはもちろん、一枚一枚の紙の質感・手触りにまでこだわり、紙媒体として存在する意義をとことん追求した、ページをめくるのが楽しすぎる本でした。田中監督、恐るべし...!
最後に、紙チケットめっちゃくちゃ最高です!あの日あの時あの瞬間を、みんなで目撃したことの証。大切にしますね。

石橋を叩きすぎて壊しちゃう
神奈川県 19歳 男性




山口「このデータブックはすごいんだよね。もう、事細かく書いてあるの。セット図とかカメラとか、全部書いてあるんだよね。そう、このライブの総合演出をしてくれたのは、「新宝島」だったり、「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」とか、「忘れられないの」とかのミュージックビデオを撮ってくれた田中裕介監督です。このデータブックのデザインもしてくれたんですね。そして、紙チケットがついていました。ちなみに、シミズオクトっていうのは、舞台美術の会社ね。みんな知らないだろうけど、セットとか、照明を吊るためのトラスっていうのかな?そういうのを作ったりする会社。ライブやコンサートを作る会社としてはかなり有名な会社ですね。」

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山口「この生徒とお話ししてみましょう。こんばんは!」

石橋を叩きすぎて壊しちゃう(以下、石橋)「こんばんは。」

山口「『光 ONLINE』のライブ映像観てくれたの?」

石橋「はい、観ました。もう本当に……これ本当に生なの?って。本当に生でやっていることなのかなっていう驚きがありました。」

山口「リアルタイムでも観てくれた?」

石橋「はい、2日間。"ライブミュージックビデオ"っていうコンセプトをいろんなところでお話しされていて、なんとなくのイメージはついていたんですけど、それを上回ってきたというか……こんなことが今行われているんだ……っていうワクワクは、あの時にしか味わえなかったですよね。」

山口「オンラインライブだったけど、ライブの緊張感みたいなものはあったよね。」

石橋「はい。」

山口「でも、メールの内容ではさ、映像やライブの感想じゃなくて、データブックの感想が第一にきてたろ?そういうの好きなの?」

石橋「そうですね。結構、裏側とかを知るのが好きで、絵コンテとかがあったらどんどん見せて欲しいというか……ミュージックビデオも。」

山口「ははは(笑)。石橋くんは、今19歳っていうことは大学生?どんな勉強しているの?」

石橋「はい、大学生です。法学部で、政治学科っていうところで政治学……政治思想だったりを勉強しています。」

山口「あー、なるほどね。それでデータブックも気になってるんだ。」

石橋「単純に、裏側がどんな感じになっているのかなっていうのにすごい興味があって、ドキュメンタリーとかをよく観たりしています。」

山口「今回のデータブックで、石橋を叩きすぎて壊しちゃうくんは、ここが好きっていうデータあった?」

石橋「やっぱり、シミズオクトが……(笑)。」

山口「ははは!(笑)なんでシミズオクトの存在を知っているわけ?」

石橋「クレジットとかを見てると、シミズオクトって毎回いるな……みたいな。」

山口「あー、ライブのね。」

石橋「はい。コマデンとかも、毎回書いてあるなって。」

山口「(爆笑)」

石橋「(笑)」

山口「じゃあ、データブックには書かれていない裏側の話をしてあげようか?」

石橋「あ、本当ですか?!」

山口「聞きたいこととかある?」

石橋「データブック、これを作るのはすごい大変だったと思うんですけど、ここが大変だったとか、田中監督がおっしゃっていたこととかがあったら……」

山口「実はね、『光 ONLINE』のライブ演出も、このデータブックっていう作品も、僕はほとんど口出ししていないの。僕が言ったのは、ライブの演出は外から始まるっていうのと、スナックがあるっていうことだけで、あとは全部田中監督に任せたし、このブックレットを作る上でも、サカナクションの作品を作るつもりで作らないでくださいってだけ言ったんだよね。田中監督の、自分の作品としてブックレットを作るつもりで作ってもらえたら僕はそれで良いですって。だから、デザインはここをこうしてほしいとか、こんな風にしたいとか何も言ってないの。」

