9/24 「 恋愛観インタビュー 」 ![]() 山口「いつか僕がベボベLOCKS! に行って、小出君がサカナLOCKS! をやるっていうのをやってみたい!」 ……今回の授業はオープニングでまず、こんな話が。 これは先週、9月18日のベボベLOCKS! で、Base Ball Bear先生が話していたことについての返答です。先週のベボベLOCKS! の中で、生徒の未来が見えてしまうという謎のサイトをチェックする授業『B-Tube』が盛上がっているという話をしながら、「だけど、サカナLOCKS!と比べると申し訳ない気持ちになる(笑)」と言っていたのを受けて、山口先生が言ったのですが……果たして、山口先生と小出先生が入れ替わって授業するなんていう日が来るのでしょうか~!?(笑) 「でもね、小出君は器用だから、真面目な授業をやろうとしたらできちゃうもん。でも、僕がベボベLOCKS!へ行ったら、"湯浅化"しちゃいますね(笑) 黙っちゃうと思う……だから、堀君が頑張らなきゃいけない感じになると思うけど……頑張ってみようかな。テンションあげる練習、いつかやってみようかな。僕は、マスタリングの授業の時が一番テンション上がっていて、あれがMAXなんでね(笑)」 ![]()
![]() さて、今回は久しぶりに、"恋愛観インタビュー"の授業です。 この授業は、ラブソングの少ないサカナクション先生が、生徒にインタビューをして、恋愛観を聞きつつ、いつかそこからラブソングが生まれたらいいな。そんな期待を込めた授業です。山口先生は今回も、どんな生徒にインタビューできるのか楽しみにしています。 まずはメッセージを紹介します。 ![]() 青森県 16才 女の子 ラジオネーム:"しむしむ" 私は仲良くなって告白された男友達とつき合えないんです。 1回友達だと思ったら、ずっと男友達。 そんな考え方だから、同じクラスだけどちょっとしか話していない、くらいの距離感の方がOK出しやすかったりします。 はたから見たら、なんで"仲いい男子を振って話してない男子と付き合うの?" みたいな感じらしいんですが、逆に、じゃあ友達だと思っていた人と何で簡単にいちゃらぶ出来るの?と思います。 ![]() 山口「もしもし!」 しむしむ (以下、しむ) 「もしもし!」 山口「しむしむ、男友達になっちゃうと、その人とは付き合えないの?」 しむ「はい……友達だと、簡単にいちゃらぶが出来ないというか…」 山口「いちゃらぶ?"いちゃいちゃ、ラブラブ"ってこと?」 しむ「はい(笑)」 山口「先生、勉強になりました。(笑)」 しむ「友達だと思っちゃうと、そんなに簡単に切り替えられなくて……今まで友達だった人なのに、なんで簡単にチューしたり、ギューしたり、できるのかな~って。」 山口「しむしむの中では、男友達と女友達の感覚は一緒なの?」 しむ「一緒です。」 山口「男友達も、しむしむに対して、女性って感覚は無いのかな?」 しむ「多分……自分ではそう思ってるんですけど……」 山口「今まで仲良かった男友達に告白された事ってある?」 しむ「あります。そういうときは "友達としか見れないから、ごめん。" って言うんですけど、やっぱり告白されたら友達としては見れなくなるというか……」 山口「じゃあ、そこで友達じゃなくなっちゃうの?」 しむ「友達は友達なんですけど……恋愛相談もできないし、ぎこちなくなっちゃうのかなー……」 山口「今までの友達みたいになれなくなっちゃうんだ?」 しむ「はい……」 ![]() 山口「しむしむの理想の付き合い方って、出会ってどれくらい?」 しむ「えーっと、出会って2ヶ月くらいかな?出会ってすぐに付き合った方が、ショックも少ないだろうし、個人的にはそっちの方が良いかなって思うんです……」 山口「ほぉ~(笑)ちなみにさ、今まで付き合った彼氏はいるの?」 しむ「います。2人くらいですね。」 山口「それは友達じゃなかったの?」 しむ「1人は友達の紹介で、2ヶ月くらいで付き合ったんですけど、もう1人は幼なじみで、ずっと友達みたいな人で……」 山口「お、友達だった人と付き合ったんだ?それはうまくいかなかったの?」 しむ「もともと、友達同士だったんで、やっぱり恋人みたいな事をお互いにしようとしなかったのか……友達に毛が生えたくらいのもので……」 山口「(笑) しむしむ、会話が大人だね!使う表現がすごいね。」 ![]() 山口「先生も女友達がいるんだけど、なんか最初に出会った瞬間に "この人好きになれる" っていうのと "友達だな" っていう線引きをするのね。しむしむは、そういうことはないの?」 しむ「え~、多分、そういう感じかな……」 山口「その基準は何?2つの間には何があるの?」 しむ「それこそ、ビビっとくるものとかなのかなー……」 山口「周りの女の子に、友達から付き合ってる子はいるの?」 しむ「います。私は、友達から恋人になっても、失敗したし、また別れたら、友達が一人減っちゃうって感覚だったんですよ。だから、私はよく分からなくて……」 山口「そっか~。しむしむは、友達だった人と付き合ってうまくいったりしたいって思う?友達じゃない人と出会ってうまくいきたい?どっちの気持ちが強い?」 しむ「うーん……もともと友達だった人の方が、話は絶対に合うと思うんですよ。でも、私が勝手に難しく考えてるから、それでうまくいかなくなっちゃうのかなー……」 山口「なるほどね~。じゃあ、友達だと思っていた人と付き合って、うまくいきたいって気持ちはあるのね。」 しむ「はい。」 ![]() 山口「先生は、もう結婚を意識する年齢なんだけど、友達にはもう子供がいる人もいっぱいいて、そういう友達の中に、5~6年ずっと友達でいたけど、あるときからふと恋愛感情が生まれて結婚したっていう人が結構いるんだよね。いろんな人と出会って付き合っていくと、毎回新しく出会った人の事を知っていくっていう事が面倒くさくなる事があって、すごく苦痛になってきたりするの。だけど友達だと、例えば……パンツ一枚でその人の前で過ごしても良いや!って思えたり、家族と話をしているより話せるってなってきたりして、その安心感から結婚するっていう人もいるんだよ。だから、しむしむも、ひょっとしたら、今いる男友達といろんな話をして、いろんな事を教えてもらったり教えたりして、5~6年後に好きになったりするかもしれないよ。それを待っていても良いのかもしれないね。」 しむ「へぇ~……」 山口「しむしむは、今彼氏いるの?」 しむ「いないんです。」 山口「先生と一緒だ!(笑)じゃあ、今は "いちゃらぶ" してないの?」 しむ「うーん、高1のときはいたんですけど、今は全然。でも、"いちゃらぶ" したいです!」 山口「ほぉ~。今の高校生の "いちゃいちゃ、ラブラブ" っていうのがどのレベルなのか解らないけど、好きな人が出来て、"いちゃらぶ" して、良い恋愛して、大人になっていろんなこと思い出したりして、そのときにしている恋愛にいかせたら良いな、って思います。」 しむ「はい!」 山口「ありがとう!これでインタビューは終了です。先生は、高校生の頃あまり恋愛をしてなかったし、音楽ばっかりやってきたし、人を好きになったり、友達が恋愛対象になるっていうのはすごく羨ましいんだよね。それって絶対に大人になったらいきると思うから、いっぱい考えて、悩んで欲しいなと思います。……大丈夫かな?(笑)」 しむ「はい!」 山口「先生も、恋愛、頑張るわ!」 しむ「はい!(笑) 頑張ってください!……頑張ってください、でいいのかな(笑)」 山口「一緒に頑張ろっか。先生、ずっと友達だった人の事を意識してみたりするわ!(笑) 話、聞かせてくれてありがとう。じゃあまたね。」 しむ「ありがとうございました!」 ![]() 「インタビュー、上手にできたかな?……いやぁ、本当に初々しいですね。東京に出てきてもうすぐ4年になりますけど、先生は北海道にいたときは、もう少し擦れてない、渓流にいる魚のようだったのに、東京にいたら川に慣れてきて、あの頃の感覚を忘れてますね。……なんだか、高校時代の事を思い出してしんみりしてしまいました。もっと恋愛の話、聞きたいね。まだまだ恋愛インタビューさせてくれる生徒を募集していますので、よろしくお願いします!」 ![]() 最後は、なんだかしんみりムードの山口先生でしたが、今回の授業はここまでです。現在、出ている宿題は "CDを買う、買わないの基準を教えてください!" です。この学校の生徒、10代のみんながCDを買う基準、買わない基準ってどんな部分ですか。ぜひ教えてください! → [ 宿題の提出は、コチラから ] M 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 / サカナクション |