「山口一郎ライブツアー『NF OFFLINE』で急遽開催!サカナLOCKS!公開授業!」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2021年6月25日(金)PM 10:00まで




今回は、サカナLOCKS!のオンエア前日、6月17日に行われた公開授業のもようをオンエアしていきます。現在、山口一郎がひとりで全国をまわるファンクラブ・ツアー『NF OFFLINE』の真っ最中なのですが、なんとその公演のステージ上でサカナLOCKS!が行われました。

■ NF OFFLINEは……
(NF OFFLINEのサイトにあるステイトメント)
「コロナの時代」なりの表現を藪を漕ぐように模索していく日常の中で、Instagram Liveを中心とした「#夜を乗りこなす」で皆さんと過ごした時間はかけがえのないものとなりました。
この度、全国のZeppにて山口一郎がNF memberの皆様に感謝を込めた「NF OFFLINE」を企画し、総合演出を担ってくださる田中裕介氏と共に、特別な公演を行うことになりました。
今しかできないことでありながら、ひとつの表現として、本公演をお楽しみいただければ幸いです。


それでは、『NF OFFLINE』6月17日の福岡公演のステージのようすです。


山口「 (サカナLOCKS!のジングルを流して)……こういう感じでやるよ!いい?……それでは授業を始めていきましょう。」

(♪軽快なピアノの曲が流れてきて……)

「あ!違う曲流れちゃった(笑)。ごめん(笑)。」

(♪チャイムの音)

「はい、授業を始めますから席に着いてください。Twitterを開いている生徒はTwitterを一度閉じなさい。Instagramを開いている生徒は、 サカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。今回は、今週の木曜日の『NF OFFLINE』ライブステージ上で行われた公開サカナLOCKS!の模様をお届けしたいと思います。……今、なんと、目の前にたくさんお客さんがいます。というか、現在ライブ中です!(拍手が聞こえてきて……)あー、福岡の皆さん、ありがとうございます。今日は、福岡2日目ということでね。本番中です。みんな許してくれた。やっていいって言ってくれた。今回のライブは、僕が普段Instagram Liveをやっていた家のリビングをそのままライブのステージに持ち込んでお届けしているので、Instagram Liveでコロナ禍を支えてくださった皆さまにお礼のライブをして回るという企画でやっています。ステージ上も僕の部屋そのままに作っております。サカナLOCKS!でリモート授業をしているのもこの部屋なので、僕の普段のリビングルームでの過ごし方のひとつです。それを今日はやっていこうと思います。それでは、授業を始めていきましょう!」

(♪サカナLOCKS! 番組JINGLE)

「現在『NF OFFLINE』というツアーを回っておりまして、名古屋2日間をやって、今日は福岡2日目をやっております。久々の有観客ライブということで、いつものライブとは違って、皆さん着席していて、マスクもしていて、楽しんでいるのかいないのか分からない不安の中やっておりますけど、なんとか楽しんでもらおうと頑張っています。お客さんは声を出してはいけないので……笑うのはいいらしいけどね。体でのリアクションもなかなかできない状況ではあるんですけど、こういう景色も、コロナ禍でミュージシャンをやっている限り見ておかないといけないなと思って決行しております。今回は、メンバー4人はおらず、私1人でのアコースティックライブの形態でやります。1人でステージに上がるという恐怖も、4公演目で大分慣れてきました。メンバーがいない1人でのステージもね。だから、この後も頑張って歌いたいなと思っております。……だからまだ、1曲も歌ってないよ(笑)。」

「せっかくなので、今日の公開収録では、ツアーに来てくれた方に感想を聞いてみたいなと思うんですけど、いつもならこの部屋でInstagram Liveで対談をしているんですけど、今回はこのステージに今来ているお客さんに上がっていただいて対談してみようかなと思っています。……いいかな?今来てくださっているのは、NF Memberというサカナクションのコア魚民のメンバー限定という風に考えていきますからね。……じゃあ、このステージに上がってお話ししたいっていう方!……2階席限定でいこうかな。じゃあ、左で両手を上げていらっしゃる、黒いマスク、黒いTシャツの方。」

