「新授業『ことわざおんがく』- 音楽にまつわることわざに変換してみよう。」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2022年7月8日(金)PM 10:00まで




まずはお知らせから。
山口一郎先生が一定期間のお休みを取ることになりました。最近の授業の中でも一郎先生の口から体調について触れることは何度かありましたが、7月1日の夜にサカナクションのオフィシャルサイトで発表になりました。しばらくはお休みということですが、生徒の皆さんはこの教室で一郎先生が戻ってくるのをいっしょに待ちましょう。

(今回のサカナLOCKS!はお知らせの発表前に、一郎先生の体調をふまえて事前収録したものです。)

それでは、今回の音を学ぶ "音学(おんがく)" の授業は、世の中にあることわざを音楽にまつわることわざに変換していく『ことわざおんがく』です。


山口「これは何なのかと言いますと、今からいろいろなことわざが出てきます。世の中にはいろいろあるじゃない、ことわざが。それを僕が全て音楽にまつわることわざに変換していきたいと思います。例えば、二度あることは三度ある、ということわざを、"二度見する歌詞は三度目もミスる" みたいに変換すると。これは初しい授業なのでうまくいくか分からないですけど、いってみようと思います。」

『犬も歩けば棒に当たる』

山口「あー……原文の意味は、犬がふらふら出歩くと、棒で殴られるような災難にあったりもすると。じっとしていれば良いのに余計な行動を起こすべきではないという戒め。なるほどね。うーん……」

"カフェに行けば、BUMP OF CHICKENに間違われる"

<ドドン!>

「……ふふふ(笑)。いや、これガチの話なんですけど、この間普段あまり行かない日本橋っていうところに行ったんですよ。閉店間際のカフェに滑り込んで、行った人と一緒にお茶しながら話していたんですよね。そしたら、閉店間際だからあまりお客さんはいなくて、奥の方に主婦4人組みたいな方たちが結構盛り上がって話をしていたんですよ。何かこっちに気付いている感じの気配になってきたんですよ。まあいいかと思って、一緒に行った人と話をしていたら、女性一人がとことこ歩いてきて、僕に向かって『BUMP OF CHICKENの方ですか?』って聞いてきたんです(笑)。僕は即答で違いますって言ったんですけど……まず、誰と間違えたんだろうって。BUMP OF CHICKENに間違えるってことは、メンバーの誰かと僕を間違えたわけじゃないですか。絶対藤原(基央)さんではないと思う。前髪そんなに長くないから……キャラとしてかぶらないじゃない。だから……チャマ(直井由文)さんかなって思ったんですけど。だから、時にはミュージシャンとしてアリーナクラスをやるようになっても、ドームツアーをやるミュージシャンに間違えられると。だから、"アリーナミュージシャンも、ドームミュージシャンに間違えられる" だ。ふふふ(笑)。」

「……どう?こういう感じでいいですか(笑)、次。」

『石の上にも三年』

「冷たい石の上にも三年も座り続けていれば石は温まってくる。最初は辛くても、三年も辛抱すれば報われることの例え── はー……これ難しいね。三年でしょ?あー……何だろうな……『苦手なラジオも三年』(笑)。苦手なラジオも続ければ……いや……」

"独身で戸建てに三年"!

<ドドン!>

「ははは(笑)。ミュージシャンになって、独身で戸建てに三年住むと、結構いろんなものが成長します。家事だったり。戸建てだから大きい声を出して歌えるからね。ミュージシャンは戸建てに三年住むと、家がスタジオ化するっていうね。そういう教訓です(笑)。"戸建てに住んで三年"、いいね。次。」

『鬼に金棒』

「"もともと強い人が、力や道具などを得てより強くなること"。これはもう、これでしょう。」

"BUMP OF CHICKENに空間オーディオ"

<ドドン!>

「でしょ(笑)。あのBUMP OF CHICKENをApple Musicの空間オーディオで聴けるっていうのはもう、鬼に金棒だよね。ふふふ(笑)。どうですか、これ。空間オーディオで音が広がっちゃうよ。見えないものが見えるよ(笑)。広がって聴こえちゃうから。それはみんな好きになるよね。次。」

『笑う門には福来る』

「いいね、このことわざは。笑いの絶えない人の家には、自然と幸福が訪れると。じゃあ……」

"サブスクリプションには銭来る"

<ドドン!>

「ははは(笑)。以前サカナLOCKS!で、サブスクリプションってそんなに収入にはならないですよって話をしたんですよ、当時……2年くらい前じゃないですかね?でも、昨今はサブスクリプションが収益の軸になっていますね。CDというものは、リリースをして短い期間しか売れないじゃないですか、1週間とか。デイリーランキング、ウィークリーランキングってあるように、出た直後が一番売れるんです。どんな商品もそうだと思うんですけど。でも、サブスクリプションって、ずっとサイクルで聴かれるから。サブスクリプションがなかった頃って、CDを出したら旧譜も売れるっていう現象が起きていたんですけど、今は何かリリースがあると、昔の曲も(サブスクで)聴いてもらえるから。昔の曲を聴いてもらうために短いスキームで曲をリリースしていくっていう戦略があったりするんですよね。だから、サブスクリプションに対応したプロモーション戦略、セールス戦略みたいなものが浸透しつつあって。サブスクリプションっていうものでのビジネススキームみたいなものが確立しつつあるので、当時とは話が変わってきていて、サブスクリプションっていうものの価値が高まってきているっていうのが時代の変化としてありますね。なので、"サブスクリプションには銭来る"!」

「じゃあ、最後くらいかな。」

『身から出た錆』

「自分の行いが報いとなって災いが起きること……うーん……ふふふ(笑)。じゃあ……」

"手汗で錆びた弦"

<ドドン!>

「本当にね、梅雨時期、夏場はアコギの弦がすぐ錆びるんですよ。けど、不思議なものね。錆びたアコギの音の方が好きになってくるのよ。普通、弦って取り替えて新しい弦にしたのが良い音ってなるじゃない。でも、使い込んで弦がだめになってきた時の音の方が好きになってくるのよ。だからレコーディングの時とかライブの時とか、弦を張り替えるじゃない。そうすると、何かいつもと違うなってなっちゃうんだよね。だから、あえて弦を張り替えないっていうね。この教訓は、良くないものも、使い続けることで好きになる。……服の染みも好きになる。この染みがないと寂しいなってなるのに近い。"手汗で錆びた弦" ……いいねー。深いね。」


今回の授業も、そろそろ終了の時間です。

「ことわざが生まれたときの時代はそれぞれ違うと思うんですけど、現代に置き換えていって、かつ、音楽業界のことわざに置き換えていくとなると、時代の変化を感じたりもするね。でも、最近本当に思うんですよ。ひとまわり違うミュージシャンと話をすると、もう感覚が違ってくるわけじゃないですか。リスナーもそうですし、さらにそのひと回りしたとなるともっと違うわけですからね。そういった違う中で自分が生み出すものがどう評価されるかっていうのを敏感に考えていけるように……そういうミュージシャンでいたいなって思ったりしますね。」


ということで今回の授業はここまでです。一郎先生、ゆっくり休んでください。この教室でお待ちしています!来週からの授業は、サカナクションのメンバーによる副担任'sが行っていきます。引き続き、[サカナLOCKS!掲示板]への書き込みや、[宿題]の提出もよろしくお願いします!

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