2022.2.18(Fri)
「生徒からボカロ版「忘れられないの」が届きました!」
「(聴いてみて)感じたことを言うと、「忘れられないの」っていう曲は、サウンド的にも演奏的にもグルーヴィーな曲なので、人間として歌う僕とすると、バンドのオケに対してちょっと後ろノリで歌うんですよね。要するに、きっちりとしたグリッドがあったとして、部分的にちょっと後ろノリで歌うことで、小節をきかせるというか。演歌の人たちの小節というか……ちょっと後ろノリで歌う。それを大袈裟にやっている曲調なんですよ。でも、初音ミクが歌うと、これは調整できるのか分からないけど……グリッドに合っているから、よりボカロっぽさは出るよね。つっこんで歌っている感じっていうか。ひと昔前の、僕がボカロを知った時の感じというか。ボカロっぽさが強調された感じはしましたね。でも、なんかありだなって思っちゃった。可愛いなって思うね。40(歳)過ぎたおっさんが歌うよりは、30倍も40倍も聴いてもらえる層が広がるだろうなって感じはしたね。あと、バンドサウンド……つまり、生演奏をしているサウンドトラックに対して、ボカロの音質がちょっと分離するっていうのもあるなって思う。もちろん、オケは我々のミックスで、それに対してボカロの声をラムネ太郎くんが当ててくれているだけなので、正確なミックスはされていないっていうのは前提なんだけど、そこを混ぜるのは難しいだろうなって感じはしたね。でも、その分離している感じが逆に生々しいっていうか……生々しさもあっていいなって感じもした。」
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