鳥糞じゃった 愛知県 16歳 男
2014.4.25
中学校から思いを寄せて3年目、あの3年間、彼女のことを思うたびに
胸が張り裂けそうな思いで毎日を過ごしていました。
今すぐにでもこの気持ちを伝えたいと思っていたけどチキンな僕は、
結局なにもできずに中学を卒業。
別々の道へと進んでいきました。
それでも、忘れられず彼女に連絡を続けていたら、夏の出来事。
彼女も含めた男女友達4人で遊ぶことになった夏祭り。
数日前にたまたま2人がドタキャン。
このままこの計画がなくなると思い、ダメもとで彼女に、
「2人で行かない?」
と誘ってみました。すると…なんとまさかのオッケーが!
あまりの嬉しさに心踊ると同時に、
3年間の思いをこの祭りで伝えようと決心しました。
そして迎えた当日。
駅で待ってた彼女を見て胸がドキドキした。
「さぁいこうか」
と一言いって隣同士で歩き出す。
それだけで心臓は張り裂けそうでした。
会場について屋台をまわる楽しいひと時。
そして花火の場所取り。
そして上がった打ち上げ花火。
「花火の音が大きくてちょっと苦手」
と笑いながら話す姿に、僕は思わず見とれていました。
ただ、花火会場では結局告白できずに会場をあとに。
お別れする駅で思いを告げようと、
お祭りのお客さんで満員になっている電車に
ゆられながら人生で1番ドキドキした時間を過ごしました。
そして電車から降り、改札口を出て別れようとした時に、僕は彼女を呼び止めました。
彼女が振り向き、一気に胸の鼓動が早くなる。
できればそこから逃げたかった。
でも「3年間の気持ちをここで絶対に伝えるんだ!」
そう思い…
「ずっと前から好きでした。付き合ってください」
…言えた。…やっと言えた。
3年間溜めた思いがなくなった安堵の気持ちと、
相手の答えを待つ緊張が入り混じる。
驚いたような彼女の眼差しをじっと見つめて答えを待った。
そして決心したように彼女はいった…
「ごめん…友達としか思えない」
僕の3年間の思いは儚く散った。
一瞬でパッと。
でもこの3年間の片思いがあったから今の自分がいると思う。
いい恋をした!
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