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【絢香】
今回、イベントに参加して「こんなにも…」とおどろいた事、知った事がたくさんありました。10代の代表1人として、たくさんの人に知ってもらいたい。愛する人を守るため、そして自分を守るため。まずは家族から、友達から…少しずつでいいと思います。歌おう。話そう聞こう。そこから始まると思います。
【小田和正】
この曲はオフコースの頃、日本という国はどこへ行ってしまうんだろうという危機感に迫られて書きました。30年を経て、それをAIDSという課題に向かってたくさんのアーティストたちが一生懸命歌ってくれて、こんな形で自分も参加させてもらったこと、ほんとうに感謝しています。願わくは、一人でも多くの人たちにアーティストみんなの想いが届きますように。
【加藤ミリヤ】
「シュウさんの取り組みについて」私がデビューした年に、あるAIDS啓発イベントでシュウさんとご一緒させて頂いてから、会う度によくAIDSの話をします。私自身も中学、高校とAIDSを自分で勉強していたので、今こうして自分の歌で何かが出来ると思うと信じられない気持ちです。AIDSについて最も理解が必要なのは私たちのような10代です。私はその代表として、これからもシュウさんのようにAIDSの啓発を呼びかけていきたいです。
【TAKURO(GLAY)】
今回、仲間からの呼びかけでこのイベントに参加させていただく事になりました。僕たちの生活にとってとても身近な事なのに、知らないでいた事がたくさんあり、驚きの連続です。この曲を奏でる事で、もっとたくさんの人達の日頃の話題に上るようになれば…と願いギターを弾かせてもらいました。
【TAKE (Skoop On Somebody)】
今回、大好きなこの歌を歌えたことをとても嬉しく思い、一方でとても残念にもおもいます。「生まれ来る子供たちのために」これは30年前に小田さんが解き放ったメッセージです。 なのに、いまだその願いが叶っていないという現実が胸に痛く響くからです。
大阪のオカン流に言わせると「ほらみてみっ、だからなぁゆーたやろっ!!!」と怒られているような、包み込まれているような、背中を押されているような、、、そんなキモチで僕も、精一杯歌わせていただきました。
この曲を聴いた瞬間、あなたにも赤いバトンは渡されたのです。
「ひとり またひとり、、、」素敵な仲間が集えば、きっと素敵な事が起こるハズです。 この曲が永遠の名曲として、ただの素晴らしい音楽として、在れるような未来へ向かって。
【TERU (GLAY)】
ごく当たり前の事を当たり前にやっていく。
ただそれだけでいいと最近思う。
大切な人たちを守りたい。
子供たちを守りたい。
家族を守りたい。
ずっと笑顔を見ていたい。
ただそう思うから、
僕はこれからも出逢う人たちを大切に思いたい。
RED RIBBONの活動をたくさんの人たちに知ってほしい…前年に続き、今回もまた同じ気持ちで参加しますが、今は一刻も早く、この活動をしなくても良い時代が来てくれることを願っています。今「生まれ来る子供たちのために」を歌う事で、愛する人たちを守る事の大切さを改めて実感しています。
【一青窈】
自分に何ができるのだろう、と思っていたら
肩をたたかれた。
愛する人を 守り給え
何から何まで知っていると思っていたはずのあなたに
当たり前のように迷いや戸惑いがあって
それをひとつひとつ丁寧に溶かしてゆけるように
願いながら唄いました。
伝えたいことがまだまだある
知りたいこともまだまだある
帰りたいと思えるあなたがいる
これから生を授かる全ての子供たちが
同じ想いでいられますように…
勇気を与えてくれたこの曲に感謝します。
【RYO (ケツメイシ)】
歌うこと以外何も出来ない自分に一体何が出来るのか?
この曲の魂が多くの人の胸に届き、皆が改めて考えて貰える契機になればこれほど嬉しいことはありません。世界中の子供達、またその子供達に笑顔が溢れますように。
【若旦那 (湘南乃風)】
世の中には様々な困難があり、たくさんの悲しい涙がある。それを知らないふりして毎日すごせたらどんなに楽だろうか。俺は一人の人間として、そして一人の男として、自分だけよければなんてそんなくだらねぇ生き方したくないんだ。一人でも多くの命が生きてて良かったってって実感できることを願ってます。
山本シュウさんがあつい!俺も熱い!それを受け取るお前等も熱い!熱く生きようぜ、せっかくもらった命なんだから!
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「RED RIBBON Spiritual Song〜生まれ来る子供たちのために〜」ミュージックビデオ作品
【監督プロフィール】
丹下紘希 TANGE KOUKI
映像監督。68年岐阜に生まれる。
高校卒業後、大野一雄氏に師事。
東京造形大学在学中より旅に目覚め、いろんな国を旅しては風に吹かれ吹き飛ぶ。
97年には文化庁在外派遣芸術家としてNYに滞在。帰国後Yellow Brainを設立、代表を務める。
現在まで数多くのMusic Videoを作り続け、MTV、スペースシャワーTVにてBEST DIRECTOR賞はじめ受賞歴多数。また近年ではグラフィックのアートディレクションも手掛けている。
【ミュージックビデオ・コンセプト】
私たち人間は多くの時間を「歩く」事をして過ごします。
前向きに「歩く」事ばかりではないですが、自分の人生を心配事なく歩いて来た人々がその人生を立ち止まって振り返る瞬間とは一体どういう時なのでしょうか?
本作では文字通り「人生という道」を歩く人を描いています。
「歩く」という行為を通じて成長していき、HIVに感染した事を知って初めて真っ直ぐ歩けなくなり、立ち止まって苦悩しながらも乗り越えていくという内容です。
そしてそれはこの現代社会では誰にでも起こり得る事だという意味を込めて登場人物は髪形や洋服を統一してアイデンティティを保ちながらもばらばらな人達にそれぞれの世代を演じてもらいました。
あるカップルが人生の階段をのぼり、角を曲がり、時に駆け足になりながらもリズムに合わせて前を向いて共に一生を歩んでいく姿を象徴的に描きました。
【監督からのメッセージ】
HIVに感染したからといってそこで人生が終わりになるわけではない、未来がなくなるわけではない、という事をこのビデオで言っていますが僕は自分自身がもしも感染者だったらと考えると恐ろしくて震え上がってしまいます。未来なんて見ていけないと自暴自棄になるに違いありません。でもそれでも生きていく、なんとか前に歩いていける為の勇気と知識がほしいと思いました。
正しい知識を持てば子供を持つ事も出来るし、何十年も歩き続けていける、という事を多くの人に知ってもらい、感染者に対する差別や偏見が無くなっていくべきだと思います。
2007/11/15 丹下紘希
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