RN 玲那 14歳 大分県
いつもの場所でたくさんたわいもない話をしたあと
「じゃあまた明日」と手をふり、私たちは別れる。
小学校1年生の頃から友達である彼女は私にとっての大切な友達。
たくさん遊んだし、たくさんケンカもしたし、たくさん語った。
お互い誕生日のプレゼント交換とか一緒にカラオケに行ったりしたことはないけれどそれでも見えない絆があるって思う。
一緒に登下校出来る日はそう多くはない。
卒業したらそれはほぼできなくなってしまう。
なんだかそれはすごく寂しい。
だから私は3月の卒業までの毎日を大切にしたい。
行き30分、帰り20分とそう長くはない
登下校の時間を無駄にしないようにしたい。
何日も会わない日が続いたりすることが高校にいったらきっと多い。
だけど、同じ高校だったら会おうと思えばきっと会える。
私たちは同じ高校を目指してる。
彼女は私より何倍も何十倍も頭がいいからきっと受かるだろう。
私は彼女より頭はよくない。
けれど春彼女と笑いあいたいから。
春、必ず勝って笑うと書いて必笑したいから。
決して強くはない自分の心と闘いながら
春に向かって一歩一歩確実に歩いていきたい。
もう4ヶ月しかないのか まだ4ヶ月もあるのか
もう頑張れないのか まだ頑張るのか
私はまだ4ヶ月もあるからまだ頑張れる。
春、彼女1人であの高校には行かせない。