「音楽にまつわる職業シリーズ 2021『プロモーター』」<後編>

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2021年4月30日(金)PM 10:00まで




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今回の授業は、音楽にまつわる職業を紹介していくシリーズ『プロモーター』についての授業です。先週に引き続き、お送りしていきます。エフエム小樽の山口一郎ディレクターの元に各レコード会社のプロモーターの皆さんが、プロモーション活動にやってきます。(※一郎先生は、北海道・小樽出身ですが、実際に「エフエムおたる」というラジオ局があることは知っています。)山口一郎ディレクターが興味を持ったらそのままラジオ上でオンエアされます!生徒にも人気の授業ですが、一郎先生も大好きな授業です!


(〜エフエム小樽のオフィスの雰囲気〜)

山口ディレクター「あー……今日も忙しいなー、エフエム小樽は!春になってきたしね。こんな中で良い新曲をバシッとかけたいと思っているからね。今日はどんなプロモーターの人がどんな曲を持ってきてくれるのかなー……」

プロモーターさん「すみません、今よろしいでしょうか?」

山口「どうぞ、どうぞ。」

荻原「日本コロムビアの荻原と申します。コロナ禍で最近プロモーションができてなくて、久しぶりに対面でプロモーションができて嬉しいです。」

山口「ははは!(笑) 久々のプロモーション?」

荻原「はい、よろしくお願いします。」

山口「今日はどんなミュージシャンを持ってきてくれたんですか?」

荻原「大橋ちっぽけという男の子でございます。4月21日に「By Your Side」というシングルを配信でリリースしました。山口ディレクターもゆかりがある、SCHOOL OF LOCK!主催の未確認フェスティバル2016のセミファイナリストにも選ばれている男の子です。」

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※一郎先生は、プロモーターにナメられないように、サングラスをしてるぞ!


山口「おー!」

荻原「この「By Your Side」という曲は、私が思ったのは、晴れている昼間にこの曲を聴きながらお散歩をしたら最高だなっていう曲です。」

山口「晴れている昼間に散歩しながら聴くと最高の曲?」

荻原「はい。そんなサウンドとリズムですね。」

山口「はー、なるほど……ふーん……なんか、もうちょっと具体的に……誰々の系譜っぽい感じかなーとか……今全く分からないからさ、僕は。」

荻原「えーっと……彼は、K-POPも好きだし、洋楽も好きだし、アイドルも好きだし、いろんなジャンルが好きなんですよ。なので、そんなさまざまなジャンルを入れて作りつつ、今回の曲は、彼の中にあるJ-POPをイメージして作ったという曲になっています。」

山口「J-POPをイメージして作った……なるほどね……ふーん……」

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荻原「あの、実は……どうしても山口ディレクターに大橋ちっぽけを聴いてもらいたくて、本人からコメントももらってきました!」

山口「ははは!(笑)出た、そのパターンね!」

荻原「私は、(大橋ちっぽけが)良すぎて説明できなくて!」

山口「あー、好きすぎてね!」

荻原「はい、好きすぎて!」

山口「じゃあちょっと聞いてみましょうか?」

大橋ちっぽけ「山口一郎さん、サカナLOCKS!をお聴きの生徒の皆さん、初めましてこんばんは、大橋ちっぽけと申します。4月21日に配信シングル「By Your Side」という楽曲をリリースいたしました。
この曲は、ドラマのエンディングテーマとして書き下ろしさせていただいた作品なんですけど、大人になるにつれて自分の素直な感情に従えなくなってしまうっていう……そういったもどかしさをテーマに、もっとシンプルにそういった想いを口にしてみたらいいんじゃないかなっていう僕自身の考えを込めた温かい一曲に仕上がったかなと思っています。
僕自身が結構いろんなジャンルの音楽が好きなんですけど、今回は自分の中のJ-POPっぽさみたいなものを意識しながら作曲をしてみました。特に個人的にはサビのフレーズが気に入っているポイントになっています。
歌詞が、"どうして僕たちは 思い通りに 想いを口にできないんだろう?"っていう歌詞なんですけど、それが考えていたメロディーとぴったりはまった時に、この曲は絶対良い曲になるなと自分の中で確信を持つことができました。
なので、是非聴いていただけたら嬉しいなと思います。是非、「By Your Side」オンエアのほど、よろしくお願いします!」