「じゃあ、椅子を用意するよ。(椅子を動かしながら……)椅子も私物なのよ。……こうしようかな。ソーシャルディスタンスを保たないといけないからね。じゃあ、ステージでお話ししましょう。あ、どうぞどうぞ。皆さん拍手!(拍手)」

山口「どうぞどうぞ。靴はそのままで大丈夫です。UNDERCOVERとNIKEのスニーカーですね。では、ラジオネームをお願いします。」

まさや「まさやです。」

山口「まさやさん。まさやさんは、今日のライブに参加するにあたって、有観客ライブに来るのは久々ですか?」

まさや「そうですね。2年前に、サカナクションのマリンメッセのやつに行きました。」

山口「あ、マリンメッセ以来、他のミュージシャンのライブにも行ってないんですか。サカナクション一筋?」

まさや「はい。」

山口「ありがとうございます。Tシャツも、レアな(サカナクションのグッズの)"夜を乗りこなすTシャツ"に、僕も履いているスニーカーで、愛してくれている。」

まさや「はい、ありがとうございます。」

山口「じゃあ、サカナクションのライブは何度も来てくださっているんですか?」

まさや「いえ、2回目です。前回と……」

山口「え!マリンメッセからの2回目がこのいつもと違う雰囲気の……いきなりラジオの収録が始まってしまうライブにいらっしゃったわけですね。今日はなぜ参加しようと思われたんですか?こういう雰囲気のライブだって分かっていました?」

まさや「はい。分かってきました。」

山口「いつものサカナクションのライブではないけど、観に行ってみようかなって?」

まさや「はい、そうです。いろんな楽しみもなくなったので、行ってみようと思って来ました。」

山口「ありがとうございます。どうですか?この僕の部屋のリビングの感じ。」

まさや「あー……なんだか、とっても一郎さんのお部屋だなという感じがします。」

山口「ははは(笑)。Instagram Liveの対談とか見てらっしゃいました?」

まさや「はい。タイミングがあったら見ていました。」

山口「実際に僕の部屋が映ったり。『NF OFFLINE FROM LIVINGROOM』っていう配信ライブも観てくれました?」

まさや「はい。Instagram Liveのところだけ観ました。」

山口「じゃあ、なんとなく僕の部屋の雰囲気は分かってくださっている中で、今の僕の部屋、楽しめてます?お客さんみたいな感じですけど。」

まさや「はい。緊張していますけど……」

山口「サカナLOCKS!は知ってた?」

まさや「はい。通勤の時に聴いてます。」

山口「radikoで?」

まさや「はい。」

山口「なるほど。今、全国で流れちゃってますけど。」

まさや「はい……お願いします。」

山口「ふふふ(笑)。じゃあ、サカナクションで一番好きな曲を教えていただいてもいいですか?今一番好きな曲。」

まさや「え……僕は、大体このiPhoneとかで最初に聴く時は、仕事に行く前とかに聴くんですけど、テンションを上げるために「夜の踊り子」からいきます。」

山口「おー……今日やらないわ、それ(笑)。残念だけど、また福岡に5人で帰ってくるので、その時もぜひ遊びに来ていただけたらと思います。わざわざステージにまで上がってくださってありがとうございました。」

まさや「ありがとうございました。」

山口「皆さん、拍手!」

(会場、拍手)

山口「今日は楽しんでくださいね。」

まさや「ありがとうございます。楽しみます。」


山口「じゃあ、もう1人くらいいこうかな。次は1階席から。次は女の子がいいかなー……前から2列目の白い服の方。……みんなごめん、緊張とか、やってられねーよって感じになってない?大丈夫?目しか見えないからさ、不満な目をしてるのかなって思っちゃうんだよね。ネガティブだからさ、僕。」

