10/29 「バンド部」

サカナクション


バイノーラル
十分伝わったよ!!!!!!江島さんがうろうろしてた(笑) 後ろの首筋辺りをうろうろしてて、くすぐったかった(笑) 聴いてた時はしゃいでたのは私だけじゃないと信じたい(笑) バイノーラル、もっと広まるといいですね(*´▽`*)

ナゾトキチョコレート
女/16/岐阜県


「先週のバイノーラル授業の感想がたくさん届いていますね。バイノーラルというものが、ヘッドフォン・ユーザーが増えてきたことで再認識されてきて、また評価されているということで、どんどん使う人が増えてきたらいいな~と思いますね。
全国でたくさんの生徒が "首筋あたりに江島先生がいる感覚" や、"自分の周りを江島先生が走り回る感覚" を体験してくれたみたいですね(笑)。江島先生ね……あいつ、バカじゃないの?って思うときがよくあるんですけど(笑)。江島先生、協力してくれて、ありがとうございます。ナゾトキチョコレート……出席!」

サカナクション

"音学" の授業、サカナLOCKS! 今回はSCHOOL OF LOCK! 内にある部活動『バンド部』の顧問である山口一郎先生が [ バンド部掲示板 ] に書き込まれた質問メッセージに電話で直接、答えていきます。

サカナクション

サカナクション

「なんかいいね!こういうのがあるの。僕らがバンドをやっていた頃には、インターネットも今ほど発達していなかったから、書き込みとかもなかったので、自分たちでバンドのやり方を研究していったので、こういう場があるのはすごく羨ましいなと思います。」

では、バンド部掲示板に書き込まれたメッセージを見ていきましょう。


初かきこみ
ギター弾き始めて1年ちょっとたちました(^O^)初心者だけどバンド組んでます!質問ですがスタジオで何回か練習したんですけど、全体の音のバランスがよく分かりません;ちなみにツインギター、ベース、キーボード、ドラムです!!よかったら教えてくださいっ!

あきサマ
女/17/福島県


「全体の音のバランス……各パートのボリュームのことかな?レベル差のことかな?……ちょっと詳しく聴いてみたいですね。電話して詳しくお話ししましょうか!」

サカナクション

山 口「もしもし!」
あきサマ「もしもし。」
山 口「バンドをやっていて、パートはギターなの?」
あきサマ「そうです。」
山 口「そうなんだ。書き込みのことだけど、バンドの音が合ってないってこと?」
あきサマ「バンド全体の音が、よく分らなくて……。1回もドラムと練習した事がないんです。」
山 口「ほうほう。ドラムの人とは1回も練習した事が無いんだ。」
あきサマ「私はリードギターなんですけど、ギターが浮いて聞こえる感じがして、全体の音のボリュームのバランスがよくわからなくて。」
山 口「ドラムの人は練習に来れないの?」
あきサマ「本当のメンバーは、吹奏楽部で忙しくて練習に来れないんですけど、12月に初ライブがあって、それのサポートとして入ってくれるドラムの子がいるです。その子とは来週あたりから一緒に練習を始めるので、まだ合わせたことが無いんです。だから、音がよくわからないんです。」
山 口「そっか。スタジオって、モニターはある?」
あきサマ「ないです。アンプだけで……。」
山 口「キーボードもアンプからってこと?」
あきサマ「はい。」
山 口「あ~、そうなのか。それは結構、難しいかもね。うーん、どうしたらいいだろう?その場に行ってレベル調整してあげたいけど(笑)」
あきサマ「お願いしたいです(笑)」