山口「うん……もう、これでいいよね(笑)。」

荻原「どうしても私は(曲を)聴いてほしくて、本人からコメントをもらってきました!」

山口「そうじゃなくてさ、アーティスト本人がプロモーションする方がプロモーションになってるじゃない!」

荻原「そうですね(笑)。」

山口「これ、アーティストに負けてるってことだからね、プロモーターが!」

荻原「いや……あのー……その、良すぎてプロモーションが難しいっていうのがプロモーションで、だからこそ聴いてほしいんですよ!」

山口「あはははは!(爆笑)」

荻原「だからこそ、言葉にできないからこそ聴いてほしいんです!」

山口「聴いたら分かると思うよ、そりゃ。そうじゃなくて、聴かずに伝えることがあなたの今のプロモーターとして求められているところじゃないのよ。プロモーターいらないなってなっちゃうじゃないの。」

荻原「いや……私なりのこの曲の解釈を!」

山口「そうそう、それそれそれ!」

荻原「それを言う前に話が逸れてしまっていまして……」

山口「逸れたか?俺はそらしてないぞ?(笑)」

荻原「いやいや、私が見失ってしまいました(笑)。」

山口「じゃあ、聞こう聞こう。」

荻原「歌詞にも、"永遠をそばで感じていたいのに伝えられない"っていうところがあるんですけど、それって本当に大人になるほどもどかしい気持ちってすごく増えてくると思うんですよ。確かに私も昔よりは素直になれていない部分とかもありますし……」

山口「あ、感情移入しているのね。うん、OKOK。」

荻原「だからこそこの曲を聴いていて、素直な感情を口にできないもどかしさをちっぽけくんが謳ってくれているからこそ、この曲で背中を押してもらえる子もいるのかなと思っておりまして。」

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山口「うん、なるほどね。」

荻原「で、ちっぽけくん自身も、実は昨年出したミニアルバムが『LOST BOY』っていう失恋ソング集だったんですよ。その時は、曲のタイトルが「僕は呪う」とか「さよならかれんちゃん」とか……なんか、ちっぽけくんいろいろあったんだろうなってタイトルの曲ばっかりだったんですけど、去年の9月に出した『DENIM SHIRT GIRL』では、少しは回復したのかなっていう歌詞になってきており……」

山口「あー、荻原さん、大橋ちっぽけくんが本当に好きなのかな?要するに、追いかけていって、彼の私生活での感情が音楽に反映していっているっていう物語を追っていっているわけね。」

荻原「はい。で、今回になったら、大人になってきたちっぽけくんが、自分の素直な感情を口にできないもどかしさを歌ってくれたっていう。20代前半の子だからこその感受性で歌ってくれた感じなのかなと私は思っております。それに加えて、サウンドが爽やかだしリズムは心地いいというところです。」

山口「なるほどねー……うーん……まあなー……じゃあ、ちょっと冒頭だけチラッと聴いてみようかな。それで感じ取れる情報があるかもしれないから。」

(イントロをほんの少し聴いて……)

山口「はい、オッケー!なるほどなー、こんな感じか。そうねー……まあなー……まあ……でも、本人コメントくれてるしなー……」

荻原「(笑)」

山口「本人、良い声してるしなー……」

荻原「良い声しているんですよ、本当に。」

山口「うん、良い声。すごい落ち着いた声で僕の名前を呼んでくれていたよね。」

大橋ちっぽけさんのコメント「山口一郎さん、」

山口「あー!うん(笑)。良い声!もう、聴いちゃおう!かけちゃおう、かけちゃおう。」

荻原「ありがとうございます!」



山口「これはもう、ちっぽけくんの声だね!オンエア理由。すごい良い声ですね。今おいくつでしたっけ?」

荻原「ありがとうございます!ちっぽけくん、今22歳で大学を卒業したばかりです。」

山口「あー、じゃあこれからですね。頑張っていただきたいなと思います。」

荻原「実は、日本コロムビアでもInstagram(@columbia_official_jp)をやっていて、そこで今日大橋ちっぽけくんが影響を受けた曲のプレイリストも載せるんですよ。もし機会があったら、見ていただけたら大橋ちっぽけくんのことをもっと知っていただけるかなと思います。」