山口「あ、どうぞー。いらっしゃいませー。『さんまのまんま』みたいになってきたでしょ?(笑) どうぞお座りください。ラジオネームは?」

あさえさん(以下、あさえ)「あさえさんで。」

山口「あさえさん。有観客ライブに来るのは久々ですか?」

あさえ「2年前が最後です。」

山口「2年ぶり。ちなみに誰の?」

あさえ「渋谷すばる君の。」

山口「あ、すばる君だ。今回のツアーに来てみようって思ったきっかけは何だったんですか?」

あさえ「生で歌を聴きたくて、どうしても……応募してしまいました。」

山口「サカナクションのライブ自体は観たことある?」

あさえ「あります。」

山口「今回こういう趣旨のライブだって分かっていましたか?普通のサカナクションみたいにドーンってライブだと思っていました?」

あさえ「あんまり理解してなかったです。」

山口「あ、いきなりラジオが始まるとは思ってなかったですよね(笑)。それはみんな思っていなかったと思うから、多分大丈夫だと思うんですけど(笑)。」

あさえ「(笑)」

山口「ライブがない間、ライブに行けないのは寂しかったですか?」

あさえ「はい。」

山口「普段音楽に支えられていて、ライブが生活の中に入り込んでいたんですかね?」

あさえ「そうです。」

山口「なくなってどうでしたか?日常生活は変わりました?」

あさえ「やっぱり、音源で聴くよりも生で聴いた方が感じるものも違うし、寂しいなと思いながら日々を過ごしています。」

山口「なるほど。今日はこの後思い切り歌うので、いっぱい音を浴びていってください。」

あさえ「ありがとうございます。」

山口「すみませんね、ステージにまで上がっていただきまして。サカナLOCKS!って知ってましたか?全国のリスナーに何かありますか?」

あさえ「え……!……一郎さんと喋れて嬉しいです。」

山口「ふふふ(笑)。僕の部屋に来ているからね!じゃあ、今日は思いっきり楽しんでいってください。」

あさえ「はい、ありがとうございます。」

山口「ありがとうございました。」

(会場、拍手)


山口「どれくらい録ったかな?もう1人くらいいこうかな?……じゃあ、前から2番目の、両手をあげている男の子。」

山口「どうぞ、どうぞ。いらっしゃい。鞄持って来ちゃったんだねー(笑)。ふふ(笑)。ラジオネームは?」

エネゴリくん(以下、エネゴリ)「エネゴリくんで。」

山口「エネゴリくん?なんでエネゴリくんなの?」

エネゴリ「高校の時にクラスで呼ばれていたあだ名がエネゴリくんで(笑)。」

山口「なるほど(笑)。エネゴリくんは、今おいくつですか?」

エネゴリ「今年の12月で19歳になります。」

山口「おー!全然見えないね。ラジオでは伝わらないけどね(笑)。エネゴリくんは、大学生?就職?」

エネゴリ「就職です。」

山口「差し支えなければ、どんなお仕事をされているのか教えてください。」

エネゴリ「鉄道の部品を作っています。」

山口「鉄道の部品って……レールとか?」

エネゴリ「はい。レールでも、結構細かい部分を作っています。」

山口「へー!サカナクションを知るきっかけは何だったんですか?」

エネゴリ「友達が、『「新宝島」のミュージックビデオを見て』って。それでYouTubeで見た時に、歌詞とかにすごいなって思って。他にも、YouTubeって関連でサカナクションの他のいろんな曲も出てくるので……その時確か『魚図鑑』の時期で、「新宝島」を見て、「夜の踊り子」とかも聴いていって、気づいたらハマっていました。」

山口「おー、じゃあ今はすっかり魚民?」

エネゴリ「魚民ですけど、海岸で表すと海に入ってすぐくらいの浅い……めちゃくちゃ浅い……」

山口「浅瀬だ。シャローだね。なるほど。エネゴリくんは、今サカナクションで一番好きな曲ゴリは何?」

(会場笑い)