サカナクション

山 口「サカナクションは、スタジオでのバンドの音量はめちゃくちゃ小さいんだよ。全員のアンプの音も小さくて、ドラムの音が一番大きい。そうすることで、それぞれの音が聞き取りやすい。自分で自分の音を聞かないようにしてる。やっぱり、ギター弾いていると自分の音を聞きがちになっちゃうじゃん?そうじゃなくて、自分の音もそうだけど、ベースやドラム、キーボードの音、あとは歌もきっちり聴いて演奏できるくらいの音にしていくと、まとまっていくんじゃないかな。」
あきサマ「はい、ありがとうございます。」
山 口「ちなみに、曲はオリジナル?」
あきサマ「コピーです。」
山 口「お、誰のコピー?」
あきサマ「様々なんですけど、SCANDALとか、ねごととか、「けいおん!」のコピーもしています。」
山 口「おお!そうなんだ~。基本はガールズバンドなの?」
あきサマ「はい。そうです。」
山 口「いいね~。ライブの持ち時間は?」
あきサマ「30分です。」
山 口「お!セットリストが重要だね。」
あきサマ「はい!」
山 口「バンド名は何ていうの?」
あきサマ「クレヨンです。」
山 口「可愛いね~。じゃあ、6色のクレヨンで頑張ってください(笑)……うまいこといえないけど(笑)」
あきサマ「あ、いや、全然(笑)」
山 口「でも、頑張ってね!」
あきサマ「はい、ありがとうございます!」
山 口「じゃあ、またね。」

電話の最後は苦笑いの山口先生(笑)でしたが、「可愛いね~」と頬を緩めていました。続いてもう1人いってみましょう!

サカナクション


ギターの人に質問!!
前から気になってたんですけど、皆さんはどの形のピック使ってますか?俺はティアードロップしかしっくり来ないんですが(-ω-)皆さんの意見待ってます(^O^)/

ガンジス川
男/17/神奈川県


「なるほどね~。ピックとか僕はあんまりこだわってないんですけどね。ティアドロップ型っていわれてもピンとこないくらい……。それでは、聞いてみましょうか!この生徒にも電話してみます。」

サカナクション

山 口「もしもし。」
ガンジス川「もしもし。」
山 口「ねぇ、なんでガンジス川なの?(笑)」
ガンジス川「あはは(笑) 自分、肌の色が日焼けしていて黒くて、ついたあだ名が"ガンジス川"なんです。」
山 口「ちょっと待って、学校で"ガンジス川"って学校で呼ばれてんの?(笑)」
ガンジス川「はい!でも、いろいろあって、"かりんとう"っても呼ばれています。」
山 口「かりんとう!そうなんだ~。でも、ガンジス川の方がいいな!……ピックの話だけど、ティアドロップ型って、涙型の、ちっちゃいやつのこと?」
ガンジス川「そうです。」
山 口「どの辺がしっくりきているんですか?」
ガンジス川「でっかいおにぎり型のやつだと、抵抗があって弾きにくくて、涙型がいいっていうよりは、でっかいので弾けないんです。」
山 口「へぇ~。ちなみに僕はその、でっかいおにぎり型のやつを使っているんですよ。僕はバッキングギターなので、リフを弾いたり、ソロを弾いたりしないから、大きいピックの方が弾きやすいんだよね。逆に、ティアドロップ型だと、強く引き続けていると爪が削れてきたり、皮が剥けてきたりしちゃう。ガンジス川は、ギターでソロを弾いたり、リフ(※)を弾いたりっていう、速弾きをするの?」