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石橋「へー……!」

山口「実は、僕が完成したのを見たのって、みんなとほぼ同じタイミングなの。」

石橋「え!そうなんですか?」

山口「そう。もちろん、途中でこうなりそうとか、途中経過は見たけど、ちゃんと完成したのを見たのは、ほぼみんなと同じタイミング。1〜2週間早いくらいで、それまでは何も知らなかった。だから、今回僕がすごく拘ったのは、自分以外の人、サカナクション以外の人が、サカナクションっていうものを使って作品を作ってくれるっていうコンセプトを貫きたかったんだよね。それが田中監督だったのよ。だから、田中監督も自分の作品として今回の『光 ONLINE』を表現してくれたし、Blu-rayのデータブックも、田中監督は自分の作品として作り上げてくれたんだよね。だからそこがすごく僕にとって大事にしたかったところだから、基本的にはさっきも言ったけど、リスナーと同じタイミングで見るっていう。開封して、同じタイミングで見て、どう思うかっていうのを試しているね。だから、自分たちの作品だけど、自分たち以外のクリエイターが本気で作っているっていうことがすごく大事にしていることかな。」

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石橋「なるほど……!」

山口「あと、今のサカナクションって、田中監督がいなかったらこんな存在になれていなかったのよ。その理由としては、「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」っていう曲のミュージックビデオを作ってくれたのが田中裕介監督だったんだけど、それが初めての出会いだったんだよね。僕らね、あのミュージックビデオでたくさんの人に知られたのよ。あのミュージックビデオがなかったら、今の僕らの、デザインとサカナクションみたいな、映像とサカナクションみたいな繋がりが生まれなかったんだよね。だから、彼があのミュージックビデオを作ってくれたことで今の自分たちがいるっていうのもあるし、すごく感謝してる。それに、自分たちがやっていること以上のことを発明したいなとか、今やっていること以外のことで自分たちの力を発揮したいなって思える仲間の一人なんだよね。だから、田中監督も映像ディレクターなんだけど、ライブの演出をやってみたいって思ってくれるし、僕も田中監督だったらやってみてほしいって思うし。違うことをやって一緒にワクワクして遊べるっていう……そういう仲間みたいなところにやっときたというか。そういう存在だからね、今回も、これからもきっと一緒にやっていくと思うんだよね。」

石橋「へー……!いやー……ありがとうございます。」

山口「今度Zeppでライブやるのよ、僕。それは田中監督が演出で、Instagram Liveでやっていたことをそのままやって回っていくっていうことをやるから、裏側に興味があるんだったら面白いと思うから、遊びに来てもらえたらと思います。」

石橋「はい、ありがとうございます。」

山口「大丈夫?」

石橋「いやー、もうめちゃくちゃ面白い話で。」

山口「また是非Instagram Liveもそうだけど、いろいろ繋がれたら嬉しいです。なんかあったらいつでもDMください。」

石橋「はい!送らせていただきます。」

山口「勉強頑張ってね。」

石橋「はい、ありがとうございます。」

山口「さよなら。」

石橋「さよなら。ありがとうございました。」


今回の授業も終了の時間になりました。

山口「僕らの時代にはよくいたタイプの男の子だと思うんだけど、ブックレットに書かれているレコーディングエンジニアだったり、スタジオとかさ。そういうところからミュージシャンを探っていったりとか、ちょっと裏から入ってくる人って。今はちょっと珍しいタイプになっちゃったのかな?でも、シミズオクトとかコマデンを知っている19歳って(笑)。しかも、大学で政治のことを勉強していますっていうのも、違和感があって良いなって思いましたけど。音楽の届け方がいろいろあるように、届ける側にはいろんな人が関わっているっていうのはすごく大事なことなのでね。特にこのコロナ禍でライブができなくなって、どういう人たちが大変なのかとか、それを分かってくれると僕ら的にもすごく嬉しいなと思います。」

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