エネゴリ「ふふふ(笑)。サカナクションの「M」って曲が好きですね。」

山口「え!なんで?」

エネゴリ「家の近所が海岸で、夕方「M」を聴いて……歌詞の"浜辺 鳥の夢"って、あの辺りを聴いていたら、わーってめちゃくちゃ感動して。」

山口「へー!なんで「M」ってタイトルなのか知っていますか?」

エネゴリ「いや、存じないです。」

山口「あの、Mってカモメに見えませんか?」

エネゴリ「あー!」

山口「『それで、Mなのかな?』って言っているTwitterのつぶやきを見て、それをそのままもらいました(笑)。」

エネゴリ「(笑)」

山口「ふふふ(笑)。本当はそうじゃないんだけど、それはかっこいいなって思って、そういうことにしました。「M」かー、ありがとう。今日はやらないけどね。」

エネゴリ「あ、はい(笑)。」

山口「コロナ期間中は、高校生だったのかな?コロナ禍で就職活動をしたって感じ?」

エネゴリ「はい、そうです。」

山口「大変だった?やっぱり。」

エネゴリ「そうですね。就職活動のスタートも、入社式も1ヶ月遅れたり……あとは、入社説明会も全部オンラインで、リモートでやったりして。映像の先でしか職場の雰囲気が見えないので、そういったところで、どういった感じなんだろうって。」

山口「初めてだもんね。ある意味、貴重な体験をしたってことですよね。そういうことは普通しないもんね。」

エネゴリ「そうですね。」

山口「普段ライブに行かれたりしていましたか?」

エネゴリ「いえ、実は……これ人生初のライブなんです。」

山口「えー!?人生初のライブにこれを選んで、今ステージに上がってるの?(笑) エネゴリくん、すごいじゃん!!」

エネゴリ「めちゃくちゃ申し訳ないです、他のファンの皆さまに……!」

(会場、拍手)

山口「エネゴリくんヤバいね。サカナクションにどっぷり行っちゃうんじゃない?初ライブでいきなり……でも、手を挙げるのすごいね。普通初ライブだったら、緊張して手を挙げるなんて無理じゃない?……今日は、一人で来たんですか?」

エネゴリ「はい、一人で来ました。」

山口「すごいなー。でも、思い出になりましたね。」

エネゴリ「はい、思い出になりました。」

山口「サカナLOCKS!は聴いてくれていましたか?」

エネゴリ「毎週聴いています。」

山口「流れますよ、エネゴリくん!」

エネゴリ「ふふふ(笑)」

山口「楽しみにしていてください。」

エネゴリ「はい。」

山口「今日は思い切り楽しんでくださいね。ありがとうございました。」

(会場、拍手)


今回の授業も終了の時間になりました。

山口「今夜は、昨日ライブのステージ上で行われた公開サカナLOCKS!の模様をお届けしましたが、最後に話してくれたエネゴリくんは、人生初ライブでこの独特なライブを選び、オンステージでメンバーと話をするという……そうない経験をした方でしたね。僕も、リアルライブを緊急事態宣言下で開催することに非常に迷ったんですけど、やろうって決めた理由は、コロナ禍でライブをして、その景色を見ておかないと、ちゃんとこの時代の中でミュージシャンをやっていたっていう自覚が出てこないんじゃないかなと思って開催することを決行しました。Instagram Liveだったり、FanStreamっていうファンクラブの中のコミュニケーションで僕らを応援してくださっているファンの皆さんだけではなく、音楽を愛している方たちは、マナーを守って、音楽を楽しもうとする姿勢が強いんだなっていうことが分かったので、それを信じて、自分たちもしっかり感染対策をして、開催しようということに踏み切りました。今日いらっしゃってくださった皆さんは、思い切り楽しんでいただきたいなと思います。皆さんも、なかなかこういう状況でライブに行くっていうことにためらっている方もいらっしゃると思うんですけど、みんなしっかり対策をしていらっしゃっているので……もちろん自己判断ですけど、ライブに遊びに行かれてはどうかなと思っています。」

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