山口「なるほど。どんな音楽を聴いてきたかも気になりますね。」

荻原「是非。ちなみにそのInstagramの中の人は私がやっておりますので!」

山口「あ、なんかそれを聞いて急に心配になってきたな。」

荻原「いやいやいや(笑)。アーティストへの愛を込めてやっておりますので!」

山口「荻原さんの感じじゃ全然伝わってこなかったぞー?大丈夫かー?」

荻原「(苦笑)」

山口「でも、お忙しい中ありがとうございました。」

荻原「ありがとうございました!」

■ リリース情報
大橋ちっぽけ 配信シングル「By Your Side」
2021年4月21日リリース
https://chippoke.themedia.jp/



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山口「いやー、エフエム小樽もねー、なかなかねー。良いミュージシャンいないかしらねー……」

プロモーターさん「すみません、今お時間大丈夫でしょうか?」

山口「大丈夫です、どうぞ。」

プロモーターさん「すごい長い間ずっとお会いしたかったです。探していました……山口ディレクターのこと……!」

山口「おぉ!?なんか急にポイント高いな(笑)。ありがとう。」

小川「ふふふ(笑)。ソニーミュージックレーベルズの小川と申します。」

山口「いま最も調子の良いソニーの小川さん。今日はどんなミュージシャンを?」

小川「今日は、マハラージャンというアーティストをご紹介したくて……ご存知ですか?」

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山口「マハラージャン……いや、存じ上げていないです。」

小川「3月24日に配信でメジャーデビューしたばかりのアーティストなんですけど、(資料を差しながら)プロフィールを見ていただけたら分かるんですが、ターバンをかぶっているっていう……この方が、スパイス×ダンスミュージックっていうのをキャッチコピーとしてやっていて。元々会社員をしていたんですけど、広告代理店っていうのもあって、結構辛いことがあって……」

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山口「おー(笑)。なんとなく想像できる(笑)。」

小川「ふふ(笑)。そこを辞めて、宅録で自分で音源を作っていて。星野源さんのオールナイトニッポンとかにハガキ職人でジングルとかを投稿して、それが採用してかかったり……そういうラジオ好きの……」

山口「あー、なるほどね!好きなタイプだ、俺の。」

小川「わー、だろうなと思って持ってきました。それで、新しい配信デビューした「セーラ☆ムン太郎」っていう曲は、名前とこのジャケからはコミックバンドっぽい印象を受けてしまうかなと思わせて、実は、今回のデビュータイミングは宅録をやめて生バンドを入れて、プロの手練のミュージシャンの方に弾いてもらっているっていうところが一個魅力なんです。OKAMOTO’Sのハマ・オカモトさんとか、Ovallのmabanuaさんとか……名だ…名だた…名前がすごく……(笑)」

山口「うん、うん。」

小川「ごめんなさい、めっちゃ緊張していて……!」

山口「大丈夫だよ。」

小川「そんな手練の方に弾いていただいて、かっこよくなっているんですけど、「セーラ☆ムン太郎」っていうのが一番この中だと分かりやすい曲で、局長的にはダンスチューンにジャズのエッセンスがあるっていう、ちょっと今流行り始めているおしゃれな感じではあるんですが、私が一番このマハラージャンの推したいポイントは歌詞なんです。」

山口「うん。」

小川「最近の世の中って、数字が見えやすくなってなんでも数字で測るようになってきているじゃないですか。SNSとかも、顔が見えない誰だこいつっていうような人が、フォロワーも多いしいいねも多いから、なんとなくこの人の言っていることが正しいんだろうな……みたいな風潮があったりして、それってなんか中学校の時とかに、声がでかいやつがすごいとか……」