(※)リフ:
"リフレイン(REFrain)"や、"リズム音型(RHYthmic Figure)"の略だといわれていて、短くて、繰り返し奏でるフレーズのこと。

サカナクション

ガンジス川「はい、それもやっていて、今、練習しています。BUMP先生のコピーをしたり……」
山 口「そっか。ギター始めてどれくらい?」
ガンジス川「1年半くらいです。」
山 口「ギターは何本持ってるの?」
ガンジス川「アコギ1本と、エレキ1本です。」
山 口「僕は、Fenderのおにぎり型のピックを使っていて、厚さはミディアムを使っているんだよね。」
ガンジス川「僕もそれ持ってます!でも全く使ってなくて。」
山 口「そうなんだ。僕はそれしか使ってなくて、レコーディングの時とかは、もう一段階、薄いピックを使ってるよ。ピックがチャカチャカいっている音とかも録音できるように、わざと柔らかいピックを使ったりしてる。でも、ギターにもよると思うんだよね。」
ガンジス川「はい」
山 口「うちのギターの岩寺は、ティアドロップ型を使ってるよ。高校のときからずっとそうだし、厚さもミディアムだね。厚いピックを使っているのは見たことないな~。」
ガンジス川「俺は結構、厚いのですね!ハードです。ピックは、FERNANDESの1.2mmのが一番しっくりきていて、まとめ買いしてなくなったらまた買ってっていう感じで、それだけ使っていますね。」
山 口「いいんじゃない。自分の使いやすいピックを見つけられてるなら、それをずっと使っていていいと思うよ。ガンジス川、バンドはやっているの?」
ガンジス川「いえ、運動部なんですよ。」
山 口「え?何部?」
ガンジス川「ソフトテニス部です。」
山 口「お!僕は高校のとき、硬式テニスやってたよ。」
ガンジス川「本当ですか?でも、硬式テニスはダメです(笑)」
山 口「え?なんで?」
ガンジス川「ソフトテニスにとってはライバルなんで。」
山 口「え~、なんで?」
ガンジス川「みんな、硬式テニスは知ってるけど、ソフトテニスの事はなかなか知ってる人がいないんで。」
山 口「そんなことないじゃん。仲良くしようよ!(笑) ソフトテニスって思いっきり打つんだよね?硬式は回転かけないとダメだからね。……って、なんでテニスの話してんだろう、俺。ピックの話だろ!(笑) ……で、ガンジス川はスタジオでセッションとかしたことはある?」

サカナクション

ガンジス川「ないですね。」
山 口「そっか~、結構、おもしろいと思うよ。」
ガンジス川「見ているだけでも楽しそうなので、やってみたいです。」
山 口「そこでめちゃくちゃうまかったら、みんなが一気に「やべ~やつ来た!」ってなるからね。すごい練習しておいたら?」
ガンジス川「はい!」
山 口「BUMP OF CHICKEN先生のコピーもいいけど、サカナクション先生のコピーもやってください(笑)」
ガンジス川「なんか、難しそうなんですよ。音作りとか……結構、変わった音が多くないですか?」
山 口「そうだね。結構、LINE6のエフェクターとか使って音を変えたり、エフェクターじゃなくて、PC上で裏技みたいに音を変えたりしてるからね~。」
ガンジス川「そうなんですね。」
山 口「でも、同じにしなくて良いんだよ?今、自分のある楽器で、それをただやるだけでも良いと思う。ただ、リズムだね。グルーヴを理解するともっとギターが面白くなってくると思うけどね。応援してるから、頑張ってね。」
ガンジス川「はい!ありがとうございます。」
山 口「じゃあね、バイバイ。」

サカナクション

という訳で今回の授業は、ここまで。
山口先生、電話中にも言ってましたけど、直接、その場に行ってアドバイスできたらどんなに楽だろうって感じみたいですね。

「やっぱり電話だと、ちょっと距離を感じますね。実際に会って話したいです。いつか生徒たちを集めて、"音学" の授業をやりたいですね。
話を聞いたり、一緒に歌ったりとか。そういうのができると、もっと詳しい話ができるんじゃないかと思うし、ミュージシャンの実生活も伝えたいです。
最近、メジャーデビューすることがゴールになっている人が多い気がしているのですが、デビューする事がスタートですからね。その後のミュージシャンの実生活みたいなのとか、ミュージシャンとは……っていうのを、このサカナLOCKS! を使って話していけるといいなと思いますね。あ、先生が車を買った事とかね(笑) そういう話もどんどんしていこうと思っています。」

サカナクション

さて、現在出ている宿題は『小論文』の宿題です。

『 メジャーとインディーのメリット・デメリットについて140文字以内で述べなさい 』

「みんな、宿題の期日が決まっていないからって、出さないのはダメですよ!小論文になると提出率が落ちちゃうけど、それじゃサカナLOCKS! がなくなっちゃいますからね。よろしくお願いします。」

宿題の提出は【 コチラから 】お願いします!

サカナクション

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