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四字熟語「湖混東西」
180人 創作に挑戦
総文祭 滋賀

 第39回全国高校総合文化祭「びわこ総文」の文芸部門は30日に滋賀県高島市で全体交流会があり、生徒約180人が「創作四字熟語」に挑戦した。大、中、新、旧など48の漢字のいずれかを使い、制限時間10分で考える。1人1語を作った後、数人ごとのグループで披露し合い、それぞれ一番良かった作品が壇上で発表された。
 三沢(青森県三沢市)3年の阿部昂星(こうせい)さんが作ったのは「大想自縛(たいそうじばく)」。想像力が過ぎると自分の行動を縛ってしまうという意味だ。「例えばこのステージで1歩でも動くと照明が落ちてくるんじゃないかと思い、怖くて動けなくなる」と話し、会場を沸かせた。
 神戸2年の石田舞さんは、総文祭に来て感じた思いを「湖混東西(ここんとうざい)」の4字に込めた。「出会うはずのなかった私たちが、文芸を通して琵琶湖の周りに集うことができた。その感動を表しました」
 また、容姿の優れた男性を指す「眉目(びもく)秀麗」にちなみ「非目習礼(ひもくしゅうれい)」を考えたのは七尾(石川県七尾市)2年の岩城喜大(よしひろ)さん。「イケメンは何をしても許されるのに、かっこよくない人はちょっとのことで怒られる。そんな不条理を表した」と説明。生徒たちが頭をひねったユニークな熟語が次々と発表された。

※朝日新聞 2015年7月31日 夕刊(大阪本社版)
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