山口「(笑)」

小川「ふふ(笑)。なんか、先生が言っていることが正しいみたいな、そういうよく分からないけどなんかすごそうな人が言っているからすごいとされている……そういう状態って今までもずっとあったし、特に生徒さんとかだと、そういう不条理……って言ったらおかしいですけど、理解できない何か圧力みたいなものに負けそうな時があると思うんですけど、そういうことを歌っていて。歌詞をちょっと紹介すると、"見せかけのヒーローは すぐわかる 本物はいつでも 笑われてる"というところなど、こういう曲を聴いてもらって、サブリミナル効果みたいな感じで、社会が良くなっていけばいいなと思って、私はこの曲をかけていただきたいです。」

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山口「なんか、小川さんの学生時代のことがよく分かったな。」

小川「え!(笑)」

山口「そういう学生だったんだなーってことがよく伝わってきた。小川さんみたいな人が「セーラ☆ムン太郎」を聴くとより深く刺さるってことだよね?」

小川「そうです。スパイス×ダンスミュージックの"スパイス"のところは、"社会性がある"とか、"シニカルな"っていうことの意味です。」

山口「あー、そういうスパイスなんだ。」

小川「なので、他の曲も全部本当は聴いてほしいしかけていただきたいんですけど……」

山口「うん。チームがいいよね。ハマくんがベースだったり、レコーディングのミックスは盪(徹)さんっていうRADWIMPSとかもやっている素晴らしいエンジニアさんですからね。」

小川「この間ハマさんのラジオでもこの曲はかけていただいたりして。」

山口「あ、そうなんですか。ふーん……まあ、ハマくんのラジオでかけたならもういいんじゃないかな。」

小川「えー!!ちょっと待ってください!!うわー、ミスった!(笑)」

山口「うちでかけなくてもね。だってソニーのね……今最も勢いのある。それは別にエフエム小樽でかけなくても、もう十分いろんなところでかかるだろうなー。」

小川「いやいやいや、行き届かせていかないといけないんです。やっぱり社会平和のためにも。」

山口「ははは(笑)。よし、じゃあ聴こう。」

小川「ありがとうございます!」



山口「良いチームだね。オケ(演奏)めちゃ良いね。……大丈夫だと思う。売れるというか、成功すると思いますよ。」

小川「嬉しい……!」

山口「でも、マハラージャンっていう名前だから、オリエンタルなサウンドなのかなっていう誤解は最初にあるかもしれないね。」

小川「そうなんですよね。マハラージャンという名前は、油田LLCという事務所にいるんですけど、そこから、油田だからマハラージャンっていう結構短絡的な形でつけられていて。しかも、油田はマハラージャンじゃないっていう……」

山口「ぷっ(笑)。そういう話もいいと思うよ。その話を最初に持ってきたらおーってなるよね。」

小川「うわー……ちょっと……緊張しすぎて話の組み立てを……あんなに考えていたのに全部忘れました(笑)。」

山口「ははは!!(笑) ラジオって怖いよねー。そうなっちゃうんだよね。」

小川「(笑)」

山口「ありがとう。素晴らしいミュージシャンを紹介してくださってありがとうございました。」

小川「是非聴いてください。」

■ リリース情報
マハラージャン 3rd EP『セーラ☆ムン太郎』
2021年3月24日 配信リリース
https://maharajan.love/



そろそろ今回の授業も終了になりました。

山口「プロモーターってやっぱり人それぞれだよね。僕はミュージシャンなので……本職は(笑)。だから、僕は曲を作って、その曲を、各ラジオ局とかテレビ局にプロモーターがいて、プロモーションしてくれているわけじゃないですか。だからある種伝えることを委ねている部分もあるわけですよ。そういったこともミュージシャンとして意識して制作したりするようになってから、クリエイティブの部分でもちょっと影響があったかなと思うんですね。だから、ミュージシャンにとってもこの授業はいいことなんじゃないかなと思いますね。」


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